K |
千秋は気付きますが、杉山は二人の煙草がどうなったかを横目でチェックしていたようです。
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千 |
(そうだと思ったわ、くわばらくわばら)
(狂信的自然保護主義者っぽい臭いが(笑)) |
加 |
(グリーンピース関係の人かしら…?、生命の母とか言ってたし)
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千 |
(そうよねえ、ごにょごにょ) |
加 |
(でも、いい人多いんですよ、グリーンピース。やることは極端ですけど…。と含み笑い) |
千 |
(まあ、敬して遠ざけておくのが一番よ) |
K |
杉山は海を見ています。涼んでいるようにも見えます。
1時間もすると、どっちを向いても海しか見えなくなります。 |
千 |
他の人たちは近くにいますか? |
K |
後部デッキには他にはいません。 |
千 |
そのまま、加奈とたわいもない話を続けます。 |
加 |
「ちょっと、探検しませんか? どうせ帰ってくるまでやることないですから」
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千 |
「そうですね、隊長!行きましょう!」 |
加 |
「隊長って(笑 神楽坂さんものりやすいんですね(笑」と |
千 |
「休みの時くらい童心に戻りたいもの(笑)」 |
K |
船内、前部デッキのどちらへ向かいますか? |
加 |
「童心って…そんな歳じゃないですよ、もう」と腕を引っ張って前部デッキへ。 |
千 |
「隊長、歳のことは…(笑)」 |
K |
では前部デッキには、森脇と遼子がいて、なにかを話しているようです。 |
加 |
気楽に「こんにちは〜〜♪」
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千 |
「こんにちは」 |
K |
「あら、こんにちは。どうですか?船は気に入りまして?」と遼子
森脇は残念そうな気配です。
遼子は少し安心したような雰囲気。
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加 |
「なかなか面白いですよ、漁船と調査船しか乗ったことがないもんで(笑」 |
千 |
「あら、彼女はどちらに?」イタズラっぽく森脇に微笑みます。 |
K |
「あ?ああ、ロビーにいると思うよ。」と森脇
「君達は友達なのかな?二人とも美人だね。」
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加 |
「美人ですって、神楽坂さん^^」と肘でつっつきます
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千 |
「初対面の女性に容姿のことは言わない方が良いわよ(笑)
加奈ちゃんとはさっきお友達になっていただいたの」 |
K |
「俺は正直だから、思ったことが口に出ちゃうのさ。」
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千 |
「その調子で遼子さんも口説いていたの?」 |
加 |
(う、神楽坂さん、怖い(笑))
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千 |
「加奈ちゃんも気をつけないとダメよ」ニッコリ |
K |
「へ〜、じゃ、俺も友達に加えてほしいな。え?いや、遼子さんにはこの旅のことを質問してただけだよ。」
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千 |
「隊長、どうしますか?」と加奈に(笑) |
K |
「こんなところで出会うなんて、なかなか無いことだろ?みんなで楽しくいこうよ。」
ふと気付くと、船室から鈴江が出てきます。
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千 |
「じゃあ、彼女さんも紹介してくださいよ。みんな一緒の方が楽しいですから」と森脇に軽く返します |
K |
「ああ、勿論さ。お、ちょうど来たみたいだ。お〜い、鈴江さんもこっち来なよ。」 |
千 |
(なんか生きている感じがしない美人ね)
「よろしくね」手を差し出します。 |
K |
鈴江は戸惑ったようで、困惑したような顔をしています。
「あ・・あの・・・よろしくお願いします。」 |
加 |
(憂いを含んだ…ってあんな感じなんだろうなぁ…<鈴江の印象)
「こちらこそ、よろしくお願いしますね」明るくにっこりと |
千 |
医者の本能的に体温など推し量ってみます。体調悪そうなので。 |
K |
千秋は<医学> |
千 |
<58>58/95 成功 |
K |
特に体調が悪いようには見えないです。元々人見知りがする性格なのでは?あとはなにか心配事があるとか。 |
K |
「じゃあこれで俺たちは友達だな。遼子さんも!」と森脇。
「え・ええ、そうね。」と遼子。 |
千 |
「あなたはまだ保留(笑)」と森脇に。 |
K |
「ええ?ひどいなあ」とピエロを演じて盛り上げようとしている森脇。 |
加 |
「男性を選ぶ権利は女性に、ですよね〜〜」と悪気無く遼子にいいます
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千 |
「まずは女性陣で仲良くなりましょう(笑)」 |
