ストーンエイジ


 石器時代の家族が生活するゲーム・・・と言っても、ワーカープレイスメント(早い者勝ちで行動を選択するシステム)の元祖的なゲームなので、ワーカープレイスメントしかない(笑)。
したがって具体的なシミュレーション性は乏しい。
それでも選択肢が色々想像をかき立てる要素になっており、雰囲気は十二分に味わえた。
そしてひたすら色々な選択を迫られるので、シンプルな割に「ゲームした〜〜〜!」という濃密な時間を味わうことができる。
2〜4人用。



 3人プレイのゲーム開始時の例。
各プレイヤーには専用のボードが用意され、5個のコマ(人間)と、12の食料を持ってスタートする。
左下に立っている看板みたいなのはスタートプレイヤーマーカーである。


 自分の手番には自分のコマをボード上の配置可能な場所を1箇所選んで置く。
場所によっては1個だったり複数だったり2個絶対に必要だったりする。
画像の左上は狩り場で、誰でもいくつでもコマを置くことができる。中央奥は森で、ここには合計7個までのコマが置ける。
中央の青のコマが1個置かれているところは畑で、ここには1個しかコマが置けないのでもう他の色のコマが追加されることは無い。畑にコマを置くと毎ラウンド終了時に生産される食料が1人分増加する。
原始人のくせに畑を扱うとはなかなか文明的である。
右下の赤いコマ2つは家に置かれており、ここには必ず2個を同時に置かなければならず、それで定員いっぱいである。家にコマが置かれると、家族が1人増える。
このことから考えて、本ゲームの1ラウンドは約1年ということがわかる(笑)
ちなみに家族は最大10人まで増やすことができる。


 森では木材が採れ、切り出し場ではレンガが採れ、山では石が採れ、川では金が採れる。
どこもコマを7個まで置くことができる。
手前のトークンが積み上がっているところは道具製作所で、置けるコマは1個。
道具を手に入れると狩猟や資材獲得に利用できるようになる。

 4種類公開されている文明カードにコマを置くこともできる。置けるコマは各カード1個で、カードの上に描かれている個数の資材(種類は何でも構わない)を支払うことによって入手でき、様々な効果がある。
中にはゲーム終了時に大きな得点になるものも。


 メインの得点源になるのはこの建物タイルで、置けるコマは各タイル1個。
取得するにはタイルの下に描かれている資材を支払わなければならないが、どれも大きな得点になる。

 こうやって誰かが1箇所コマを置いたら次のプレイヤーという感じでコマを配置していき、全員がコマを置き終えたら、ファーストプレイヤーから置いたコマの処理をしていく。
どの場所から処理をするかはそれぞれのプレイヤーが選択できる。


 左の画像では狩り場に赤が3個、黄が4個置かれている。
赤はサイコロをコマの個数と同じ3個を振って、合計数の2毎に食料を1確保できる。
このとき道具を使って合計数を増やすこともできる。
右上の森には青のコマが4個置かれている。
森でも人数分のサイコロを振り、合計数の3毎に1の木材を入手でき、道具も使用できる。
レンガは4毎、石材は5毎、金は6毎というようにだんだん難度が上がっていく。

 全員が処理を終えたらお食事フェイズ。
それぞれが畑で得られるポイント分の食料を得たのち、所持するコマ数分の食料を消費しなければならない。
ここで食料が足らなくなると代わりに資材を消費し、それでも足らなくなると勝利点が10点減らされてしまうので、食料枯渇だけは絶対に避けなければならない。
 その後残った文明カードを右に寄せ(右のほうが獲得に必要な資材が少ない)、空いているマスにカードを補充し、建物タイルは売れた場所のタイルを表返す(最初に各山に7枚の建物タイルが置かれる)。
その後ファーストプレイヤーマーカーを左隣に移して次のラウンドが開始される。
 ゲームは文明カードの補充ができなくなるか、建物タイルのどれかの山が無くなった場合に終了し、ほとんどの場合は建物タイルの枯渇によって終了すると思われる。
ちなみに必要な資材が無くても文明カードや建物タイルの上にコマを置くことは可能で、その場合はコマを回収するだけになるので、わざとゲーム終了を遅らせるために入手できないカードやタイルの上にコマを置くこともできる。


 最後にボードの上の得点に加え、持っている文明カードの得点を計算する。
背景が緑のカードはその種類数を2乗する。画像の場合は3種類で3×3=9点で大したことはないが、5種類以上あればなかなか侮れない得点になる。
背景が砂地のカードは所持している要素に対して描かれている職人数を掛けることで得点になる。
画像の場合は農民×食料追加ポイントで全然大した事ないが、同じ種類のカードを集めると飛躍的に得点が伸びる。計画的に進歩させる要素と集めるカードを選べば高得点を狙えるのだ。


 ちうわけでワーカープレイスメントで毎手番いい感じに頭を使いつつ、原始時代の生活に思いを馳せることができる好ゲームである。
戦略としてはこの手のゲームではとにかく人数を増やすのが先決だが、建物の枯渇によって意外にサクッと終了するので、人数が少ない内にも得点チャンスは逃さないようにするのが重要になる。

 ちなみにセットには木製のサイコロ7個と本皮のカップもあって雰囲気を盛り上げてくれるが、カップは使いにくいのでボウルにしてほしかった(笑)

  とりあえず1つ疑問が。
原始時代に金には価値が認められただろうか?
このゲームでは得点化以外の具体的な用途が示されないので特に気になるのだと思うが、どちらにしても金を価値あるものとして扱えるのはもっと文明化されてからのように思う。
上記はこのゲームの残念なところでもあり、資材を食料と同じように使用しているイメージをもっと表現できていればと思わないでもない。
ただしそっちを突き詰めると「アグリコラ」になってしまうが(汗)
 またプレイ中資材に関しては×3から×6の掛け算や割り算を何度もすることになるので、なかなか脳みそが疲れるゲームでもある(笑)

 そうそう。ワーカープレイスメントシステムの利点を新たに1つ発見した。
ボードにマス目とかが必要ないので、非常に美しいボードになる(笑)。

気楽さ 3
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 5

化夢宇留仁の好き度 3

20260114


化夢宇留仁のボードゲーム天国