第12回月例ゲーム会

 いつもの隠れ家で、いつもの4人に加えてダム氏と彼の後輩(化夢宇留仁の後輩でもあるのだが)のムコ氏、それに@2c氏の7名で遊んだ。
隠れ家は2階にあるのだが、実は3階にも部屋を借りているので、そこから机を持ってきてスペースを確保。

 まずは肩慣らしに「ピッグ10」をプレイ。
やってみて思ったが、このゲームは人数が多すぎるとなんだかよく分からない(笑)
遠くの方でカードがやりとりされたりしているが、手の出しようも無し(笑)。


 そもそも手札は3枚しかないし、バーストすると前の手番のプレイヤーにカードを持っていかれてしまうしで、 プレイヤーのあずかり知らないところでゲームが動くように出来ているのだが。
戦術もとにかく大きい数を早めに捨てて、狙えるなら10を取る。それくらいか。

 

結果
  ダム cerberus テノムフ ムコ @2c α 化夢宇留仁
1回戦 23 17 14 11 7 4 4
2回戦 9 20 12 9 8 9 13
合計 32 37 26 20 15 13 17

 ダム氏とムコ氏、それにテノムフ氏とαさんのそれぞれがコンビ打ちかと思われるほどカードを献上しまくり、どうなることかと思ったが、なぜか最終結果はcerberus氏の勝利。
 こういうままならないところがこのゲームの魅力の1つである(笑)


 次は少しは頭を使うゲームと言うことで、多人数ゲームの鉄板「ニムト」をプレイ。
今度は思考もそれなりに反映されるゲームなので、ほいほい負けるわけにはいかない。



 ゲームはいきなり波乱の展開となった。
最初のカードでいきなり104のカードでフタをされてしまい、1列が死亡(汗)。
ここは気合いを入れて挑まねばと思った直後、列が回収された後の展開を読み違えて牛だらけの列を回収することに(汗)。
その後はなんとか守り切るも、最初のダメージがでかかった。
 2回目は今度こそと気をつけるが、やはり1度ミスをして回収。

  α テノムフ cerberus ムコ 化夢宇留仁 @2c ダム
1回戦 0 -6 -20 -19 -27 -23 -10
2回戦 0 -4 -12 -18 -10 -17 -35
合計 0 -10 -32 -37 -37 -40 -45

 結果はなんとαさんの2連続無回収で、完全勝利。
テノムフ氏も渋く2位につけてるし、この夫婦通しやってるんとちがうか(笑)?


 今度は初プレイの「ギフトトラップ」
誰が誰にどんなプレゼントをあげるのか。
相手が欲しがっている物をプレゼントできれば得点。欲しかったプレゼントをもらっても得点。
しかし炒らない物をあげたりもらったりするとマイナス点になる。
システムはこれだけ。
完全なパーティーゲーム。



 ゲーム開始直後の様子。
プレゼントには大まかな価格で4段階に分かれており、そのラウンドの親がその中の1種類を選んで、その中から9つのプレゼントカードをめくって盤上に並べる。
 次に各プレイヤーは、自分以外のプレイヤーにどのプレゼントを渡すのか、手持ちのタイルで密かに決定して、そのタイルを裏向きでそのプレゼントを渡す相手に渡す。
そして各プレイヤーはプレゼントの上に「欲しいものベスト3」と「絶対いらないプレゼント」の計4枚のチップを裏向きに配置する。
あとは親から順番に自分の欲しいプレゼントといらないプレゼントを公開し、もらったプレゼントを1枚ずつめくって得点する。
ミソはもらいたい人にもらいたいプレゼントをあげた得点と、もらいたいプレゼントをもらった得点が別につけられ、その両方がゴールしないと勝ちにならないと言うところ。
その結果変な小細工はしにくくなっており、みんながとにかく相手が欲しそうなものを考えるという、健康的な(笑)思考になる。
ゲームを面白くしているのは駆け引きよりも変なプレゼントがいっぱい出てくるのと、友人の意外な一面を知ることができるところにある。
そういう意味では今回ダム氏以外とは初対面のムコ氏はハンデがついている。


 やってみると、化夢宇留仁が意外にみんなのことを分かっていて、かつ理解されているというのが分かった(笑)。
化夢宇留仁の紫のコマは贈る方ももらう方もバランスよく前進しているのが分かる。
対してオレンジのαさんはもらう方は得点が伸びているが、あげる方はスタートにとどまったまま。
まだまだみんなのことが分かってないな(笑)。



 ピンクの@2c氏は、あげる方は得点が伸びるのだが、もらう方が全然のびない。
誰にも理解されていない・・・(笑)
しかしそこにプレゼント「ブルドーザーの操縦権」が公開される。
ゲーム説明時にそのカードを観ていた@2c氏は、ぜひ欲しいと言っていたのだ。
当然そのプレゼントをみんながこぞって@2c氏に贈る。
化夢宇留仁以外の全員が贈っていた(汗)。
一気にもらう方のコマがゴールに突入する@2c氏(笑)。
それまでバランスよくのびていた化夢宇留仁、理解されまくって欲しいプレゼントをもらいまくって得点をのばしていたテノムフ氏(水色)、ゴールに最も近かったcerberus氏(グレー)にとってはたまったものではない(笑)。



