2013年10月20日
第28回月例ボドゲ会


 ここ何回か化夢宇留仁が用事で出席できなかった。
しかしその間に何回ボドゲ会があったか把握できなかったので、28回としている。

 ON氏が遅れてくるということで、SRさん、OK氏、化夢宇留仁、cerberus氏、MD氏の5人で軽いゲームで時間をつぶそうと「ゲシェンク」をプレイ。

 いつ見ても地味なプレイの様子(笑)。
しかしゲーム内容は常時ジレンマに悩まされたプレイヤーのうめき声が聞こえるにぎやかな(?)ものとなっている。
 結果 cerberus氏-15、SRさん-31、OK氏-39、MD氏-52、化夢宇留仁-64
 化夢宇留仁はほんとにこのゲームが苦手だ(笑)。


 ON氏がまだ来ないので、最近買ったばかりの「王宮のささやき」をお試しで1ラウンドだけプレイしてみる。

 このゲームは王宮内の陰謀をテーマにしているカードゲームである。
それぞれのプレイヤー色のカードセットを混ぜて配り、各プレイヤーは多くの種類のキャラクターカードを自分の前に並べる(味方に引き入れる)ことを目指す。
しかし同じキャラクターのカードを出さざるを得なくなったらゲームオーバーで、手番は前のプレイヤーが出したカードの色によって強制的に決定され、更にカードの能力によって手札の交換などのイベントが発生する。



 化夢宇留仁の手札の例。
青が1枚と黄色が1枚と茶色が3枚。
茶色は誰の色でもなく、このカードが出されたら次は一番手前に出している(ディスプレイしている)カードが少ないプレイヤーの手番となる。
色はいいとして、問題はマッシュルームカットのおっさん「給仕」のカードが手札に2枚あり、しかも見えにくいがこのカードはすでにディスプレイに出しているということである。
つまりこれ以上「給仕」は1枚も出せないのに、手札に2枚も存在するのだ。
なんとかして他のプレイヤーに押しつけなければならない。

 最終的にはcerberus氏がカードの能力でコンボを繰り出し、3回も手番を続けたあげく、最後に同じキャラクターを出さざるを得なくなって自爆(笑)して終了した。
 このゲームは箱も地味で見逃されがちだが、実に面白い。
これはぜひ近々フルゲームを遊んでみたい。
ちなみに最近コンポーネントを一新した日本語版が出たが、あまりのセンスの悪さにくらくら状態で、ドイツ語版を買えてほんとによかったと思っている。
あの酷い日本語版しか手に入らなくなる前に、ドイツ語版を購入することをお勧めする。


 

 ようやくON氏が到着したので、次のゲームを。
 前から化夢宇留仁の希望に、色々なゲームの拡張セットを遊びたいというのがあり、今回は「カルカソンヌ」とその拡張である「追加キット2」をプレイすることに。


 ゲーム開始♪
まずはこの青い袋。これもこの拡張セットについている。
印刷のタイミングによって、タイルの裏の色が異なる場合があるのへのフォロー。



 基本的には相変わらずのカルカソンヌ。
左上の都市に印刷されているマークは、商品マークで、この都市を完成させたプレイヤーは、その都市にある商品マークの数分、対応した商品チップをもらえる。
ゲーム終了時にそれぞれのチップを一番多く持っていたプレイヤーには10点が与えられるのだ。
 また上記の都市の近くにある橋のある道も追加タイルである。
これを使えば十字路でも道が途切れなくなるのだ。
 ちなみに化夢宇留仁が黄色。SRさんは赤、MD氏が青、cerberus氏が緑、ON氏は黒、OK氏はグレー。
このグレーのコマは拡張1のもの。


 画面中央のヘンテコな形のコマも追加要素。
これは建築士で、道か都市にこのコマを置いておくと、その地形を伸ばした時にもう1手番追加で行えるのだ。
結構強力。

 こいつは見ての通りブタである。
自分の農夫を置いている草原に置くことができる。
ブタがいる草原は、ゲーム終了時の隣接都市の得点が3ではなく4になる。
得点的には大したことはないが、可愛い(笑)。



 ゲーム中盤。
 SRさんが中央の都市を完成させ、小麦チップを4枚手に入れた。
もはや小麦の10点はSRさんに決定である。
「完成させたプレイヤー」というのは今までにない要素で、なかなか予測しにくい。



 みんなそれぞれ得点を伸ばすべく悩む。
ちなみに今回は修道院が出てくるのが遅くかったのが印象的だった。
それにしてもON氏、そこまで悩まなくても(笑)


