サムライ・レンズマン

小説/古橋 秀之
徳間書店/2001年12月31日/733円

入手方法/販売店で入手  


 銀河の平和を統べる戦士、レンズマン。その中 にひときわ強い個性を放つ男がいた。その名はシン・クザク。 通称、サムライ・レンズマン。日系アルタイル人の彼は、超重 物質の刃を持つ日本刀を武器に柔術を操り、茶道を嗜み、名誉のためならハラキリも辞さない男である。
 一方、銀河の宿敵ボスコーンでは、強烈な悪意の思念を放ち 、銀河最大の銃を手にした青きガンマンが、下克上を繰り返し ていた。
 この両者の銀河の命運をかけた対決が始まる。
おもしろさ 4

 スペースオペラの王道を進む、文句なしの面白さ。大風呂敷な設定が破綻無く進む点に驚く。もちろん、キャラクターも立っており、わくわくどきどきの原点が詰まっ ている。


トラベラー度 2  
 

レフリー度
 世   界 3 宇宙鉱夫の設定は参考なる。後は、スケールが大きすぎる。
 ストーリー 2  
 フレーバー 3  

お気楽度 5  

投稿者/masakiさん




リングワールド

小説/ラリイ・ニーヴン/小隅黎訳
早川文庫SF/昭和60年6月30日初版発行


 人間が望めば永遠の命でも手にすることが出来る遠い未来。
冒険家ルイス・ウーは200歳の誕生日を迎えていた。
その彼の前に、民族ごと大移動をして、存在していたということしか分からなかったパペッティア人が現れ、現状の人類の科学力ではとうていたどり着けない遙か彼方の世界への旅に誘われる。
同行者は凶暴なクジン人の話し手(スピーカー)と、人間で最も幸運の因子を持っていると判断されたティーラという若い女性と、パペッティア人のネサス。
 やがて彼らはパペッティア人の恐るべき科学力に対峙し、目的地では更にそれを上回る想像すら出来ないような構造物にたどり着く。
おもしろさ 4

説明するのも恥ずかしいSFの名作。
ノウンスペースシリーズの集大成的作品らしい。
しかし化夢宇留仁はそんなことは知らずに、読み始め、3ページ目あたりから夢中(笑)。


トラベラー度 3 王道ハードSFで、あまりにも特徴的すぎてトラベラーらしくないが、参考になる点は多い。
 

レフリー度
 世   界 3 多種族の交流する未来世界である。
 ストーリー 3 そのままというのはきついかもしれないが、利用できるところは多いだろう。
 フレーバー 5 まさにハードSFの超王道!
これぞSFというフレーバーは、そのまま利用できなくてもインパクトでかし!

お気楽度 3 結構厚い本だが最初の3ページ目あたりからはノンストップ!

投稿者/化夢宇留仁




スタートレック ネメシス S.T.X

映画/スチュアート・ベアード監督


 エンタープライズが招かれてロミュラン帝国に向かうと、出迎えたのはピカード艦長の若きクローン、シンジンだった。
その数奇な運命を語るシンジンだが、彼は恐るべき計画を隠していた・・・

おもしろさ 3

とりあえずキャラクターや設定が分かっていないと全然面白くないと思う。 しかし分かってても諸手をあげて面白いというわけでもない(汗)。
はしゃぐパトリック・スチュワートが好きなら前半は楽しめる(笑)。


トラベラー度 2 トラベラー自体が最初のスタートレックを参考にしたのは間違いないだろう。
トラベラーの世界より超光速航行技術がはるかに優れているが。
 

レフリー度
 世   界 3  
 ストーリー 1 ・・・全然参考にならないな(汗)
 フレーバー 2 バギーがかっこいい(笑)。

お気楽度 4 だれたりはしないので、一気に見れます。

投稿者/化夢宇留仁




リングワールドふたたび

小説/ラリイ・ニーヴン/小隅黎訳
早川文庫SF/昭和63年4月30日初版発行


 あれから23年。
再びパペッティア人に連れ出され、リングワールドにやってきたルイスとスピーカーは、リングワールドの軸がずれ、破滅に向かっているのを知る。
はたしてリングワールドを救うことが出来るのだろうか・・・
おもしろさ 3

