2005年2月11日
フライトリーダー ジェット対ジェット最初の交戦

 前に基本ゲームをやったのち、なかなか次の段階に進めなくて困っていた。
その原因は前にも書いたとおりスペースを多くとるのでなかなか機会がつかめないということ以外にも2つあった。
 一つは使用するマーカー類が多く、セットアップに手間がかかるのみならず、プレイ中のミスにもつながるということ。
ソロプレイということもあり、これはほんとにきつい。
さらには各機体の状況を表すマーカーのデザインが判別しにくいのもそれを助長させていた。
そこで、せめてマーカーの判別だけは分かりやすいようにしようと、色つきのブランクユニットを使ってマーカーを自作した。
同じ編隊の中の機体でも番号によって色を変えたので、間違って異なる機体のマーカーを動かしてしまうことは減るはずである。

 このシナリオの登場機数は12機。4機につき1枚の状況設定カードを使用。
マーカーを自作して分かりやすくなったとは言え、ちょっとソロプレイの限界を越えているような気がする・・・(汗)。

 もう一つが要するにルールがよく分からないということである(汗)。
特に編隊ルールと確認ルールがイマイチ飲み込めない。
したがってセットアップ状態でも視認マーカーは置いていない。
これに関しては何度かルールブックを読んでみたのだが、どうも眠くなるばかりで(汗)全然頭に入らないので、思い切って実際にプレイしながら覚えてみることにしたのだ。

 初期配置は両軍ともスイープ任務(敵の発見と撃墜)なので、マップ端から進入してくる。
とりあえずサイコロを振って小さい目を出した方が先に配置する。米空軍が先である。
 初期配置時には各機編隊を組んでいなければならない。
しかしこの編隊ルールがもう一つよくつかめていないので(汗)、適当にエシュロン隊型と思われる形にしてみた。
次の北朝鮮軍も同じように配置。
う〜ん大丈夫だろうか(汗)。

 

見にくいと思うが、米軍機は左側にある水色で、全機F-80C。右側の赤い8機が北朝鮮軍で全機MIG15である。
どちらもなにしろ古い機体なので、ミサイルもレーダーも積んでいない。アフターバーナーも無い(汗)。
なにしろ史実では1950年の出来事なのである。多分Me262でも互角に戦えるだろう(笑)。
F-80Cの武装は機関銃。MIG15はキャノン砲である。

 ●1ターン
 シナリオの規定に従い、最初はシナリオで上に書いてある方がイニシアチブをとる。シナリオには米軍が上に書いてあった。
というわけで米軍の行動だが、今回の登場機体は全てコントロール支援もなく、レーダーも積んでいない。
敵との距離は約50kmで、 肉眼では全然見える距離ではなく、まだ敵を発見していない。こういう場合はスイープ任務に設定された飛行を自動的に行う。
 シナリオの規定に従って、スロットルはアイドルで直進に設定してみる。あらら速度が2も落ちて失速速度ギリギリの3になっちゃったよ(汗)。
う〜んやはりアイドルのままでは速度は保てないようだ。次ターンにはスロットルを変更しよう。
 このターンは北朝鮮軍もアイドルで直進させてみる。やはり速度が2落ちたが初期状態で速度を7に設定していたので、5になった。

 ●2ターン
 
両軍とも同高度なので、速度の速い北朝鮮軍がイニシアチブをとった。まあ敵を発見してなくてイニシアチブもなにもあったものではないが。
 スロットルをミリタリーに入れ、直進。今度は速度が1上がって6になった。
むう〜一定の速度で前進というのは出来ないのか(汗)。
燃料は1減って19になった。このシナリオの北朝鮮軍はすでに戦闘をしてきたということになっているので、あらかじめ上限よりも減っているのだ。
同じ理由でガンの残弾も減っている。こっちはランダムに決定されるので、1機などは残弾1しか無い(汗)。
 米軍もスロットルをミリタリーに。速度は4に上がった。

