2010年8月15日
緊急呼び出しゲーム会

 夕方にいきなり来いと言われ、迎えにまで来てもらってT家へ。
冷麺とかいろいろの夕ご飯をいただいた後、ビールを飲みながらゲーム。

「チケット・トゥ・ライド 乗車券」
ドイツゲーム大賞を受賞した路線接続ゲーム。一時期日本語版も出回っていた。

 このゲームでは路線をつなぐべき2つの駅が書かれた「乗車券カード」を手に入れ、それを実現するために色別の「鉄道カード」を集めて路線をつないでゆく。
手番にできることは「鉄道カード」を2枚引く。「乗車券カード」を3枚引いて、0〜2枚戻す。「鉄道カード」を出して路線をつなぐの3つのうち1つ。



 炬燵をはみ出るでかいボード。
駅と駅をつなぐ路線には2本並んだものもあり、ここは通常路線を2本置けるのだが、今回は化夢宇留仁とSさんとMさんの3人プレイなので1本しか置けない。
 最初に路線をつないだのは緑の化夢宇留仁で、ソルトレイクシティとデンバーをつないでいる。続いて青のSさんがデンバーとヘレナを接続。
 「乗車券カード」にはアメリカを横断するような長いコースもあれば、駅を3つほどつなぐだけで完成する短いコースもある。その長さに応じて得点が異なるが、ゲーム終了時までにつなげていなければ、そのままマイナス点になってしまう。
また路線はつないだ時点でも置いた列車コマの数に応じて得点される。
ゲーム終了時に一筆書きで最も長い路線を作っていた人には更に+10点のボーナスがある。



 続々と伸びていく路線。
上に並んでいるのは「鉄道カード」で、カードを引く時は公開されている5枚のどれかか、山札の好きなところから取れる。
ただし何色の路線にも使えるジョーカーの「鉄道カード」を場から取った場合は、その1枚を取っただけで手番は終了となる。

 結果 化夢宇留仁126、Sさん114、Mさん102
コツをつかんだところでもう1戦。


 今回も最初に列車コマを置いたのは化夢宇留仁だったが、その後MさんもSさんも化夢宇留仁の近くに路線を接続。
東海岸でいきなり鉄道戦争勃発である。


 案の定ぐちゃぐちゃになる東海岸(汗)。
Sさんが化夢宇留仁の道筋を妨害し、化夢宇留仁がやり返すという展開が2回も発生し、2人ともダメージを受けた。
化夢宇留仁は大回りを余儀なくされたし、Sさんは孤立してしまった路線が発生。
 近場で始めるとどうしてもこういう展開になるので、スタート地点はばらけさせた方がよさそうである。
後から置く場合は大回りにはなるが、列車コマが全く無駄になるということは少ない筈だし。
ただしピンポイントでどうしても置かなければならない路線はもちろん例外。



 結果 Mさん111、化夢宇留仁103、Sさん103
化夢宇留仁は苦労しながらも持っていた「乗車券カード」のお題を全てクリアし、勝ったかと思ったのだが、化夢宇留仁とSさんの激しい戦いの間、のびのびと路線をつないでいたMさんの勝利。
やはり争いはなるべく避けるべき(笑)。

 実は初めて人とプレイした「チケット・トゥ・ライド 乗車券」だが、予想通り面白かった。上記の通り他のプレイヤーに攻撃することもできるが、リスクが大きいので、それぞれが呑気に路線をつないでいくのが本来のプレイ方法だろう。
4人以上なら2車線も使用できるので、自然にそうなるのかもしれない。
誰にでも薦められるファミリーゲーム。


 次は「のりのり忍者の宝さがしゲーム」
おみやげで持ってきたのでルール説明もかねてプレイ。
2〜3人向けの子供向けゲームで、わざわざ説明するほどのルールも無いのだが(笑)


 とりあえずは緑の化夢宇留仁がゴールインして勝利。
このゲームはタイルの出方の運の要素が、勝敗だけではなく面白さにも大きく影響するのが問題。
いい感じに出ると激しいデッドヒートが繰り広げられるが、運が悪いとあっさり終わる(汗)。
今回は中間くらい(笑)。



 次は「アベ・カエサル」
限られたカードを出すことで進むレースゲームで、一番大きな数字の6はトップの時には出すことができない。
その他微妙な駆け引きが勝敗を分けるのだが、会社の昼休みにプレイした時には、単なる運ゲー扱いされてしまった(汗)
ゲームに慣れていないと駆け引き要素が微妙すぎて気づかないのだ。



