こんな顔だったらしい。画像はWikiより。
戦後ドイツ皇帝ウイルヘルム2世は 「明石一人で、 大山満州軍20万に匹敵する戦果を上げた」 と激賞し、 ウォーナーの 「日露戦争全史」では「東郷や大山はロシアの艦隊や地上軍を撃破したが、 明石はロシアの心臓部に直接攻撃を加えた」 と記したそうで、間諜としては最大限の成功を収めたらしい。
というわけでこのゲームではこの人の活躍が結構影響するようになっているのだ。
それにしてもこの人とか甘粕とか、昔の日本人はなかなかしたたかだったようだ。
ロシア軍ターン。
増援を送ったくらいで大した動き無し。
ちなみにこのゲームの増援はポイントを使用して購入するようになっている。
一見作戦級ゲームに見えるが、上記の海戦や明石大佐もそうだが、戦略級的要素を強く持ったゲームなのだ。
2ターン(1904年5月)
まずは海戦フェイズ。
ウラジオストックと旅順それぞれの艦隊が日本軍迎撃に出港。
ウラジオストック艦隊は日本艦隊にダメージを与え、このターンの日本軍の輸送力を-2にした。
旅順艦隊は小競り合いの結果帰港し、修理のため1ターン行動不能となった。
てなわけで盤外の艦隊戦も盤上の戦いに影響してくる。
ちなみに艦隊戦はもう少し具体性のある選択ルールもあるのだが、ソロプレイに不向きなので今回は採用しなかった。
日本軍は朝鮮から北上してきた部隊の一部はそのまま北上。残りは西へ。
また旅順近くのホウトシンの港を占領し、いきなり旅順の目の前に上陸してそのまま旅順へ向かった部隊も。
ところで旅順とはマップの西端にある半島で、ここに要塞があったのだ。
いわゆる旅順要塞で、史実では日本軍は多大な被害を出しつつも大口径砲の活躍もあり、この要塞を攻略している。
本ゲームでも旅順要塞は重要拠点であり、攻略すればゲーム中最大の20VPを得られる上に自動的に旅順艦隊は全滅してしまうのだ。
したがって勝利のためにはどうしても旅順を落とす必要がある。
ただし今回は旅順の前に立ちふさがる南山要塞を5-1で攻撃し、これを撤退させて入城したところまで。
明石大佐の工作ポイントは今回は1(サイコロを振って決める)で合計5に。
これが20以上になるとロシア労働者のストライキや暴動が発生する可能性が出てくる。
ロシア軍ターン
旅順から南山方面へ、またロシア軍総司令部のあるリャオリャンより南方は守備隊が進み出た。
3ターン(1904年6月)
海戦フェイズ。
ウラジオストック艦隊は日本艦隊にこてんぱんにやられて逃走。2ターン出撃不能になった。
旅順艦隊は修理中。
日本軍ターン
進軍。しかし東の騎兵は的の強力な守備隊を見て逃げ帰ってきた(笑)
旅順方面では半島南部に新たな日本軍部隊が上陸し、大連を包囲攻撃。
これを殲滅し、大連を占領。
ちなみにマップ上の黄色のコマ(アグリコラのコマ/笑)は、勝利ポイントに影響する都市である。
特にデザインが変えてあるわけでもなく、名前も中国名で分かりにくかったので置いてみたらすごく状況が分かりやすくなった♪
明石大佐の秘密工作は合計7になった。
ロシア軍ターン。
とにかく戦力が足らない。
旅順では防備を固め、それ以外では各道路に防御拠点を設置した。
4ターン(1904年7月)
海戦フェイズ。
旅順艦隊は日本艦隊への攻撃に成功。日本軍の補充ポイントを-2した。
日本軍ターン。
大連と南山の間に残っていたロシア守備隊と、ハイチャンの守備隊を攻撃。
どちらも殲滅した。
明石大佐の秘密工作は12ポイントに達した。
ロシア軍ターン
守備隊を展開。
旅順方面では敵の突出部隊を海に追い込んで包囲攻撃(2-1)。
しかし結果は痛み分けに(汗)
5ターン(1904年8月)
海戦フェイズ。
旅順艦隊が出撃するも、戦果無し。
日本軍ターン。
3カ所で包囲攻撃を行った。
結果我が軍にも損害が出たが、3カ所いずれの敵も殲滅された。
赤瀬委大佐の秘密工作ポイントは17に。
ロシア軍ターン。
もはや旅順が落ちるのは時間の問題かと思われる。
さらに現在総司令部をおいているリャオリャンだが、このままではこちらも日本軍の手に落ちるのは時間の問題のように思える。次のタイミングで奉天に司令部を移すのを視野に入れつつ、遅滞防御。
6ターン(1904年9月)
海戦フェイズ。
ウラジオストック艦隊、旅順艦隊ともに戦果無し。
日本軍ターン。
リャオリャン方面で攻勢。リャオリャンの目の前まで迫った。
明石大佐の秘密工作は21に達した。ストライキが発生し、このターンのロシア軍の補充ポイントが-2された。
ロシア軍ターン。
司令部を奉天に移動。
しかしこのままずるずると退がっていては勝ち目がないので、この辺でなんとか強固な防御線を張って守り抜かなければならない。
しかし本国でストライキとは、タイミングが悪い。 |