ソロモン王の宝物殿


 ソロモン王の宝物殿で宝物を回収するゲーム。
この宝物殿が6×6の格子状になっている上、各部屋に4層に宝物が収められており、入手できるのは決まった形状かつ同じ階層にあるものだけで、中には呪いのアイテムも・・・。
2〜5人用。



 3人プレイ想定のゲーム開始状態の例。やたらに豪華な宝物殿が目を引く。
各プレイヤーは金貨を10枚と、カード(人数によって異なり、3人なら8枚)を持ってスタート。


 全員手札からカードを1枚選んで同時に公開する。
カードには数字と矢印といくつかの四角が描かれている。
数字は処理する順番を表しており、画像の場合は1のカードを出したプレイヤーから宝物を入手する。
矢印は宝物殿の入口を指す。カードの向きは決められているのだ。
四角は宝物殿内の部屋の並びを指す。この並びの部屋からしか宝物を入手できないのだ。


 カードと宝物殿を見比べ、一番得になりそうな位置を探す。
ちなみにこれは本来はカードを選ぶ次点で考えておかなければならないのだが、上記の通り最初に発掘できるとは限らないので悩ましい。

 カードに記された通りの並びで、画像の宝物3つをゲット。
ちなみに黄色背景は宝物で、書かれている数字がそのまま得点になる。
白背景は古文書で、4種類集まるごとに10点になる。
背景が黒いのは呪いで、これを取った瞬間に書かれている数字分金貨か同価の宝物を支払わなければならない。
しかし呪い自体にも価値があり、ゲーム終了時に呪いを最も多く持っているプレイヤーは24点、次に多い人には12点が与えられる。



 ゲームが進むと画像のように宝物の高さが凸凹になってくる。
宝物を入手できるのは上記のカードの配置どおりの部屋で、かつ同じ階層である必要があるので、そのままでは入手できなくなってくる。
そういう時はその手番では宝物の入手を諦めるか、または宝物の位置をずらすことができる。
任意の宝物を縦横斜めの部屋にずらす毎に金貨1枚(もしくは同価の宝物)を支払う。
また宝物をずらすときは同じか低い階層にしかずらせない。
このずらしだが、よく考えてからやらないと動かしはじめてから思ったよりも手数が必要だと気づいたりして、予想以上の出費になることがあるので注意が必要である。
ちなみに画像中央にある水色の背景の宝物は魔法の道具で、様々な効果があって宝物発掘の助けになるが、使い捨ての上、ゲーム終了時に一番多く持っている人には16点、次点の人には8点が与えられる。
しかし効果が強力なものが多いので、おそらくどんどん使用したほうが得だと思う。

 入手した宝物は各自の衝立の後ろに隠す。
まあどうせ他の人の状況とかあんまり気にしている余裕はないと思うが(笑)



 てな感じで一風変わったゲームである。並びにこだわるところは星辰正しきときみたいでもあるが、こっちは更に階層という概念がある分ややこしい。ただしあっちと違い、宝物タイルを動かしながら考えることができるのでそこまで長考を強いるわけではない。その分散財しがちだが(笑)
なんだかとにかく豪華な宝物殿に騙されて(笑)、それなりに楽しい気分にはなるので、悪いゲームではないと思う。

気楽さ 3
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 3

化夢宇留仁の好き度 3

20250523