 ●3〜4ターン
 両軍ともミリタリーで増速しながら直進。

 ●5ターン
 両軍ともそろそろ視認距離に接近している。
北朝鮮機のユニットが同型機なのに異なっているのは、同一機種のユニットは4つまでしかないので、代用ユニットを使用しているためである。
 北朝鮮のB編隊のリーダーから米軍のリーダー機までは距離8ヘックス。
両軍小型機で、北朝鮮のリーダー機は中堅パイロットなので視程4。米軍機が高度9にいるので視程は6に上がるが、やはり見えない。
北朝鮮軍はこのターンは米軍に気付かず、スイープ任務の基本飛行を続行する。
だが米軍のリーダーはベテランだったので、北朝鮮機の視認に成功した。
そのため米軍がイニシアチブをとった。
 早速攻撃したいところだが、F-80Cにはマシンガンしか積まれていないので、同高度同ヘックスでしか攻撃できない。
現在の速度は6で、アフターバーナーがないのでこのまま敵と同高度では増速しても7にしかならない・・・と言うかそもそも最高速度が7である(汗)。
せっかく見つけたのに攻撃できないとは。
こうなったら次のターンで攻撃でき、かつ敵に見つからないように移動せねば。
スロットルはミリタリー。機動は水平左旋回で、2番機は通常旋回。他の機は急旋回を使用して敵編隊の北につけた。
 北朝鮮軍はこのままだとマップから出てしまうので、このターンで右旋回を行う。
速度は9に。MIG15の旋回性能はaなので、速度9でも3の直進距離があれば通常旋回が行える。今回は4ヘックス直進してから緩旋回を行い、速度低下を押さえて燃料を節約することにした・・・と思ったら、全機同じ飛行では編隊の形が変わってしまうではないか(汗)。
仕方ないので微調整。う〜む。

 ●6ターン
 あら〜、さっきのターンのシークエンスは、イニシアチブ決定が先だった。しかもイニシアチブの優先順位を間違えている。
随分状況が変わったような気がするが、まあいいか(汗)。
今回からイニシアチブ決定を先にする(笑)。
北朝鮮が先である。
 次に索敵。
前のターンの移動で、北朝鮮機はあっさりと米軍機の前半球から出てしまった(汗)。
米軍のベテラン機からの視認は、視程が小型対象機の高度9、旋回中で8。
バブルキャノピー+旋回中で8以下で視認成功。
北朝鮮のB編隊全てを視認成功した。
北朝鮮のB編隊リーダーは中堅パイロットで、対象が小型機で旋回中の高度9で視程8。
後半球でバブルキャノピーでは無く、旋回中なので6以下で視認。米軍の2番機と3番機を視認した。
3番機の新米もギリギリ米軍リーダーを視認に入れているので、判定。失敗(笑)。
 北朝鮮はとにかく米軍の存在には気付いたので、スイープ任務の基本機動からは解放された。
色々と悩んだ末になんとか移動完了。
う〜む、編隊維持って難しいぞ(汗)。
 すっかり敵を補足した気でいた米軍だが、いつの間にか後方に逃げ去られている。
ここは一つ高等機動で一気に距離を詰めたいところだ・・・と思ったが高度はほとんど上限に近いし、速度も足らない(汗)。
仕方なく普通に右旋回して追いかける。
ああ〜、さっき速度にずれが生じてるので、編隊の維持が難しい。
結局1〜2番機はラインアブレスト隊型に変更。ややこしいのう(笑)。

 ●7ターン
 イニシアチブはやはり北朝鮮。
・・・と言うか、この後編隊が崩れることがあっても状況に大差なく、結局まともに米軍がイニシアチブをとることは一度も無かったのだった(笑)。
お互い距離が離れすぎて見失っている(笑)。
また北朝鮮のA編隊2番機はあやうくリーダーを見失いそうである(笑)。
全機スロットルをアイドルに戻し、水平右旋回に設定し、速度6に。
A編隊の1〜2番機はルート隊型になってしまった。
 米軍も水平右旋回だが、相変わらず速度が合わせられない(汗)。

 ●8ターン
 北朝鮮A編隊4番機は編隊から外れてしまった(泣)。
 米軍はやっと速度を合わせられた(汗)。

 ●9ターン
 米リーダーはなんとか敵リーダーを視認に成功。
 米軍が速度を合わすのに苦労してどんどん低速になっている間に、北朝鮮は高速のまま南下して米軍機に接近した。
 米軍機は上昇して敵と高度を合わせ、右旋回しつつ接近。
この時の米軍の速度は4〜3まで落ちており、敵に対処しようにも遅すぎて、アフターバーナーも無いので思うように増速も出来ず、動きがとれなかったのが響いた。

