チャート集
資産額の計算 新天地の諸問題 移住の可否 受け入れ体制 恒星間旅行 嫌な条件 入植地表 立地表 気候表 空き農地
農地価格決定表 固定資産税と借地料 機械/設備表 食文化表 小麦(のようなもの) コメ(のようなもの) トウモロコシ(のよう
なもの) 諸経費 作柄 病害 作業の実際 穀物価格の決定 国内市場(農産物) 人力表 臨時雇い表 畜産施設表 牛関連
豚関連 鶏関連 羊、山羊関連 国内市場(畜産物)
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Table.1
総資産額の計算

 ・退職一時金その他、キャラメイク中に受け取れるお金
 ・年金(受け取りは支給元恒星間国家内での居住に限る)
 ・トラ協からの配当金

に加えて、以下の式に従い、貯金と家の財産を計算する。
  ・貯金
  給料や現金収入がありそうな全ての職業が対象(従って、さすがに未開人は対象外)。
  頭脳労働者の場合 
    勤続年数(勤務期数ではない) x (知力と教育度の高いほう+ 職業関連技能の最高レベル )分のD6を振った合計 x 社会身分度 x 20Cr
  肉体労働者の場合 
  勤続年数 x (筋力、敏捷度の高いほう + 職業関連技能の最高レベル)分のD6を振った合計 x 耐久度 x 20Cr

 なお、何が頭脳労働で何が肉体労働かはレフリーが判断すること。陸軍の士官など頭脳労働と肉体労働を兼ねているような職業は、有利な方を選んでよい(自分の長所を活かして働いていたということ)。そして、共稼ぎではない扶養家族の人数+1でこの結果を割る(例えば、専業主婦の奥さんがいれば、/2、さらに子供一人なら/3となる)。
 
 ・家の財産
  これは受け取った遺産、親や親戚から借りたり貰ったり出来るお金である。これは受け取っても受け取らなくてもよい。基本的に受け取らないほうが格好良いとみなされるだろう。  
  キャラメイク開始時の社会身分度(←これが親の社会身分度とする)の数だけD6を振ってその合計を基数とし、以下の基準で桁数(ゼロの数)を求め、それを兄弟の数(自由に決めてよい)で割ったものが、キャラクターが受け取れる遺産である。ただし、両親が存命中という設定なら、門出の餞別ということで金額は1/10になる。
社会身
分度
桁数
0
なし
1
0
2
0
3
00
4
000 
5
0,000
6
0,000
7
0,000
8
0,000
9
00,000
A
00,000
B
000,000
C
000,000

これらの合計が資産の総額となる。

Table.2
新天地が抱える諸問題 (2D6)

・労働力不足 (9+) : 単純労働者が不足している。これは社会構造の問題なので、低人口とは関係しない(要するに、キ
ツい仕事をしたがらないのである)。人口8以上ならDM+2
人材不足(9+): 高い教育を受けた専門家が不足している。人口5以下ならDM+2
・嫁/婿不足(7+): 様々な事情で若い世代の人口構成がアンバランスである。人口3以下でDM+2、人口7以上でDM-2
・過疎化(8+): 長期的な人口減少傾向に悩まされている。人口6ならDM-2、人口7以上ならDM-4、人口2以下なら+1
・産業の貧困(10+): 産業の規模が小さく、競争力も低い。TL5以下ならDM+2

Table.3 移民受け入れ可否表 
2D6で11+で成功
ピンゾロによる絶対
失敗は無い








































キャラクターによるDM
筋力8+ : +1
耐久力8+ :+1
知力8+: +1
知力A+: +4
教育度6- : -4 (語学力が低いと相手に思われてしまうから)
教育度8+: +1
教育度A+、または大学相当の学校を卒業: +4
勤務期中に解雇されなかった元軍人/偵察局員/司法官: +1
武器以外で、犯罪絡みではない3Lv以上の技能がある: +2
社会身分度5- : -1
元悪党、元海賊: -5 (※1)
資産額が10MCr以上: +3 「産業が貧困」なら+8
資産額が1MCr以上: +2 「産業の貧困」なら+4
資産額が20万Cr以上: +2
資産額が5万Cr未満: -1
資産額が10,000Cr未満: -5

受け入れ側によるDM
政治コードBとD以上: 知力、教育度の修正、解雇されていない元軍人/偵察局員/司法官の修正は無くなる(※2)
嫁/婿不足: 独身者は+2、独身の美男/美女なら+5
嫁/婿不足: 成人した子供が居ない既婚者は-5。つまり新婚夫婦は嫌がられる。
過疎: 子供一人につき+2 実子である必要は無い。夫婦で移住する必要も無い。
TL5以下: 前歴が医師、科学者なら+4
人口コード8: -2
人口コード7: -1
政治コードD: -4(異教徒は歓迎されない)
労働力不足: 資産によるマイナス修正は無視してよい

その他DM
移民に関する政府間協定がある (2D6で11+で協定がある): +4
異星人の世界への移住: -4
恒星間国家間の移住: -4
目的の星に親戚がいる: +2D6-5 (※3)
証人保護プラグラムを適用されている: 申請が却下された場合でも、ゴリ押しで合格 (※4)
未成年者のみの移住: 不可。未成年とは基本的には18歳未満もしくは18歳以下だが、基準が違う場合は移住先の法律に従う。しかし、移住先に親戚か養父母がいて、明確に受け入れを表明していれば、審査を受けられる。(「親戚がいる」のDMは利用してよい)(※5)
政治亡命/難民: 政治コードBかD以上の星の出身者は+8
(※1) 前歴は隠すことが可能であるが、記載されているのは隠した場合のDMである。前歴を隠した場合、バレたら即追放となる。正直に申告し
た場合のDMは二倍になるが、それは身から出たしつこいサビなのであきらめること。ただし、きっちり服役していれば、このDMは-1でよい。
「元」とはついているが、現役でもゲーム上のさし障りは無い。また、「潜入捜査官でした」とウソをつくこともできるが、(ニセの)警察での記録が
必要になる。上手くいけばDM+1
(※2) そういう世界に移住したがる人がいるかどうかは別として、こうした政治体制にとってはインテリ、元軍人などは都合が悪い
(※3) その親戚の経済力や社会的地位によって変化する。勿論、本当に親戚である必要は無いが、その場合のDMは1D6-2。
(※4) この場合、悪党/海賊の証人の場合は、移住先の選択の自由は無く、支度金1D3 x 50,000Crがもらえる。それ以外のまっとうな市民の
証人は、移住先を自由に選択できる上に、1D6 x 100,000Crの支度金ももらえてしまう!! しかし、過去の身分が破棄されるので、それまでの
社会身分度は無視して、新たに2D6で社会身分度を決定すること。ただ、貴族にはならないので上限はA。復讐の魔の手の可能性は常にある
し、前歴がばれた場合、追い出されるか、守ってもらえるかは人徳次第である。
(※5) 法律上の結婚可能年齢は、成年の基準よりも下であることは多い。この場合、正式の婚姻関係であれば、未成年同士であってもその夫
婦は民法上の成年者として扱われるため、低年齢による制約は受けない。ただし、印象は良くないだろう。

Table.4 受け入れ体制 
・渡航費補助: 冷凍睡眠限定。しかし、家一軒分程度までの荷物も無料。氷漬けが嫌なら自費で渡航。

・農機具: 鋤、鍬、草刈の鎌など人力で使うものは基本的に用意されている。

・無償の資金援助 (6+) : 一世帯当たり 2D6 x 10000Cr 返済義務なし。移住後3年間に限って受給資格がある。労働力不足の世界ではDM-5(独立した事業主ではなく、労働力が不足しているから、こうした自営業向けの支援は無い)

・公的資金の貸し付け : 一世帯あたり100,000Crまで。無利子だが10年以内の返済義務あり。移住後10年間以内に申請すればもらえる。労働力不足の星では限度額が半分であるかわりに、返済期限は25年以内。

・農地の分与 (8+): 人口コード7以上ではDM-1。労働力不足の世界ではDM-3。「産業が貧困」だと+2。一世帯あたり、新天地の大きさコード x 10ヘクタールの農地がもらえる(※) 移住後10年以上経過しない限り売却と借金の担保にすることは禁じられ、そうした必要に迫られた場合は返納しなければならない。農地以外への転用にも許可が必要。固定資産税はかかる。

・住宅支援(5+): 一世帯あたり、集合住宅の一室か延べ床面積100sqm程度の一戸建て。固定資産税はかかる。分与農地と同じ担保と売却の制限がある。

・農業機械支援 (8+): 労働力不足の世界ではDM-2。農地分与があればDM-2、無ければDM+2。一世帯あたり、トラクター、プラウ、種まき機など、新品で買えばかなり高額な機械類。なお、こうした機械が存在しないTLでは、代わりに家畜と家畜に引かせる道具になり、必要な出目も4+になる。

・武器(10+): ボルトアクションライフルかショットガンを、弾薬こみで家族の人数分支給。農民が武器を持つのは普通なことではないが、さりとてそれほど異常でもない。
・重火器(11+): 機関銃、プラズマ火器、大砲などTLにあった重火器と弾薬を、一世帯につきひとつ。これと武器が一緒に支給された場合、UWPコードがなんと言っていようと、そこはかなり治安が悪く、かつ自然環境が苛酷で恐竜のような化け物がのし歩いている。

・頼れる先輩(3+): 現地人や経験を積んだ移民一世など。農作業の基本は勿論、言葉、習慣、法律、自然環境などなんでも教えてくれる。具体的には、Step3以降へ進む際、ルールを最後まで読んで計画を立てることが出来る。もっとも、新鮮な驚きを感じるためには、手探りで先へ進むことが望ましい。

・減税措置(10+): 「産業の貧困」の世界ならDM+5。移住後10年間、法人税や所得税が1D6 x 10%減額される(もともとの税率が25%で10%減額なら、22.5%と言うこと)。現地人を雇った事業を起こす(この場合、農場か牧場を開く)のが条件。

・農業学校(9+): 農業技術を教えてくれる。卒業まで6-12ヶ月。卒業すれば「牧畜」技能を1レベル得る。ただし、卒業まで無収入のため、「頼れる先輩」に教えてもらった方が良い。無理に入学する必要も無い。
(※) 農地と言いつつ、必ずしも農業に適した土地とは限らない。

Table. 5 恒星間旅行
・ツーリストクラス : 一等と二等の中間にあたる。船室は、与えられても4人の相部屋、そうでなければ一人につき寝台1つのみ。料金は1ジャンプ3000Cr - 4000Cr。生命維持経費は1ジャンプ2000Crとなる。食事や衛生設備については、一般の船客と同じ扱い。荷物の持ち込みは手荷物程度しか許されず、それ以上は有料となるが、移民の場合は気にしなくてよい(後述)。

・カーゴホールド・パッセンジャー: デッキパッセンジャー(※1)の流れをくむ方法。食料を中心として、空気以外のジャンプ中の消費物資(6 - 8日分)は乗客が自前で用意した上で、船倉の空きスペースへの乗船が許される。ただし、飢餓の危険や不衛生と言った問題から避けられることが多い。料金は1ジャンプあたり800-1000Cr。生命維持費用は650Cr(空気代のみ)。荷物の持ち込みは手荷物程度しか許されない。
 カーゴホールド・パッセンジャーは、緊急事態以外での船内への立ち入りは認められない。そしてトイレは緊急事態とは見なされない(笑)。しかし、よほど偏屈な船長でない限り、トイレに行くくらいは許されるし、水が余っていれば風呂にも入れる(それくらいの親切心が無い船長は、最初からカーゴホールド・パッセンジャーは乗せないだろう)。大手でない会社や個人の宇宙船では、船長の親切さにもよるが、客室に空きがあれば、料金そのままで普通の船客並みに扱ってもらえることが多い。逮捕されそうになった密航者を、カーゴホールド・パッセンジャーだと言い張って助けた男気あふれる船長もいる。 
(※1)20世紀初頭の東南アジアにおける短-中距離航路の客船に、食料は自前で持ち込み、船内への立ち入りは禁止と言う条件で上甲板に乗せていた客のこと。エアコンが無い当時では、甲板の方が快適だったとも(笑)