 完成したカルカソンヌ。
最終得点は、化夢宇留仁81、OK氏75、cerberus氏73、SRさん69、ON氏54、MD氏49
 化夢宇留仁は61点しかなかったのだが、最後に商品チップのボーナスが20点も入って逆転♪
勝負を大きく左右する拡張である。
 こんな投資で拡張セットをプレイして、最終的には全ての拡張を入れた大カルカソンヌをプレイしてみたいぞ(笑)


 次はMD氏の提案で「ロボラリー」
だいぶ前から持ってはいたのだがルールが難しそうで後回しにしていたのだが、MD氏によると基本ルールを高等で説明されたら一発で分かるということだった。



 で、説明してもらったら一発で分かったのでプレイ開始(笑)。
「ロボラリー」はプロット式のロボットのレースゲームである。
手前のステイタスカードの上に5枚の移動カードを配置して、1枚ずつ同時公開。
カードに書かれている数字の順番で移動する。
ステイタスカードは、その他電源のオンオフ、残り機数、ダメージ状態などが表示される。



 変形可能なメインボード。
半透明で緑色のフラッグが3つあるが、これらに順番にたどり着ければゴールである。
しかしプロットする時間は限られているし、移動床などのトラップもやまほどあって、なかなか簡単にはたどり着けない。



 しかもロボットは移動が一段落する毎に前方にビーム攻撃を行う。
それを喰らったら1ダメージ。
画面では開始早々スチームパンクっぽい戦車のMD氏と、砲台っぽいOK氏のロボットが向き合って撃ち合っている(笑)。
 また移動のミスで盤外に出てしまったら破壊されたとみなされる上に、移動先に他のロボットがいたらそれを押し出してしまう。
そんなこんなでゴールどころか生きていくだけでもなかなか大変なのだ(笑)。



 手前の円盤みたいなのはON氏、奥の方の旧ドイツの3号戦車みたいなのが化夢宇留仁、更に奧のひっくりがえって脚が上に出ているのがSRさん。


 真っ先にフラッグ1にたどり着いた電子レンジみたいな形のロボットはcerberus氏である。



 みんなcerberus氏に遅れるなとばかりフラッグ1に向かうが、なぜかスタートエリアから出られない左下のMD氏のロボ。
インストしたのに(笑)
 その頃化夢宇留仁の戦車ロボは、移動床に乗ろうとしていた。
フラッグ1にたどり着くためにはどうしても乗らなければならないのだ。
そして床に乗り、前進した後で来た手札が下の画像。


 全部旋回(汗)
画面右奧では、フラッグ1のすぐ隣の移動床に乗った化夢宇留仁のロボットが。
化夢宇留仁のロボはこの先5ターン旋回しかできないわけだが、移動床の2マス先は盤外である(泣)



 こうしてそこら中で悲鳴があがり、ボロボロになりながらゲームは進んだ。
結果なんとか持ち直した化夢宇留仁が3つのフラッグを取って勝利。
 「ロボラリー」は面白いと評判は聞いていたのだが、まさに評判通りだった。
同時プロット式のゲームは色々あるが、やはりロボットというテーマが一番しっくり来ると思う。
とにかくプレイ中爆笑が絶えない名作である。
今度はカードの訳シールも準備して、追加ルールも含めてプレイしてみたい。


 最後に化夢宇留仁、SRさん、ON氏、MD氏、cerberus氏の5人で「クク」の「カンビオ」をショートルールでプレイ。
1枚だけの手札を隣のプレイヤーと交換するかどうか、それを1順して一番弱いカードを持っていた人がペナルティ。
だんだん人が減ってゆき、残った人がチップを総取りする大昔からあるギャンブルゲームである。



 化夢宇留仁の持っているのは-2のお面のカード。
最弱ではないにしろ、かなり弱い。カードには「お面はバケツに及ばない」と書かれている。
バケツくらいには勝ってほしい(汗)
もちろん基本的には隣のプレイヤーと交換したいカードなのだが、もっと弱いカードもたくさんあるので迷うところ。
とにかくその場の最弱でなければいいのだ。



 ゲームはON氏が要領よく進め、トップで終了した。
結果 ON氏28、MD氏27、cerberus氏16、SRさん4、化夢宇留仁0(汗)
化夢宇留仁はとにかくボロボロだった(汗)
 名作と名高い「クク」だが、これも評判通り実に切れ味の鋭いゲームだった。
脱落方式など、ギャンブルならではのかったるいところはありはするが、実に渋く面白いゲームなのは間違いない。

 ちうわけで終了。
今回は持っていたけどプレイできていなかったゲームがたくさんプレイできてよかった。
「ロボラリー」がそこそこ長かったのでゲームの種類は少なめだが、充実した内容でした。
みなさんありがとうございました♪

20131110



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