ZOMBICIDE


 流石に第2版が届くのだから必要ない・・・と思っていた初代ゾンビサイドだが、気がつくとポチっていたのだった(汗)
なんか面白そうな拡張が山程出てるし、第2版へのアップグレードキットまで出ているというCMONならではのサポートが凄すぎるのだ。

 協力型ハクスラ系ホラーゲームのシリーズ第1作。
現代を舞台に、次々と湧いてくるゾンビをなぎ倒す。



 プレイの様子の例。
黒疫禍と比べて現代らしい意匠になっているのは勿論だが、実はマップの広さが異なる。
こっちは辺に接した道路ゾーンは隣のタイルと合わさるようになっているので、ゾーン数でいうと減っているのだ。
画像のように9枚のタイルを並べた場合、黒疫禍のゾーン数はだいたい54。こっちは49になる。
こう書くと逆の印象になるが、おそらく黒疫禍では道をそんなに広くすると違和感があったのと、戦略性を増すために増やしたんだと思う。

 システムは基本的には同じで細かいところが違うが、これも黒疫禍で改良されたもの。
パッと見で全然違うのが生存者のIDカードで、こちらは紙製で、特にアイテムの取り回しが黒疫禍のプラ製ボードに比べてやりにくい。

 生存者の体力が2(黒疫禍は3)なのも勿論大きい。
しかもダメージを負うと装備1つと最大装備数も1失う。
また一部で有名だが初期装備が6人プレイの場合は内3人がフライパンというのもインパクトが強い。
フライパンのスペックは射程0、攻撃数1、命中6、威力1である。要するに命中率が1/6しか無いのだ(笑)

 あと強烈なのが味方への誤射ルール。
黒疫禍で外れた弾が全部味方に命中するのはあんまりだなあと思っていたが、こっちは外れたら外れ。命中すると優先的に味方に当たる(笑)
やっぱり元祖はハードコア(笑)


 現代ならではの特徴といえば自動車のルールがある。
中を探索すれば武器が手に入り、乗って運転することもできる。
車に乗ってゾンビを轢き殺すのは爽快。
また車のタイルがいい感じのサイズで、ゾンビが迫ってきてある者は車の上を乗り越えてゆくとか、ビジュアル的にも臨場感があっていい。

 他は生存者に3アクションあって、その後ゾンビフェイズで最後にゾンビ出現フェイズ。生存者のレベルが上がると技能を覚え、ゾンビの出現数が増えるという基本システムは全く同じで、古いと言ってもゾンビサイドはゾンビサイドなので、やっぱり滅茶面白い。

 フィギュアが山程入っているのはCMON伝統(笑)。
ちうかこのゲームからその伝統が始まったのだ。


 ウォーカーの皆さん。全部塗りかけ。
形状は5種類で、女性ゾンビは露出度高めなのがポイント高い(笑)?
なにしろ元祖なので黒疫禍と比べると造形が甘いが、それでも十分にクオリティは高い。


 ランナー。全部塗りかけ。
形状は2種類で、パーカーとか現代風だがウォークマンが有線。


 ファッティー。全部塗りかけ。
形状は1種類。比較的地味。
肌を黒く塗ったらブッチャーになった(笑)

 アボミネーション。塗りかけ。
黒疫禍と比べると一回り小型。
よく見るとコンパクトカメラを肩から下げている(笑)
旅行者?
もしかして元は日本人だったのかも(笑)
※完成画像を追加 20240122



 生存者の皆さん。全部塗りかけ。
左から3番目が警官なので最初から拳銃を所持していて最強だが、拳銃の所持は技能扱いなので、他の所持品に関わらない技能を有した生存者と比べると一番無能な人でもある(笑)

 シナリオの解説。
シナリオ0 チュートリアル
 隣の家に脱出せよ!
マップ2枚を横断して目的タイルを取れば勝利。
ゾンビ発生直後の出来事らしく、ラジオからニュースが流れているとか雰囲気がある。
流石に超簡単ですぐにクリアできる。

シナリオ1 塞がれた町
 シェルターから出て食料を集め、町から脱出する。
チュートリアルの次がマップ数最大の9枚で難易度もハードのシナリオというのがゾンビサイドらしい(笑)
カードをめくって食料を集めるのは運の要素が強い上に、所持数制限が厳しいのでほんとに難しい。
未クリア(汗)

シナリオ2 Yゾーン
 通りを突っ切って町から脱出せよ!
やはりマップ9枚を使用。
シナリオ1はスタート地点で装備を整えることができたが、こっちはいきなり道に放り出されているのでとりあえず手前のドアを開けるしか仕方がない。
序盤のカードの引きとダイス運が悪かったら積み(笑)
しかしそれを突破するとゾンビをなぎ倒しながら町を駆け抜けるドライブ感があって楽しい。