・ドラッグパッセンジャー: ジャンプ中、ファーストドラッグを投与されて転がされている状態の船客。床ずれにならないように時々ひっくり返さねばならないが、重力を切って血液の流れを均等にするのでもよい。ファーストドラッグ(200Cr)とその解毒剤(900Cr)の実費に加えて、1D6 x 100Cr程度の料金。薬物投与のため、宇宙船側には医学技能を持った乗組員が必要。

・自分の宇宙船で移動: お金持ちですね。移住先で苦労すればいいんだ・・・(呪)

Table. 6
嫌な条件
・強制的な資金貸し付け(11+): 一世帯あたり2D6 x 10,000Cr。年利5%。事前の説明は無いことが多い。ただし、取立てはゆるい。要するに、強制的にきっちり働かせるための措置である。

・押しつけ女房/婿(8+): 嫁/婿不足の世界で、独身の移民に対して発生。異性と強制的に結婚、もしくは結婚を前提にした付き合いをさせられる(※1)。事前説明が無いこともある。説明があった場合も、良きにつけ悪しきにつけ、写真と実物が違うことが一般的。相手は地元民、移民の同期のどちらでもありえる。発生しなかった場合でも、頻繁に地域主催の合コンに呼び出されたり、「頼れる先輩」に同年輩の異性があてがわれたりして圧力が加えられる。なお、出目が12だった場合、相手はしっかりした働き者の美男/美女と言う、とてもうらやましいことになるが、判定の出目がピンゾロだった場合は同性が押し付けられる。これが単なる手違いか、意図的なのかはレフリーが決定すること。押しつけ女房/婿の人物設定は自由にしてよい。ただ一般的に言って、裕福な人がこういう役回りを引き受けるケースは少ない。

・子作りプレッシャー(8+): 過疎化に悩む世界で発生。高TL世界における生殖細胞の提供義務、低TLにおける安産祈願の義務化、子供がある夫婦に対する税制上の優遇措置など。発生しなかったとしても、無言のプレッシャーがある。

・専門技術の提供(4+): 人材不足の世界で発生。キャラクターの技能に応じて、医療、治安維持、教員、メカニックなど専門性の高い仕事において、移住後1D6+1年の間、無償の労働を求められる(年間30日程度)。事前の説明はきっちり行われていることが多い。なお、高い技術を持った専門家だからと言って、専門職に就くための移住が歓迎されると思うのは幻想に近い。よほどの著名人で無い限り、仕事を奪うライバルとされ、少なくとも地元民みんなが歓迎してくれることはありえない。かつてアメリカでは、大病院の勤務医の不足で外国人医師を受け入れたが、保守派を怒らせただけだった。

・孤児の養育義務(11+): 過疎化に悩む世界で子供の居ない夫婦に対し、移住して1D3年後から、もしくは独身者が現地で結婚してから発生。以後、子供が出来るまで毎年判定を続ける。特に養育を希望する場合は+5。国内や外世界からの孤児や、虐待等で親元を離れることになった子供の養育をさせられる。通常は一人だが、兄弟がいれば分離され無いため、負担が増える(※2)。

・兵役(10+): 政治コード0かE以上の世界で発生。いきなり徴兵されたり、内戦に巻き込まれたりして1D3年の間、兵隊ごっこをやらねばならない。生き延びさえすれば、財産は保証されることが多い。

・強制収容所(12+): 政治コードB、D以上の世界で発生。持ち込んだ財産は全て没収され、強制労働させられる。その後の展開はレフリーが決定すること。

(※1) 相性が良さそうな組み合わせが選ばれるが、移民、地元民双方ともに元来の人間関係の事情はあまり考慮されない。これによって問題が生じるかどうかは、レフリーが判断すること。
(※2) ヒドイ場合には、実子が生まれる前に押し付けられることがある。これが更なる虐待や育児放棄を生み出していることは、敢えて無視されている。

Table.7.1 入植地表 規模DM
人口コード-7

人口構成DM
規模10-100人以下: DM-5
一軒家: DM-4

雰囲気DM
異星人: -2
別の恒星間国家から来た:-2
前歴が海賊/悪党:-6
不法移民:-3
規模が一軒家から10人まで: +5
人口構成が移民のみ: +3
  混在: +1 
           
2D6
規模
人口構成 雰囲気 田舎度
2-
一軒家
移民のみ 偏屈/排他的 実は首都
3
一軒家
移民のみ 偏屈 1D10 km
4
10人まで
移民多数 排他的 1D10 x 5 km
5
10人まで
混在 冷淡 1D100 km
6
10-100人
混在 無関心 1D100 x 5km
7
10- 100人 x2
地元民多数 普通 1D100 x 10 km
8
10-100人 x3
地元民多数 普通 1D1000 km
9
100 -1,000人
地元民多数 普通 1D1000 km
10
100 - 1,000人
地元民多数 歓迎 1D1000 km
11
100 - 1,000人
地元民多数 歓迎 1D1000 x 5 km
12+
1,000-10,000人
地元民多数 大歓迎 1D1000 x 10km
Table. 7.2 立地表
2D6
地形
環境 水源 肥沃度 交通 地形DM
6-人口コード 
惑星規模3以下: DM-2
環境DM
6-人口コード 
水源DM
水界度-5
山岳、高原、盆地: -2
渓谷、丘陵: -1
環境が湿地: +2
肥沃度DM
不毛:-7
荒地:-5
6-人口コード
交通の便利さDM
TL3以下: -5
TL10以上: +5
規模100人以下: -3
人口3以下: 2D6ではなく1D6をふる
        (規模100人以下とは重複する)
2-
山岳
不毛 なし 白骨なみ 隠れ里
3
高原
荒地 なし 激痩せ 無いも同然
4
高原
湿地 痩せ 廃止寸前
5
渓谷
小川 痩せ すごく不便
6
盆地
やや痩せ 不便
7
丘陵
普通 不便
8
丘陵
普通 普通
9
平野
湖水 肥沃 普通
10
平野
草原 湖水 肥沃 普通
11
平野
草原 小太り 便利
12+
海岸平野
草原 肥満 便利
Table.7.3 気候表
1D6
地形が山岳、高原は一段階寒い方にシフトする(熱帯→亜熱帯
→温帯→冷帯→寒帯) 寒帯の山岳や高原には住まない方が
良い。

(※)乾燥帯が出た場合、さらに1D3をふって気温を決める。1:熱
帯 2:亜熱帯 3:温帯となる。山岳、高原を除き冷帯と寒帯に乾燥
帯は無い。
水界度が2以下の世界は全て「乾燥帯」とみなされる。この場
合、寒帯は無い。
1 熱帯
2 亜熱帯
3 温帯
4 冷帯
5 寒帯
6(※) 乾燥帯
Table.7.4 空き農地表
農地の空き面積:
(1ha = 10,000sqm)
2D6 x 惑星の大きさ x2 ha

これは都市部では1/100、都心では1/1000の面積に修正される。
田舎度が「実は首都」なら都心か都市部
「田舎度」が2km以下なら「都市部」
「田舎度」が50km以下なら「郊外」
それ以外は全て「田舎」である。

平均耕地面積: 3D6 x 10 ha  
貿易上の分類による修正: 農業 +25%
         富裕 +25%
         貧困 -25%
         低人 -25%
         非水 -50%
                  TL4以下 x0.2
Table.8 農地価格決定表

農地の空き面積: Table.6.4で決
定した面積(2D6 x 惑星の大き
さ x2 ha)分の売り土地がある。
基準地価
立地 価格 (cr/sqm)
都心 1,000
都市部 100
郊外 10
田舎 5
荒涼地 0.5
荒廃 0.05
人口コード6以下の世界に「都心」は無い。
人口コード3以下の世界では「郊外」以下し
か無い。

田舎度が「実は首都」なら都心か都市部
「田舎度」が2km以下なら「都市部」
「田舎度」が50km以下なら「郊外」
それ以外は全て「田舎」である。荒涼地は
そのままでは農業に適さないので、初心者
にはおすすめできない。











農地価格の修正
 農業世界: -0.2
 貧困世界: -0.2
 .海洋、異種大気の世界で
 居住可能域内: +0.5(※1)
        域外: -0.5 (※2)
 田舎度500km以上: -1D6/10(※
3)
 乾燥帯: -0.25
 山岳: -0.25
  不毛: -2
 肥沃: +0.5
 痩せ: -0.25
  激やせ: -0.5
  白骨なみ: -0.75
 水源なし: -0.1
 人口1000人未満: -0.25
 人口100人未満: -0.5
  人口10人未満:-0.75
  一軒家: -1
 
UWPによる修正
 (5-大きさ)x0.01
 (水界度-7)x0.05
 (人口-9)*0.05

その他
 池や沼を含む(※4): +5  水源
が「池」以上で2D6で11+で購入可

  川がある土地(※5):+2 水源が
「川」以上で2D6で10+で購入可能
不法移民: 1D6 + 1
宅地価格の修正
 基準地価を10倍にして以下の修正を適用
  交通が「便利」: +1
      「不便」: -0.2
      「すごく不便」:-0.4
  「廃止寸前」以下: -0.6 
 .海洋、異種大気の世界で
 居住可能域内: +0.5(※1)
        域外: -0.5 (※2)
  乾燥帯: -0.25
 山岳: -0.5
 丘陵地: +0.25
 
UWPによる修正
 (5-大きさ)x0.01
 (水界度-7)x0.05
 (人口-9)*0.05

その他
不法移民: 1D6 + 1












※1: 海洋世界の人口島や真空世界のドーム、地下都市などの内部 ※2: 水中、ドーム、地下都市などの外で普通は荒涼
地か荒廃地である。 ※3: 島嶼やいわゆる陸の孤島 ※4: これは当該の池や沼にたまっている水に関しては、排他的な
水利権も得られる。しかし、たいていは公有地になっている。※5: あくまで川岸の所有権であり、川の水の権利までは含ま
れない。しかし、川岸での釣りや、水鳥の捕獲などの権利、取水制限の範囲での取水路を掘る権利は認められる。川岸が
短距離で所有者を変える川は「チョークの川」と呼ばれる
Table.9 固定資産税と借地料
固定資産税(年額)=地価x (1D3+1D6)/10 x (2D6)/100 

借地料(年額 封建的小作農)=固定資産税の1+1D3倍に加えて、収穫物の2D6 x 10%
 (つまり100%以上搾り取るふざけた地主がいるのである)
借地料(年額 耕作業者)=固定資産税の半額に加えて、収穫物の10 - 40%      

