スモールワールド拡張 王国


 メガヘックスのような地形タイルがメインの拡張セット。
これまでに出た全てのセットに対応しており、11のシナリオも付属。
ちなみに説明書は日本語も含めた多言語版になっている。



 シナリオ1の6人用のセットアップをした例。これまでのセットよりも多くの面積を使用する。
微妙な六角形のタイルを組み合わせてマップを作るようになっており、裏面はアンダーグラウンドの地形になっている。白い棒は河(もしくは湖)の境界を示している。
種族や特殊能力タイル、ユニットは入っていないので、これまでに出たセットのものを使用することになる。

シナリオ1:いとしいしぇかい

 上記シナリオの4人プレイの1ターン目終了時の例。
このシナリオには特殊なルールは無い。水域は全て河として扱う。

シナリオ2:人生は長く静かでもない河

 4人プレイの3ターン終了時の例。
左右の端からしかマップに進入できないので、中央に向けた競争のような展開になる。

シナリオ3:ゴー・イースト

 4人プレイのゲーム終了時の例。
ゲーム盤の西の端からしかマップに進入できず(画像はスペースの都合上西が下になっている)、東の端には+1コインボーナスのついたエリアが並んでいるのだが、中央の水域が河ではなく海扱いなので、一部のユニットしか東の陸地には進入できない。
このときは東側に渡れるユニットがクラーケンしか出なかったので、そのプレイヤーが他が西の陸地でごちゃごちゃしているうちに東の高得点エリアを独占し続けて圧勝した(汗)

シナリオ4:私は山頂へ行った

 4人プレイの1ターン目終了時の例。
山頂(4人プレイでは3個所)にはそれぞれ4コインが置かれ、そこを征服していれば毎ターン1コインずつもらえる上に誰かが衰退すると補充される。
しかし山頂は元から防御力が4ある上に失われた種族までいるので征服には5ユニットが必要で、場合によってが他を優先したほうが良い場合も。

シナリオ5:錆びた玉座

 4人プレイの1ターン目終了時の例。
中央の島の山頂に「伝説の地」である「錆びた玉座」があり、ここを征服したものは毎ターン隣接エリアを征服しているプレイヤー(失われた種族の場合は銀行)の1エリアごとに1コインを奪える。
最大毎ターン5コインのボーナスになるので強力で取り合いになるが、場合によっては無視して他で征服エリア数を増やしたほうがいい場合もある。
隣接エリアを征服してすぐに引き払って価値を下げるのも手。

シナリオ6:大陸漂流説

 4人プレイの1ターン目終了時の例。
このシナリオではタイルを自由に配置して開始し、各プレイヤーのターン開始時に外側に位置するタイル1枚を好きな場所に移動できる。
状況次第ではそれで有利に進めることもできるが、そのためにはなかなか頭を使う。

 まだシナリオはあるが、流石にこれだけスモールワールドのソロプレイを続けていたら飽き飽きしてきたので(汗)、そのうちまたやる気になったら追記しようと思う。

 このセット自体はこれまで本シリーズの弱点だったゲーム盤の自由度を根本的に解決するもので、ヘビィなユーザーには必須だと思う。
しかしセットアップは非常にめんどくさい(汗)

気楽さ 3
言語依存 2

ソロプレイのしやすさ 5
 所有コインは一応隠蔽情報だが、そんなもの数えなければわからない。
化夢宇留仁の好き度 4

20250622