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クトゥルフ〜死もまた死すべし〜 |
クトゥルフ神話を題材にした1〜5人で遊べる協力型ゲーム。協力型ゲームの例に漏れず、ミッションをクリアすれば全員の勝利というシステムで、パンデミックと同じく1人のプレイヤーの手番に全ての手順が含まれているので、人数による難易度の変化も最小限に抑えられている。 |
このゲーム最大の売りは巨大で素晴らしい出来のフィギュア。
さてシステムだが、屋内を舞台にしたクトゥルフ神話を題材にしたゲームと言えば「マンション・オブ・マッドネス」が有名だが、あっちがゲームマスターが必要なのに対し、こちらはゲームマスターが必要ない完全協力型とでもいうシステムで、要するにパンデミックみたいな感じ。 アクションは主に移動(一度に3部屋まで移動可能)、敵への攻撃、休息(合計3まで体力値とストレス値を回復)、アイテムや同行者の受け渡しの4種類がメインで、これをどのように組み合わせてもいい。 神話カードはパンデミックで言えば感染カードみたいなもので、だいたい怖いことが書いてある(笑) そして探索した場合は発見カードを引き、アイテムやら同行者を入手する。 謎とかは特に無い。要するにバトルゲームなのだ(笑)
キャラクターごとに3種類の技能を持っており、それぞれの技能がレベル4まで成長する。 ゲーム開始時にキャラクターには1枚ずつ狂気カードが配られ、そのキャラクターが元々持っている狂気としてゲームに影響してくる。 |
アダム。化夢宇留仁が塗装済。技能は「狂気こそ我が血肉」「射撃の名手」「タフネス」 「狂気こそ我が血肉」は、正気度が次のレベルにちょうどで達していたら緑ダイス1個追加。 2レベルではその直前のマスでも緑ダイス1個追加。 3レベルでは同条件で緑ダイス2個追加。 4レベルでは同じく3個追加である。 誰でも真の狂気直前では緑ダイス4個が追加されるのだが、この人の場合は「射撃の名手」の2個も加えると、最終的に2エリア離れた敵に緑ダイス9個追加で攻撃する(笑) エンシェントワンキラー。 |
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モーガン。化夢宇留仁が塗装済。技能は「守護者」「俊敏」「タフネス」 「守護者」は、同じ区画にいる探索者が攻撃を受けるとき、判定前にその攻撃を自分が代わりに受けることができる。 2レベルでは2エリア以内の探索者に対してそれが行える。 3レベルではその時ダイス2個まで振り直しができる。 4レベルではそうしたときにストレスを全て回復する。 まあまあ使いにくい能力だが、「タフネス」のレベルも上げて自分だけは戦場の隣りにいる状態でサポートするというのはなかなか強力だと思う。 |
エリザベス。化夢宇留仁が塗装済。技能は「幸運」「射撃の名手」「ステルス」 「幸運」は、1ターンにダイス1個を振り直すことができ、2レベルになるともう1個振り直すことができ、3レベルでは更にもう1個、4レベルになると1ロールにつき3個まで振り直すことができる。 基本振り直しの能力は強力なのだが、化夢宇留仁はなぜか振り直す前と同じ目が出る確率が異様に高く、ストレスの元に(汗) しかし流石に4レベルになると超強力。 |
ラスプーチン。化夢宇留仁が塗装済。技能は「不死の男」「神秘学の権威」「格闘術」 「不死の男」は、死ぬと1度だけ負傷を完全に回復した状態で蘇る。2レベルになるともう1回死ねる(笑)。3レベルでは蘇るときにストレスも全回復する。4レベルでは更にもう1回(合計3回)まで蘇ることができる。 まあラスプーチンなんだからこうなるとは思うが、それにしても滅茶苦茶な(笑) 「神秘学の権威」「格闘術」のセットでバリバリの近接戦闘タイプでもある。 |