Table.10 農機具/機械表
人力農具 鋤、クワ、カマなど。基本はこの三種類が必要。一個につき50Cr。鍛冶屋さん(メカニクス技能と職工技能か?)であれば材料費のみ。TL0では石か青銅製であり、耐久性に欠ける
家畜 作業用の家畜で牧畜業用ではない。1点 TL3以下なら一頭500Cr。TL4以上1,500Cr。ローン不可
小トラクター 10,000Cr 支援1点 (追加でもらう時に使う)  ローン不可
中トラクター 100,000Cr  4点 ローン可
大トラクター 250,000Cr  8点 ローン可
コンバイン 穀物や野菜の収穫に使う。200,000Crに加えて、作物の種類ごとに20,000Crのアタッチメントが必要。設定にもよるが、基本的に穀物の脱穀や籾殻を外す作業も同時に行える。8点 アタッチメントは1つ1点 一時間20,000sqmの面積を収穫可能。反重力化すれば40,000sqm/h ローン可
小型散布機 農薬や肥料を散布する車。5,000Cr 1点 散布するものの補充にかかる時間も含めて一時間15,000sqmの面積に散布可能。反重力化しても効率は変化しないが、進入するための作物の隙間を作る必要が無くなる。乾燥時に水を撒くのにも使える。ローン不可
ブーム式散布機 TL7以上。中(100,000Cr 4点)、大(200,000Cr 6点)がある。幅20 - 40mの散布ブームを展開して、広範囲に化学肥料や農薬を散布。中は150,000sqm/h、大は300,000ha/hの散布能力がある。反重力化しても効率は変化しないが、進入するための作物の隙間を作る必要が無くなる。水も撒けるが、その時は、ブームの構造と水の散布量が農薬よりも多いことから、効率は1/50に低下。性能の割りに値段は安い ローン可
サイロ/貯蔵庫 作物や種の貯蔵施設。貯蔵能力10tごとに40,000Crと5sqmの床面積が必要。冷蔵などの長期保管処理を行う場合の維持費は年間で価格の0.1%。冷凍までするなら、維持費は0.2%。長期保管処理をしないなら0.01%。支援の対象外 ローン可
倉庫 床面積200sqm。車両、農薬、燃料などを収納する。20,000Cr。作物の収納には不向き。農地に建てる事が出来る。 
水車 手作り水車。TL3以前では、ポンプと動力源の代わりになるが、一基で5ha分しか灌漑できない。職工、もしくはメカニクス技能で難 
灌漑設備一式 農機具支援があれば、井戸も含めて自動的に最初に買った耕地の分はついてくる。それ以上は購入しなければならない。詳細と価格はStep.3.4にある。ローン可
井戸 水源なしの地域には必要。価格はStep.3.4にある。人力で掘る場合、一日で1D6m掘ることが出来る。井戸掘りキットは10,000Crほどだが、水源の無い場所にはキットは必ずある。
トラック TL5以上 荷重は1t - 10tまで。大雑把に言って荷重1tあたり10,000Cr。これは一般車両なので支援の対象外。 ローン可
ユーティリティトラ
クター
TL5以上 外見は小さなブルドーザーのような、バケット付きの作業車両。収穫物をトラックに積んだり、堆肥の山をすくったりするのに使う。20,000Cr ローン可 支援の対象外 
重農耕ロボット TL12 22,200Cr。4平方キロの地形認識能力がある。活動時間27.9時間。4平方キロの範囲内で、人力でしか行えない作業を人間2.5人分に相当する効率で行う。また、草むしり、種まき、耕すなどの作業も可能。ローン可。なお、このロボットのプログラムは貨物操作-2と反重力機器だけであり、農耕技能は無い(101ロボットより)
専門農耕ロボット TL12 1,526,500Cr。主部(439,300Cr)と従部4体(各271,800Cr)からなる。従部の活動時間は75.3時間。10平方キロの地形認識能力がある。従部には腕が8本あるため、一体あたり人間の10倍の効率で、人力でしか行えない作業を遂行する。<農耕-4>を持つ。 ローン可(高価なので、年利5% 20年払い)
農耕くんSダムボット TL13 118,100Cr。オリジナル設計のロボット。<農耕-2>を持つ。活動時間72時間。 腕が8本あり、人間10人分の働きをする。 ローン可

プラウ 土を耕す道具。ようするにでかい鍬。小(5,000Cr)、中(10,000Cr)、大(20,000Cr)の三種類がある。トラクターや家畜に曳かせて使う 大はローン可
シードドリラー 種まき機。小(10,000Cr)、中(30,000Cr)、大(75,000Cr)の三種類がある。トラクターに曳かせる。家畜では使えない。 中以上はローン可
プランター 苗を植える機械。小(10,000Cr)、中(25,000Cr)、大(50,000Cr)の三種類がある。トラクターに曳かせる。家畜では使えない。 中以上はローン可
サブソイラー トラクターに曳かせて使う。家畜では使えない。土の硬い層に穴をあける。特にトラクターを使用した場合、その重量で「硬盤」と呼ばれる土の固まった層が出来て水はけが悪くなるため、小麦やトウモロコシの栽培には必要である。10,000cr。1点 ただし、家畜や反重力化された農機具を使っていれば硬盤が出来ないので、無くてもよい。ローン不可
耕転機 動力で耕すが自走能力が無い手押し式。効率は家畜と変わらない。1,000Cr。1点 ローン不可
カルティベーター トラクターに曳かせて使う。小(3,500Cr)、中(7,000Cr)、大(15,000Cr)の二種類がある。中耕(生育の途中に浅く耕す)、雑草取りに使う。ただし、これは除草剤の代わりにはならないので15日毎に雑草取りを繰り返さねばならない。また、中耕の時期以後は使えない(作物の背が高くなるから)。ローン不可 
地表灌漑 一式25,000Cr-25,500Cr 取水路と井戸併用の場合 32,000Cr
取水路 6,500Cr 川や湖から水を取るのに使う水路
標準井戸 7,000Cr 深さ36mまで。水源が小川か池の場合、井戸も併用しないとやや厳しい。
揚水ポンプ 10,500Cr 水路や井戸から耕地に水を流し込むのに使う。井戸を併用していても井戸ポンプは不要
動力設備 8,000Cr
スプリンクラー/センターピボット 一式76,000Cr - 99,000Cr 加えて配管の費用。
標準井戸 7,000Cr 深さ36mまで 水源がない乾燥帯以外の場所や、水源がある乾燥帯で使える
深井戸 14,000Cr 深さ72mまで 水源の無い乾燥帯で使用する
超深井戸 21,000Cr 深さ108mまで 水界度2-の世界はこれのみ
標準井戸ポンプ 9,000Cr 標準井戸から水をくみ上げる
深井戸用ポンプ 18,000Cr 深井戸、超深井戸から水をくみ上げる
取水路 6,500Cr 小川や池から水を取る。井戸だけで足りない時に使う。
動力設備 10,000Cr
センターピボット 50,000Cr ここから水が出る。普通のスプリンクラーも同じ値段である。
スプリンクラー、センターピボット用配管:
設置費用 25Cr/ha (そのうち人件費は5Crで、1人でやれば節約できるが一日1500sqm分しか設置できない。また配管そのものの価格は15Cr/ha)
撤去費用 3Cr/ha (撤去した配管は再利用可能。その場合、整備費用は0.1Cr/ha)
・点滴灌漑 一式226,000Cr - 249,000Cr
標準井戸 7,000Cr 深さ36mまで 水源がない乾燥帯以外の場所や、水源がある乾燥帯で使える
深井戸 14,000Cr 深さ72mまで 水源の無い乾燥帯で使用する
超深井戸 21,000Cr 深さ108mまで 水界度2-の世界はこれのみ
標準井戸ポンプ 9,000Cr 標準井戸から水をくみ上げる
深井戸用ポンプ 18,000Cr 深井戸、超深井戸から水をくみ上げる
動力設備 10,000Cr
給水装置 200,000Cr ここから水が出る。
配管lの設置、撤去の費用はスプリンクラー用配管と同じだが、目詰まりが激しく配管の再利用が不可能。年に一回は交換しな
くてはならない。

Table11 食文化表
1D6 従の地位 主: その文化圏で主食たる穀物
従: 副次的に食べられる穀物。主と従が同じだった場合は振りなおしても良いし、それしか食べない文化としても良い。ヨーロッパの庶民はパンではなく粥の形でも穀物を消費していたように、消費の形態が違うこともある(ただ、食べ方で生産者価格までは変わらない)
従の地位:「貧乏人は麦を食え」や、「イングランドでは馬のエサ」との言葉が示すように、従たる穀物には悪いイメージもある。ここでは、従たる穀物のイメージによって価格を修正する。Table17によって得た基本価格をカッコ内の数字で修正すること。
1 コメ ド貧 (x0.5)
2 コメ 貧 (x0.75)
3 トウモロコシ 同等 (x1)
4 トウモロコシ 同等 (x1)
5 トウモロコシ コメ 同等 (x1)
6 トウモロコシ コメ 高級品(x1.5)
Table. 12.1 小麦(のようなもの)予想収穫量表
収穫倍率 収穫量(t/ha) 左の数値は、「普通」の肥沃度でそれぞれの気候における最大の量をしめし
ている。収穫倍率とは、播種量に対する収穫量の倍率を示し、収穫量は1
ヘクタールあたりの収穫量を示している。例えば亜熱帯では収穫倍率x30、
収穫量3t/haであるから、最大限の収穫を得ようとすれば、収穫量3tの30
分の一の量=100kgのタネを1ヘクタールの畑にまく必要がある。
 収穫倍率と収穫量は以下の条件で修正される。特記が無い限り、修
正は全て累積する。修正が掛け算であることに注意。x0.5の修正二つ
はx1.0ではなくx0.25となる。
熱帯
x30
2.5
亜熱帯
x30
3
温帯
x30-50
3-7
冷帯
x30
5
寒帯
x10-30
2.5-5
修正 (収穫倍率/収穫量)
化学肥料と農薬無し(TL3以下に相当): x0.3 / x0.5
湿地: x0.5 / x0.25
不毛: x0.1 /x0.01
傾斜地で段々畑ではない x 1/ x0.5
反重力農業機械の使用: x1.0 / x1.1 (機械が進入する隙間をあけなくて良いから)
必要量の肥料を与えた場合
肥沃度普通以下x1.0/x1.0 
  肥沃x1.2/x1.2
  小太りx1.5/x1.5
  肥満x2.0 /x2.0

肥料や除草剤を必要量与えなかった場合:
化学肥料と農薬無し(TL3以下に相当)とみなし、さらに以下の修正を行う
痩せx0.75/x0.75
激やせx0.2/x0.2 
白骨なみx0.1/x0.1
普通 x1.0/x1.0
肥沃 x1.1/x1.1
小太り x0.9 / x0.9
肥満 x0.75 / x0.75

水源による修正
乾燥帯以外で水源なし: x1.0 / 湧水量(x1.0より大きくはならない)
            池のみ: x1.0/x0.5
            小川のみ: x1.0 / x0.8
乾燥帯で水源なし: x1.0 / 湧水量x0.5 (x1.0より大きくはならない)
         池のみ: x1.0 /0.25
         小川のみ: x1.0 / x0.4
Table.12.2 小麦(のようなもの)カレンダー
必要農機具: プラウか耕運機、シードドリラー、サブソイラー(水はけを良くするため使う)、コンバインの麦用アタッチメント
あったら良い機械: 散布機

10月中-下旬から11月上旬: 土作り(肥料)、タネの準備と消毒、 排水溝設置(圃場の周囲に溝をほり、圃場内にはサブソイラーをかけ(トラクターとサブソイラ)、畑を耕す(トラクターとプラウ)
11月上旬から12月上旬: 施肥(肥料 散布機)、種まき(トラクターとシードドリラー)、種まき直後に除草剤散布(除草剤、散布機)
12月中旬から2月: いわゆる麦踏み。月一回程度で計2回。やらなくても別に良い
2−3月: 施肥(肥料 散布機)、除草剤散布(除草剤 散布機)
3月中旬以降: 施肥(肥料 散布機)、必要があれば病気予防(農薬)
6月: 収穫(コンバイン)

作業量: トラクターの出番は3回、肥料、薬剤散布6回、
作業期間およそ8ヶ月。生育期間およそ6−7月。寒帯、冷帯における「春まき」の場合は、播種から4-5ヶ月で収穫できる(作業スケジュールも圧縮されることに注意)。 
Table. 13.1 コメ(のようなもの)予想収穫量表
収穫倍率 収穫量(t/ha) 水を大量に必要とするのが特徴。乾燥は致命的。
熱帯
x50
4.0
亜熱帯
x45
3.0
温帯
x50 - 150
5 - 7.5
冷帯
x20
4.5
寒帯
不可
不可
修正 (収穫倍率/収穫量)
化学肥料と農薬無し(TL3以下に相当): x0.5 / x0.5
湿地: x1.0 / x1.1
不毛: x0.1 /x0.01
傾斜地で段々畑ではない 不可
反重力農業機械の使用: x1.0 / x1.1 (機械が進入する隙間をあけなくて良いから)
必要量の肥料を与えた場合
肥沃度普通以下x1.0/x1.0 
  肥沃x1.2/x1.2
  小太りx1.5/x1.5
  肥満x2.0 /x2.0

肥料や除草剤を必要量与えなかった場合:
化学肥料と農薬無し(TL3以下に相当)とみなし、さらに以下の修正を行う
痩せx0.75/x0.75
激やせx0.2/x0.2 
白骨なみx0.1/x0.1
普通 x1.0/x1.0
肥沃 x1.1/x1.1
小太り x0.9 / x0.9
肥満 x0.75 / x0.75