 結局そのまま@2c氏が得点を伸ばしてコマを2つともゴールに入れ、@2c氏の勝利となった。
不正のにおいがする(笑)。

  @2c cerberus 化夢宇留仁 テノムフ α ダム ムコ
贈る 21 16 14 17 4 12 6
もらう 21 21 12 9 14 4 6
合計 42 37 26 26 18 16 12

 終わってみれば初対面のムコ氏が贈る方ももらう方も6点とふるわずに最下位。
あまり会う機会のないダム氏が16点でそれに続いているところなど、やはり知り合い同士の方が圧倒的に有利になっており、そういう意味ではちゃんと機能していると分かる。
普通のゲームとしては問題点かもしれないが、このテーマのパーティーゲームとしては優れている点だと言えるだろう。
そしてαさんがあげる方の得点が低いのは、要するに女性からは男性が理解しにくいだけかも(笑)。
なにより問題なのは、あまりにもすれ違いが多かったテノムフ氏とαさんの夫婦関係のような・・・・・(笑)

 とりあえず面白かったが、ちょっと人数が多すぎたような気はする。
なにしろ6人それぞれに喜びそうなプレゼントを選ぶなんて、現実世界でも大仕事である。


 お次は最近発売されて評判のいい人狼系のゲーム「レジスタンス」
人狼と大きく異なるのは、誰も最後まで脱落しないことと、直接誰かを糾弾する必要がないこと。
しかし大枠は似たような感じ。


 ゲームはプレイヤー全員に正体カードを配るところから始まる。
これでそのプレイヤーが「レジスタンス」なのか、政府の「スパイ」なのかが決定される。
次に最初のリーダーに決まった人が、全員目をつぶるように宣言し、その後「スパイ」陣営のプレイヤーのみ目を開けて、スパイ同士が確認しあう。
ちなみに今回の7人プレイでは、その内3人が「スパイ」になる。
ちうかスパイ多すぎ(笑)。
 レジスタンスの組織は、ゲーム中5回のミッションをこなす。
その内3回ミッションに成功すれば、レジスタンス陣営の勝利。3回失敗すればスパイ陣営の勝利である。
しかしミッションを行う前に、そのミッションを行うチームを編成しなければならない。
 何回目のミッションかで編成されるチームの人数は変化する。
自分を含めたチームメンバーを指名するのはそのラウンドのリーダーで、その編成に対して組織全員(つまりプレイヤー全員)の投票がある。
そのチーム編成が認められるかどうかは多数決で決まるのだ。
そしてこの投票がスパイを見極める材料になるのは言うまでもない。
もしチームが認められなかったら、リーダーを交代して編成からやり直すことになる。
もしチーム編成が5回続けて認められなかったら、組織の動きを停止させたとしてその時点でスパイ陣営の勝利となる。



 チーム編成が認められると、いよいよミッションの実行である。
今度はチームに編成されたメンバーがカードを出してミッションを成功に導くか、妨害するかを決定する。
レジスタンス陣営はここでは必ず「成功」のカードを出さなければならない。
スパイ陣営はどちらを出してもかまわない。
4ラウンド目を除き、1枚でも「妨害」カードが出されていたらミッションは失敗となる。
そして出されたカードは裏向きのままシャッフルされてから公開されるので、誰が妨害したのかは分からないのだ。
 画像は最初の2回のミッションは成功し、レジスタンス陣営の勝利目前という状態である。
今冷静に考えてみれば、どこでどのように思考するべきかもある程度は想像がつくが、この時は全員初めてということもあり、考えどころがどこかを見極めるのも難しかった。
 2回プレイし、化夢宇留仁は2回ともレジスタンス陣営。
レジスタンスとしてはミッションを行うチームにスパイを入れずにさっさとミッションを成功させたいところなのだが、それでは誰がスパイなのか分からないので、後半が不安でもある。
とか言っても最初のミッションでは誰がスパイなのかのヒントも無いわけで、チーム編成に反対する理由もない・・・・はずだったのだが、ムコ氏が反対(汗)。
どうも慣れていないムコ氏が、それでは正体がばれると気付かずにスパイの目的にまっすぐ向かった気配が(笑)。
そんなこんなで最初のプレイは3:1でレジスタンス陣営の勝利となった。
スパイは@2c氏、αさん、そしてやっぱりムコ氏だった(笑)。



