2018年4月8日
TANKS+ 「ドニエプル」

 これも先日のゲームマーケットで購入。
元々はエポックが出していたシミュレーション入門1という3in1のゲームセットに入っていた初心者向けの戦術級ゲームで、その後国際通信社が単品の商品「TANKS」として発売。
さらに最近東部戦線のみだった登場ユニットを西部戦線まで拡張したセットとして発売されたのがこの「TANKS+」である。
ちうわけで早速ソロプレイしてみた。


初期配置。
このシナリオにはドイツ軍はパンターG型3両、4号H型2両、3号突撃砲G型が3両登場。
第1ターンにマップ西端から進入する。
対するソ連軍はSU100が5両、T34/85が10両と、ドイツ軍の倍以上の戦力・・・って、西部戦線が追加されたTANKS+の初プレイがなんで東部戦線やねん(笑)
まあそこはその、手頃なシナリオを探したらこうなったということである(汗)。

 ドイツ軍の勝利条件は半数以上を撃破される前に2ユニット以上がマップ東端より突破すること。
ソ連軍は半数以上を撃破される前にドイツ軍の勝利をはばむこと。
というわけでソ連軍はドイツ軍がどこから進入してきても対応できるように南北に散開して配置。
射界の限られているSU100は状況がわかってから主戦場に向かえるように後方に配置した。
 さてドイツ軍の作戦だが・・・流石に倍以上の敵と正面から戦うのは無謀すぎるだろうということで、全軍一体となってマプ南端を走り抜ける方針にしてみた。


第1ターン ドイツ軍フェイズ

 まずはパンターが様子見も兼ねてマップに進入し、全速で東へ進む。
森の中に潜むT34が防御射撃を仕掛けてくるも、どちらも外れ。
そこで安心して全軍同じようにマップに進入した。
その後ドイツ軍の前進射撃。
このゲームでは前進射撃後に射撃完了マーカーが取り除かれるので、撃てるなら撃ったほうが得な場合が多いのだ(12を出して弾切れになると撃破と同じ扱いになるので撃てばいいというものではないが)。
結果目標が森の中の上前進射撃という2重に不利な修正がつく射撃だったが、流石のドイツ軍の射撃で森の中のT34は2両とも撃破された。

第1ターン ソ連軍フェイズ
選択の余地なく、全部隊を敵に向かわせる。

前進射撃は全て外れ(汗)
まあソ連軍というのはこういうものである。

第2ターン ドイツ軍フェイズ
 前進するが、このままだと敵に側面を晒すことになるので回頭し、敵に正面を向ける。
そして前進射撃。
結果中央から迫っていたT34の1両を撃破した。

第2ターン ソ連軍フェイズ
 有効射程内に近づいている数両のみ準備射撃を行うが、全て外れ(汗)
ドイツ軍は移動できなくなることを嫌い、防御射撃を行わないようなので、前進射撃。
結果戦先頭を走るパンサーを2両とも撃破することに成功した。

第3ターン ドイツ軍フェイズ
 さすがのパンターもSU100に側面から撃たれるときつかった(汗)
これでパンターに露払いさせて他の車輌がその後に続くというプランが使えなくなった。
このまま前進しては敵主力に近距離で側面を晒すことになるので、進むに進めない(汗)
もはやここで戦うしか無い。
しかし前進射撃の結果は戦果0(汗)

第3ターン ソ連軍フェイズ
 こうなったら一斉に接近して袋叩きにするしか選択肢は無いのだが、下手に動いて近づくと防御射撃の餌食になるし、かと言って距離があると敵のほうが命中率が高いし・・・うう、ジレンマ(汗)
とりあえずSU100をパンターの前に出してみたら、たちまち撃破された(汗)
しかしこれでもうこのターンにパンターに撃たれることはない。
ぞろぞろ前進。

ドイツ軍の防御射撃が時折命中するが、当たりどころがよく、なんとか装甲で弾き返した。
こちらの前進射撃は敵の最後のパンサーを狙って撃ちまくり、見事撃破!

第4ターン ドイツ軍フェイズ
 頼みのパンター3両が真っ先に殲滅されるという、ドイツ軍にとっては悪夢のような展開に(汗)
しかもさっきのターンの防御射撃でこのターンに行動できるユニットが無い(汗)
 ソ連軍はこのチャンスに撃ちまくりたいところだが、敵が動いてくれないと防御射撃できないのでやっぱり射撃なし(汗)

第4ターン ソ連軍フェイズ
 敵が動きを止めてくれている間に、とにかく近寄って撃つ(笑)
しかし4号戦車1両を移動不能にしたのみ(汗)

第5ターン ドイツ軍フェイズ
 下手に動くと防御射撃を食らうので、もはや動かずに撃つしか無い(汗)
しかしあろうことか、移動不能の4号戦車h型からの射撃は弾切れとなった(汗)
もう1両の4号の射撃でT34を1両撃破するが、焼け石に水という言葉が脳裏に浮かぶ(汗)

 その後2ターンの間ねばったドイツ軍だったが(4号が貫通弾を食らうも1/36の確率で生き残ったりもしたが)、結局半数以上を撃破されて終了となった・・・。

 このシナリオを終え、化夢宇留仁は大きな間違いをしでかしていたことに気づいた。
ドイツ軍は敵の数が多いからと言って、マップ端を走り抜けるというような戦術をとってはいけなかったのだ。
それは弱者の理論であり、強者たるドイツ軍は倍程度の数の敵相手には正面から撃ち合うべきだたのだ。
というわけでもう一度やってみることにした(笑)

20180411


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