水源による修正
乾燥帯以外で水源なし: x1.0 / 湧水量x0.5 (x1.0より大きくはならない)
            池のみ: x1.0/x0.25
            小川のみ: x1.0 / x0.4
乾燥帯で水源なし: x1.0 / 湧水量x0.25 (x1.0より大きくはならない)
         池のみ: x1.0/x0.12
         小川のみ: x1.0 / x0.2
Table.13.2 コメ(のようなもの)カレンダー
必要農機具: プラウか耕運機、シードドリラー(タネから始める場合)、プランター(苗から始める場合)、コンバインのコメ用アタッチメント
あったら良い機械: 散布機

1−2月: 圃場を整地して耕し、排水溝を設置(トラクターとプラウ 60日以内)、土作り(散布機と肥料 30日以内)
3月: タネの準備と消毒
3月下旬-4月下旬: 播種(トラクターとシードドリラー 30日以内)、施肥(散布機 播種と同時進行)
4月下旬: 除草剤散布(散布機)
5月中旬: この辺りで発芽するため、田に水を張る。
5月下旬: 除草剤散布(散布機) 苗から始める人は、ここで田植え(トラクターとプランター)
6月中旬: 一旦田から水を抜く「中干し」。やらなくても良い
7月: 必要があれば病害虫の防除(殺虫剤や薬) 施肥(散布機)
7−8月下旬: 水を切らさないこと 施肥(散布機)
9月初: 収穫前には水を抜いて、地面を完全に乾燥させる(5日程度かかる)。収穫(コンバイン 10日以内)

作業量: トラクターの出番は2回、肥料4回、除草剤散布2回、
作業期間およそ8ヶ月。生育期間およそ6−7月。熱帯、亜熱帯では4-5ヶ月で収穫可能で、収穫後に再度播種を行う「二期作」も可能。また、苗からはじめる場合は、1−3月の作業は不要で、4月から圃場の整備を始めればよい。

Table.14.1 トウモロコシ(のようなもの)予想収穫量表
収穫倍率 収穫量(t/ha) やや高温と乾燥を好む傾向。全般的に収穫倍率は高い。用途が広く、家畜
の飼料に使う「青刈り」、野菜として利用する「未熟果」、油脂作物としての利
用もある。なお、青刈りトウモロコシは、実だけではなく地上の茎もエサと
して使うので、単位面積あたり収穫量は2倍とみなす。
熱帯
x170
4.0
亜熱帯
x200
4.0
温帯
x100 - 300
5 - 9.5
冷帯
x140
4
寒帯
x100
4(青刈りのみ)
修正 (収穫倍率/収穫量)
化学肥料と農薬無し(TL3以下に相当): x0.3 / x0.5
湿地: x0.1 / x0.1
不毛: x0.1 /x0.01
傾斜地で段々畑ではない x1.0/x0.5
反重力農業機械の使用: x1.0 / x1.1 (機械が進入する隙間をあけなくて良いから)
必要量の肥料を与えた場合
肥沃度普通以下x1.0/x1.0 
  肥沃x1.2/x1.2
  小太りx1.5/x1.5
  肥満x2.0 /x2.0

肥料や除草剤を必要量与えなかった場合:
化学肥料と農薬無し(TL3以下に相当)とみなし、さらに以下の修正を行う
痩せx0.75/x0.75
激やせx0.2/x0.2 
白骨なみx0.1/x0.1
普通 x1.0/x1.0
肥沃 x1.1/x1.1
小太り x0.9 / x0.9
肥満 x0.75 / x0.75

水源による修正
乾燥帯以外で水源なし: x1.0 / 湧水量(x1.0より大きくはならない)
            池のみ: x1.0/x0.5
            小川のみ: x1.0 / x0.8
乾燥帯で水源なし: x1.0 / 湧水量x0.5 (x1.0より大きくはならない)
         池のみ: x1.0/x0.25
         小川のみ: x1.0 / x0.4
Table.14.2 トウモロコシ(のようなもの)カレンダー
必要農機具: プラウか耕運機、シードドリラー(タネから始める場合)、プランター(マルチングが必要な地区のみ)、コンバインのトウモロコシ用アタッチメント、
あったら良い機械: 散布機、サブソイラー(水はけが悪いと言う設定があれば)、カルティベーター

3月中-下旬: 種子の準備と消毒 土作り 排水溝を掘って耕す(トラクターとプラウ)、施肥(散布機 耕すのと同時進行
4月上-中旬: 播種(トラクターとシードドリラー、もしくはプランター )、2週間程度で発芽する
5月:施肥(散布機)、除草剤散布 (散布機)
6月:施肥(散布機)、中耕(トラクターとカルティベーター)
6月下−7月上旬:青刈りトウモロコシ(飼料用)はこの辺で収穫 (コンバイン) 殺虫剤散布(散布機 7日以内)
8月中-下旬: この辺で収穫すれば、焼きトウモロコシやゆでトウモロコシに使う未熟果(コンバイン)
9月中-下旬: 収穫 (コンバイン)

作業量: トラクターの出番は3回、肥料3回、薬剤散布2回、
作業期間およそ7ヶ月。生育期間およそ5−6ケ月。青刈りなら5月の播種で9月収穫も可能とする。

諸経費
・種子 
小麦の種子: 100kgあたり25Cr。
コメの種子: 100kgあたり30Cr 苗は種100kg換算で40Cr。
トウモロコシの種子:100kgあたり100Cr。

交通が「普通」以下で田舎度が100kmを超える場合は、それぞれの費用は(1+田舎度/1000)倍になる。鉄道がある場合
は、(1+田舎度/2000)倍。交通が「便利」では、田舎度を半分として計算する。

 購入した種子は全て消毒済みである。サイロがあって貯蔵できるなら、収穫した種子を使っても良いが、品質がかなりばら
つくうえに、消毒の手間がかかる(100kgあたり5Crの費用に加えて、人力で処理しなければならない)。また、収穫した翌年度
は使えない(何故かは判りませんが、参考資料にはそう書いてありました)
・予想価格
小麦:  150Cr/ 重量t
コメ: 210Cr/重量t
トウモロコシ: 120Cr/重量t
貿易上の分類による修正: 農業 -20%
               富裕 +20%
               貧困 -20%
               非水 +20%
               非工 +20%
その他修正:
平均耕地面積が25ha以下: x3
  -50ha以下: x2
  -75ha以下: x1.5
  -100ha未満: x1.25
この価格は、あくまで収支の予想に使う平均的な価格であり、実際の価格とは関係ない。
・肥料と農薬
農薬: 除草剤、殺虫剤、病気の薬の三種類があるが、ルール上は同一のものとして扱う。効果と毒性の兼ね合いにより、(15Cr/ha)、中(10Cr/ha)、下(5Cr/ha)の三種類がある。カッコ内の費用は散布一回あたりのもの。

高級除草剤: 散布一回あたり300Cr/ha。肥沃度が「小太り」以上の土地で使う、強力なわりには低毒性(中なみ)の除草剤。この除草剤を使えば、雑草の繁茂の激しい土地でも、散布回数は「普通」以下と同じで良い。ただ、「普通」以下の肥沃度の土地に使った場合は、高くつくだけで効果は普通の「中」除草剤と同じ(従って、散布の回数は変わらない)。

非選択的除草剤: 商品名「ボールドアップ」。散布一回あたり10Cr/haで毒性は「中」。強烈な効果のため、一度散布すれば一年間は無視できる程度の雑草しか生えず、どんな土地であっても、カレンダーの除草剤散布は全て無視できる。しかし、非選択性のため、木本も含めてどのような作物でも枯らしてしまうので、除草剤耐性を持つ種子(後述)と組み合わせなければならない。

肥料: 実際は多くの種類があるが、端的に言って、窒素、燐、カリウムに集約されるため、ルール上は統一して扱う。これも上(15Cr/ha)、中(10Cr/ha)、下(5Cr/ha)の三種類がある。価格は一回あたりの施肥量を示している。生育期間を通じての費用ではないことに注意。化学肥料1tあたりの価格は概ね200Cr程度(「下」の場合)。例えば小麦(のようなもの)の場合、施肥は4回行い、化学肥料で概ね100 - 150kg /ha となる。従って、生育期間全体を通じては1haあたり「下」で20Cr程度。

有機肥料: 枯れた植物、油粕、動物の糞などを醗酵させて出来るもの。化学肥料と違って土壌を荒らしにくいが、基本的に臭く、害虫が発生しやすい。値段は化学肥料の1/10だが、同じ効果を得るためには重量にして10倍が必要なため、価格的には変わらないばかりか、散布にかかる時間が10倍になるので却って負担が増す。なお、人糞の使用はあまり効果的ではない。リサイクル精神として、お代官様が女の子の帯を引っ張ってくるくるやっていた時代のジャパンが引き合いに出されることもあるが、実態は人間が担げる量の排泄物より人件費の方が安かっただけであり、現代社会で真似をしても良いことは無い。

輸送代金: 農薬、肥料等は当然、工場や倉庫から入植地まで運ばねばならない。自力で運ぶのならその輸送手段にかかる費用だけでよいが、そうでない場合は、交通が「普通」以下で田舎度が100kmを超えると、それぞれの費用は(1+田舎度/1000)倍になる。鉄道がある場合は、(1+田舎度/2000)倍。交通が「便利」では、田舎度を半分として計算する。
・機材/人件費 
トラクター、コンバイン、散布機、耕運機等、動力を内蔵するもの(※):

燃料代: 稼働100時間あたり新品価格の1.25% (炭化水素基準) 実態を伴う支出であり、中古品でも変わらないブーム式散布機は1.5倍
修理、整備費用: 稼働100時間あたり新品価格の0.05% 実体を伴う支出であり、中古品でも変わらない。ブーム式散布機は1.5倍
(※ これらの計算は、イリノイ大学 Machinery Cost Estimate: Tractors 2005をもとにしている)

修正:
 反重力機械: 燃料が水素になる。燃料代は1/6(新品価格の0.2%)
 寿命による修正: 動力内蔵の器材は、実際には年間300時間稼働としてTLx2年の寿命を持つ。
               残り寿命50%未満: 修理、整備費x2、燃料代x1.1
  25%未満: 修理、整備費x4、燃料代x1.4
  10%未満: 修理、整備費x10、燃料代 x2     
農機具性能表再び(笑)
1日 7日 15日 反重力化 山岳 燃料と整備費/
使用100時間
減価償却(選択)
/使用100時間
利息率(選択)
/使用100時間
小トラクター/小 3 ha 21 ha 45 ha x2 x0.5 130 / 100Cr 200 / 800Cr 170/680Cr
中トラクター/中 20 ha 140 ha 300 ha x2 x0.5 1,300 / 1,000Cr 2,000 / 8,000Cr 1,700/6,800Cr
大トラクター/大 50 ha 350 ha 750 ha x2 x0.5 3,250 / 2,500Cr 5,000 / 20,000Cr 4,250/17,000Cr
コンバイン 20 ha 140 ha 300 ha x2 x0.5 2,600 / 2,000Cr 4,000 / 16,000Cr 3,400/13,600Cr
小型散布機 15 ha 105 ha 225 ha 変化なし x0.5 97.5/ 74Cr 100 / 400 Cr 85/360Cr
ブーム式散布機(中) 150 ha 1,050 ha 2,250 ha 変化なし x0.5 1,950 / 1,500Cr 2,000 / 8,000Cr 1,700/6,800Cr
ブーム式散布機(大) 300 ha 2,100 ha 4,500 ha 変化なし x0.5 3,900 / 3,000Cr 4,000 / 16,000 Cr 3,400/13,600Cr
家畜 0.4ha 2.8ha 6ha 無理(笑) 変化なし - - -
耕転機 0.4ha 2.8ha 6ha 無駄(笑) 変化なし 13Cr 20Cr 17Cr
・トラクターの能力は、小トラクターなら小、中トラクターなら中など相当するプラウ、プランター、シードドリラーを曳くことが前提
・大きなトラクターで小さなアタッチメント(例えば大トラクターで小プラウを曳いた場合など)は、基本的に小さな方に従う(この場合は小トラクター扱いとなる)が、効率はx1.5倍できる。
・減価償却と利息率は間接経費で、実態を伴うものではない。特に利息率は、実際のローン支払いと全く関係が無いので注意すること
・経費については、在来型 / 反重力型で表記されている