 ひたすら飛び回っていた前作に比べると、リングワールドの様々な亜人種の描写 が増え、雰囲気もハードSFと言うよりスペースオペラな感じに。
前作の科学的問題点を逆手にとって物語を作っており、確かに科学的には辻褄が合ったかもしれないが、キャラクター的に妙に思うところが出てきてるように思う。
 裏表紙の説明でネサスの名前が出ているが、これはとんでもない間違いで、ネサスは登場しない。


トラベラー度 3  前作と同じくあまりにも特徴的すぎてトラベラーらしくないが、参考になる点は多い。
 

レフリー度
 世   界 3 多種族の交流する未来世界である。
 ストーリー 3 そのままというのはきついかもしれないが、利用できるところは多いだろう。
 フレーバー 5 これぞSFというフレーバーは、そのまま利用できなくてもインパクトでかし!

お気楽度 2 前作を読んでないとほとんど意味が通じないだろう。

投稿者/化夢宇留仁




造物主の掟(ライフメーカーのおきて)

小説/ジェイムズ・P・ホーガン/小隅黎訳
創元SF文庫/1985年9月13日初版発行


 土星の衛星タイタンには、自我を持ったロボット達が地球の中世並の文明世界を築いていた!
地球から調査にやってきた一行はそれを見て面食らうが、彼らより面 食らったのはロボット達の方だった(笑)。
おもしろさ 5

 滅茶苦茶に面白いです。特に中盤が最高。
ロボットのキャラが実にいい味で、感動するところもあれば爆笑するところもあり。


トラベラー度 2  TLの低い世界との遭遇として考えれば近いところもあるかもしれないが、プレイヤーの参考にはあまりならないだろう。
 

レフリー度
 世   界 2 地球の歴史の延長で、冷戦がまだ続いている。
 ストーリー 4 そのままというのはきついが、少しの手直しで一級品のシナリオが出来そう。
 フレーバー 5 ロボット、機械の動物、機械の自然、機械の生態系、機械機械機械・・・

お気楽度 3 そこそこボリュームのある作品だが、地球からの船が目的地に着いてからはジェットコースター状態。

投稿者/化夢宇留仁




われはロケット

小説/レイ・ブラッドベリ/小尾芙佐訳
短編集のタイトル/SFマガジン・ベスト2「空は船でいっぱい」
ハヤカワ文庫SF/昭和55年8月31日初版発行


 小惑星に横たわるロケット。
誰も気付いていないが、彼には自我があった。人工知能というわけではない。ロケット自体に自我があったのだ。
今は朽ち果てるのを待つばかりとなった彼は、生まれてからこれまでのことを回想していた。彼は火星との戦争のために建造された最新型の戦闘ロケットだったのだ・・・。
おもしろさ 3

 ブラッドベリのSF雑誌デビュー作らしいが、すでにブラッドベリ節ばりばり。その後の作品に見られるほれぼれするような視覚的描写 はまだ無いが、充分詩情的で楽しめた。


トラベラー度 1  ブラッドベリの作品はトラベラーらしくないですね(笑)。
 

レフリー度
 世   界 1 地球と火星の戦争が描かれる。
 ストーリー 0 PCがロケットでないと無理(笑)!
 フレーバー 2 戦闘艦の船長の転身振りが参考になるかも。

お気楽度 4 ブラッドベリ独特の文章に慣れれば読みやすい。

投稿者/化夢宇留仁




いつの日か還る

小説/ロジャー・ディー/稲葉明雄訳
短編集のタイトル/SFマガジン・ベスト2「空は船でいっぱい」
ハヤカワ文庫SF/昭和55年8月31日初版発行


 金星の少数の漁業業者が住むドームの近くに、宇宙船が落下。それを調べにいったラウリィは、嵐によって船から投げ出される。
死を覚悟するラウリィだが、彼は謎の生命体に命を助けられる。不定形のそれは高度な知能をもった異星人だった・・・
おもしろさ 3

