「アザトースの呪詛」を掛けようとするエイボン(20代)

 フォトショップ。
 クトゥルフ掲示板で、@2c氏に
「アザトースの呪詛」を掛けようとするエイボン(20代)
というリクエストをいただいた。
・・・・・
ほんとにこの人のリクエストはなんでこんなに難しいんでしょう(汗)。
 とりあえずスミスの小説やクトゥルフ・ワールドガイドなんかを読み直し、 雰囲気を掴むことに。
一通り資料を見てから状況を考える。
ハイパーボレアでエイボンが「アザトースの呪詛」を使わなければならないほどに追いつめられる場所・・・・やはりヴーアミタドレス山であろう。
また「魔術師エイボン」を読むと、彼はツァトゥグァの親戚を前に、教えられた言葉を連呼するのみで、他の呪文を使おうとはしていない。
「アザトースの呪詛」は強力な呪文で、あの状況で知っていれば使ったのは確実なので、彼は「アザトースの呪詛」を覚えていないと判断。
したがって、リクエストを膨らませると以下のようになった。

腕自慢を連れてヴーアミタドレス山に入ったが、ヴーアミの数に圧倒され、「アザトースの呪詛」を掛けようとするが、ちゃんと覚えておらず、慌てて魔道書をひもとくけど載っておらず、仲間を見捨てて逃げる直前のエイボン(20代)

エイボンって若い頃からこんな奴だと思う(笑)。

 状況は決まったので、それを鑑みてレイアウトを考える。
しかしこれがまた難しく、いくつも途中まで描いてはボツに(汗)。
最初はヴーアミタドレスの洞窟の中という設定だったのだが、どう描いてもうまくいかない上に、前に描いた黒人女性と似たような絵になってしまう。
 結局洞窟の中という設定もボツにして、ヴーアミタドレス山腹の洞窟入り口付近ということで更に描き直した。

 各自の装備などは主にスミスの「七つの呪い」を参考にしているが、だいぶいい加減になってしまった。

 また毛が抜けて変形しかかっているヴーアミも混ぜようかと思ったが、時代設定的に「クニガティン・ザウム」とは離れすぎているのでやめておいた。

 レイアウトが出来たら後はひたすら塗り塗り。
背景が月夜から山脈になったりしたが、大して変化していない。
今回は黒色を極力使わず、コントラストで距離感を出すようにしてみた。
ちょっとやりすぎたので後で調整したが、感じはどうだろうか。
 あと気になるところと言えば、もっとエイボンに困った顔をさせたかったというところかな。