5月2日
 第6回深九師杯の予選の内の1局。対UMAさん戦が終局。
9路互先で白をもち、なんとか2目半の勝利を得た。

 棋譜ソフトで並べて考えるのはしないようにしていたのだが、結果が大事な大会は別。
頭でも考え、並べても考えて慎重に打っていった。
 初手は黒の出方を見て、分断されてもどちらも活きられるように考えたのだが、7手目で痛い三三打ちをもらったので、中央と右下で活きる方向に変更。
左下の黒を殺せれば勝ちと思っていたが、21手目でアッサリ活きられてしまった(汗)。
 気を取り直して考えてみると、左下の黒は小さく、そのまわりの白は厚くなったので、ヨセを頑張ればまだまだ望みがありそうである。そこで22手目では左下はコウ材になることも考え、手抜きして右辺へ攻め込んだ。
この時点で止められたら上辺中央の断点から荒らし、そうじゃなければサルワタリで寄せまくろうと心に決めていた。 結果はサルワタリの方に。
この時点で余程の失敗をしなければ地で勝てそうだと判断。
それが油断を生み、28手目の不用意な2段サルワタリを打ってしまった。結果、やはりUMAさんは隙を見逃さず、先端の2子を取られてしまった。
 ここらでやっと目算らしきものをしてみると、このダメージがあってもなんとか勝っているようである。
もっと早く目算が出来ていれば、こんな無謀な攻撃はしないですんだものを。
やはり早い段階での目算は大切だと痛感した。
その後はUMAさんに寄せまくられたが、 なんとかコミの分は残までは削られずにすんだ。
 これで「全敗は回避する」という目標を達成できた(笑)。

 今(5月30日)見直してみると、黒が39手目でG-2にアテ、コウで争われると逆転される可能性があったのではないかと思う。


5月8日
 RITさんとの10番勝負第8局が終局。
9路2子局でこちらが黒。3目負けた。

 初手は少し強気で星に。今(5月30日)思えば普通に三三に打って隅を確保しておくのだった・・・(泣)。
もちろん三三に入られ、仕方なく中央を厚くしてゆく。
しかしその弱気がまた馬鹿な着手を呼んでしまい、15手目で天元に退いたのが大失敗。白に先手を取られて右辺を確保されてしまった。
C-5に打っていれば受けていたそうな(泣)。
そこで23手目で流行の(笑)サルワタリで逆転を図る。
しかしダメージは与えたものの、しっかりと止められてしまった(汗)。
 そして運命の白の34手目ハサミツケが。
分断できるとしか考えず、サクッとノビてしまったが、次の白の着手で青くなった。
右辺の黒が全滅する(汗)。
慌てて37手目で守ったのが余計にひどいことに。E-7に継いでおれば、まだ望みはあったのに・・・。
 結局なんとか黒は繋がって活きたが、白に大きく寄せられて、敗北。
しかしこの局は化夢宇留仁には難しく、まだはっきりと内容を理解できていない。
修行が必要である。


5月9日
 meさんとの10番勝負第7局が終局。
負けるとハンデがついてゆくというルールで、なんとこの局は9路4子局。しかも化夢宇留仁が白。
ほんとはmeさんと化夢宇留仁は同じくらいの棋力なのだが、meさんが体調を崩されてちゃんと考えられない様子で、こういうことになったのだ。
しかし流石に11目負け(笑)。

 そもそも9路で4子局なんて、碁のルールを覚えたばかりだったSHPさんとの対局でも持碁になったくらいで、勝てるわけがないのである(笑)。
それでもしつこく粘り、meさんはポコッと1子だけ出ている石のところを切ってアテさせ、その反対側を狙う手に引っかかってくれるので、ひたすらそれを頼りに打ち続けた。
他にも先手をもらうチャンスももらい、頑張ったがやっぱり敗北。
 今度こういう機会があったら無理矢理コウにして荒らしまくるPAMさん方式を採用してみよう。