プラウ、シードドリラー、プランター、コンバインのアタッチメントなど動力を内蔵しない器材: ローン購入の利子(年5%)に加えて一年間につき新品価格の0.1%(こちらの費用は小額なのでまったく無視しても良い)。なお、これらの器具には基本的に寿命は無いが、新しいトラクターやコンバインとの互換性が無いこともある(2D6で8+)。

家畜: エサ代が毎年1D6 x 200Cr。 草食性で草が周囲に豊富にあるなら、1D6 x 50Crで良い。エサをやらないのもよいが、そうなれば家畜は脱走し、畑の作物を食ってから逃亡する。

人間: 人を雇う場合、時給10 -15Crで一日10時間契約とする。常雇いの場合は2000Cr/月以上の給料が必要。

生活費: 農場主一家の生活費は、基本的に社会身分度 x 250Crに準じる。しかし、これは恐らく衣食住の三要素を含む数字と思われる。だから、「住」に含まれる固定資産税や住宅の維持費は既に前章で計算しているため、結果は2/3にしても良いだろう。また、「衣」に関しても、都会人ほど服装が重視されないため(偏見?)、その比率は半分程度と考えるべきだろう。よって、なんだかんだで社会身分度 x 125Crを毎月の生活費としても良い。なお、経費として認められる生活費は、年間で一人当たり社会身分度x125Crx12までで、それを超す生活費は経費とはみなされず、税金の計算の時に経費として計上することはできない(やれば脱税であり、即座に財産没収のうえに国籍はく奪である)。

ロボット: 定期整備費用として、毎年新品価格の1%。加えて稼動1000時間あたり新品価格の0.5%の費用がかかる。もちろん、ローンがあればその支払いは当然必要。なお、ロボットの利点は人間と違って不眠不休で働き続けることが出来る点だが、よほどの繁忙期を除き、どう考えても不眠不休で働く必要はない(タネ撒きが終わった後の夜の畑で、いったい何をしようというのでしょうか?)。繁忙期で休まず働くことを考えても、年間の稼働時間は4000時間程度だろう。なお、「産業が貧困」の世界で、人間の代わりにロボットを導入することは重大な背信行為となり、財産没収と国外追放もありえる。確かにロボットは人件費より安いかも知れないが、ロボットに購買力は無く、消費は失業者の数に反比例することに注意。

固定資産税:農地の固定資産税は必要経費として扱われる。その一方、宅地の固定資産税および家の維持費については、贅沢な土地家屋は必要経費ではない。延べ床面積150m2以下の家屋の維持費と、面積100m2以下の宅地の固定資産税までなら、税務署は必要経費としてみなしてくれる。住宅ローンはレフリーの裁量。

所得税と法人税: 収入から必要経費を除いた年間の利益と所得税率の関係は
9,000Cr以下 免除
〜 20,000Cr以下 5%
〜 30,000Cr以下 10%
〜 45,000Cr以下 15%
〜 60,000Cr以下 20%
〜 100,000Cr以下 25%
〜 200,000Cr以下 30%
200,000Cr超 40%
となる。なお、上述のように、度を越した「生活費」は経費と看做されない。
 必要経費とは基本的に、農場運営に関係する機材、建物、資材の購入費や、機械の燃料費、整備費などである。

 家族以外の人間もしくは知的生命体を雇用している場合、その農家は事業主として認められ、生活費も「事業主が自分に払う給料(笑)」として、経費と認められる(2D6で11+ 扶養家族の人数が+DM)。この場合、税金は法人税となり、一律に純利益(収入-経費)の25%。「自分に払う給料」は実際には所得税の対象となるが、これは上記の通り無視してよい。ただし、経費として認められる生活費は一か月あたり一人社会身分度x250Cr まで。なお、地主と「小作農」の関係は事業とはみなされず、所得税の対象である。また、給料に関しては平均的に月2000Cr/人を支払っていること。この平均賃金はレフリーの裁量で減らしても良いが、その場合は生産価格にペナルティがある。

・ロボット税: 「労働力不足」および「産業が貧困」の世界の一部で採用されている(2D6で6+)、ロボット一台につき、年間、労働者一人あたりの平均年収(24,000 - 36,000Cr)を取り立てられる。これが失業者の救済や生活保護に回されるのだが、これで勤労意欲が無くなったのが「労働力不足」の世界である。
・特殊な経費
10haあたりの一作ごとの灌漑費用(※):
 地表灌漑: 小麦、トウモロコシでは装置一式の費用の0.2%、コメの場合は0.4%
 スプリンクラー、センターピボット: 小麦、トウモロコシでは装置一式の費用の0.35%、コメの場合は0.7%
 点滴灌漑: コメには使用不可。それ以外はスプリンクラーと同じ。
(※ 点滴灌漑以外の計算は、アーカンソー大学農学部の研究を基にしている)
なお、この費用はあくまで灌漑設備一式の価格から計算するものである。一式では50haにしか灌水できなので、例えば100haの耕地には一式25,000Crの設備2つが必用だが、この100haの灌漑費用は、一式の価格25,000Cr の0.2% x 50ha(=1%)が2つ(=25,000Cr x 1% x 2 = 500Cr)であり、灌漑設備の合計価格50,000Crの1% x 2 = 1,000Crではないことに注意する。
 
灌漑設備の間接経費:
 農機具支援に伴う支給品でなければ、配管以外の灌漑設備の価格の5%が減価償却費(20年)として、またローンがあればその利子分(5%)は必要経費として扱われる。税金の計算や価格への転嫁に使ってよい(実際に支出しなければならないわけではない)。

水の利用料:乾燥帯、および水源なしの地域で請求される
コメ: 1haあたり 100 + 1D6x 10Cr。
小麦とトウモロコシ: 1haあたり 30 + 1D6 x 2Cr

トウモロコシ: 発芽には高温が必要なため、寒帯、冷帯、冷涼な一部の温帯(2D6で9+)では発芽にマルチングが必要。マルチング材には、ビニールシートのように全体を覆うものと、パルプ状の小さな断片を降りかけるタイプのものがあるが、基本的には同一。費用は1haあたり100Cr(シートを曳かない面積に関しても考慮済みの数字)。TL6以下のマルチング材は自然分解されないため、除去作業が必要(これはかなりしんどい作業だが、詳細はレフリーが決めること)。
・その他利用可能なサービス
農薬/肥料散布サービス: 注文してから実際の散布まで1D3日かかる。飛行機や大型反重力車による空中散布。実際の作
業は散布する面積にかかわらず1日で終わる。といっても、散布する薬剤/肥料の費用は3倍として計算。田舎度が1000km
を超えている場合、さらに費用の田舎度/1000(端数切捨て)倍が加算される(例えば、2000kmであれば、3 + 2000km/1000 
= 5で5倍となる)。なお、人口コード5以下で「農業」ではない世界には、農薬散布サービス会社が存在しない可能性がある(レフ
リーが判断すること)。また、少なくとも飛行船が作れるTLも必要。
農業機械リース(輸送代金以外は10時間単位)
小トラクター サービスは無い   
中トラクター 750Cr  
大トラクター 1500Cr
コンバイン アタッチメントこみで 1500Cr
ブーム式散布機 中800Cr 大1600Cr 薬剤は自費。
プラウ、シードドリラー、プランター 小 200Cr 中 300Cr 大 400Cr
カルティベーター 中 300Cr 大 400Cr
サブソイラー 200Cr
輸送代金(往復、器材一つあたり) 田舎度20km以内: 120cr
  20 - 50km以内: 180Cr
  50 - 100km以内: 240Cr
  100 - 500km以内: 300Cr
  500km以遠: 400Cr
  交通が「隠れ里」: +50Cr
  鉄道がある: 料金 x 0.75
反重力型を借りる際には、輸送代金以外はx4
Table.15 作柄
2D6 作柄 TLによる修正:
TL10以上: +1 天候操作により少なくとも大凶作にはならない
TL13以上: ±1の範囲で調節可能 破滅的豊作になることもない。

作物毎の修正
コメ:水界度3以下の世界は-4
トウモロコシ: 常にDM+1 (大凶作にはならないが、破滅的豊作になりやすい)
  水界度3以下の世界は+1

対立
 水を多く必要とするコメ農家と、乾燥を好むトウモロコシ農家とでは天候操作で利害が対立
する可能性がある。




2- 大凶作
3 凶作
4 不作
5 普通
6 普通
7 普通
8 普通
9 豊作
10 豊作
11 大豊作
12+ 破滅的豊作
Table.16 病害表
病害:
病気の発生 1D6-3 回
害虫の発生 1D6-3 回

修正
作柄が「大凶作」: +6
  「凶作」: +3
  「不作」: +1
  「豊作」: -1
  「大豊作」以上: -2
有機肥料の使用: 害虫に+1

作物毎の修正
 コメ: 病気に+1
  トウモロコシ: 害虫に+1



病害の発見:
実際に病気や害虫が発生した場合に発見できたか判定を行う。
メガトラでは
難(2D6で11+)、<農耕><牧畜>か<生物学>、知力 技能なし


DM:
入植地が一軒家ではない: +4
一家で農作業に従事する人数: 人数-1
頼れる先輩がいる: +4 (ただし、いつまでも付き合ってはくれな
い)

 成功した場合、7日以内に適切な農薬を、全作付け面積に散
布すれば問題ない。失敗した場合、目標値と出目の差の分だけ
発見が遅れる。病害は発生から7日以内に対処しなければなら
ないため、農薬を散布する時間は残り日数分しかない。差が7以
上であれば、作物が全滅してから気がつく。入植地が一軒家で
なければ、近所の人が気がついてくれる可能性がある。農家に
とっては死活問題であるため、「冷淡」以下の雰囲気であって
も、周りの圃場で農薬散布が始まることで、嫌でも何があったか
悟ることが出来る。
Table. 17 作業の実際
基本: 2D6で7+で成功。

修正
無農薬栽培: 成功に必要な目は11+になる
農耕技能: メガトラの「牧畜」技能のレベルをそのまま流用してもよい。一家の中で一番高いレベルを適用。持っていないからと言って特にマイナスは無い
生物学技能: レベルの半分(端数切捨て)
化学肥料/農薬の使用(小数点下四捨五入): 化学肥料や農薬は収穫量を劇的に上げる反面、土壌への悪影響もある
  上: 一回ごとに-0.05
  中: 一回ごとに-0.1
          下: 一回ごとに-0.25
害虫の発生に殺虫剤を使わない(※): 一回ごとに-15
病気の発生に薬を使わない(※): 一回ごとに-15
除草剤の大量使用: カレンダーで定められた回数を越えるごとに-1。小太り以上の土地で普通の除草剤を大量使用した場合にのみ適用。
自家製の種子: 7-2D6 決してプラス修正にはならない
作柄が大凶作: -75
  凶作:-25
  不作:-5
  豊作: +5
  大豊作: +10
  破滅的豊作: +25
作業スケジュールが遅れた: 期間内に完了できなかった作業一つにつき-20
作物ごとの修正
 コメの二期作の二回目: 上の修正に加えてさらに-25
トウモロコシの未熟果:-10
トウモロコシで中耕しなかった:-1
 成功した場合、(出目 + DM合計 -7) x 1%分だけ、単位面積当たりの収穫量が上昇する。失敗した場合は、(出目 +
DM合計 -7) x 2%分、単位面積当たりの収穫量が減少する。

Table.18 生産者価格の決定
小麦:  150 + (2D6 -7)x5 Cr/ 重量t
コメ: 210 + (2D6 - 7)x5 Cr/重量t
トウモロコシ: 120 + (2D6 - 7)x 2Cr /重量t
トウモロコシ未熟果: 60 + (2D6 -7) x 2Cr/重量t
青刈りトウモロコシ: 150 + (2D6-7) x 10 Cr/重量t (実は人間用よりも平均的に高いが値段の幅が大きい)

2D6への修正:
作柄が大凶作: +100 収入が増えたところで買う食べ物が無い場合もあるので売らない方がよい
     凶作: +25
  不作: +10
  大豊作: -2
  破滅的豊作:-20 実は農場の倒産原因で一番多い
田舎度が200km超: -1
      500km超: -2 輸送費の負担が大きくなるのでその分買取価格が下がる
            1000km超: -4
交通が隠れ里: -2
交通が普通: +1
交通が便利: +2

