クトゥルフ・シリーズ紹介
ホビージャパン社から日本語化されて発売されていたものを中心に紹介。しかし化夢宇留仁が持っていないものも多い(汗)。
同じくホビージャパンから発売されていた書籍も載せてある。
クトゥルフの呼び声
ホビージャパン社の翻訳で、日本で最初に正式に発売されたシリーズ第1作。
原作シリーズの書かれた1920年代のアメリカを舞台に、探索者が禁断の事実に相対する様を描く。
箱の中にはルールブックと、シナリオ集、1920年代の資料集、キャラクター&モンスターシルエットシート、世界地図、キャラクターシート、サイコロが入っており、ボリュームの点でも当時のRPG最大級と言えた。
化夢宇留仁はマッドハッター氏のキーパーでプレイし、それがあまりに面
白かったので即日買いに走った。
ルールブックはボリュームはそこそこだったが、最低限プレイに必要な情報はしっかり紹介されており、合間に20年代の主要都市人口表など、サプリメントと言える内容も挟まれて飽きさせないものだった。
もちろん最も飽きないのはモンスター&旧支配者のデータ集だったが(笑)。
シナリオ集は充実しており、完全初心者向けのものから歯ごたえのあるキャンペーンに近いものまで用意されており、読者がゲームの雰囲気を掴むのに大いに貢献していた。これは他のゲームも見習ってほしい部分である。
シナリオの内容を簡単に紹介してみる。
幽霊屋敷
幽霊屋敷の噂があるコービット館の主人が発狂。PC達は地主の依頼で、噂の真相を突き止めるべく屋敷を探索する。
これはいわゆる初心者向けの典型的屋内探索型シナリオだが、クトゥルフらしく図書館で調べものをする場合の結果
なども用意されている。
狂人の丘
森の中の丘近くに住む怪しい老人を調べる。たったの2ページのシナリオだが、
そのままプレイすればPC達の生き残る可能性は限りなく少ないハードな内容。化夢宇留仁がキーパーでプレイした時もPC達は散々な目にあっていた(笑)。
ブロックフォード館
海辺の別荘で、地下から聞こえる奇怪な音の正体を探る。
化夢宇留仁はPCとしてプレイしたが、キーパーの演出がうますぎたのか、怖すぎてモンスターがちらりと姿を見せた時点で逃げ出してしまった(笑)。
ペーパー・チェイス
上の3つは初心者用の入門シナリオで、ここからが通常のシナリオという扱いになっている。
このシナリオはほとんどコメディのような特殊な内容で、読んでて思わず笑ってしまう。しかしゲームバランスも易しいかというとそうではなく、選択を誤るとあっという間にこの世とおさらばすることになるのは流石クトゥルフと言うところか。
ロッホ・ファインの謎
スコットランドのファイン湖には、プレシオザウルスがいまだに存在しているという噂が。PC達はファイン湖周辺を探索することになる。
結構ボリュームのあるシナリオで、初心者が情報管理に失敗するとわけが分からなくなる可能性がある。
かく言う化夢宇留仁もそうなった(汗)。
救出
アメリカ国務省の法律顧問が渓谷の川で死体で見つかり、その娘は行方不明になっていた。
PC達は町や農場で情報を集め、最後には戦慄すべき真相に立ち向かうことになる。
典型的なシナリオで、よくまとまっている。勿論敵は滅茶苦茶強いけど(笑)。
カストロネグロの秘密
ニューメキシコのカストロネグロという小さな町には、忌まわしき秘密が。
もはやキャンペーンと言えるようなシナリオで、ボリューム満点。町1つがそのままシナリオになっているようなもので、化夢宇留仁がキーパーした時は勿論情報管理に失敗し、わけが分からなくなった(汗汗)。
シナリオブックの巻末には、キャンペーン導入部とクライマックスに流用できるミニシナリオと、各国の図書館とネクロノミコンに関する資料も付け加えられている。
まったく至れり尽くせりといった感じである。
1920年代資料集がまたよかった。
ヒンデンブルグ号の見取り図なんて渋い図が載っていたり、その他にも20年代を感じさせるいかしたデータ満載で、これだけでも買う価値有りな小冊子である。
クトゥルフ神話に関する遺跡などが記された大きな世界地図もついてるし、プレイ中の位
置関係をはっきりさせるためのキャラクターのシルエットの描かれた紙のコマもついている。
今考えてもこのスタートセットは素晴らしい。
ウェンディゴへの挑戦
日本語版「クトゥルフの呼び声」初のサブアイテムは、意外にも1人用シナリオだった。
多分ホラーRPGという新しいジャンルに、プレイヤーが集まらずに困っている、またはどんな感じでプレイしたらいいのか分からない人が多いだろうとの考慮の末の決定だろうが、やはり当時意外な印象は拭えなかった。
しかしあらためて考えてみれば、上記の通りスタートセットでシナリオはしっかり充実しているのだから、ここで変わり種を持ってくるのも当然かもしれない。
残念ながら化夢宇留仁はこれを所有していないのだが、カナダの密林を舞台にしたストーリーで、ゲームブックとしても難度が高く、クリアするまでには少なくとも10回は死ぬ
覚悟が必要だということだった。
ここのところはゲームブック形式でもやはりクトゥルフなのだなあと思う(笑)。
ヨグ・ソトースの影
待望のキャンペーンシナリオ。
怪しい儀式を行う秘密結社の謎を追うクトゥルフらしいストーリー・・・・らしい。
実はまだ読んでないのだ。
RPGのシナリオというのは慎重に扱う必要がある。なにしろいったん読んでしまったらもうプレイヤーとして参加は出来なくなるのだから。
クトゥルフのキャンペーンというのはバランスが難しい。
なにしろ他のゲームとは比べものにならないくらいプレイヤーキャラクターはか弱く、モンスターは強い。ヨグ・ソトースの影でもその辺のバランスはきついようで、PCが最初から最後まで同一人物でプレイするのは不可能じゃないかという話である。
またこのセットには2つのボーナスシナリオもある。
※2004.3.25追記
で、ざーっと読んでみた。
のだが、驚いた。プレイヤーキャラクターの生存率は化夢宇留仁の考えていたのの1/10くらいである(汗)!
