楽しい動物園
O Zoole Mio


 動物園の施設を競りで落として自分の動物園を育てていく。
同じ種類の動物コーナーを拡大させたり、木を植えたりベンチを配置したりして、お客さんに来てもらう。
2〜4人用。



 3人プレイ想定のゲーム開始状態の例。毎度のソロプレイなので通常とは全然異なる並べ方になっている。
奥のやたらに可愛い小屋みたいなのが各プレイヤーの動物園の看板で、その手前の5枚のタイルがこれから競られていく動物園の施設。
眼の前の白い円筒はコインなのだが、コインのくせにやたらに厚みがあって転がりまくるのにはまいった。
わざわざ価格を上げてまでコインをこの厚みにしたデザイナーに意図を問い詰めたい(汗)
旗竿は競りが同点だったとき用で、同じ金額を出していたら旗が上にある方が競り勝ち、そうなったらそのプレイヤーの端は一番下に移動する。

 ゲームは5年間でどれだけ動物園を発展させられたかを競う。
1年間は5枚の動物園タイルを競ることで再現される。
競りの方法は握り込み同時公開タイプ。
競りの結果動物園タイルを勝ち取ったら即座に自分の動物園に配置する。そのとき道が草原などで途切れないように配置しなければならない。


 1年目が終わったところ。5枚のタイルのうち、それぞれが競り勝ったものを自分の動物園に配置している。
動物には種類があり、それは施設の星の色で表される。
同じ種類の動物のエリアが縦か横につながっていれば、その星の数を合計できる。そうやって星の最大数(合計数ではない)が最大のところにはその色の客(画像の人形のコマ)が2人おとずれる。2番目の動物園には1人がおとずれる。ただしその種類の動物を所有している動物園が1つしかなければ、そこに来る客は1人だけである。
 タイルには植え込みが描かれているものがあり、これは動物園全体で合計し、その数が一番多いところには木のコマを2つ、1番目の動物園には1つが配置される。
これらはタイルが1枚落札される毎に判定するが、その結果の得点計算はその年が終わった次点で行われる。
得点はその動物園に置かれたコマの数で計算される。
画像の最初の年の得点計算は、左からポーキーパークがコマ1つで1点。クロコドームが7点、ヴィラゴリラが2点である。
クロコドームは青と赤の種類の動物でトップを取った上に黄色が2位、さらに植え込みの数でもトップだったのでいきなり飛び出した感じ。


 2年目終了時。
黒いコマはベンチで、園内の道が円を描くとその中央に配置される。これも得点計算時には1個と数える。
2年目の得点計算は各園のコマ×2点となる。3年目は×3、4年目は×4という感じで、年が進む毎に得点が大きくなっていく。


 ゲーム終了時。
2個所道がつながっていない配置ミスがある。置いた時は気づかなかったんだよう(汗)

 ちうわけでなかなか面白いゲームだと思うが、メインの競りシステムがソロプレイ不可能の握り込み同時公開なので対戦したことがない化夢宇留仁は正当な評価はできない。
できないがいくつか気になるところはあった。
まず競りが終わる毎に判定される星の数の増減とコマの移動だが、なんだか辛気臭くてチマチマしていてかったるい(汗)
そしてこう見えて動物園タイルの配置の難度が高く、せっかく競り落としたのに予定していたところに置けないということも起こりがち&化夢宇留仁のように配置ミスも(汗)
なので超可愛く作り込まれたコンポーネントとシステムに少しミスマッチがあるように感じたのだ。
 ちなみに画像は今回は使用しなかった「アクアシャーク」動物園。
やっぱ可愛い(笑)

気楽さ 4
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 1

化夢宇留仁の好き度 3

20250524