 同日第6回深九師杯の予選の1局。対KOKUSIさん戦が終局。
9路互先で化夢宇留仁が黒。中押し勝ち。

 この予選では、黒番なら右上の2の2からいくと決めていた。なぜか(笑)。
KOKUSIさんはその前にフリー対局で軽くひねられていたので、慎重に挑んだ。
 序盤は計画通りに進み、右辺を確保しつつ左下の三三に入った。
15手目あたりでだいたい目算し、このままいけば勝てそうだと判断。
白が20手目でF-8の黒を当てなかったのはその程度のヨセでは足らないという判断か?
おかげで逆にこちらが先にアテるのに成功し、切ってきた石も孤立させるのに成功。
右下に侵入した白石も、35手目の急所打ちで殺すのに成功。
更に37手目で守備を手抜きしたのにつけ込み、ハサミツケを打ったところでKOKUSIさんが投了。
 KOKUSIさんは化夢宇留仁よりも少し強いくらいの棋力なのだが、大会の「本番」という雰囲気に実力が出せなかったようで、助かった。


5月10日
 AKIさんとの13路10番勝負第3局が終局。
2子局でこちらが黒。18目負け。

 とりあえず挟まれるとパニックに陥る癖を直したい(汗)。
特に右下はえらいことになっているが、なんとか45手目で左下との渡りに成功。
しかしその結果中央の白はたっぷりの厚みを得ているのであった(汗)。
 そして右上の黒は46手目からの白の攻撃で、アップアップ状態。なんとか活きはしたが、ほんとに活きただけ(汗)。
そろそろ活きると相手が厚くなる時にはわざと捨て石にすることも覚えなければ。
 後は白に厚みを生かしてどんどん寄せられて終局。
ほんと碁というゲームは実力差が見事に出る。
そこがまた面白いのだが。


5月11日
  第6回深九師杯の予選の1局。対YOSIさん戦が終局。
9路互先で化夢宇留仁が白。1目半勝ち。

 初手から固すぎる手を打ってしまい、YOSIさんに大きく締まられていきなりピンチ。5手目の割り打ちも痛い。
そんなこんなでなんとか活きを見出すのに精一杯という状態で、予選の中では最もキビシイ対局になった。
 YOSIさんには10番勝負でもお世話になっていて、だいたいどんな打ち手かは分かっている。
基本的には化夢宇留仁と同じか少し強いくらいの棋力で、布石や攻める手はYOSIさんの方が強く、死活は化夢宇留仁の方が強いというイメージ。
なので序盤はどうしてもYOSIさんのペースになってしまう。
 11手目の黒一間飛びで、少し攻撃の手がゆるんだので、ようやく反撃らしきノゾキが打てた。
16手目あたりで目算し、2箇所の地を活きてそれなりに寄せれば勝利も可能と分かった。
ポイントは2つあり、内1つは18手目で、これで天元の白石を助けた。まわりは全部ダメだが、ここを取られてしまうと勝利はキビシイ。
もう一箇所は左下で、ここを寄せまくられると勝ち目はない。
 22手目はなぜ下がったのかよく分からない。
大事をとって慎重に打った結果ではあるのだが、実はこれで黒に攻撃される大きな隙が出来ていたのだが、2人とも終局後の検討で教えてもらって初めて気付いたのだった(笑)。
 39手目にはドキリとさせられた。これでもなんとか足りていたが、やはりYOSIさんはこういう攻める手が上手い。
 52手目で化夢宇留仁はパス。しかしこれが大間違いだった。
YOSIさんの53手目で、青くなる。
これで左辺の白は全滅かセキかのどちらかになってしまう(汗)。
52手目の時点で1目半勝っていたのに、なぜ傷を埋めなかったのか?
もちろん気付いていなかったからである(泣)。
投了しようかとも思ったが、YOSIさんはこの手で1目寄せられると言っており、意味が分からない。もしかして気付いていないのか。
だがこっちがそれに気付いた以上、投了するところなのか?
迷ったあげく、右下に打ち込んで黒もセキにする道をでっちあげ(実に都合のいい読みによるものだが)、これで徹底抗戦すると決めて54手目で守った。
するとYOSIさんは55手目の時点でパス!
やはり気付いていなかった、と言うよりセキをよく理解していなかったのだ(笑)。

 と言うわけでほんとなら負けているところを、勝ちをいただいてしまった。
右上の白も殺す道があったのだし、やはりYOSIさんとの対局はいつもただでは済まない。
とにかく攻める手は圧倒的に化夢宇留仁より優れているので、これで死活を上達されたら歯が立たなくなるな(汗)。

 大会予選で残っているのはTOMOさん戦のみだが、ほぼ勝利は確実な状態なので、なんとこれで化夢宇留仁の決勝進出がほぼ決まった(汗)。
全敗を避けるのが目標だったのに、まさか決勝に進むことになろうとは。
生きてりゃいいこともあるものである(笑)。

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