今回のパクリゲームは「クォーリアーズ！」シリーズ。
なんとカードの代わりにサイコロでデッキを作るという変わり種で、これが意外に面白く仕上がっている。
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ゲーム準備。
一番上にあるのは得点ボード。
勝利条件となる得点は人数に応じて異なる。
奧のカードは左の3枚が基本カードで、左から「魔力源」「次元扉」「助手」で、魔力源はその名の通り魔力の素になり、魔法やモンスターを獲得したり、モンスターを召還する時に必要になる。要するにドミニオンで言うところの「財宝」である。
「次元扉」は魔法の一種で、振るダイスの数を増やすことが出来る。ドミニオンで言うところの「鍛冶屋」？
「助手」はモンスターの一種で、特殊能力として自分と他のサイコロを1個振り直すことが出来る。
奧の右の3枚は全て魔法カードで、手前の7枚はモンスターカードである。
これらはゲーム毎に多数の種類の中からランダムに選ばれる。
詳しくは後述する。
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 各プレイヤーは画像のダイスを最初のデッキとして自分の袋に入れる。
白いダイスは「魔力源」
茶色いダイスは「助手」である。
色に関わらず滴の形のアイコンは魔力であり、「魔力源」ダイスでは1か2の魔力が得られ、「助手」でも魔力1を生み出す場合があるのが分かる。
「助手」ダイスの矢印が描かれた面は、特殊能力の自分と他のダイス1個を振り直すというものである。
特殊能力もその目が出ないと発揮できないのだ。
そしてチェスのポーンのようなアイコンの面が出ると「助手」をモンスターとして召還できる。
数字が書かれているが、左上がレベル、右上が攻撃力、右下が防御力で、レベルに等しい魔力を支払うことで召還できる。
召還したモンスターが、次の手番まで生き残っていたら得点になる。
手番にはまずモンスターの得点化を行う。
上記の条件を満たしたモンスターそれぞれの固有の勝利点が入り、この時不要なダイスを廃棄することもできる。
次に袋からダイスを6個出して振る。
出目に魔法があれば、発動させることができる。
モンスターの目は上記の通り魔力を支払うことで召還できる。
最後に残った魔力を使い、魔法かモンスターを1つ獲得できる。
もしモンスターを召還していたら、他のプレイヤーのモンスターを攻撃する。
攻撃力の合計が、相手モンスターの防御力以上であれば倒すことができる。
この攻撃によって攻撃側のモンスターが倒されることはない。
そして次のプレイヤーの手番となる。
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ゲームが始まってすぐに売り切れになったモンスターは、画像の青いカード「境界の守護者」
こいつは防御力がやたらに高く、召還に成功すれば次の手番まで生き残る可能性が高そうだったのだ。
ちなみにモンスターや魔法は各5個のダイスが用意され（例外有り）、獲得できるのはそれが上限となる。
モンスターや魔法を含め、4種類のカードが売り切れになってもゲーム終了となる。 |
ゲームは上記「境界の守護者」を買い占めたAKI氏と化夢宇留仁が常時リードして進んだ。
「境界の守護者」を獲得し損ねて他のモンスターを確保していたcerberus氏は、高確率で自分の手番が来るまでに前の手番で召還したモンスターを撃破され、途方に暮れていた（笑）。
最後は化夢宇留仁が画像の「境界の守護者」と「巨獣トロール」のダブル召還を決め、それが生き残った時点で勝利条件を満たして勝利した。
要するに早い者勝ちのモンスター獲得競争なのだが、流石にサイコロ勝負だけあって運の要素も効いて、なによりやっぱり複数のサイコロを振るというのは純粋に楽しいので、予想以上に楽しめた。
ドミニオンよりも間口が広い感じだし、パーティーゲームとしてもプレイする機会を作りたい。 |
 というわけでいよいよ本番のドミ会開始。
AKI氏、VALIS氏、cerberus氏、MIK氏の卓と、化夢宇留仁とポル氏の卓に別れてプレイ。
4人の卓の方は「宝の地図」「海の妖婆」「鉱山」「坑道」「愚者の黄金」「鍛冶屋」「宰相」「使い魔」「地図職人」「抑留」というサプライ。
これはなかなかややこしいサプライだが、化夢宇留仁なら「使い魔」「地図職人」「鉱山」「鍛冶屋」あたりを使い、「呪い」を巻きつつ自分は「地図職人」で財宝を拾っては「鉱山」で強化を繰り返し、「鍛冶屋」でがっつり買い物といきたいところか。
