ZOMBICIDE DARK SIDE


 協力型ハクスラ系ホラーゲーム、ゾンビサイドのスピンナウトシリーズで、異星の地下採掘施設を舞台にエイリアンとの戦いを繰り広げる。
ってもう全然ゾンビ関係ね〜〜〜(笑)
 このシリーズの一番最初のセットは「INVADER」というやつなのだが、ゲーム内の時系列が本作の方が先なのでこちらから遊んでみた。
ちなみに日本語版は出ていない。



 プレイの様子の例。
例によって関係ない拡張のフィギュアも混じっている(汗)
本作の舞台は異星の地下なのだが、広大な地下洞窟っぽいところらしく、そこに建物とそれ以外(画面で暗いところ)の組み合わせになっている。
ちなみにこの暗いところはダークゾーンと呼ばれ、生存者からは視線が通らないが、ゼノス(本シリーズのゾンビに相当するエイリアン)からは見えている(汗)

 ゾンビは出てこないがゾンビサイドシリーズなので基本的なルールはほとんど同じだが、もちろん設定に応じた様々な変化がある。
中でも一番の変化は、ミニチュアが足りなくなったときのルールで、そのタイプのゼノスが全て1アクションを得るという従来のルールは無くなり、代わりにアボミネーションが1アクションを得るようになった(盤上にいなければ現れる)。
化夢宇留仁は説明書を自分で翻訳して読み直しもしたのに、まさかあの特徴的なルールが変更されるとは思わず、従来のルールで数シナリオ遊んでしまった(笑)
様々な要素が関わるので一概には言えないが、やはりこの変更によって難度は下がったと言えるだろう。
 また集中攻撃というアクションが追加された。
それを宣言すれば、標的ゾーン内の1体のターゲットに攻撃を集中し、ダメージ×ヒット数のダメージを与えることができるのだ。
つまりこれまでの、「武器に標的の体力以上の威力がなければ絶対倒せない」というのも崩れ、標的の体力以上の複数ヒット可能な武器ならどんな敵でも倒せるのだ。
初期装備でもアボミネーションを倒せる!もちろん確率は低いが(笑)
これは明らかに難度を下げているルールである。
ユーザーから難しすぎるという苦情が多かったのだろうか(笑)?
まあそれも無いことは無いだろうが、なにより今回はホラーではなくてSFコンバットアクションを表現したゲームというのがメインの理由だろう。


 今回の生存者の皆さん。全員塗りかけ。
物々しい見た目の通り、全員軍人でグリーン分隊に所属する。
パッと見ウォーハンマー40000みたいだと思う人がいると思うが、化夢宇留仁もそう思う(笑)
ただしこっちのフィギュアはウォーハンマーみたいに体型のデフォルメが無いので非常にかっこよく、化夢宇留仁的にはこっちの方が好み。まあその分塗装難度は上がるのだが・・・(汗)
重武装のこの人たちが群がるエイリアンをなぎ倒していくのを楽しむゲームというわけである。
 ちなみに左から探索の時にカードを2枚引けるラドカさん、武器の性能に関わらず0距離でフレンドリーファイア無しで銃撃できるリーサさん、ターン終了時に体力が全回復するサイボーグらしきドレイクさん、0G環境で素早く移動できるマイルズさん、超感覚で部屋の1つ先のゾーンまで見通してダークゾーンも無視できる人間じゃなさそうなウムコスさん、視界の隅で動くものがあったら反射的に攻撃するゴルゴ13みたいなミランダさん。
みんないい人ばかり(笑)
 お気づきだろうがグリーン分隊は全員グリーンのパワードスーツを着用している。
ゲームには見分けをつけるための台座につけるカラーベースも付属するのだが、化夢宇留仁は雰囲気が壊れるのを嫌って使っておらず、結果非常に見分けがつきにくい(汗)
見分けやすくするために早めに髪とかを塗装しようと思っていたのだが、なんと6人中3人が黒髪(汗)
現在頭を抱えている最中である(笑)

 ピット。要するに穴である。
ゼノスというエイリアンの中で、本作の敵はドリラーゼノスと呼ばれる種類で、地下を主な住処とし、自由に地中を掘り進むことができるのだ。
それが出てきたら当然穴ができてピットマーカーになるわけである。
この辺の設定は「宇宙の戦士」の影響があるのは間違いないだろう。
右の画像がそれで、上が(なぜか1枚重なってるが/汗)開いたピット。下が埋まったピットである。
このピットが本作のキモの1つで、ゲームの展開に大きく影響するいくつかのルールがある。
1.1ゾーン以上離れたところからの攻撃に対しては、開いたピットにいるゼノスは体力が+1される。
つまり通常のゼノスは倒すのに必要な威力が1から2に。アボミネーションに至っては3から4になるのだ。
2.ゼノスカード(従来のゾンビカードに相当)に、開いたピットごとに指定されたゼノスを1体もしくは2体ずつ出現させるというものがある。
つまり第2の出現ゾーンとして機能するのだ。
3.ドリラーアボミネーションが追加アクションを得ると、今立っているゾーンに開いたピットが無ければアクションの代わりに開いたピットを生成する。
要するになにかあったら穴を掘るのである(笑)
そして上記のカードが引かれると、穴からどんどんゼノスが現れるという寸法。
4.地震手榴弾を使うと、そのゾーンにいる全てのキャラクターが破壊され、かつ開いたピットは埋まったピットとなる。
地震手榴弾というのはこれまでのシリーズでは火炎瓶か龍の胆汁&松明に相当するもので、これが唯一のピットを埋める手段となる。
ただし開いているにせよ埋まっているにせよ、ピットができてしまったゾーンでは一切探索ができなくなる。
上記の通り本作ではアボミネーションを倒すのは必ずしも地震手榴弾に頼らなくてもいいので、これの主な利用方法は大量の敵を一気に殲滅するか、ピットを埋めることとなる。もちろん状況によってはアボミネーションを倒すのにも使用されるが。