 ボードはリバーシブルになっており、今回はその両面を走る方向を変えて全4回のレースで決着をつけるフルゲームをプレイ。
1回のレースではコースを3周するのだが、1周目か2周目にレースを観戦しているカエサルの前に行って、「アベ・カエサル!」と叫んでカエサルを称えなければならない(笑)。
 初戦ではトップのプレイヤーは6のカードを出せないという点をMさんに突かれ、ビッチリ背後につかれて最後には手札3枚が全て6のカードになってしまって失速(汗)。
いきなりツボをついた戦術を駆使されてしまった(汗)。


 2戦目の様子。
コースは場所によって幅が異なり、赤の戦車がいるところは幅が狭く、戦車1台しか入れない。
こんな場所を利用して後続に抜かれないように工夫するのだ。


 こんな感じでカエサルにご挨拶。
カエサルに挨拶すると、どうしても速度が落ち、しかも遠回りすることになるので、挨拶のタイミングも重要。

 最後の4戦目は序盤から中盤にかけて手札がショボすぎてず〜〜〜〜っとトロトロ走り(汗)。


 最後に6のカードを引き始めたが、時すでに遅し。
2人に大差をつけてゴールされていた(汗)。


順位   1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 勝ち点

1

Mさん 1(6) 2(4) 2(4) 1(6) 20

2

化夢宇留仁 3(3) 1(6) 1(6) 3(3) 18
3 Sさん 2(4) 3(3) 3(3) 2(4) 14

 最終結果。
Mさん見事優勝。やはり会社でプレイするのとはひと味もふた味も違いました(笑)。


 次は「エルパソ」
これも買ってから人とプレイする機会が無くて放置されていたゲームで、プレイヤーは西部の強盗犯となって掠奪を繰り返し、保安官が集まってきたら街を移ってゆく。
毎回保安官役がサイコロを振り(最大5個)、保安官バッジの目が出たら所定の位置に置き、次はバッジが出なかったサイコロのみ振る。5個全てが保安官バッジの目になってしまったら、その時持っていた略奪品は全て没収されてしまうので、その前に一部は持ったまま、その他は金塊に換えて次の街に向かわなければならない。



 4つ目の街まで進んだところ。
全部で6種類ある略奪先(金山、酒場、ホテル、銀行、馬牧場、牛牧場)は、最後のエルパソまでは全てそろった街は出てこないが、それまではその街にない略奪品は1:1の好条件で金塊に換えることができる。その為にはその前の街でその略奪品を確保して持ってこなければならない。
 左下に置かれているのが保安官バッジの目を出したサイコロで、画像の状況では次に保安官バッジの目が1個出れば、持っている略奪品を放棄して次の街に移らなければならない。
 略奪は一斉に手札から1枚のカードを出すことで行われる。
バッティングしたら、数字の大きい人から略奪品を獲得するが、略奪品は下から数字の大きい順に置かれているので、略奪品の数が足らない時以外は小さい数を出した方が得になる。
手札の補充は、手札を出した直後に、手札が6枚になるように好きなように取ることができる。無法者なので細かいことは考えないのだ(笑)。


 最後のエルパソの街では、全ての略奪品を1:1で金塊に換えられる。
最後に最も多くの金塊を持っていたプレイヤーの勝ち。

 このゲーム、チキンレースやバッティングと、色々な要素があるが、実は手札を早い者勝ちで補充できるというルールがキモである。
このルールによってゲームが進めば進むほどテンポアップしてゆき、本当に自分が無法者になったような雰囲気を感じることができるのだ。

 2回プレイし、結果は以下の通り。
1回目 化夢宇留仁66、Sさん37、Mさん29
2回目 Sさん42、Mさん34、化夢宇留仁39

 上記の通り実にテンポのいいゲームで、予想以上に面白かった。
本日一番の収穫。ぜひまたプレイしたい。

 その後ゲームの入った重い紙袋をぶらさげて電車で帰った。
次の日仕事だったのだ(泣)。
しかし今回はなかなかプレイする機会が得られなかったゲームをプレイできたのが嬉しかった。
やはりゲームはやってみないと分からないものだ。
また遊んでください〜〜〜〜〜〜♪♪♪

※「エルパソ」のルールの間違い2つにあとで気づいた。
1. カードは無くなったら表向きに捨てられている山をシャッフルせずにそのまま裏返して山札にする。
2.保安官役は1つの街毎に左隣のプレイヤーに移動する。
Sさんすみません(汗)

20100818
※20100829追記


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