麻雀しこ名

西

凪津波(なぎつなみ)
化夢宇留仁のしこ名。いつも降りてばかりで静かにしているが、時たますごいツキがついて、周りにダメージを与えるので、こういうしこ名になったようだ。
横綱は行き過ぎ。

横綱

降の虎(おりのとら)
しこ名を作った張本人。自分を横綱に据えるところからも、どんな人間かうかがい知れる。というのは半分冗談だが、実際うちのメンバーではけた外れに強かった。要するにみんながこいつのカモになっていたのである。
大暴力(だいぼうりょく)
カンが大好きなハードパンチャーの九州男児。気性が激しく、やることも激しい。
リンシャンドラ7、倍満なんてのを平気で上がる。カン材引かなかったら、どうやって上がるつもりだったんだ?

大関

搾流出寿(しぼるんです)
いつもナイフで切ったような細い目で、絞るべき牌を探している。彼に上に座られたら災難としか言いようがない。そうかと思うとジュンチャン三色高めをフリテンリーチで1発でつもったりもする。何度もする。手が付けられない。
月見山(つきみやま)
丸顔で、性格も満月のように明るい男。いつも冗談を絶やさない。
打ち方もまっすぐで、かつ力強い。
いい面子だった。
今どこで何してるんだろう。

関脇

大魔人(だいまじん)
ぱっと見たらこのしこ名に納得がいく。
弱きを助け・・・というところも似ているかも知れない。
打ち方は逆に細やかで、理由のある切り方をする。もっと打ってみたかった。
ムチキュッポン
すごく妙な打ち手。トマトは回さないと気が済まず、牌のにおいで危機を察知したりする。
彼の女性の好みは、むちむちで、きゅっと締まっていて・・・・・ぽんってなんだ?

小結

御褒美山(ごほうびやま)
人畜無害を絵に描いたような男。見た目はごつい大男で、麻雀もそんな打ち方。彼の「御褒美」と言いながらのリーチには、決して逆らってはいけない。特にチーソウなど切ろうものなら窓から飛んでゆくことになる。
降の虎は、一時期彼に寄生して生きていたらしい。
海雀王(かいじゃんおう)
スキューバが好きなさわやかな男。さわやかすぎて「実は裏ではどろどろしている」が定説になっていた。口の上下にほくろがあり、それもなぜかさわやかに思えた。
さわやかな打ち方をする。

前頭一枚目

ワイの海(わいのうみ)
若いのに一人称が「わい」の、浪花節ばりばりの変な奴。麻雀をギャンブルとして愛しているらしい。結構強いが、すぐ眠くなり舟をこぎ始めるので、長期戦に持ち込めば・・・と思えば、寝ながら倍満を上がったりする。うーん困った奴。
雄叫山(おたけびやま)
生まれは西部。というのは冗談だが、その姿、素行どこを取ってもインディアンを想像させた。ポンチョをよく着ていた。
打ち方は豪快きわまりなく、調子に乗ると手が付けられない。

前頭二枚目

吃驚仰天(びっくりぎょうてん)
降の虎の1番弟子らしい。要するに一番先にカモに決まった奴か?落ちついて打てば結構強い筈なのだが、見落としが多く、チョンボを多発する。親の時の「ロン、4000オール」は有名。この前やった時にはトリプルロンを喰らっていた。
若布髪
2回くらいやっただろうか。あまり覚えが無いな。

前頭三枚目

元神山
麻雀が好きな好青年・・・の筈だったが、周りをいらいらさせる特技を持っている。間の悪いときに言ってはならないことを言ってしまう質らしく、丁度ツボにはまって、大暴力にホントに殴られたこともある。
競技麻雀の大会で優勝した経験あり。
性犯罪(せいはんざい)
・・・・・とりあえず名に恥じない奴である。
ロリコンで、セックスで、ドラッグがロックンロールな感じの愉快な奴。
最近放送関係の仕事について、忙しくてなかなか会えなくなってしまった。

前頭四枚目

男前(おとこまえ)
その名の通り男前。今は声優としてがんばっている。この前パソコンのエッチゲームで、ヒロインの父親役をやったそうな。ゲームオーバー画面くさいな。
ホントに善人で、麻雀はなぜかびくびくしながら打っていた。
腋臭灘(わきがなだ)
でかい、臭い、うるさい、そしてタコ、と何拍子もそろった奴。
別に悪い奴ではなく、本人にも悪気はないと思うのだが、とにかく間が悪く、何事も考えられる限り最悪の結果を呼ぶ。
ああ、書いててくらくらしてきた。

