テネキー

 ユーモラスなパッケージのカードゲーム。
しかし中身はなかなかシビアなゲームである。
 要するにたくさんトーテムポールを建てたプレイヤーが勝ちというゲーム。ただしトーテムポールは誰が積み上げたかに関わらず、てっぺんを作った人のものになる。
7ラウンドで1ゲームで、手札は21枚。手札の内の3枚は普通のてっぺんカードで、2枚は登っている男、2枚はてっぺんに座っている女性である。普通のてっぺんカードは登っている男カードの上以外ならいつでも置ける。
登っている男カードの上には座っている女性カードしか置けないのだ。
そしてここからがこのゲームのミソなのだが、1ラウンドに使用できる手札は3枚のみで、その3枚は各ラウンドの最初に決めなければならない。
つまり限られたてっぺんカードをいつ使うのか、他のプレイヤーの状態も考慮して、ラウンドの開始時毎に選択しなければならないのである。

 ゲーム風景。
右に立っているのはそのラウンドの最初のプレイヤーを示すもので、毎ラウンド隣に移動する。
ラウンド最後の手番のプレイヤーが、次に最初のプレイヤーになるので、その瞬間のみ連続して2枚出せるのだ。


 こんな感じで積み上げていく。
一番手前のトーテムポールにはてっぺんカードが載ったところで、てっぺんカードの出し主の物となる。
中央は登っている男カードががんばっているが、トーテムポールの点数が低いので誰も女性カードを出そうとしない(笑)。

 こんな感じでライトなゲームではあるのだが、自分のてっぺんカードと点数の高いトーテムポールカードの残り枚数と相談しつつ、いかに他のプレイヤーの裏をかくかと考えなければならず、頭と神経を使う。
化夢宇留仁はこのゲームの勝率が実に低く、ゲーム後非常に疲れるので、こういう駆け引きは苦手なのだろう。
好きなんだけど(笑)。

気楽さ 4
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 0
最もソロプレイに向かない内容。試しに一人でやってみたけど、手番毎に記憶喪失にでもならないとゲームになりません(笑)。
化夢宇留仁の好き度 5

20091025