加 |
「武宮さんも、鯨目当てですよね?」 |
K |
「は・・・ああ・・・鯨・・・そうですね。」と鈴江。鯨には興味無さそうです。
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加 |
「じゃあ、あたしと一緒? 世間から逃げる為に海へ〜〜とか(笑」と気分を明るくする為におどけます |
K |
「ちぇっそんなこと言ったら俺はあのむすっとした船長か、サングラスのおっさんとしか友達になれないのかよ。」と森脇
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千 |
「そうね、あなたはまず杉山さんと交流を深めるべきよ(笑)」 |
加 |
「山奥にいるとオッサン趣味が出てきちゃって」とけらけらと笑います
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K |
「おっさんって、いつくから?俺もおっさんかもよ。」
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加 |
「渋みが出てからです。いいんですよなかなか」と森脇に
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K |
「さすがに渋みはまだ自信ないな〜。」 |
加 |
「でしょ?」 |
K |
「すみません。ちょっと船酔いしたみたいなので、部屋に戻りますね。」鈴江が船室へ戻ろうとします。 |
千 |
「あ、送るわよ!」鈴江についていきます。
「いい薬も持ってるんだから」 |
K |
「あ、いえ、結構です。少し休んだら治ると思いますから。」と鈴江。 |
加 |
立ち去る鈴江をみて、森脇に「ほっといてもいいんですか?」
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千 |
「そうよ、あなた、彼氏でしょ?」 |
K |
「え?すぐ治るって言ってるから、大丈夫でしょ?しばらくして出てこないようなら行ってみるよ。」
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加 |
「ひどぉ」と攻めるような目で森脇を見ます |
千 |
「はあ…、やっぱり、気になるから私が行くわ」後を追います |
K |
しかし千秋が鈴江の部屋の前まで来たとき、鈴江が頭を下げてドアを閉めるのが見えます。
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千 |
鍵かけました? |
K |
鍵がかかった音は聞こえていません。
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千 |
入っていくのもぶしつけだし、やめときましょう。
戻ります。 |
K |
千秋は戻ってくるときに、操舵室で船長がキョロキョロしているのが目に入ります。 |
千 |
声をかけてみます「船長さん、どうされたんですか?」 |
K |
その夜。夢を見ます。 |
千 |
寝てる!(笑) |
K |
それは、ぼんやりとした夢で絶え間無く変わる色彩と形が見えるだけで、遠くのほうからズルズル滑るような音とゴボゴボという泡の音がかすかに聞こえてくるだけですが、非常に不快な夢でした。
では翌日です(笑)。 |
千 |
「うーん、夢見わるーーー!」飛び起きます。 |
加 |
自室で、「うげ〜〜」と見た夢を思い返して、頭を振っています。 |
K |
みんなが朝食を取り終えた頃、船は目的地に到着します。と言っても景色は海ばかりですが。
この時期、この海域に鯨が多く姿を現わすのだと遼子が説明します。
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加 |
海を見ながら…「うぅぅぅ、なんかブルー入ってる…夢見が悪かったかなぁ」と独り言 |
K |
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
千 |
「くじら〜〜〜!早く出ておいで〜〜〜!」 |
K |
しかし待てど暮らせど鯨の姿は見えません。 |
加 |
なんか、釣竿がほしいぞ(笑 |
千 |
デジカメを構えつつ、だんだん不機嫌になっていく女医。 |
K |
しばらくして遼子が、暇つぶしに海水浴でもしないかとみんなを誘います。
あ、船長は釣り糸を垂れています。
「釣りがしたい方は道具をお貸ししますわ。」と遼子。 |
千 |
きたーー(笑) |
加 |
「行きます♪」といい加減飽きてたので、提案に乗ります |
千 |
「どうしようかな?あまり泳げないし」 |
K |
「いいねえ!こんなところで泳いだら気持ちよさそうだ!」と森脇。
「私は、遠慮します。かなづちなんでね。」と杉山。なぜか慌てているようです。 |
千 |
ライフジャケットとか貸してくれるんでしょうか? |
K |
もちろんライフジャケットも貸してくれます。
鈴江の姿はありません。 |
加 |
「あ、でも、水遊びしてると、鯨って出てこないんじゃぁ…」と杉山に聞いてみます |
K |
「大丈夫。出てくるときは遠くで分かるから。」と杉山 |
千 |
「じゃあ、私も泳ぎます」 |
K |
「じゃあ杉山さんは釣りはどうですか?」と遼子。
「いいね。じゃあ釣り竿を借りようかな。」と杉山。 |
千 |
水着に着替えて日焼けクリーム塗って、ライフジャケットを着替えた上に小さめの麦わら帽をかぶって海に入る用意をします。 |