前頭五枚目

渋の禿(しぶのはげ)
当時金髪で、光の加減によっては禿げて見えた。謎な性格で、突然知り合いにへちまの種を送ったりする。
麻雀になるといたって普通で、平和手をメインに渋く打つ。
うーん、文章にするとホントに変わった奴だな。
イキリ杉(いきりすぎ)
いつもいきっている面白い奴。ポーズを決めながら動いているので、見ていて面白い。電話に出る時のしゃべり方も面白い。アドリブアフレコをさせると、これまた面白い。
麻雀をしてても妙に面白い。

前頭六枚目

蛸南出寿(たこなんです)
そうなんです。タコなんです。
覚えたてと言うこともあるが、とにかく忘れっぽい奴で、なんでも忘れる。もちろんルールもすぐ忘れる。うちに来たら必ず何かおいて帰る。財布も何度もおいていった。そのうち息するのも忘れるかもしれない。
幻覚山(げんかくやま)
どうも人付き合いということ自体に慣れていないらしい、なんかすごい人。
幻覚を見るらしく(おいおい)チョンボが多い。なぜか江戸文化に詳しい。今は田舎の静岡で農業を営んでいるはず。

前頭七枚目

バリバリ山(ばりばりやま)
真っ正直で、誠意にあふれ、超パワフルな男。そのパワフルさは想像を絶する。とりの空揚げを食べながら、軟骨がうまいという話をしていたら、「そうですねぇ」と言いながら、ぶっとい骨をバリバリとかみ砕いていた。
同人誌(どうじんし)
よくは知らないがエッチな同人誌を描いていたらしい。プロになったという話も聞いたような気がする。
化夢宇留仁と同じアパートの下の階に住んでいた。

前頭八枚目

小牌王(しょうはいおう)
彼が打っている後ろで見ていたら、牌が足らない。あれあれ小牌だよと思っていると、なんと彼がリーチ!?倒れそうになる化夢宇留仁に、彼は自信ありげな笑みをよこした。しかも。しかもである。彼はそのリーチをつもったのだ。
ちなみに双子らしい。
染めの花(そめのはな)
雄叫山の彼女(当時)。どこか異国を感じさせる美人だった。2人そろってどっかの国から亡命でもしてきていたのか?
あまり哭かずに大物手を突然上がる。
こちらもツキ出すと手が付けられないが、2人ともが勝つことは希だった。

前頭九枚目

鴨葱若(かもねぎわか)
マンガの登場人物のような、本当のカモ。親がテレビ関係の有名なプロデューサーで、とりあえず金持ち。そして弱いけど麻雀は好き。
化夢宇留仁と降の虎は、彼と打つのをいつも夢見ていた。彼と打つときばかりは、化夢宇留仁にとっても麻雀はギャンブルになる。
南礼(なんれい)
何を言っても「なんれぇ?」と聞き返して、化夢宇留仁をくらくらさせていた変な奴。頭の中はホラーがつまっている。
麻雀の時はとにかく長考で、やっぱり化夢宇留仁をくらくらさせていた。
もしかしたら天敵かも。

前頭十枚目

長河(ちょうこう)
東に南礼がいれば、西には長河がいる。
とりあえず長考する。しかも鳴かないのにつもらずに考え込んだりする。
河もあくまで長く、下に座っていると河の流れが押し寄せてくる。そういえば髪も長かった。多分長生きするだろう。
微笑返(ほほえみがえし)
いつも微笑んでいる、というかそういう顔らしい。ある意味すごいポーカーフェイス。テンションもいつも高い。
結婚すると言っていたが、その後そんな話は聞かない。微笑みの裏に何かすごいドラマが隠されているのだろうか。

前頭十一枚目

放銃嵐(ほうじゅうあらし)
彼が乗ってくるとすごいことになる。振って振って振りまくると言う。化夢宇留仁は一緒に打ったのは数えるほどで、よくは知らないが。
関係ないが、降の虎は彼の純正チュウレンポウトウに振り込んだらしい。


麻雀しこ名、楽しんでいただけたでしょうか?
解説を書いてて思いました。
化夢宇留仁の知り合いは変な奴が多い。
化夢宇留仁も含めて。

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