2014年7月6日 第37回月例ボドゲ会


 まずはシイタ毛さんが持ってきてくれた最近発売されて名作と名高い「宝石のきらめき」をプレイ。
箱の写真撮るの忘れた(汗)

 プレイヤーは豪商となって宝石を手に入れ、それらのセットを支払うことで発展カードを手に入れる。
発展カードは勝利点になると同時に永久に他の発展カードの獲得に用いることができる宝石でもある。
 手番には宝石チップの5種類の内3種類を1枚ずつ確保する。
4枚以上残っている1種類のチップを2枚確保する。
チップを支払って発展カードを買う。
発展カードを1枚手元に確保して金塊を1枚取る。
のどれかを行う。


 獲得した発展カードは公開情報なので、誰がどの辺のカードを狙っているのかはゆっくり考えれば分かるのだが、チップの残り枚数と場札になっている発展カードの早い者勝ち感が焦燥感をかき立て、なかなか他の人の状況を推理するまで神経が行き届かない。
 結果 化夢宇留仁15、シイタ毛さん14、MD氏13、cerberus氏9
なんとか勝利♪
最後に1手差で勝ちをつかみ取った。
 このゲームは地味ながら非常に熱い。名作と呼ばれるだけのことはある。

 次は「ヴォーパルス」
これも箱写真取り忘れた(汗)


 少しだけ「世界の七不思議」に似たシステムの同人ゲーム。
 戦乱の島で、100年間に渡って戦うというお話。
4ラウンドで100年なので、1ラウンドは25年。
メインシステムはいわゆるドラフトで、5枚のカードを受け取り、中から1枚を選び、残りを隣のプレイヤーに回す。これを繰り返して5枚を手にする。
 次にカードを場に出してゆき、次は戦争フェイズで出したカードの戦力を比べて勝利点を得る。
その次は経年フェイズで、場に出されたカードが歳をとる。
歳をとるのはカードの上に「経年カウンター」を乗せることで表現され、2ラウンドつまり50年賀経過するとそのカードは老衰で死亡する。
 こんな感じなのだが、とりあえずこの経年システムが非常に面白い。
時代の流れも感じさせてくれるし、戦略的にも幅が広くなるわけではないが、予想と計画というゲームの面白さの大きなポイントの1つをうまく味わえるようになっているのだ。


 結果 化夢宇留仁29、シイタ毛さん24、cerberus氏18、MD氏17
今回は化夢宇留仁のゴーレムやら古木やら、見るからに年老いても強そうな軍団が勝利を収めた。
しかしランダム要素と戦術の種類は非常に多いので、プレイする毎に大きく結果が変化しそう。
またプレイしてみたい。

 次は「将軍」をプレイ。
「アルハンブラ」のヘン作の大作で、同じ作者の大作といえば「コロニア」もそうだが、やはり「将軍」も「コロニア」と同じ超バカでかい箱である(汗)

 実はドイツゲームには珍しいダイレクトなウォーゲームである。
ゲームは2年間を季節毎にプレイし、勝利ポイントを競う。毎年の冬には決算がある。
アクションはカードによって行われ、完全に思い通りの動きができるというわけではないが、一応史実に基づいたウォーゲームと言えなくもない。


 パッと見でとにかく目立つのがこれ。
戦闘解決に使われるタワーである。
戦闘時には両軍が自分の戦力をこのタワーに放り込み、下からたくさん出てきた方が勝利するのだ。
というのもタワーの途中には絶妙に壁が配置されており、ひっかかって出てこなくなるコマもあるのだ。
そしてそのひっかかったコマは次の戦いで突然戦線に復帰するかもしれないというわけ。



 初期配置が終了した状態。
シイタ毛さんが黒、MD氏が青、cerberus氏が赤、黄色が化夢宇留仁である。
それぞれ一応歴史に名のある将軍を担当しているのだが、支配地域は選択できるとは言え引いたカードによって制限されるので、ずいぶんヘンテコなことになっている。
いったい他の国がはさまっている国内の土地どうしの連絡はどうやっていたのだろう(笑)?


 序盤の様子。
中央で青のMD氏と赤のcerberus氏の国境付近が戦力を増強し、きな臭いことになっている。
黄色の化夢宇留仁と黒のシイタ毛さんは東西にバラバラに国を作っており、それぞれにちょこちょこ増兵。
更にちょこちょこと現れているチップは城、神社、それに能舞台(笑)である。
これらは決算の時にその地域でトップの数を保有していれば高得点になる。
決算と言えば、その時には支配している地域に食料を供給しなければならない。
それができないと一揆の発生である。


 中盤。青と赤は中央部の空しい戦力増強合戦に見切りをつけ、東北に色気を出し始めている。
黄色の国だった淡路島(?)は城も破壊されて無人の荒野に。
一揆の結果である(汗)


 しばらく後。
各所で激しい戦いが繰り広げられた。
中国地方では化夢宇留仁とシイタ毛さんが攻防を繰り返している。
しかしこの時点では化夢宇留仁がダントツトップ♪


 ゲーム終了状態。
最後の決算でシイタ毛さんが飛び出して化夢宇留仁を置いてきぼりに(汗)
 結果 シイタ毛さん52、化夢宇留仁45、cerberus氏41、MD氏39
最終的な支配している国の数は、シイタ毛さん11、化夢宇留仁6、cerberus氏11、MD氏11・・・って化夢宇留仁だけ超少ない(汗)
というのも後半化夢宇留仁がトップなのを見て、周り中から攻められまくったのだ(汗)
実にマルチっぽい展開。
 名作と名高い「将軍」を初めてプレイしたが、やはり面白かった。
盤上を一望し、危なそうなところとか攻めるチャンスとかを探したり、流れとして展開を楽しんだり・・・
ちうかやはり化夢宇留仁はウォーゲームっぽいのが好きらしい(笑)

20141122


過去の記録を見る  次の記録を見る

ボードゲーム天国