 一見物体Xかクトゥルフ神話怪物みたいな異星人の描写 が面白い。
オチも効いていて、初期のSF短編としては申し分ない出来。


トラベラー度 3  極端な低人口世界の生活としては、まさにトラベラーそのまんま。
 

レフリー度
 世   界 2 金星の漁業業者・・・
 ストーリー 3 少し手直しすればシナリオに出来ると思う。オチはどうするのかは微妙だが・・・
 フレーバー 3 不定形知的異星生物。

お気楽度 4 内容の割に登場人物は多め。

投稿者/化夢宇留仁




美女ありき

小説/C・L・ムーア/小尾芙佐訳
短編集のタイトル/SFマガジン・ベスト2「空は船でいっぱい」
ハヤカワ文庫SF/昭和55年8月31日初版発行


 火事で亡くなった究極の女優は、無事だった脳を金属の身体に移植され、全身サイボーグとして復活した。
彼女の美しさは金属のデザインとその動きで見事に表現されていたが、足らないものもあった。彼女は視覚と聴覚以外の感覚を失っていたのだ・・・


おもしろさ 3

 復活した女優の美しさの表現が見事。
映像化したのを見てみたいものだ。


トラベラー度 1  トラベラーらしいとことはほとんど無いな(汗)。
 

レフリー度
 世   界 1 地球の近未来が舞台。
 ストーリー 2 彼女の存在は様々なストーリーのきっかけになるだろう。
 フレーバー 3 美を追究したサイボーグ。
失われてゆく人間性。

お気楽度 3 けっこう雰囲気は重い。

投稿者/化夢宇留仁




くたばれスネイクス!

小説/P・アンダースン&G・R・ディクスン/稲葉明雄訳
短編集のタイトル/SFマガジン・ベスト2「空は船でいっぱい」
ハヤカワ文庫SF/昭和55年8月31日初版発行


 見た目はテディーベア、ノリがよく、大酒飲みの楽天家で現実と虚構の区別 をつける能力に乏しいホーカ人達は、地球の文化に熱狂し、地球の歴史や物語上の登場人物になりきっていた。
古き良き時代の大リーグチームそのままになっているホーカの野球チームが、ウラニューム鉱山を賭けて異星のチーム「スネイクス」と対決するが・・・


おもしろさ 4

 コメディ。地球の大使である主人公が脳天気なホーカ人をはじめとする様々な異星人に悩まされるのが楽しい。
シリーズ化している。


トラベラー度 3  こういうトラベラーもいい♪
 

レフリー度
 世   界 3 実に様々な種族が交流する未来世界。
 ストーリー 1 そのまま利用するにはちと無理がある。部分的に参考にすると面 白そうだが。
 フレーバー 2 色々な異星人の設定や描写 が面白い。

お気楽度 4 登場人(?)物はそれなりに多い。

投稿者/化夢宇留仁




空は船でいっぱい

小説/シオドア・スタージョン/小尾芙佐訳
短編集のタイトル/SFマガジン・ベスト2「空は船でいっぱい」
ハヤカワ文庫SF/昭和55年8月31日初版発行


 砂漠の隠された穴の中に、人類発祥以前に設置されたレコーダーがあった。
それは地球上である一定の出来事が起こると、自動的にそれを記録していた。
老人と工夫の2人が苦労の末にその機械にたどり着くが・・・


おもしろさ 2

 ショートショートかな・・・?
それにしてはオチてない(汗)。
ラストまでの雰囲気はすごくいいのだが。


トラベラー度 0  トラベラーじゃないです(汗)。
 

レフリー度
 世   界 0  トラベラーじゃないです(汗)。
 ストーリー 2 高TLの世界が低TLの世界を監視する手段としてとらえれば参考になる。
 フレーバー 2 監視レコーダー。

お気楽度 4 短編だが、なんか読みにくい。

投稿者/化夢宇留仁


NEXT