 ドリラーゼノスの紹介。


 ドリラーワーカー。塗りかけor未塗装。
要するにこれまでのウォーカーである。

 ドリラータンク。塗りかけor未塗装。
これまでのファッティに相当するが、生存者に与えるダメージは2に強化されている。
本作ではターゲット優先順位がタンク&アボミネーションがワーカーより先になったので、より盾として機能するケースが増えている。そこをアサルトライフルフルオート射撃(集中攻撃)で突破するのが痛快なのだ(笑)
イメージは映画「スターシップ・トゥルーパーズ」の海兵隊のアサルトライフル集中射撃(笑)

 ドリラーハンター。塗りかけ。
従来のランナーである。
滅茶滅茶トゲトゲしていて手に刺さる(笑)

 ドリラーアボミネーション。塗りかけ。
アクション1、攻撃ダメージ3、被破壊ダメージ3。上記の通り周りを穴だらけにする上に、フィギュアが足らなくなるとこいつのアクションが追加されるので、こいつとの距離と他のフィギュア数に気をつけていないと、こいつが穴を掘りながらどんどん近づいてきて殴られることになる。
ちなみにこのゲームでは生存者が1人でも死亡した時点で敗北である(汗)
そしてこいつの出現カードは12枚も入っている(汗)
※20240224完成画像を追加


 ピットに続くこのゲームの大きな特徴は、リモートコントロールできるマシンが登場するところである。
マシンにはボットとセントリーガンの2種類があり、ボットはFRIENS AND FOESの使い魔に近い感じで、コントローラーについて歩く。セントリーガンは移動不可能な砲台である。
どちらも専用のコントロールトークンか技能がないと操作することはできず、操作する場合はコントローラーのアクションを消費する。
本セットに入っているのはヴィンディケーター・ボットとモール・セントリーガンで、ヴィンディケーター・ボットは射程1-3、ダイス2、命中4+、威力2で、モール・セントリーガンは射程1-3、ダイス3、命中3+、威力2で流石に固定砲台のほうが命中率はいい。これらはプロトタイプ兵器でもあり、ダークゾーンを見通して射撃可能。またモール・セントリーガンは同じゾーンにいれば上記のコントロールトークンや技能がなくても使用できる。
頼もしいマシンだが、ゼノスに攻撃されると1ダメージで破壊される(汗)
コントロールしたターン以外はそのへんの備品にまぎれてゼノスに無視されるのだが(笑)
 このマシンルールはSFゾンビサイドと聞いてこんなシステムがあったらいいなと化夢宇留仁が夢想していたほぼそのままの内容だったのでとても嬉しい。
なんかぽいよね(笑)

 てな感じでなかなか血湧き肉躍るゲームである。
ダークゾーンが生垣と同じくすぐ隣りのゾーンでも見えないことを忘れがちなのに注意すること←自分へのメッセージ(笑)

シナリオの解説。
M0 チュートリアル:彼らは下から来た
 あちこちから緊急メッセージが入っている。ゼノスが凶暴化したらしい。
基地に戻って状況を確認しなければならない。

 マップ4枚で、脱出口にたどり着けば勝利。
ロボットとピットを使うとこんな感じになるというのを学ぶ。

M1 リカバリーオペレーション
 地上からの最優先指令が届いた。マゼンタ中隊が苦戦しているらしい。
我々は彼らが運んでいる機密物資を回収し、彼らをエレベーターまで戻る支援を行う。

 マップ6枚で、目的トークンを全て集めた上で脱出口へ。
ダークゾーンが多いが、モール・セントリーガンが大活躍。

M2 暗闇のステップ
 ホームセクターが攻撃され、後退せざるを得なかった。
我々はホームレスな上に分断されている。合流して近くにあるはずのプロトタイプ兵器を全て見つけてからずらかろう。