シスター・ベス。化夢宇留仁が塗装済。技能は「神経過敏」「格闘術」「タフネス」 「神経過敏」は、ダイスロールジ正気度が減る触手マークの目の1個を成功の目としても数え、2レベルでは個数制限が無くなり、3レベルでは触手マークを成功とみなすごとに負傷を1回復し、4レベルでは出目に触手マークが2個以上あれば成功を3追加する。 バリバリの武闘派(笑) 「タフネス」もあるので敵の渦中で大暴れできるが、3種類の技能全てを伸ばせないのが悩みどころ。 |
アーメド。化夢宇留仁が塗装済。技能は「癒しの祈り」「ステルス」「神秘学の権威」 「癒しの祈り」は、ターン終了時に自分もしくは同じエリアに居る探索者のストレスまたは負傷を1回復する。2レベルでは同じくストレスまたは負傷を合計2まで回復。3レベルでは同じくストレスと負傷をそれぞれ2ずつ回復し、4レベルでは自分と自分と同じエリアにいる全探索者のストレスと負傷を2ずつ回復する。 アーメドがいると少々無茶をしても死ににくいので心強いが、アーメドの3種類の技能はどれも使いやすいのでどれを伸ばすのかが悩ましい。 |
キッド。化夢宇留仁が塗装済。技能は「ゲートの操作」「射撃の名手」「神秘学の権威」 「ゲートの操作」は、キッドがゲートにいるときにそのゲートに召喚されたモンスターとカルト信者は体力の1/2(切り上げ)のダメージを受ける。2レベルになるとその効果がゲートの隣接エリアにいても発動し、3レベルになるとゲートの1エリア以内にいれば安全な区画とみなされて休憩(ストレスと負傷を合計3回復)できるようになり、4レベルだと同条件で緑ダイスが1個追加され、さらにフリーアクションで休憩ができる。 彼女も3種類の技能のどれも強力なので悩ましいが、やはり白眉は固有技能の「ゲートの操作」だろう。 ただしゲートから離れてしまうと全く意味が無い(汗) それにしてもこのビジュアルで「射撃の名手」というのもいい感じ(笑) |
イアン。化夢宇留仁が塗装済。技能は「復讐への妄執」「格闘術」「俊敏」 「復讐への妄執」は、攻撃されて負傷すると攻撃した敵に1ダメージを与え、同時にストレスを1回復する。2レベルでは同条件で同じエリアに居る敵全てに1ダメージ。3レベルでは同条件で回復するストレスが2になる。4レベルでは同条件で2のダメージを与える。 技能の多くが2レベルから3レベルになったときの能力上昇は控えめになっており、他の技能に目移りするようになっているのだが、「復讐への妄執」はぜひ4レベルに到達したい。 しかし近接攻撃系の上に防御系の技能が無いので運が悪いとすぐ死ぬ(汗) |
ここからは敵の紹介。カルト信者。化夢宇留仁が半分塗りかけ。半分は未塗装。 形状が2種類あり、合計10人。 カルト信者はあらゆるシナリオに登場する(例外はあるかもしれない)いわゆるザコだが、シナリオによって仕えるエンシェントワンも変わってきて、シナリオ独自の能力がある場合も。 体力は2で、攻撃は緑ダイス2個である。 |
クトゥルフ様(笑)化夢宇留仁が塗装済。 エンシェントワンで、倒すためにはシナリオごとの条件を満たして儀式を妨害した上、3段階で合計36ダメージを与えなければならない。 クトゥルフを使用しているとゲーム盤上にルルイエトークンというものが配置されてゆき、そのエリアでは正気度がガンガン減らされる。 そうでなくても後半になると正気度がどんどん減っていくので、エンシェントワンの中でも結構強力な方だと思う。 またクトゥルフを使用しているときには自動的に「クトゥルフの落とし子」も登場し、これまた非常に強い(汗) |