全体の修正:(2D6とその修正を適用して後でさらに適用する。平均耕地面積が狭い世界では破滅的豊作による悪影響が小さくなる)
貿易上の分類による修正: 農業 -20%
               富裕 +20%
               貧困 -20%
               非水 +20%
               非工 +20%
その他修正:
世界の平均耕地面積が25ha以下: x3
               50ha以下: x 2
       -75ha以下: x1.5
       -100ha未満: x1.25
その世界の平均月収が2000Cr未満/月である: x 設定した平均月給/2000Cr
  これは最低賃金が低い場合、その世界の購買力も低いことを再現している。2000Cr以上なら修正はない。

Table.19 国内市場規模(人口コード5以下の世界のみ)
・国内向けに売却できる最大量(消費できる限界なので、安くしたって国内ではこれ以上の量は売れない状態)
食料(穀物は勿論、後述の果物、芋、豆など): 人口コード x 10ha分の収穫 
  修正: Aタイプ宇宙港がある +10ha分
     Bタイプ宇宙港がある +5ha分
    恒星間国家の軍事基地がある +15ha分
    偵察局基地 +5ha

工業原料(綿など): 人口コード-4 x 10ha分の収穫

嗜好品(タバコ、ワイン用ブドウ、お茶やコーヒーなど無くても死なないもの): 人口コード x 5ha分の収穫
  修正: Aタイプ宇宙港がある +12ha分
     Bタイプ宇宙港がある +7ha分
    恒星間国家の軍事基地がある +20ha分 
    偵察局基地 +10ha
         田舎暮らしは退屈なのか、長期滞在外世界人の嗜好品消費は増える(笑)
人力表: 一日10時間労働
1日
運搬手段が機械化
収穫(穀物) 0.015 ha (筋力+耐久力)/1000 ha x3
収穫(穀物以外) 150kg 筋力 x 20kg x3
草むしり(無農薬) 0.15ha (筋力+耐久力)/100ha 二週間に一度が基本 関係ない(笑)
虫取り(無農薬) 0.015ha (敏捷力+耐久力)/1000ha
臨時雇い表
修正:
人口コードによる修正: 人口コード-6 当たり前の話だが、総人口10人の世界で100人必要な作業は不可能である
田舎度による修正: 100km未満 +4
  : 100 - 500km 0
  : 501 - 1000km -8
  : 1001km以上 +2 このくらい遠いと旅行気分で希望者が増える(笑)
交通が:便利+2
  : 不便-1
  :すごく不便-2
  :廃止寸前-4
  :無いも同然-6
  :隠れ里-10
労働力不足の世界: -4
産業が貧困の世界: +5
過疎化の世界: -2
時給10Cr未満: -3 労働力不足の世界なら-6 これら時給の修正には交通費の有無も含んでいる
時給10-15Cr: なし
時給16Cr以上: 時給-15のプラス修正
宿泊設備を用意してある: +3
茶摘み、もしくはブドウ踏み用の美少女や兄さん達: -5
アルバイト雑誌に広告を出す: 1000Crにつき+1。この方法をとった場合、キャンセルが出来なくなる。
一人あたり10時間以下の仕事: -2
一週間以上続く仕事: +2
畜産施設表
床面積 価格
床面積 価格
小畜舎 500sqm 40,000Cr 酪農用畜舎
(乳牛専用)
飼育スペース2,000sqm (200頭)
+ 搾乳設備1,000sqm = 3,000sqm
250,000Cr
大畜舎 2,000sqm 100,000Cr
・家畜一頭当たりの必要床面積
 牛: 10 sqm/頭
 ブタ: 2.5 sqm /頭 実際は1.5sqm程度でも良い。(日本のガイドラインでは体重100kg超のブタは最低1.5sqmとされている)
 鶏: ケージ飼い 0.1sqm/羽 平飼い1.5sqm/羽
 羊と山羊: 3.0sqm/頭 豚より小柄なのに要求面積はでかい
 これらは作業スペースも含んだ面積である。

・搾乳設備: ミルキングパーラー。慣れた乳牛や山羊なら自分で定位置について自動的に搾乳を受けてくれる。

サイロ: 牧草の貯蔵施設。貯蔵能力10tごとに40,000Crと5sqmの床面積が必要。冷蔵などの長期保管処理を行う場合の維持費は年間で価格の0.1%。長期保管処理をしないなら0.01%。ローン可。このサイロの中で牧草のサイレージ(発酵させることで水分量を減らすとともに有機酸など栄養素を増やす)を行うが、実は牧畜分野では既に時代遅れである。それでも、エサ用の穀物の貯蔵には必用。また、維持費は価格の0.2%の維持費を支払うことで、肉の冷凍保存が出来るが、その場合はサイレージと牧草の保管には使えない。。

・堆肥置き場: 糞を保管して堆肥にする場所。基本的に簡単な屋根と地面をコンクリートで固めて地下に浸透しないようにしておけば大丈夫。面積1sqmあたり7.5Cr。貯蔵能力は1sqmあたり3t 維持費は不要・

・し尿処理設備: 浄化槽。TL6以上の世界では設置義務ありで、特に尿を処理する。容積1klあたり25,000Crと、価格の2%の維持費が毎年必要。それぞれの家畜の一日の排泄物量を計算して、必要な大きさのものを設置すること。違反した場合は重大な環境汚染や伝染病まで引き起こす危険があるため、刑務所行きである。
牛関連
0 2-3ヶ月 3−6ヶ月 8−10ヶ月 14-15ヶ月 24-25ヶ月 29ヶ月 5−6年
乳牛 出生 離乳
種付け 初産 この間に4−5頭出産できる お肉化
乳牛は12月齢、肉牛は8-10月齢で繁殖農家を離れる 搾乳(300日) + 乾乳期間60日 妊娠期間300日
肉牛
離乳 肥育開始 この間、体重は直線的に増え
る (+0.5〜0.6kg/日)
普通の肉牛は23-24ヶ月
(500kg程度)でお肉になる。
お肉になる(和牛)
体重
(乳肉共通)
40kg 3ヶ月
90kg
6ヶ月170kg 10ヶ月280kg 350kg 540kg  600-700kg 努めて太らせない限りこの先はそれほど大きくならない
餌の必要量(※1)
和牛:
10kg/日 (粗飼料1kg、濃厚飼料1kg 配合飼料8kg) 
搾乳期の乳牛:
40kg/日 (粗飼料20kg 濃厚飼料15kg 配合飼料5kg)  
 搾乳期間の配合飼料は5kg/日が一般的だが、この量を増やすことで、乳量は増加する。一日の乳量は、配合飼料kg数 x 6 リットルとなる。(ただし、40リットル/日が限界)。配合飼料4g/日以下では、乳量は一日10リットル程度(後述の粗放牧と同レベル)に落ちる。
最初の妊娠中、および
乾乳期の乳牛:
10kg/日 (粗飼料4kg 濃厚飼料3kg 配合飼料3kg) 配合飼料でカルシウムを補給しないと骨がもろくなって死ぬ。
肉牛(グラスフェッド):
16kg/日 (粗飼料16kg 出荷前数ヶ月に配合飼料4kg/日を与えることもある
放牧地で生の牧草を食べさせるときは重量x2.5
肉牛(グレインフェッド):
12kg/日 (粗飼料8kg + 濃厚飼料4kg  濃厚飼料1kgは概ね粗飼料2kgに相当するが、牛の健康の問題で、粗飼料との比率が2:1を超えてはならない。)
人工哺育:
配合飼料(=人工ミルク) 1kg + 粗飼料0.5kg/日 基本的に離乳前三カ月間与え、その後はグレインフェッドかグラスフェッドに移行する。
飲水量: 35リットル/日 (※2)  搾乳中の乳牛は 一日の乳量 x 3リットル/日 (※3)

排泄物: 糞 20kg/日 尿10リットル/日 搾乳中の乳牛はこの倍 

※1: 極めて大雑把な概数である。とくに搾乳期でない乳牛は実態とは違うかも…
※2: 盛夏での最大量であるが、基本的にこの量を確保しておけば問題ない。
※3: これもかなり多い見積もり
※4: 飲み食いした量以上に出しているように見えるが、試算に使う平均値である。糞の80%は水分である。
・諸経費
・種付料: 人工授精も含む。30Cr/頭 (エース級牛のタネはx1D6+1) なお、乳牛は一回の出産を経た状態で妊娠していないと乳は出さない。人工授精による雌雄の産み分けは、牛に限らずTL6から可能である。精子の比重が違うから見分けるのは簡単。人間にも応用できる。

・生きた牛の購入価格: 体重100kgあたり180 + (2D6-7)x5 Cr。購入する時は勿論、生きた状態で売却する時もこの価格。例えば標準的な子牛(280kg)は平均して504Crである。和牛は1D6+1倍になる。

・畜舎の維持費: 建物の価格の2%/年 

・飼料: 粗飼料(干草と青刈りトウモロコシ) 1tあたり225Cr x 貿易上の分類と平均耕地面積による修正。
           濃厚飼料 その世界のトウモロコシ生産者価格 x 1.5に等しい。
     配合飼料 300 Cr /t これは自給不可能である。
  交通が「普通」以下で田舎度が100kmを超える場合は、それぞれの費用は(1+田舎度/1000)倍になる。鉄道がある場合は、(1+田舎度/2000)倍。交通が「便利」では、田舎度を半分にして計算する。
  この価格は他所から購入することが前提なので生産者価格よりも割高になっている。生産者から直接買い取ることが出来れば、配合飼料以外は価格を2/3にできる(ただし、輸送費の修正は変わらない)。もちろん、自給するにこしたことは無い。

・参考データ 平均的な牛の餌代:
(農業、富裕で平均耕地面積による修正が無い世界で、飼料を自給していない農家 トウモロコシは120Cr/tとする)  
和牛:
3ヵ月で離乳し、29ヶ月で肉になるまで、780日間。
粗飼料780kg 175.5Cr 濃厚飼料780kg 140.4Cr 配合飼料6.24t 1872Cr
計: 2187.9Cr 実際の和牛は高コスト体質で飼料代がもっと高いが、本ルールでは並みの牛よりも安くなる。
搾乳期の乳牛:
搾乳期間は300日 粗飼料6t 1,350Cr 濃厚飼料4.5t 810Cr 配合飼料1.5t 450Cr
計: 2,610Cr 大抵の酪農家は粗飼料くらいは自給しているのでもっと安い
乾乳中の乳牛:
30日あたりのエサ代 = 粗飼料120kg 27Cr 濃厚飼料90kg 16.2Cr 配合飼料90kg 27Cr
 計: 70.2Cr/30日 
グラスフェッド:
子牛から離乳までの3ヶ月+出荷までの26ヶ月全期間880日
離乳前: 人工飼料90kg 27Cr 粗飼料45kg 10.125Cr 計37.125Cr
肥育期: 粗飼料12.64t 2,844Cr 「グラスフェッド」を名乗る限り、放牧との組み合わせで普通は餌は自給する。なお、牛舎の中で草だけ与えて育てるのは、中途半端な和牛でしかない。
グレインフェッド:
子牛から離乳までの3ヶ月+出荷までの26ヶ月全期間880日
離乳前: 人工飼料90kg 27Cr 粗飼料45kg 10.125Cr 計37.125Cr
肥育期: 粗飼料9.48t 2,133Cr 濃厚飼料3.16t 568.8Cr 計2,701.8Cr
 実際の所、干草とトウモロコシくらいは自家生産しないと厳しい(どうやらジャガイモはそのままでは牛は食わないようで、加工しなければならないようです)。

・ロールベーラー: トラクターに引かせて使う機械。中(30,000Cr )と大(50,000Cr)しかない。中は一時間に1ha分、大は2ha分の牧草をベールにする。ローンは年利5% 10年払い (新品価格の15%/年)。動力内蔵なので、稼動100時間あたり価格の1%の経費が必用。加えて、ロール一個当たり5Crのラッピング費用が必要。この機械があれば、サイロなしでサイレージが行える。牧草は、一個当たり500kg(乾燥後は200kg)の円筒、もしくは立方体の草束となり、その場で発酵させる(北海道の牧場風景にある、牧草地に転がっているあれがそう)。放牧地に草が無い時期や、牧草を飼料として商品化している場合は必須だが、年中牧草が青々している気候では不要。