 再戦。
今度も化夢宇留仁はレジスタンス陣営。
そして再びムコ氏の意味深な発言が。
レジスタンス陣営であれば選択の余地の無いはずのミッションの実行時に「どうしよっかな〜〜〜〜〜」ともらしたのだ。
勿論怪しまれまくるムコ氏(笑)。
 しかし結果は3:1でスパイ陣営の勝利となった。
スパイはテノムフ氏、αさん、@2c氏の3人。
今度は人狼ベテランの夫婦に完全にだまされたパターン。
それにしてもムコ氏はレジスタンスだったのか(笑)!
そして今回は投票時にレジスタンスの誰かが間違って「妨害」を出していたのが分かった。
あとからでは誰が出したのかはさっぱり分からない。
しかし道理で混沌としていたわけである。

 「レジスタンス」は今までにプレイした人狼系のゲームでは一番面白かった。
やっぱり理由もなく誰かを裏切り者扱いしなければならないということが無いのが嬉しい。
はったりは勿論あるにせよ、このゲームではちゃんとした事実を元に推理することができるのだ。


 次は「ドミニオン」シリーズ。
と言うのも多人数で出来るゲームはパーティーゲームか人狼系みたいになってしまうのが多くて、そんなのばっかりもどうかと重い、隠れ家にあるのと併せて2セットで2卓立ててみることにしたのだ。
しかしそれだと基本セットのカードしか使えず、それでは少し物足りなかったので、拡張セットの中からお勧めのカードを選んできた。
王国カードはとりあえず7種までは基本セットからランダムに選び、残りの3種はそれぞれの卓で拡張のカードからランダムに選ぶことになった。

 なんとなく座っていた場所でそのままプレイしやすいメンバーに分けると、A卓はテノムフ氏、cerberus氏、@2c氏の3人、残りの4人がB卓ということになった。

 両卓共通の7種類の王国カードは、「庭園」「民兵」「泥棒」「礼拝堂」「鍛冶屋」「村」「祝宴」と決まった。
そしてA卓の拡張カードは「馬上槍試合」「道化師」「仮面舞踏会」となった。
B卓の拡張カードは「改良」「男爵」「灯台」


  B卓の化夢宇留仁は「男爵」でスタートダッシュし、「改良」で余計なカードを廃棄し、「村」「鍛冶屋」でノーマルに攻める作戦。
「礼拝堂」での圧縮や「庭園」&「男爵」も考えたが、同じ卓のダム氏とムコ氏は初ドミニオンなので、大人げないかと封印(笑)。


 化夢宇留仁は特にミス無く進めたのだが、その目の前でαさんが次々と「金貨」を買っていくのにはまいった。
こっちは思いつく限り一番効率的にカードを買っているはずなのに、全然「金貨」にたどり着けていないのだ(汗)
「民兵」をビシビシ効かされたのも大きい。
どうしようかと思っている内にゲーム終了(汗)
 結果 αさん40、化夢宇留仁36、ダム氏32、ムコ氏32

 A卓の方は「馬上槍試合」が猛威をふるい、馬を乗りこなしたテノムフ氏の勝利となった。
 テノムフ氏66、cerberus氏48、@2c氏43


 もう1回プレイ。
さっきの順位を参考に席替えし、A卓は@2c氏、ダム氏、ムコ氏の3人。残り4人がB卓になった。
 基本セットからの7種は「市場」「祝祭」「礼拝堂」「役人」「密偵」「庭園」「議事堂」
A卓の拡張カードは「品評会」「宮廷」「引揚水夫」
B卓は「移動動物園」「原住民の村」「宝物庫」となった。

 なかなか濃い〜サプライで、色々な方針が考えられるが、化夢宇留仁は今回は「礼拝堂」の圧縮をメインに、「祝祭」「役人」で戦う計画とした。
テノムフ氏も同じような作戦らしい。
しかし!
再びαさんがガンガン「金貨」を買ってゆく。
どうして圧縮より速いの(汗)!?
 結果 αさん28、化夢宇留仁25、テノムフ氏23、cerberus氏15

 A卓は長期戦になり、ドロドロの戦いの様相を呈していたが、最終的には@2c氏が僅差で勝利。
 @2c氏50、ダム氏49、ムコ氏32

  α @2c テノムフ 化夢宇留仁 cerberus ダム ムコ
1回戦 40 43 66 36 48 32 32
2回戦 28 50 23 25 15 49 32
得失点差 68 93 89 61 63 81 64
勝ち点 8 5 5 4 2 2 1

 最初は得失点差で結果を見ようと言っていたのだが、卓によって平均得点があまりにも異なるので参考にもならないと分かった(汗)。
なにしろ1回戦2回戦ともに、B卓のトップ得点を、A卓最下位の得点が上回っているのだ(汗)。
そこで1位4点、2位2点、3位1点、4位0点で計算したのが一番下の行。
αさんの圧勝である。
とにかくスピーディに「金貨」を買ってゆくので手がつけられなかった。

 ドミニオン2卓開催は準備不足もあったが、やはり面白かった。
今回の最大の収穫はやはり「レジスタンス」だろう。
化夢宇留仁初の人狼系のゲームで気に入った作品になった。
それにしても今日のαさんはほんとに強かった(汗)

20111208


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