こっちがそのクトゥルフの落とし子。化夢宇留仁が塗装済。 体力7で攻撃は黒ダイス3個とただでさえ強力なのに、そのエリアにルルイエトークンがあれば攻撃時も被攻撃時も結果に触手マーク2個が追加される(汗) |
ハスター。化夢宇留仁が塗装済。 エンシェントワンである。やはり儀式を妨害した上3段階で合計36ダメージを与えなければ倒れない。 これは基本的に全てのエンシェントワンで共通っぽい。例外もあるかもしれないが。 ハスター使用時には、探索者はちょくちょく黄色の印というものを受け取り、これを持っていると戦闘時に不利になったり問答無用で負傷したりする(汗) |
ハスターの弟子。化夢宇留仁が塗装済。 ハスター使用時のみ登場する。 体力2で攻撃は緑ダイス3個とカルト信者より少し強く、更にハスターの弟子からの攻撃で負傷すると、黄色の印を受け取るかその場にカルト信者を召喚するかを選ばされる。 なかなかいや〜〜〜な能力である。 |
深きもの。化夢宇留仁が塗りかけ。残りはベースだけだが。 元のイラストはベージュっぽかったが、もっと魚っぽい色にしてみた上に、一部メタリックに。 ちょっと仮面ライダーの敵っぽくもある(笑) 体力3で攻撃は黒ダイス1個+緑ダイス1個。 こいつが攻撃をして探索者にダメージを与えるとその場にもう1体召喚されるという嫌すぎる能力がある。下手すると切りなく襲われ続けることに(汗) |
忌まわしき狩人。化夢宇留仁が塗装済。あえてツヤ有りにしてある。 体力4、攻撃黒ダイス3個。 忌まわしき狩人を攻撃し、討ち漏らした場合、正気度を1消失する。 |
クトーニアン。化夢宇留仁が塗りかけ。 体力8、攻撃黒ダイス3個+緑ダイス1個。 このただでさえ洒落にならない強さの上に、攻撃時は1エリア以内の探索者全員にロールの結果全てを与えるという悪夢のような能力が(汗) 攻撃力という点ではまさに最強で、こいつはほんとに強すぎてバランスクラッシャーだと思う(汗) |
ビヤーキー。化夢宇留仁が塗りかけ。 体力3、攻撃黒ダイス1個+緑ダイス2個。 こいつの攻撃時は、古き印の出目も成功と数える(つまり探索者のダメージとなる)ので、実は結構凶悪なやつである。 まあ凶悪なやつしかいないのだが(汗) |
ショゴス。未塗装。体力10。攻撃黒ダイス2個+緑ダイス2個。 こいつが攻撃したとき、または攻撃されたときは、触手マーク1つにつき2の正気度を失う。 なにしろショゴスなので凶悪なのも仕方がない(笑) |
炎の精。未塗装。体力4。攻撃黒ダイス2個+緑ダイス1個。 こいつが攻撃すると、そのエリアに炎上トークンが置かれる。 炎上トークンはそのエリアを出た探索者に同数の炎上トークンを与え、ターン終了時にその分黒ダイスを振ってダメージを決めなければならない。 とにかくこいつが出てくると盤上のどこもかしこも炎上しはじめて大変なことになる(汗) |
グール。未塗装。体力2。攻撃黒ダイス1個+緑ダイス2個。 こいつに対して攻撃して討ち漏らすとそこにもう1体のグールが召喚される。 深きものに近い能力だが、こっちは体力が2しか無いのでまだマシ。 ただしこちらの攻撃時に増えるので、その後の敵の攻撃フェイズには増えたグールも一緒に攻撃してくる(汗) |
シーズン1-エピソード2 狂気の書物 シーズン1-エピソード3 死の舞踏 シーズン1-エピソード4 超自然の像 シーズン1-エピソード5 呪われた湖 シーズン1-エピソード6 言葉にできない時間 クトゥルフテーマの協力ゲームということで、例によって成功への難易度は高いが、このゲームの場合は発狂寸前のキャラクターの強さが半端ないので(笑)まだマシな方だと思う。 気楽さ 3 20230225 |