 ●10ターン
 両軍敵機を視認した。
 北朝鮮軍から見れば、戦闘中だというのにのんびりと飛んでいる米軍機はまさにカモだった。
おかしい。米軍リーダーにはベテランが乗っていて、北朝鮮には中堅と新米しかいないのに (汗)。
 北朝鮮リーダー機は急旋回して米軍4番機を射程に収めた。目標が射撃機を視認しているので、6以下で命中。
出た目は8。外れ(笑)。
更に前進して同一ヘックスに入って射撃。2以下で命中。外れ(笑)。
更に前進し、右に急旋回して今度は米軍のリーダー機を射程に収めた。6以下で命中。
出た目は2。命中!
2回目のサイの目は8で、損傷を負わせた。
今回は上級ルールのみで選択ルールは使用していないので、損傷した機体の性能に影響は無い。
更に前進して同一ヘックスに入って射撃。2以下で命中だが、外れた。
これで北朝鮮リーダー機の残弾は1になった。速度は急旋回のため、2下がって7に。
 2番機も右旋回し、米軍4番機を射程に収めた。
6以下で命中。外れ。
更に前進して同一ヘックスから射撃。外れ(笑)。
残り1ヘックス移動して終了。速度は8に下がった。
 3番機も右旋回し、米4番機に射撃。
これが最後の弾丸だったが外れた(笑)。
前進して同一ヘックスに入って終了。速度は7に。
 4番機も前進後右旋回して射撃。外れ(笑)。
更に1ヘックス進んで同一ヘックスから射撃。命中!米軍4番機に損傷を負わせた。
速度は8に。
 B編隊1番機も米4番機をとらえた。命中。
米軍4番機は撃墜された。ちなみに米軍で唯一新米の乗っている機体だった。
北朝鮮B編隊リーダーは速度8に。
残りの3機も同じように行動するが、彼らは視認が出来ておらず、自動視認も不可能のようなので、攻撃できない。
 米軍はこのままでは各機撃破されてしまいそうである。
そこで思い切って高度を落とし、増速して仕切り直すことにした。
5レベル降下し、速度は6に。しかしマップ上では1ヘックス前進しただけである(汗)。
北朝鮮軍は速度が速いので、通り過ぎてくれるかと思ったのだが・・・よく考えればこのゲームは移動中に射撃が出来るので無意味だった(汗)。

 ●11ターン
 米軍リーダー機は敵機のA編隊3番機とB編隊1番機のみ視認成功。
2番機はA編隊1、3番、B編隊2、3番機を視認。
3番機はA編隊2番機、B編隊1、4番機を視認した。
 北朝鮮機はリーダー機は1番機のみ視認。
2番機は視認ゼロ。3番機は敵3番機のみ視認。4番機は視認ゼロ。
B編隊リーダーはは2、3番機を視認。他の機体は視程に入れなかった。
 北朝鮮機はA編隊3番機はそのままの高度で前進してマップから離脱を目指す。なにしろ弾丸が無いのだ。
他の機体は高度を落としつつ回り込む。
 A編隊4番機は高度を5レベル落とし、1ヘックス前進して敵3番機を射程に・・・とらえたかったが、視認していないので(泣)通り過ぎた。
B編隊リーダーは同じく高度を5落として1ヘックス前進して敵3番機を射程に収めた。
命中!撃墜した。更に1ヘックス前進してから急旋回して1ヘックス前進し、2番機も射程に収めた。命中したが、損傷を与えるに終わった。更に前進して蒼いつヘックスで射撃。命中して撃墜した。
 米軍機はこうなったら逃げるしかない。しかし速度は向こうの方が上である。逃げ切れるのか(汗)?
高度機動のスプリットSを実施。正反対に向きを変え、高度は3に。速度は7に上昇した。

 ●12ターン
 北朝鮮機は誰も米軍リーダー機を視認できなかった。
なんとか追いかけようとするが、編隊がぐちゃぐちゃになるばかり(汗)。
A編隊3番機はひたすら西へ飛んでゆく。
 米軍リーダー機は必死で逃げるが、最高速度が7までなのがきつい。

 ●13ターン
 視認は全機不可能。
 北朝鮮A編隊3番機はマップから離脱した。
他の機はなんとか米軍機を追いかける。
 米軍リーダー逃げる逃げる(笑)。

 ●14ターン
 追いかける北朝鮮。逃げる米軍リーダー(笑)。

 ●15ターン
 北朝鮮機はこのターンでA編隊2番機が米リーダー機を射程に収めることが出来るが、視認できていないので射撃不可能。
それ以外の機は追いつくことも出来ず、米軍リーダー機はマップ外へ逃走した。

 こうして史実と違い、北朝鮮の勝利で終わったわけだが・・・う〜ん・・・。
やはり基本的にコントロール支援とミサイルがないと話にならないゲームのような気がする。せめてレーダーは欲しい。
またやってみて編隊ルールと視認ルールの兼ね合いで、分からない部分が明快になった。
しかし明快になっただけで分からないのは変わらない(汗)。
誰か口頭で教えてくれ〜〜〜(笑)。


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