結果はAKI氏64、VALIS氏54、cerberus氏34、MIK氏32という結果だった。
化夢宇留仁の卓は、ポル氏がドミニオン初と言うことで、ルール説明をした上で、最初はノンカウント勝負ということでやってみた。
サプライは「灯台」「礼拝堂」「画策」「共謀者」「公使」「鉱山の村」「研究所」「バザー」「破壊工作員」「商船」
化夢宇留仁の作戦は「礼拝堂」で強圧縮しつつ「研究所」と「画策」でドローしまくり。
もちろん初めてドミニオン初プレイのポル氏に対しても本気バリバリの化夢宇留仁である（笑）。
ゲームは終始化夢宇留仁が有利に進めたが、最後辺りでポル氏の「破壊工作員」ダブルアタックで「属州」を吹っ飛ばされたのにはめまいがした（笑）。
結果は化夢宇留仁27、ポル氏19
意外にいい勝負になっている（汗）。
隣の卓が長引いていたので、こっちは2人でもう1戦することにした。
今度はちゃんと記録にカウントするということで。
この日はポル氏にはフルボッコになっていただく予定だったのだ（笑）。
サプライは「念視の泉」「改築」「記念碑」「再建」「貢物」「弟子」「船着場」「造幣所」「書庫」「国境の村」
化夢宇留仁の作戦は「再建」と「改築」で圧縮しつつ「船着場」で大もうけ。
「国境の村」を買えれば「書庫」も使いたいところ。
ポル氏は「共謀者」複数買いに加えて、「書庫」が気に入り、「書庫」を何枚も購入していた。
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結果 ポル氏33、化夢宇留仁21
普通に負けてる（汗）
正直「書庫」の複数買いはどうかと思っていたのだが、アクションカードを脇に置けるのが想像以上に強力で、後半は毎ターン「属州」を購入され、化夢宇留仁が「念視の泉」に色気を出している内に終わってしまった（汗）。
むしろ化夢宇留仁がフルボッコにされそう（汗）
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メンバーチェンジ。今度は化夢宇留仁とVALIS氏、ポル氏の3人で。
「真珠採り」「占い師」「詐欺師」「開発」「海賊船」「橋」「シルクロード」「市場」「値切り屋」「街道」 |
 ここは「海賊船」でしょう！とにかく「海賊船」！
ちうわけで初っぱなから「海賊船」を買いまくる化夢宇留仁。
その甲斐あって真っ先に4金貯めることに成功し、その後は「属州」を買いまくり！
結果 化夢宇留仁41、ポル氏20、VALIS氏18
やはり「海賊船」は早い者勝ちである。
画像の手札も勿論「属州」購入。 |
隣の卓では「秘密の部屋」「停泊所」「手先」「借金」「大使」「馬商人」「偵察員」「護符」「議事堂」「宮廷」というサプライで戦いが繰り広げられていた。
化夢宇留仁ならばとにかく「大使」で圧縮しつつ、「宮廷」を2枚くらい買って「議事堂」と絡めたいところ。
戦いは「大使」の撃ち合いでドロドロになり、接戦をcerberus氏が制した。
結果 cerberus氏61、AKI氏60、MIK氏59
ほんとに接戦（笑）。
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次の化夢宇留仁の卓は、VALIS氏とcerberus氏との3人で「変成」「岐路」「仮面舞踏会」「願いの井戸」「よろず屋」「引揚水夫」「隊商」「寵臣」「厩舎」「投機」というサプライで対戦。
化夢宇留仁は「仮面舞踏会」と「引揚水夫」で圧縮しつつ、「厩舎」でカードを引きまくる作戦。
 だいたい想像通りの展開で、「厩舎」をつなげてドローをしまくる化夢宇留仁。
しかし、作戦に必要なアクションを購入するのに集中しすぎてしまい、結果「銀貨」を獲得するのが遅れてしまった。その結果もちろん「金貨」の購入も（汗）。
結果 VALIS氏31、化夢宇留仁24、cerberus氏19
アクション主体の作戦が好きな人が陥りやすいミスだが、序盤の「銀貨」は大きい。
くれぐれも化夢宇留仁と同じミスはしないように（笑）。
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もう1つの卓は、MIK氏が帰宅したのでAKI氏とポル氏の2人。
「ブドウ園」「中庭」「執事」「移動動物園」「木こり」「倉庫」「貧民街」「オアシス」「鍛造」「宝物庫」