 マップ6枚で目的トークンを全て集めた上で脱出口へ。
プロトタイプ兵器はエネルギーセルと一緒でないと使用できないが、ダークゾーンを無視できるので非常に強い。

M3 ピットファイター
 生存者を探しつつ出口を探す。
そこに届いた指令は、研究室のドアを封鎖することでゼノスの侵攻を遅らせろというものだった。

 マップ6枚。研究室に開いているピットを地震手榴弾で埋め(またはそこにある目的トークンを取得し)、研究室につながるドアを全て封鎖した後施設内のゼノスを一掃すれば勝利。
まさに任務という雰囲気があってとても面白いシナリオ。

M4 ハードリセット
 バグかウイルスか、マシンが敵対行動をとりはじめた。
マシンのコントロールを取り戻さなければならない。

 マップ8枚の細長い舞台で、スペース確保が大変(汗)
緑と紫のトークン(マシンコントロールトークン)を入手し、2箇所のピットを埋めなければならないが、このピットは2個の地震手榴弾を投げ込まなければ破壊できない。
地震手榴弾は探索の結果でしか手に入らない。
ちうわけでカードの引きが大きく影響するシナリオだが、まだ拡張セットのカードも入ってないのでマシ。
そしてこのシナリオも任務っぽい雰囲気があって面白い。

M5 ギャラントの本
 バグは地上にまで影響を与えはじめている。
マシンのコントロールを取り戻すためのアクセスコードとギャラントの本を入手しなければならない。


 マップ6枚。このシナリオでは通常は開始時から生存者チームが2台所持しているサーチドローンがマップ上に配置されており、そこまで取りに行かなければ使用できない。
サーチドローンがあれば軍人でも警備室以外の部屋でアイテム探索ができるようになるのだが、逆に言うとサーチドローンがなければ警備室でしか探索ができない。
なのでこのシナリオでは逆にサーチドローンのありがたみを噛みしめることに(笑)
やはりゾンビサイドシリーズは探索していい武器を入手できないときびしいのだ。
 ちなみに「ギャラントの本」というものの説明が一切ないので翻訳で頭を抱え、職場のアメリカ人に相談してみたが彼もよくわからず、英語の動画を見てどうやら目的トークンの1つがそうらしいと教えてくれた(笑)

M6 闇への道
 司令部が攻撃を受けて沈黙し、我々は孤立した。
地上に戻る方法を見つける前に、まずはシェルターを確保する必要がある。

 マップ6枚で、溶接機を見つけ出して3箇所のドアを溶接し、ゼノスの進入を防いだ上で脱出すれば勝利だが、ドアを塞いでもたまにピットからゼノスが出てくる(笑)
展開があってドラマを感じる面白いシナリオ。

M7 プレイヤーキラー
 汚染を免れたボットを回収してシェルターを守らせる必要がある。
しかしそのボットの制御キー(黄色の目的トークン)は、なぜかダークゾーンの中にぽつんと建つ小屋の中に・・・(汗)


 マップ6枚。最後はボットと一緒に脱出口にダッシュするのがドラマティックでいい感じ♪

M8 プレッシャーの下で
 シェルターを維持するためのエネルギーを確保するため、発電機を保護しなければならない。
しかしその場所には2方向からゼノスが・・・。


 マップ6枚。中央の建物の発電機(黄色と紫のトークン)を1つでも壊されたらゲームオーバーなのだが、目的トークンを取りに左右の建物にも行かなければいけないのでチームを分散せざるを得ない。
下手に探索するとそこにピットが出現してあっという間に発電機に詰め寄られるが、探索しないと装備が弱すぎて話にならないという板挟みがきびしい。

M9 パワーディスプレイ
 生存者たちの避難所への一定期間の電力を確保するために、派手な陽動作戦を実行する。
とにかくゼノスを引き付けて殺しまくるのだ!


 目的トークンを全部入手してから逃げるだけのシンプルなシナリオ。
もちろんその道筋にはゼノスの屍をうず高く積み上げる必要があるが(笑)
写真は拡張セットのフィギュアがいろいろ追加されている。
※20240213追記

M10 デモ分隊
 ゼノスの進攻速度が落ちてきている。今こそ徹底的なダメージを与えるチャンスである。ゼノスの主な進攻ルートで2箇所の柱を爆破して道を塞ぎ、奴らの進攻を大幅に遅らせるのだ。


 スタート地点が2箇所に別れているので最初は慎重に進める必要がある。
その後は任務の必要上ダークゾーンでの活動が必要なので、近接攻撃武器か「超感覚」を確保したいところ。
また2箇所のボットが大活躍するシナリオでもある。
※20240213追記

 例によってオリジナルのカード日本語化シールを作ったので置いておく。
関係ないシールもちょっと混じってるけど気にしないように(笑)

化夢宇留仁作のカード日本語化シール

気楽さ 4
言語依存 3
 大した量は無いが日本語版が出ていないので、説明書全56ページを翻訳するのはまあまあ骨が折れる。
ソロプレイのしやすさ 5

 完全協力型ゲームなので全く問題ない
化夢宇留仁の好き度 5

 ホラーではないので他のシリーズのような絶望感を味わうことはないが(笑)、SFアクションらしい楽しさをうまく表現していてとても面白い。

20240103