シナリオ3 ゾンビシティの24時間耐久レース
 24時間生き延びろ!
また道に放り出されている上に両隣がゾンビ発生ポイントという絶望的な状況からスタート(笑)
しかしこのシナリオから自動車が登場するので、パトカーにたどり着けば武器が手に入る。
あとはひたすら町の中を逃げ回りつつゾンビを粉砕してゆくが、勝利条件が1人が最高レベルに成長することなので比較的楽。

シナリオ4 車上から撃て
 地下鉄入口付近のゾンビ発生地点を封鎖せよ。
マップ8枚を使用した細長いマップで、まずは7つの目的トークンを手に入れ、その後1箇所のゾンビ発生ポイントに集結してそこにゾンビがいない状態になれば勝利。
 通常目の前の高級車を漁って武器を手に入れてから建物のドアを開けると思うが、部屋数が半端ない建物が2つあるのでいつそのドアを開けるかがポイント。
やはり無理して冒頭に2つとも開けるのが正解か?

 シナリオ4のプレイ風景。
変なキャラが写ってるけど気にしないように(笑)

 まだ先は長いので、プレイしたら追記しようと思う。

シナリオ5 ビッグW
 街中の食料を集めろ!
マップ9枚で5つの目的トークンを集めれば勝利。
シナリオ4が何度やっても勝てないので諦めて(笑)、このシナリオに挑んだのだが、シナリオ4は難易度ミディアムでこのシナリオはハードなのだが、全然簡単にクリアできた。
というのもこのシナリオから生存者が6人になるので、冒頭の3人フライパン装備(笑)の苦難さえ乗り切ればダメージの分配やアイテムの所持数制限がぐっと楽になったのだ。
とりあえず4人と6人ではきつさが全然違う。

20231005追記

シナリオ6 脱出
 食料をかき集めて町から脱出せよ!
6個以上の食料か水を見つけて車に積み込み、脱出ゾーンまで運べば勝利。
マップ6枚で難易度ハードだが、これも簡単。開始地点のすぐ近くにパトカーが停まっているので、そこで武器をひろい放題なのが大きい。
 ところでこのゲームの説明は曖昧な文章のものが多い。
上でパトカーでは武器がひろい放題だと書いたが、「武器」の定義がよくわからないので、化夢宇留仁は攻撃スペックのあるものを「武器」と扱っている。
 車内の席の変更ルールも曖昧で、空いた席があれば1アクションで席を変更できるとあるが、その時乗っている全員が移動できるのかどうかがわからない。化夢宇留仁はその時アクティブな生存者が開いた席に移れるだけということにしている。
 またこのシナリオの特殊ルールも、脱出ゾーンに車がたどり着いたら車と荷物は盤外に移動するというのはわかるが、乗っていた生存者がどうなるのか書いてない。
化夢宇留仁は車は協力者に引き渡し、乗っていた人たちはその場で降りて盤内に残るということにしている。

20231006追記

シナリオ7 グラインドハウス
 2つの建物の中のゾンビ発生ポイントを制圧せよ!
マップ4枚で非常に作為的な初期配置が成されたパズル要素の強いシナリオ。
これも難易度ハードということだが、やはりそれほどでも無い印象。
騒音マーカーでゾンビを誘導するのは面白い。

20231007追記

シナリオ8 ゾンビ警察
 燃料庫のキーを探し出して突入せよ!
マップ6枚で、ドアを開けるためのキーを手に入れるためのドアのキーを取りに行く(笑)ところから始まるパターン。
途中から出現ポイントが5つになるので流石に厳しい。

20231007追記

シナリオ9 力を以って正義を成す
 生存者を見つけ出して共に脱出せよ!
マップ4枚で各所に散らばっている生存者を救出する。
生存者が見つかると実際に生存者カードが引かれてだんだん仲間が増えていくのが楽しい。
しかし1〜3人用シナリオで化夢宇留仁は3人プレイ想定でクリアしたが、これ1人でクリアできそうな気がしない・・・(汗)

20231008追記

シナリオ10 小さな町
 町を捜索せよ!
マップ4枚で4個の目的マーカーを回収すれば勝利。
しかしプレイヤー4人で出現ポイント4、パトカー無しなので流石にきつい。
マップが狭いので、中央の十字路のあたりでランナーが混じった集団に肉薄されるケースが多く、文字通り生命がいくつあっても足りない(汗)

20231008追記

 黒疫禍に輪をかけて難度が高く、運の要素も大きい。
荒削りなところも目につくが、そこが元祖ならではの魅力でもあると思う。
両手のサブマシンガンを乱射しながら走りぬける爽快感は現代ならでは。

おまけ
 カード類の日本語化シールを作ったので置いておく。翻訳はテキトー(汗)
ゾンビサイドカード日本語化シール

気楽さ 4
言語依存 3
 大した量は無い。
ソロプレイのしやすさ 5

完全協力型ゲームなので全く問題ない
化夢宇留仁の好き度 5

20231001