2005年5月20日
カタンの開拓者たち

 本当は昨日の呑み会のあとにやろうと言っていたのだが、酔っぱらっていたのでまた後日と言っていた「カタンの開拓者たち」のプレイ機会が、おもったより早く、要するに翌日にはやってきた。
しかし化夢宇留仁と秋山氏はルールを知らない。
残るマッドハッター氏は1回だけプレイしたという状態で、ゲームになるのか少々心配されたが、大酒飲みの割には記憶力のいいマッドハッター氏が説明書を少し見ただけでルールを思い出し、なんとかプレイできた。

 とりあえず初心者ばかりということで、説明書で書かれている通りの初期配置で行う。

 青がマッドハッター氏。赤が秋山氏。オレンジが化夢宇留仁である。
 「カタンの開拓者たち」は、プレイヤー全員が開拓者となり、街道沿いに開拓地や都市を作って勝利ポイントを稼いでゆき、それが10ポイントに達したら勝ちとなる。
写真の小さな家のようなものが開拓地で、棒状の物が街道である。
なにを作るにもそれに応じた材料が必要なのだが、それらは開拓地か都市に隣接した土地から収穫または発掘するか、取引や貿易で手に入れる。
土地からの収穫はサイコロを2個振った合計の目が書かれているエリアのみ可能で、例えば上図で6が出れば、左の農耕地には化夢宇留仁の開拓地が隣接しているので穀類を収穫でき、同時に右下の森からマッドハッター氏と秋山氏の両者が材木を収穫できる。
 ルールの説明ばかりしていても長くなるばかりだし、ゲームの展開を見てみることにする。

 序盤の展開。
マッドハッター氏の青色が中央で街道を延ばしているのが目立つ。
 赤色の秋山氏はマッドハッター氏に道をふさがれそうになっており、のびにくそうである。
 左上のオレンジの化夢宇留仁は邪魔するものが無いので適当に街道を延ばし、早くも左の隅に新しい開拓地を作っている。
開拓地は1個につき1勝利ポイントになるので、この画面だけだと化夢宇留仁が3ポイントで優勢ということになる。
ほんとうは4人ゲーム用の初期配置で、4人目のコマが消えているので化夢宇留仁のまわりが妙に広々としているのだ。
これは大いに有利・・・・・だったとあとで気付いた(笑)。
 化夢宇留仁が新しく作った開拓地は穀類を2つ輸出すれば好きな収穫物1つと交換できる貿易港でもある。
これは初期配置の開拓地が6のサイの目で収穫できる農耕地に隣接しているため、豊富な収穫が期待できたからなのだが、その後サイコロというのはままならないものだと思い知ることになるのだった・・・。
 また化夢宇留仁の上の街道は、システムがよく分かっていないのでなんとなくマッドハッター氏を威嚇するためにのばしたような気がする。
後から考えてみれば、左にのびて森と農耕地の収穫を増やすようにした方がいいのは明白だった(汗)。

 ところで右の5番の森林にある黒いコマは盗賊である。
盗賊は7の目を出した者が好きなエリアに置くことが出来、盗賊のいるエリアからは収穫することが出来なくなる。
その森を2つの材木収入源にしているマッドハッター氏にとっては、もちろん迷惑な状態である(笑)。

 中盤の展開。
 マッドハッター氏は街道を5つ以上延ばしたので、最長街道の持ち主として2勝利ポイントのボーナスを受け取った。
化夢宇留仁も4つめの開拓地を作っているが、マッドハッター氏は合計5ポイントとなるので優勢である。

他にボーナスは盗賊をコントロール出来る騎士カードを3枚以上公開した者に2点が与えられるが、今回は化夢宇留仁が1枚公開しただけだった。
ついでに説明しておくと、規定の材料を出すことで発展カードを1枚もらえる。
この中に騎士があるのだが、重要なのは教会などの施設を表した進歩カードで、これは無条件で1勝利ポイントとなる。
盤上と手元のカードの勝利ポイント合計が10に達した瞬間に勝利となるので、盤上だけで判断していると足元をすくわれる可能性があるわけである。

 ところで化夢宇留仁の穀類貿易だが、なぜか6の目が全然出ず、穀類の輸出どころかプレイヤー間の取引でなんとか手に入れる始末であった(汗)。
不思議によく出たのが10と11の目で、化夢宇留仁は不足すると予想していた材木の在庫オーバーになってわけが分からなくなっていた(汗)。
対して10の目で草原エリアから羊を2つずつ入手できる秋山氏は羊貿易港を有効に使い、どんどん必要な資源を手に入れていた(汗汗)。

 終盤の展開。
化夢宇留仁と秋山氏は都市も建設し、順調に発展。
マッドハッター氏は鉄の入手が出来ないので都市は出来ていないが、困ったような顔もしていないのでなにか策があるのだろうと思っていた。
伏せてある発展カードは1枚。あれが勝利ポイントのかーどなのか?

 秋山氏は10の目で羊が3つも手にはいるようになり、毎ターンのように羊を輸出していた。
遙かに出目の可能性が高いはずの6は相変わらずほどんど出ることはなく、化夢宇留仁の穀類貿易港は閑古鳥が鳴いていた・・・(汗)。
そして相変わらず材木だけはなぜかどんどん集まってくる。
これでは全然計画が立てられない(汗)。
そして・・・

 最終的には化夢宇留仁が開拓地を作ったところで手元に1勝利ポイントのカードがあったため、合計10ポイントに達して勝利した。

 勝因は・・・初期配置の有利さだろう。
他のプレイヤーが遠かったので、なにも考えずに街道をのばすことが出来たのだ。
今度はぜひ初期地図タイルの配置はランダムでプレイしてみたい。

 初めてプレイした「カタンの開拓者たち」だが、流石にたくさん受賞しているだけあって面白かった。
今すぐにでも再プレイしたくなるくらいである。
先日やったreceがひどすぎたので余計にひきたった可能性もあるな(笑)。


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