K |
後部デッキに海に直接降りられる階段があります。
「おりゃあ!」と飛び込む森脇。 |
加 |
では、自室に帰って着替えて出てきます
「あ、神楽坂さん、重装備(笑」 |
千 |
「日焼けはお肌の大敵よ(笑)」
ではその階段から海に。ぷかぷか浮かびます。 |
加 |
「こっちは日焼けは、長い友達です(笑 なんせ、実習所が外の炎天下ですから(笑」 |
千 |
「そうか〜、ワイルドなのね」 |
加 |
「石彫ってますから(笑 変な男よりワイルドですよ…」
と森脇の方を向いて「ね」 |
K |
ではみなさんめいめい遊んでおります。遼子は見て回っています。 |
K |
昼食の席で、遼子は船長に魚群探知機を使ってほしいと頼んでいます。 |
千 |
魚群探知機!そんなのがあるのか! |
K |
船長は納得したようで、昼食が終わったら試してみると言っています。
「クルーズフィッシング用に積んでるんだが、あまり期待はしないでくれ」と船長。
|
千 |
鈴江はどんな様子ですか? |
K |
鈴江は相変わらずブルーです。 |
加 |
昼食をもぎゅもぎゅ食べながら…
「ところで武宮さんは? まだ調子悪いんですか?」と遼子に聞きます |
K |
昼食の席で遼子に聞いたのですね? |
加 |
そうです
直接聞くには、気が引けて |
K |
では代わりに鈴江が答えます。「私は大丈夫です。ちょっと考え事をしているので。」 |
加 |
小声でこっそりです |
K |
もう手遅れ(笑)<小声 |
加 |
はい^^;<手遅れ |
K |
だから確認したのに(笑)
「私のことは気にしないでください。ご心配かけてすみません」 |
加 |
「気にしないでください。せっかくの旅ですから心配になっちゃって^^;」と、頭をかきながら、苦笑い |
K |
「ありがとうございます。ほんとに私は大丈夫ですので。」 |
千 |
「…」千秋は鈴江を見つめます。 |
加 |
小声でこっそり、鈴江に…
「悪い虫が気になるなら…私達が仲間ですよ」と千秋に目配せしながら言います |
千 |
深くうなずいて微笑みます。 |
K |
一瞬びっくりしたような顔をして、「あ・・・ありがとうございます。」 |
加 |
「じゃ、OK♪」と。 |
K |
では昼食が終わります。
船長と遼子、それに杉山、森脇は操舵室へ行きます。ついてゆきますか? |
加 |
ついて行きます |
千 |
ついてきます |
K |
船長が魚群探知機を操作します。
<アイデア>どぞ。 |
加 |
「ほぉ…これが…って、良く分からないや」、探知機を覗き込みながら
<44>44/65 成功 |
千 |
<16>16/70 成功 |
K |
二人とも魚群探知機の操作方法がだいたい分かりました。
<魚群探知機>(+10)(笑) |
加 |
(ええっ!(笑<探知機) |
千 |
ありがたくいただいておきます(笑) |
K |
魚群探知機の結果は、鯨どころか魚影すら見当たりません。
しかししばらくして、モニターを見ている安川船長が驚きの声を上げます。
二人にもモニターに奇妙な影が映っているのがわかります。
それは最初、海底かと思えますが確かに移動しているのです。
それも時速15ノットという高速です。
大きさは巨大すぎて正確にはわかりませんが、30メートル以上はあるように思えます。 |
加 |
「はい? これって…?」船長に聞きます |
千 |
「鯨なの?シロナガスクジラ?」 |
K |
「このあたりに生息する鯨はザトウクジラだが・・・この影はシロナガスクジラとしても最大級のものだ。」船長の顔も驚きでこわばっています。 |
加 |
「杉山さん、これって、鯨?」探知機を指差し聞きます |
K |
「鯨ですね。しかしザトウクジラでは考えられない大きさです。」と杉山 |
加 |
「ひょっとして、昨日見かけたあの?」 |
K |
「どうでしょう・・・」と杉山。
「影を追って!船長!」と遼子
遼子の声が聞こえたかのように、影は突然消えました。
それは機械が見失ったというのではなく、そこにいた存在が消え去ったというほうが正しい反応の消失の仕方でした。 |
千 |
「はっ!消えた?」 |
加 |
「あ……」 |
K |
「消えた・・・」と船長
「探して!どこかにいるはずよ!」と遼子 |
千 |
「探知機の故障?」 |
加 |
「潜ったとか…かなぁ…」 |
K |
「そんなはずは・・・」と船長 |
千 |
遼子の態度がおかしくないですか?
何か知っていそうな感じがします(笑) |
K |
遼子はなぜか強い興味をもっているようですね。 |
加 |
インストラクターの責任感では? |
千 |
「遼子さん、何か心当たりでもあるの?」 |
加 |
やり取りを聞きながら、ひょいっと海面を見つめます |
K |
「え、いえ、でもこんなところでシロナガスクジラが見つかったら大発見ですわ。それにみなさんに鯨をお見せするのが仕事ですから。」
加奈<目星> |
加 |
<90>90/55 嫌われてる^^; |
K |
海面が見えます(笑) |
加 |
広いなぁ、太平洋は…(笑 |
K |
その後いくら探しても影は見つかりませんでした。
そして鯨の姿をまともに見ることなく、日も暮れてきたのでした(笑) |
千 |
(トビウオを見かけないし、魚群もいない、そして謎の大型生物…)
千秋は昔の愛読書「ムー」を思い出してワクワクしているのでした(笑) |
加 |
(海面下で何か異常が!) |
K |
ラストナイトなので、今夜は豪華なパーティーが前部デッキで開かれます。
今夜はこんなところですかね(笑)。 |