白植入り。
化夢宇留仁であれば「執事」で圧縮しつつ、「宝物庫」「移動動物園」「貧民街」で回してゆく感じだろうか。
結果はAKI氏がやはり「執事」の圧縮でリードしたらしかった。
AKI氏56、ポル氏31
 化夢宇留仁の次の対戦はAKI氏とVALIS氏とcerberus氏との4人で。
「冒険者」「大使館」「祝祭」「魔女」「拡張」「玉璽」「ハーレム」「漁村」「堀」「司教」
化夢宇留仁が前に覚えた法則の1つに「司教」のある場では「魔女」は空気。というものがある（笑）。
というわけで、「司教」での圧縮とVPの獲得をメインに、「漁村」や「祝祭」「大使館」を取り混ぜて。
AKI氏が初っぱなから「魔女」で攻めてきたので、法則を証明できるかどうかの戦いになった。
結果 化夢宇留仁32（VP9、呪1）、cerberus氏31（VP10、呪1）、AKI氏24（VP6、呪0）、VALIS氏13（VP3、呪い2）
やっぱり法則は正しい（笑）。
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最後は「拷問人」「大市場」「役人」「民兵」「農地」「薬師」「埋蔵金」「玉座の間」「ならず者」「航海士」のアタック祭り。
圧縮カードもないし、なかなか難しいサプライ。
化夢宇留仁は考えた末、「薬師」と「埋蔵金」を組み合わせて「銅貨」を活用する作戦でいくことにした。
勿論「拷問人」「玉座の間」「民兵」「ならず者」もフォロー。
これは予想通り非常に激しい戦いになった。
化夢宇留仁は思っていた以上に「民兵」が飛び交う状況で、「埋蔵金」を買うまでお金が貯まりにくいのと、「薬師」も思うように手札に入ってこない苦しい展開に追い込まれた。
しかし中盤からガンガン「属州」を購入しつつ、「ならず者」でVPもたっぷり確保。
ところが「拷問人」の「呪い」で化夢宇留仁の動きが鈍った頃からの、cerberus氏の追い上げがすごかった。
「玉座の間」を効果的に使い、「民兵」「拷問人」を重ねてくる。
結果 cerberus氏42（VP0、呪4）、化夢宇留仁（VP12、呪7）、AKI氏29（VP1、呪2）、VALIS氏18（VP3、呪14）
負けた〜〜〜〜（汗）
やはり「呪い」を取りすぎた。
| 勝ち点 |
1回目 |
2回目 |
3回目 |
4回目 |
5回目 |
合計 |
勝率 |
負率 |
| 化夢宇留仁 |
0 |
3 |
0 |
4 |
1 |
8 |
40% |
20% |
| cerberus |
0 |
3 |
-1 |
1 |
4 |
7 |
40% |
20% |
| AKI |
4 |
0 |
2 |
0 |
0 |
6 |
40% |
0% |
| ポル |
2 |
0 |
0 |
|
|
2 |
33% |
33% |
| VALIS |
1 |
-1 |
3 |
-2 |
-2 |
-1 |
20% |
60% |
| MIK |
-2 |
-1 |
|
|
|
-3 |
0% |
100% |
※緑セルはB卓。
| |
プレイ数 |
1位 |
2位 |
3位 |
4位 |
勝点合計 |
勝率 |
負率 |
| 化夢宇留仁 |
15 |
10 |
4 |
1 |
0 |
36 |
66% |
6% |
| cerberus |
15 |
5 |
4 |
6 |
0 |
17 |
33% |
20% |
| AKI |
15 |
3 |
7 |
3 |
2 |
8 |
20% |
20% |
| ポル |
3 |
1 |
2 |
0 |
0 |
2 |
33% |
33% |
| HUK |
4 |
1 |
1 |
2 |
0 |
1 |
25% |
50% |
| MUK |
4 |
1 |
1 |
2 |
0 |
1 |
25% |
50% |
| VALIS |
5 |
1 |
1 |
0 |
3 |
-1 |
20% |
60% |
| MIK |
11 |
0 |
2 |
5 |
2 |
-9 |
0% |
54% |
今のところまだ化夢宇留仁がトップにいるが、この調子だとあっと言う間にドングリの背比べになりそう（笑）。
今回はフルボッコにするはずだった完全初心者のポル氏に普通に負けたのが痛すぎた（笑）。
ちうわけで今回のドミ会は終了。
やはり思うのは、実力が伯仲するメンバーでプレイすると「ドミニオン」はしびれるほど面白いということ。
こういう時間が持てたことを感謝したい。
20120722 |
