日記の最後のエントリー

ロバート・マーキン 1882/3
ハロルド・コプレー 1882/8
マリオン・アレン 1883/8
クロフォード・ハリス 1915/1
セシル・ジョーンズ 1924/3
ルパート・メリウェザー 

 私は私と私の仲間達がこの片田舎に解き放した「もの」を心から恐れている。
今までのところは悪い結果はまだ現れていないが、私の死によって束縛が解かれ、生き物は自由になるだろう。
あれに殺されるであろう数多くの生命と霊が、すでに私の良心の上に重くのしかかっている。
あれをこの世から追い出すために必要な物は、まだあの呪われた家の中に置いてある。
アリオン・アレンがあの恐ろしい「妖蛆の秘密」から翻訳したあの文句だ。
私はもう弱ってしまってその役目を果たすことができないが、私はそれをやってくれるかもしれない人達を知っている。
あの人達が私を見捨てた場合には、ああ、我が魂に慈悲を与え給え。