2015年3月17日b 「EWE 英国の戦い」をソロプレイしてみた


 EWEつながりで。
だいぶ前に購入してあったのだが、プレイする機会が無かった本作を目についたこの機会に(笑)やってみることに。
 1940年7月から1941年5月頃にかけて行われたドイツ空軍によるイギリス攻撃、いわゆる「バトル・オブ・ブリテン」を再現したゲームである。
1ヘクス約23km。 1ユニットはイギリス軍は40〜50機、ドイツ軍は120〜150機を表しているらしい。
なんだかそう考えるとドイツ軍戦闘機がすごく弱く評価されてるな(笑)



 初期配置。
イギリス軍(青)は表になっているユニット以外は自由配置。
裏返してどこにどのユニットがいるのかドイツ軍に分からなくしているわけだが、もちろん今回はソロプレイなので効果無し(笑)
ドイツ軍(緑)はイギリス軍の配置を見てから、一定範囲内に自由配置。
北西にも配置できるのは、ノルウェー、デンマークより飛来した機体を示している。
 勝利のためにはドイツ軍は一定の施設を一定数以上破壊するか、その条件が満たされなければ5ターン終了時のVPの多い方が勝ちとなる。


 1ターン。
ドイツ軍の移動終了状態。
ドイツからの攻撃隊は数にものを言わせてとにかく正面から突っ込む。
ノルウェー方面からの部隊は隠密行動を主とし、できればイギリス軍に気付かれないように内陸へ進入したいので、今回はイギリスのレーダー範囲(赤丸)の手前まで。
 その後ドイツ軍の攻撃が始まる。
攻撃は以下の3種類があり、上から順番に処理していく。
1.空中戦 航空機どうしの戦い
2.機銃掃射 敵基地に待機している航空機への攻撃
3.爆撃  爆撃機による爆弾投下
 今回はドルニエDo17によるレーダー基地(赤いアイコン)への爆撃のみが行われ、見事成功した。
ちなみにレーダー基地は全部で6つあり、その内4つを破壊すればドイツ軍の勝利となる。
また爆撃に成功した爆撃機ユニットはその場で裏返されて爆撃成功マーカーとなるので、再利用は効かない。

 続くイギリス軍フェイズにおいて、レーダー範囲内にいたハリケーンが緊急発進し、ドイツ軍編隊の中のハインケルHe111爆撃機隊に攻撃を仕掛けたが、結果は引き分けとなり、どちらにも被害は出なかった。
ちなみに画面では緑のHe111が青のハリケーンの上に載っていて、あたかもHe111の方があとで移動したように見えるが、これはこのゲームのシステムによるもので、戦闘結果が引き分けになった場合は攻撃を受けた方が上にのるようになっているのだ。


 2ターン。

ドイツ軍の移動終了時。
全機一斉攻撃の様相。イギリス機の上にドイツ機が裏返って載っているのは、基地に待機している敵機への機銃掃射を行っているユニットである。
イギリス軍機がスクランブル発進する条件は、その基地のレーダー範囲内または2ヘクス以内へのドイツ機の進入である。
今見なおして気付いたが、南西のポートランド付近のイギリス機は前ターンにドイツ機がレーダー範囲内に入っているのですでに行動可能になっているはず。
どうも見落としたらしい(汗)
ノルウェーからの部隊もレーダー範囲に突入した。
またポートランド付近ではまたレーダー基地に爆撃を敢行し、これを破壊した。

 南東部ではまさに全力攻撃。
戦闘機はハリケーンに襲いかかり、爆撃機であるHe111はイギリス内陸へ進入。1ユニットがロンドンを爆撃した。
結果ハリケーン1ユニットを撃墜。
ロンドンの空爆も成功した。
ロンドンの得点はゲーム中最高の9。これでドイツ軍の得点は12になった(ロンドン9+レーダー基地1×2+撃墜1×1)。
イギリス軍の得点は1ターンに撃墜したDo17の1点のみ。
イギリス軍も逆にドイツ領を爆撃するすることで得点でき、基地(ハーケンクロイツマーク)1点、軍港3点になるが、ロンドンの9点がでかすぎてこのまま得点勝負になったら勝ち目は薄い。
どうやらドイツ機を発見したら、イギリス機は真っ先にロンドン上空に守りに入らなければならなかったらしい(汗)
しかしロンドンだけを守っていればいいわけではなく、ドイツ軍はイギリスのレーダー基地を4カ所破壊しても勝利条件を満たす。つまりあと2カ所である。


 イギリス軍移動終了時。
ドイツ軍の機銃掃射は全て失敗し、スピットファイヤ戦闘機はなんとか迎撃に上がることができた。
手近に爆撃機がいればそれを攻撃し、そうでなければなるべく与しやすそうなBf110を狙う。
奥地からはさっきは様子を見ていたイギリス軍ウェリントン爆撃機隊が南下を開始。
1機が1つのドイツ軍軍港の爆撃に成功すれば、3機の合計でようやくロンドンの点数を帳消しにできる計算である(汗)

 攻撃結果はHe111とMe110を1ユニットずつ撃墜したが、ハリケーンとスピットファイヤ1機ずつが返り討ちに。
まさに痛み分けだが、弱そうなのを狙った結果としてはイギリス軍の方がきついかも。

 3ターン。
ドイツ軍の攻撃により、スピットファイヤ3ユニットが撃墜される。
ドイツ軍のダメージはMe110が1ユニットのみ。
これはイギリス軍にとってあまりにきつい状況。
よりによって一番頼りにしているスピットファイヤが・・・(ドイツ軍のBf109と互角に戦えるのはスピットファイヤだけなのだ)
またノルウェーからの部隊が北東部のレーダー基地を爆撃してこれを破壊。
あと1カ所レーダー基地を破壊すればドイツ軍のサドンデス勝利となる。



 イギリス軍の反撃。
5カ所で空中戦が繰り広げられた結果、イギリス軍の被害無し。ドイツ軍はユンカースJu87爆撃機1ユニットと、メッサーシュミットBf109戦闘機2ユニットが撃墜された。


 4ターン。
ドイツ軍の移動終了状態。
2カ所のレーダー基地に爆撃を敢行。
その他各所で全力攻撃。


 この攻撃の結果、Bf110戦闘機2ユニット、Bf109戦闘機2ユニット、そしてHe111爆撃機1ユニットが撃墜された。


 しかしレーダー基地への爆撃は成功。
合計5カ所のレーダー基地を破壊し、ドイツ軍の勝利が確定した。

 ・・・・見返してみて、あまりのポカの多さに唖然とした(汗)
これでは全然ゲームになっていない。
評価のしようもない。
どうしたのだろう。熱でもあったか(汗)?
近い内にちゃんとすべきことはして、すべきじゃないことはしないという普通の条件(笑)を守ってやりなおしてみたい。

2015521


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