第14回 月例ボドゲ会 |
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今回も6人参加と言うことで、6人以上でプレイできるゲームばかりをチョイスして持っていった。 しかし急遽シイタケさんが欠席となったので、化夢宇留仁、テノムフ氏、αさん、cerberus氏、ダム氏の5人プレイ。 最初は「11ニムト」 多人数時の定番である「(6)ニムト」は正月に姪にやってしまって今持っていないのだ(笑) |
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画像がゲームスタート時の様子。 |
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捨て札の山が6つに増えている。 手前にある青い牛の顔のカードは、3枚以上貯まった捨て札の山を回収すると受け取ることになる「雄牛カード」である。 「ニムト」で牛をもらうと言うと悪いイメージしかしないが(笑)、このゲームではこのカードはもらって嬉しいカードである。 このカードを1枚持っていれば、カードを一度に複数枚数出すことができ、更に2枚以上あればその枚数分の捨て札の山に同時にカードを出すことができるのだ。 「雄牛カード」が無いと、手札の最後の1枚のカードを出すにはどうしても幸運の助けが必要になる。 ただし「雄牛カード」を手に入れるということは3枚以上のカードを回収するということであり、ここにジレンマが生まれるのだ。 |
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化夢宇留仁は最初は「雄牛カード」無し、2回目は3枚、3回目は2枚回収してプレイしてみた。結果は以下の通りである。
「雄牛カード」を3枚受け取った2回戦は手札を無くすことに成功。 「11ニムト」は前に試しにソロプレイした時にはピンと来なかったが、「ニムト」よりもむしろ頭を使わされる思考タイプのゲームに仕上がっていた。 |
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このゲームでは、プレイヤーは鉄道会社の経営者となり、線路をひいて商品を運んで儲けを出し、最終的に最も収入と路線長が長いプレイヤーの勝利となる。 |
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ゲーム開始状態。 各プレイヤーはスタート時点で株式を2発行している。 1株につき5$手にはいるので、最初の所持金は10$である。 各所にある色の付いたキューブは商品。 これを同色の都市に運ぶことで収入を得られる。ただし一度収入を得るとそれは累積してゆくので、キューブは単純に商品と考えるよりも、メーカーや農地との契約、または人口と考えた方がいい。 ゲームターンはいくつかのフェイズに分かれている。 最初は株式発行フェイズ。上記の株を好きなだけ発行できる。 しかし株は前述の通り借金であり、毎ターン1株あたり1$の配当金を支払わなければならない上に、ゲーム終了時には1株あたり3ポイントも勝利ポイントを引かれてしまう。しかし株を発行しないと一文無しで経営不可能と、いきなり厳しいジレンマに放り込まれるのだ。 |
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2フェイズにはそのターンのアクション選択順を決める競りが行われる。 画像の一番下の列が順番を表している。 この競りには勿論借金である資金が使用され、降りる時もさっさと降りないとお金を支払わされるという厳しいルール。 しかしそれでも次のアクション選択は非常に重要なので、なんとか1番を取りたいところ。 ちなみに画像の左上は点数を表すコマで、その下が現在の株の発行数、その下がエンジンパワーを表している。 |
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3フェイズにはアクションを選択する。 画像の商品表の下に7つ並んでいるのがアクションで、勿論早い者勝ちである。 「優先輸送」「優先施設」は、続く各フェイズに競りで決めた順番を無視して最初に各アクションを行える。 「エンジニア」は輸送フェイズに通常1ターンに3枚しか配置できない線路タイルを4枚配置できるようになる。 「機関車」は直ちにエンジンパワーを1上げることができる。 それによって輸送できる区間が増えるのだが、維持費として毎ターンの支払いも増えることになる。 「都市化」はボード上の白丸(町)を都市に成長させることができる。 新都市には専用のタイルが用意されており、これも早い者勝ちで、欲しい色の都市があるなら早めに選択する必要がある。 「商品補充」は、商品表の空きマスに商品を追加することができる。 画像では空きマスは無いが、ゲームが進むに連れてここから商品がボードに補充されて減ってゆくのだ。 「パス」は次の順番決めの競りの時に、1度だけ降りずにパスができる。 通常は1度降りてしまうと一番最後の順番になってしまうのだが、最高額を見極めてからの選択が可能になるのだ。 |
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5フェイズは商品輸送フェイズで、都市から都市へ商品を運び、収入を得る。 6フェイズはお待ちかねの収入フェイズ。 7フェイズは支払いフェイズ。 |
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8フェイズ 収入減少フェイズ。 直前に書いた希望を粉砕するようなフェイズ(笑) 線路などの備品は劣化してゆくので維持管理費がかかり、収入の数値に応じて収入が減少してしまう。 画像の外周のボックスの色が収入減少レベルを示しており、例えば収入が24あれば、隣に書いてある-4の通り、収入が4減少してしまうのだ。 |