・衛生費: 一頭あたり50Cr/年に加えて獣医師が存在している必要がある

・ユーティリティトラクター: 20,000Cr。手作業で糞運びや敷き藁運びをしたくなければ一台は必用。維持費はトラクターと同様に計算するが、牛200頭につき、年間300時間稼動する。

・電動搾乳機: 5,000Cr。一度に一頭の乳を搾れる。一頭当たり5分で搾乳可能。維持費不要

・牛乳輸送缶: 20リットル用1本=200Cr。 50リットルまであるが、以後、容量10リットルごとに値段は100Cr上がる。牛の数の3倍の本数が望ましい(搾乳、出荷、業者から返却のサイクルがあるから)。

・放牧用の柵: 300Cr/100m 1haあたり400m必用。維持費として設置費の0.1%/年

・牧草地の灌漑設備: スプリンクラーかセンターピボットのみ可。費用は小麦並みで良い。

・移動式スタンチョン: 一個500Cr。放牧のみで育てる牛には必用。搾乳や検査、人工授精などの時に保定するのに使う。畜舎にはスタンチョンは付属しているので、畜舎があれば買う必要はない。維持費不要。

・牛への給水設備: 10頭までなら不要。設置費や維持費、間接経費は地表灌漑設備一式(50ha分)と同じ。ただし、牧草地への灌漑設備とは別にすること。一式で200頭の牛に給水できるが、水源なしの地域では井戸の給水量による修正を受ける(Step.4参照 例えば水量が0.8なら、160頭分にしか給水できない)。スプリンクラー式にしても牛が飲む水の量は変化しないので、利点は無い。ランニングコストは設備価格の2%/年。牛の数が少なくても変わらない(衛生の問題で流しっぱなし、さらにおしっこを希釈して排水するのにも使うから)。

・労働力(※): 労働力は飼育の目的と条件によって異なる。以下を参照して適切な人数を設定すること。

肉牛/乳牛問わず離乳後の牛の完全な舎飼い: 牛25頭/人
肉牛/乳牛問わず離乳後の牛で放牧を取り入れている: 125頭/人(放牧していると粗飼料は自力で食べてくれるので、餌やりの手間が劇的に減少する。この人数は集約放牧(後述)の場合であり、粗放牧(これも後述)はもっと楽)
乳牛の乳搾り: 乳牛25頭/人 ミルキングパーラーがあると乳牛250頭/人
乳牛の子牛の人工哺育: 離乳前子牛25頭/人 (本来は母牛の乳で育てるところを、人間様への分け前を減らさないために人工飼料で離乳まで育てる。一日三回の授乳が手間がかかる。放牧を行っても省力化できないが、90日分の牛乳と引き換えに母牛に世話を任せた場合は、労働力の算定に際して離乳後の牛の数に含めて良い)

一般的に言って、片手間での飼育は後述の粗放牧以外では不可能。しかし、農作業用の家畜に転用した牛は片手間飼育できるが、畜産物の価値は皆無。

・ロボットの使用: 家畜の世話にロボットを用いる場合、「農耕」プログラムは使えず「生物学」か「医学」を使用すること。牛以外でも同じ。またロボットの腕二本につき人間2.5人に相当する農業と違い牧畜ではロボットの腕二本=人間1人にしか相当しない。寝ずに働くのがロボットの利点だが、家畜も夜は寝るので夜間の作業はストレスを与えるだけ。

人件費: 臨時雇いの場合、時給10-15Crで1日10時間契約。正規雇用では月2000Crが目安

・生活費: step.4参照

・税金: Step.4参照

(※) この労働力は、例えば牛が1匹だからと言って、労働時間は1/25になったりはしない(これは、粗放牧で無い限り全ての家畜に共通する)。家畜を立派に育てるにはこまめな世話が必要であり、例え牛一頭だとしても、糞掃除、餌やり、床敷きの交換などなど、畜舎に通わねばならない回数は変わらないので、ある程度数がいた方が効率的。
・利益
生きた牛の価格: 体重100kgあたり180 + (2D6-7)x5 Cr 売却する時は勿論、自分の牧場用に購入する時もこの価格。

枝肉: 体重100kgあたり350 + (2D6 -7) x5Cr ただし、生きている時の重さの60%であることに注意。和牛は1D6+1倍になるが、まず日本人以外買わない。そして、ソロマニ近辺以外に純粋な日本人はそうそういない。

牛乳: 350 + (2D6-7)x5 Cr /1kl 新鮮さが命なので一日分の牛乳はすぐに売らねばならない。一日の乳量は後述するが、配合飼料を用いて育てている場合は基本的に 30リットル/頭・日。言うまでも無いことだが、オスの乳牛は存在しない。乳牛種の肉用牛がいるだけである。

革: 50 + (2D6-7)x2 Cr/sqm TL4以下の世界では1/10。1頭から体重x0.55/100 sqmの革がとれる。 実際には最高級の子牛革(Calf skin 生後6ヶ月まで)、キップ革(Kip skin 二歳くらいまで)、ブルハイド(Bull hide 去勢していない3才以上の雄の皮。汚いが頑丈なので工業用)、ローハイド(Rawhide クリント・イーストウッドの出世作)などの種類があり、価格はまちまちなのだが、ここでは統一する。また、取引単位も本来はデシ(DS 10cm四方)である。

胎児血清: 100Cr /100ml 生化学用の試薬。研究者以外にこの用途はあまり知られていない。胎児の体重(30kg程度)の5%程度の血清(1500ml)が得られるが、胎児は死ぬ。需要は多くは無い(TL6以上の世界で2D6で10+)。なお、胎児の皮(unborn calf skin)は、牛革の中でも特に稀少な超高級品である。

牛糞堆肥: 6Cr/t 糞の量の20%が堆肥になる。Step.4の上級ルールと値段が違うのは生産者価格だから。

修正:
 2D6への修正
田舎度が200lm超: -1
      500km超: -2 輸送費の負担が大きくなるのでその分買取価格が下がる
            1000km超: -4
交通が無いも同然: -2
交通が隠れ里: -3
交通が便利: +1

牛乳: 田舎度修正は倍 (新鮮さが命だから)

全体の修正:(2D6とその修正を適用して後でさらに適用する)
貿易上の分類による修正: 農業 -20%
               富裕 +20%
               貧困 -20%
               非水 +20%
               非工 +20%
世界の平均耕地面積が50ha以下: x 2
       -75ha以下: x1.25
生きた牛の価格: 平均耕地面積の修正が二倍
その世界の平均月収が2000Cr未満/月である: x 設定した平均月給/2000Cr     
・豚関連
0
3週間
3ヶ月
6ヶ月
8ヶ月
1年
18ヶ月
2年以降
肉用ブタ 出生 離乳 子豚時代
の終わり
この時期以降にお肉
繁殖ブタ 出生
種付け-出産
(妊娠期間115日)
種付け2回目
(出産から6ヶ月おき)
以後4回の出産
(計6回 62ヶ月)で引退
体重 1.5kg 5-6kg 40kg 120kg
180kg 210kg 230kg
餌の必要量(※1): 肉用 2.5kg/日・頭 繁殖用 3.0kg/日・頭 
 日本のブタは贅沢に配合飼料だけ食べるが、基本的に濃厚飼料(穀物、ジャガイモ)だけで良い。

飲水量: 肉用6リットル/日・頭 繁殖用 10リットル/日・頭 (※2)  

排泄物: 糞 2kg/日・頭  尿 4リットル/日・頭

繁殖: 一回に平均10頭の子を産む。繁殖は年二回可能。自然交配であり種付けはしない。人工授精すれば
雌雄産み分けは可能だが、意味が無いのでやらない。

※1: あくまで平均的な値であり、実際には月齢によって違う。離乳直後は0.5kg/日でよいし、妊娠中のメスはもっと多い。
※2: 盛夏での最大量であるが、基本的にこの量を確保しておけば問題ない。
・諸経費
・生きた豚の購入価格: 体重100kgあたり120 + (2D6-7) Cr。購入する時は勿論、生きた状態で売却する時もこの価格。例えば標準的な子豚(30kg)は平均して30Crである。

・畜舎の維持費: 建物の価格の2%/年 

・飼料: 粗飼料(干草と青刈りトウモロコシ) 1tあたり225Cr x 貿易上の分類と平均耕地面積による修正。
           濃厚飼料 その世界のトウモロコシ生産者価格 x 1.5に等しい。
     配合飼料 300 Cr /t これは自給不可能である。
  交通が「普通」以下で田舎度が100kmを超える場合は、それぞれの費用は(1+田舎度/1000)倍になる。鉄道がある場合は、(1+田舎度/2000)倍。交通が「便利」では、田舎度を半分にして計算する。
 この価格は他所から購入することが前提なので生産者価格よりも割高になっている。生産者から直接買い取ることが出来れば、配合飼料以外は価格を2/3にできる(ただし、輸送費の修正は変わらない)。

・衛生費: 一頭あたり25Cr/年に加えて獣医師が必要

・ユーティリティトラクター: 20,000Cr。手作業で糞運びや敷き藁運びをしたくなければ一台は必用。維持費はトラクターと同様に計算するが、豚500頭につき、年間300時間稼動する。

・豚放牧用の柵: 100Cr/100m 1haあたり400m必用。維持費として設置費の0.1%/年。牛用の柵は豚に使えるが、その逆は不可。

・シェルター: 250Cr。放牧豚のねぐら。2頭につき1つ用意するのがベスト。

・給水設備: 50頭までなら不要。設置費や維持費、間接経費は地表灌漑設備一式(50ha分)と同じ。一式で500頭の豚に給水できるが、水源なしの地域では井戸の給水量による修正を受ける(Step.4参照 水量が0.8なら、400頭分にしか給水できない)。その他制限は牛の給水設備と同じ

・労働力: 多くの場合、完全な舎飼いである。100頭/人 ロボットの場合は腕二本につき人間一人に相当する効率となる。しかし、豚は繊細で神経質なため、ロボットを嫌う可能性がある(品種によって2D6で6+で、ロボットに世話をされるとストレスで死ぬ)。

・生活費: step.4参照

・税金: Step.4参照
・豚からの利益表
生きた豚の価格: 体重100kgあたり120 + (2D6-7) Cr 売却する時は勿論、自分の牧場用に購入する時もこの価格。

枝肉: 体重100kgあたり175 + (2D6 -7) x5Cr ただし、生きている時の重さの70%であることに注意。

革: 25 + (2D6-7)x2 Cr/sqm TL4以下の世界では1/10。1頭から体重x0.55/100 sqmの革がとれる。実際の値段は牛革とそう変わらないが、需要があまり多くないことを考慮して、牛革の半額とした。

豚糞堆肥: 6Cr/t 糞の重量の20%が堆肥となる

修正: 2D6への修正
牛と同じ

全体の修正:(2D6とその修正を適用して後でさらに適用する)
牛と同じ         
鶏関連
ブロイラー
-21日
0
21日まで
22-45日
50日
60日
孵化 ここまで雛用餌 成長用エサ 出荷(小型) 出荷(大型)
体重
40g
30日で1kg 2200g 2700g
採卵用
-21日 0 30日 60日 150日 210日以後 550日
孵化 ここまで幼雛 ここまで中雛 大雛 産卵ピーク お肉
体重
40g 300g 800g 1700g 1750g 2000g
飼料要求率
3.8 1.9 2.6
平均的卵重 この卵重は雰囲気だけのものである。 48g 58g 66g
※: 一日に卵を産む確率は、産卵ピーク期では90%、その他では50%程度である。
餌の必要量(※1): 配合飼料のみ 0.12kg/日・羽 

飼料要求率: 通常は1.9〜2.3。採卵用鶏にのみ必要なデータ。1kgの卵を産む期間にどれだけの飼料が必要
かを示すもので、例えば2.1であれば2.1kgである。このルールでは、採卵用はピーク時に1.9として扱う。つまり、
一日0.12kgで1.9であれば、産まれる卵(一日一個しか産まない)は120g/1.9=63gの重さとなるが、本ルール
では卵の大きさは考慮しないので、あくまで雰囲気だけである。また、エサを大量に与えても必要以上は食べ
ないし、無理に与えても太るだけで、卵の大きさは一個当たり100gを越えることは無い。一応、鶏卵一個
の世界記録は198gであるが、これは例外中の例外。なお、必要以上は食べない代わりに、猛暑などでは簡
単に食欲を失い、卵の大きさが小さくなる。