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10フェイズは終了フェイズで、ターンマーカーを1進める。 というわけで実に厳しいバランスの経済ゲームとなっている。 |
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2ターン目の様子。 上記の通り赤のダム氏が2区間確保し、しっかりエンジンパワーも2に上げている。 エンジンパワーを上げると支出が大きくなってきついのだが、後々のことを考えるとやはり有利だと思う。 黒のcerberus氏はボード左隅に路線を確保。 青のテノムフ氏はcerberus氏とダム氏の間を縫うように路線をつないでいる。 これは商品の取り合いになるのでリスクがあるが、他のプレイヤーの路線を利用して遠くの荷物を運ぶこともできたりというメリットもある。 紫の化夢宇留仁は他のプレイヤーと絡むのを嫌ってボード右端に独自路線を形成。早速「都市化」で青の都市を配置している。 やっぱり独り占めしたいのだ(笑) 計画ではその後北に路線を延ばし、更に西に伸ばして長大な路線をゲットすることになっていた。 |
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3ターン目。 ダム氏がこっちのエリアにも手を伸ばしてきて、非常にじゃまくさい(汗) このゲームはやってみると分かるが、とにかくマップが狭い。 その分路線に必要なスペースの取り合いが激しいわけ。 4人でもきゅうきゅうだが、更にこのゲームは6人までプレイできるのだから恐ろしい(汗)。 |
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各路線が入り交じってなんだかよく分からないことに(汗) 化夢宇留仁は北に路線を延ばすのは成功したが、西への出口をテノムフ氏に手をつけられてしまい、焦る。 1つの都市に線路をつなげられるのは、6線路まで。つまり1ヘックスサイドにつき1本なのだが、青とつながっている都市の残りのヘックスサイドはあと1つしか無いのだ。 またこのあたりで、途中で都市化した赤の都市(ボード右上)が失敗だったのを思い知っていた。 あそこに紫の都市さえ置いていれば継続した収入が得られたのに、目先の収入に吊られて赤にしてしまったのだ(汗)。 絶好調なのはやはり赤のダム氏。 どんどん手を広げつつ、高い収入を維持している。 テノムフ氏とcerberus氏はこのあたりから協力して収入を得ていた。 お互いの路線を利用することで、どちらも収入を得るという戦法。 その結果厳しいのはボードの端っこで孤独に戦う化夢宇留仁である(汗)。 |
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勝利はやはりダム氏。cerberus氏は収入と株式発行の合計数では化夢宇留仁と同じだったのだが、線路数で差がついた。 |
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ちうわけで問題もあったが、やはりとてつもなく面白いゲームなので、年3〜4回くらいはプレイしたいと思っている。 |
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次は「ディクジット・オデッセイ」 「ディクジット」の2つ目の拡張セットで、単体でもプレイできる上、新たなボードなどのコンポーネントとシステムで、プレイ人数も通常6人。チーム戦で12人までプレイできるようになった。 また箱の中に今までのセット全てのカードを収納できるようになったので、持ち運びも便利に。 早速やってみたのだが、後で見てみればカードにどのセットのカードなのか分かる目印が無く、もはや今後は全てのセットを混ぜたプレイしか出来なくなっていた(笑)。 |
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得点ボードなどはシンプルなものに変更されたが、基本的なルールは今までの「ディクジット」と全く同じである。 親が出したカードを当てれば得点。親が出したカードだと勘違いされたらされた人が得点。親は全員に当てられなければ当てられた分だけ得点。 しかしゲームを始めてみて、少々問題があることが分かった。 最初の1回の答えが、説明を聞いても分からない。 よくよく聞いてみると、なにかのアニメのキーフレーズ的なものらしい。 2回目も「雨がうんぬん〜」というお題なのにそれらしい絵が全然出てこず、再び聞いてみるとやっぱりあるアニメ作品の・・・・・。 ちょ。ちょ。ちょっと待って(笑) どうも化夢宇留仁の説明が足りなかったらしい。 これではイメージゲームではなくて暗号通しゲームになってしまう(笑)。 そこでなるべく回答に特定(と思われる)の知識が必要なお題はシステムが意図する者と違うと説明。 その後はスムーズに進行した。 |
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結果 テノムフ氏30、αさん23、cerberus氏20、ダム&化夢宇留仁14 今回思ったが、上記の通り意外に概念をはっきり認識するのが難しいシステムらしい。システムは単純なのでそういう印象は無かったが、逆に単純だからこそそうなりやすいのか。 |
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最後に少し時間が中途半端だったので「動物博士」をプレイすることに。 要するに動物の特徴を使ったカルタで、お題の特徴を持った動物カードを素早く取りまくり、その数を競うというもの。 ただし間違ったらマイナスとなり、また得点自体は一番多く取った人は何点と固定されているので、知識のある人が圧倒的に有利になるわけではない。 |
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ちうわけで久しぶりかつ2012年初のボドゲ会を堪能したのでした。 20120310 |