飲水量: 0.18リットル/日・羽  

排泄物: 0.15kg/日・羽 鳥なので糞と尿は固形で一緒に出てくる。従って浄化槽は不要。

繁殖: 自家繁殖しても良いが、普通は専門の育雛業者からヒヨコ(40g)を買う(※2)。雌雄の産み分けは不可能。

※1: ブロイラーと採卵用で飼料に互換性は無い。
※2: 実際にはもう少し大きくしてから買うのだが、ブロイラーと採卵用の体重差が面倒なので、本ルールではヒヨコ買いとする。
・諸経費
・生きた鶏の購入価格: 重さ100kgあたり100 + (2D6-7)x10 Cr。購入する時は勿論、生きた状態で売却する時もこの価格。

・畜舎の維持費: 養鶏の場合は建物の価格の3%/年 衛生管理や照明が面倒なので少し高め

・飼料: 配合飼料 300 Cr /t これは自給不可能である。
  交通が「普通」以下で田舎度が100kmを超える場合は、それぞれの費用は(1+田舎度/1000)倍になる。鉄道がある場合は、(1+田舎度/2000)倍。交通が「便利」では、田舎度を半分にして計算する。
   
・卵の冷蔵室: 10,000Cr 維持費250Cr/年 雌鳥1000匹x1週間分を貯蔵。畜舎に置き場所はあるので、建物は不要。

・衛生費: 100羽あたり50Cr/年に加えて獣医師が必要

・ユーティリティトラクター: 20,000Cr。手作業で糞運びや敷き藁運びをしたくなければ一台は必用。維持費はトラクターと同様に計算するが、鶏10,000羽につき年間300時間稼動する。

・給水設備: 500羽までなら不要。設置費や維持費、間接経費は地表灌漑設備一式(50ha分)と同じ。一式で5,000羽に給水できるが、水源なしの地域では井戸の給水量による修正を受ける。その他制限は牛の給水設備と同じ

・労働力: 飼育方法によって違う。平飼いは500頭/人、ケージ飼いは5000頭/人 ロボットは腕二本につき人間一人に相当

・生活費: step.4参照

・税金: Step.4参照
・鶏からの利益表
・生きた鶏の購入価格: 重さ100kgあたり100 + (2D6-7)x10 Cr。購入する時は勿論、生きた状態で売却する時もこの価格。

骨付き肉: 重さ100kgあたり130 + (2D6 -7) x5Cr 平飼いの鶏ならx1.25 ただし、生きている時の重さの70%であることに注意。

卵: 重さ100kg(殻も含む)あたり100 + (2D6-7)x2Cr 平飼いの鶏ならx1.25

鶏糞堆肥: 6Cr/t 糞の20%が堆肥になる。牛糞、豚糞と違って土壌改良効果は無いが、有機肥料としては即効性がある。

修正: 2D6への修正
牛と同じ

全体の修正:(2D6とその修正を適用して後でさらに適用する)
牛と同じ         
・羊、山羊
・羊の生育過程
0
3週間
4ヶ月
5ヶ月
8ヶ月
24ヶ月
誕生 最短の離乳 普通の離乳 スプリングラム ラム
(12ヶ月未満の肉)
マトン
平均体重 4kg
25kg 35kg 50kg 100kg
・肉用なら1日あたり150-250g体重を増加させるようにする。経済寿命は6年程度。
・24ヶ月の体重は雄のもので、雌はその75%程度。
・毛刈りは12ヶ月から年一回可能。

・山羊の生育過程
0 3ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
誕生 普通の離乳
ラム マトン
平均体重 3.5kg 20kg 40kg 60kg 90kg 100kg
乳用 初乳のみで離乳させないと、
人間の取り分が減る(笑)
生後5ヶ月で繁殖可能
・24ヶ月の体重は雄のもので、雌はその75%程度。経済寿命は6年程度。
・搾乳可能期間は250日。早期離乳させなかった場合は160日。
・毛刈りは12ヶ月から年一回可能。

・様々な品種
 それぞれの品種にある体重は成長しきった雄の体重であり、特記が無い限り雌は75%。また、生育過程の表にある体重は最大体重に比例させる(例えば、80kgの羊の品種では、8ヶ月時の体重は50 x 80/100 = 40kgである)。
めん羊 毛用種 メリノ(小) 体重40kg 毛量5kg/年・頭
メリノ(大) 体重100kg 毛量10kg/年・頭
肉用種 大型 体重100kg 毛量3kg/年・頭
中型 体重80kg 毛量3kg/年・頭
両用種
体重100kg 毛量8.5kg/年・頭
毛皮用 ロマノフ 体重60kg  多産(雌一頭あたり2.2頭) 毛量2kg/年・頭
注1) 実際には雄の方が2倍くらいの毛が取れるが、数値は平均化してある。
注2) 乳はどの種類も0.5リットル/日とする。
山羊 乳用種 体重90kg  乳量3リットル/日
褐色 体重80kg 乳量2.5リットル/日
肉用種 ボア 体重140kg 
毛用種 アンゴラ 体重100kg 毛量2kg/年・頭
カシミア 体重100kg 毛量0.2kg/年・頭
小型種 シバヤギ 体重30kg 雌雄の体格差は無い 多産(雌一頭当たり2.2頭)、年間を通じて発情している 
注1) 乳用種以外では乳量0.6リットル/日。
餌の必要量: 山羊、羊共通 2.0kg/日(濃厚飼料0.5kg + 粗飼料1.5kg) もしくは乾燥していない草4.0kg
  : 搾乳中の山羊 4.5kg/日(濃厚飼料1.5kg + 粗飼料3.0kg)
数値は最大体重100kgの品種のものであり、小柄な品種ではその体重に応じて少なくなる。例えば、最大体重40kgの品種で
は20 x 0.4=0.8kg/日である。
           : 人工保育中の仔 離乳まで配合飼料0.5kg/日

放牧の場合: 山羊、羊とも一日4-6kgの生草を食べる

飲水量: 山羊、羊共通 2.0リットル/日 搾乳中は2倍 

排泄物: 山羊、羊共通 糞1.5kg/日 尿1.5リットル/日

繁殖: 発情期が決まっているため、山羊、羊とも年一回出産。妊娠期間は5ヶ月。平均的に普通は雌1頭あたり1.8頭の子
を産むが、親は一頭しか世話できないので、双子が生まれた場合、人間が手を貸さねばならない。人工授精も可能だが、
通常は雄一匹に雌の群れを当てがう自然交配である。人工授精での雌雄産み分けは可能(TL6から)。また、本当は子羊の
生存率は低く、母親:仔の比率が1を超えることは滅多にないが、本ルールでは無視。
・諸経費
・種付け料: 人工授精も含む 30Cr/頭

・生きた羊の購入価格: 120 + (2D6-7)x5 Cr / 100kg
・生きた山羊の購入価格: 90 + (2D6-7)x5 Cr / 100kg

・飼料: 粗飼料(干草と青刈りトウモロコシ) 1tあたり225Cr x 貿易上の分類と平均耕地面積による修正。
           濃厚飼料 その世界のトウモロコシ生産者価格 x 1.5に等しい。
  交通が「普通」以下で田舎度が100kmを超える場合は、それぞれの費用は(1+田舎度/1000)倍になる。鉄道がある場合は、(1+田舎度/2000)倍。交通が「便利」では、田舎度を半分として計算する。生産者から直接買い取ることが出来れば、配合飼料以外は価格を2/3にできる(ただし、輸送費の修正は変わらない)。

・衛生費: 一頭あたり25Cr/年に加えて獣医師が必要

・ユーティリティトラクター: 20,000Cr。手作業で糞運びや敷き藁運びをしたくなければ一台は必用。維持費はトラクターと同様に計算するが、1,000頭につき、年間300時間稼動する。

・放牧用の柵: 100Cr/100m 1haあたり400m必用。維持費として設置費の0.1%/年。

・シェルター: 2,500Cr。放牧時の雨よけ場。50頭あたり1箇所 畜舎があれば要らない

・防弾/防刃チョッキ: クロース並みで良い 250Cr。特に山羊を相手にするには必要(除角するよりも人間が身を固めろ!!)

・毛刈り道具: 高級電気バリカン(TL6以上) 500Cr 鋏50Cr

・給水設備: 100頭までなら不要。設置費や維持費、間接経費は地表灌漑設備一式(50ha分)と同じ。一式で1,000頭まで給水できるが、水源なしの地域では井戸の給水量による修正を受ける(Step.4参照 水量が0.8なら、400頭分にしか給水できない)。その他制限は牛の給水設備と同じ

・労働力(※): 舎飼いの場合100頭/人 放牧も取り入れている場合は500頭/人 粗放牧では2,000頭/人 人工保育は子50頭/人 ロボットは腕二本につき人間一人に相当

・生活費: step.4参照

・税金: Step.4参照

(※)羊は人間や他の動物を視覚的に認識している。よって機械と人間の区別も可能かも知れず、そうなればロボットは嫌われる可能性が大。また、毛刈りのことを考えると、人間と羊の間には信頼関係が必要である。しかし恐らく、例え人間型であろうと羊はロボットを見分け、決して信頼しないだろう(羊に限らず多くの動物にあてはまるが、信頼できる人とそうでない人を見分ける能力は鋭い)。ペットを飼った経験がある人にはわかるだろうが、これはいわゆる「心」とか「気持ち」の問題であり、ロボットには決して無いものである。
・利益表
・生きた羊の購入価格: 120 + (2D6-7)x5 Cr / 100kg 
・生きた山羊の購入価格: 90 + (2D6-7)x5 Cr / 100kg

枝肉: 羊肉 重さ100kgあたり275 + (2D6 -7) x 10Cr 肉用種以外の肉はx0.75
   : 山羊肉 重さ100kgあたり180 + (2D6-7) x 5Cr
 煩雑なのでラムとマトンの区別はしない。ただし、肉用羊/山羊の需要の50%はラムであるとする。従って、肉用の半分はラムとして出荷しなくてはならない。   

乳: 羊乳 350 + (2D6-7)x5 Cr /1kl  高価だが需要は少ない。栄養価は牛乳、ヤギ乳よりも高いが、根本的に美味しくないので加工用。また、普通に子羊に授乳させていれば、人間に回る分は無い。
  : 山羊乳 300 + (2D6-7)x5 Cr/1kl 乳用種以外は半額。また、山羊乳には脱臭効果がある。すなわち、周りの臭いを吸収してしまうので、清潔な環境で絞ること。

毛: 羊毛 1,800 + (2D6-7)x50Cr /t 白くてフワフワ…、なのは遠目だけ。洗浄前は脂ぎっていて、糞だらけ泥だらけで、かなり汚い。
  毛用種以外の毛はx0.75
  : カシミア 15,000 +(2D6-7)x500Cr /t 
  : アンゴラ 4,000+(2D6-7)x100Cr/t
  カシミア、アンゴラは高価で希少なため、あらかじめ販路を確保しておく必要がある。2D6で10+が必要。また、売却には最低でも100kgが必要。

毛皮: 50Cr/頭 毛皮用種の皮はx2 

修正: 2D6への修正
牛と同じ

全体の修正:(2D6とその修正を適用して後でさらに適用する)
牛と同じ         
畜産物の国内市場規模(人口コード4以下の世界のみ)
・国内向けに売却できる最大量(消費できる限界なので、安くしたって国内ではこれ以上の量は売れない状態)
食肉(全ての肉用家畜の枝肉合計)と卵: 人口コード4=100t、人口コード3=10t、人口コード2=1t、人口コード1=0.1t
  修正: Aタイプ宇宙港がある +200t
     Bタイプ宇宙港がある +100t
    恒星間国家の軍事基地がある +400t
    偵察局基地 +100t

牛乳: 牛肉の重量の二倍が限界
 修正: Aタイプ宇宙港がある +400t
     Bタイプ宇宙港がある +200t
    恒星間国家の軍事基地がある +800t
    偵察局基地 +200t

山羊乳、羊乳: 需要は無い。

革: 人口コードの匹数分の枚数

ウールおよびその他産物: 全く需要は無い