最初から飛ばしまくりでSAN値急降下。
中盤のシナリオではなんとも色々な怪物がドヤドヤ出てきてまさに出血大サービス(笑)!
はっきり言ってこのシナリオは駄作だと思う(汗)。
また設定的に納得のいかない点もいくつかあった。タイトルはジャロに電話ものだし(汗)。
近い内にやってみようと思ってたんだけど、これは相当手を加えないといかんな〜〜〜〜〜・・・
※2006.8.22追記
チャットでやってみるのを決意。
現在準備中なのだが、詳しく読んで、いざやってみようと思った上での感想を追加。
銀の黄昏錬金術会
最初のシナリオ・・・なのだが、導入というものが無い(汗)。
いきなり設定が並んでいるだけで、事件さえ無い。もちろん引きも無ければ押しもない。
どうしろと(汗)?
しかもシナリオに書かれているとおりに進めようと思ったら、ゲーム内時間で何ヶ月もかかるような内容。
更にはその通りに進めると、PCの能力値は自動的に致命的なダメージを負う。
結局このシナリオへの導入シナリオをオリジナルで作る羽目になった(汗)。
それでも全然十分とは言えないのだが、あとは始めてみて様子をみるしかないか。
未来に眼を向けよ!
最初のシナリオに比べると、まだ導入は用意されているし、ゲーム内時間も異常にかかるわけではないので一安心。事件もなにも無いのは同じだが(汗)。
しかしすでに圧倒的な力を持った怪物が存在している。コースを誤ったら即全滅である(汗)。
キャニッチの魔女団
おそらく本キャンペーンの中で最も難易度が高いシナリオ。それはPCにとっても、プレイヤー自身にとっても、またキーパーにとっても言えることで、どれだけ読み直そうが展開が見えてこない。
原因は圧倒的な量のNPCである。
普通にやっていたのでは明らかに把握不可能な数で、しかもそれぞれが反目しあっていたり、裏で繋がっていたり、実は全然関係なかったりで、複雑極まりない。そこに多数のモンスターまで絡んでくるのであるから、まさにカオスそのものである(汗)。
いったいどうなることやら。
続きはまた今度。
療養所の悪夢
キャンペーンまでいかないけど、そこそこのボリュームのシナリオでも情報管理が出来ずにへこんでいた化夢宇留仁が待ち望んでいた短編シナリオ集(笑)。
実に様々な切り口のシナリオがそろっており、読み物としても楽しめると思う。
また各シナリオに利用する新聞記事の切り抜きなどの資料も1冊のブックレットにまとめられており、実に使い勝手がいい。
オークション
1920年代によく行われていたオカルトオブジェクトのオークションを扱ったシナリオで、最初はとにかくオークションを楽しみ、次に残忍な殺人事件の調査を行うという展開になるらしい。
化夢宇留仁はまだ読んでない(汗)。
・・・で、読んでみた。
大体想像していたのと同じストーリーだった。後半は意外に平凡かも。2004.3.29
気違い男
これも詳しくは読んでいないのだが、ある田舎町での連続行方不明事件の調査を行うシナリオ。
その真相は結構意外性があって面白い。
ブラック・デビル山
PCの一人が相続した小山には、忌まわしい怪物が棲みついていた・・・。
これもまともに読んでいないが、オーバーキルなシナリオとして有名。
療養所にて
精神を病んだ人が入院する療養所での出来事。
プレイで精神に異常をきたしたPC向けのシナリオ(笑)。
しかしこのシナリオ自体も正気を乱すには十分な内容で、化夢宇留仁がキーパーをしたときも病人が死人にレベルアップしていた(笑)。
モーリタニア号
世界一の豪華客船で大西洋横断の旅を楽しむ・・・。
旅行気分満載の楽しいシチュエーションだが、そこはクトゥルフのこと、ただで済むわけが・・・ある(汗)。
非常に変わったシナリオで、なにも起こらなかったらひたすらなにも起こらず、平和で楽しい船旅を満喫できる。ただしいくつか用意されたポイントに触れると凄惨な事件が・・・
過去からの門
アーカムが舞台の冗談シナリオ。
しかし勿論PCがお亡くなりになる可能性は高い(笑)。
ボードゲーム「アーカムホラー」は多分このシナリオが元になっている。
ウェストチェスター・ハウス
これも変わったシナリオ。どちらかと言えばシャーロック・ホームズの事件に近い。
ユゴスからの侵略
キャンペーン・シナリオ・・・なのだが、化夢宇留仁は持ってないし情報もあんまり無い(汗)。
どうも「ヨグ・ソトースの影」に近い構成らしい。
発売直後の時点からあまり話題にならなかったし、オークションでも見かけたことがない。
完全に幻のシナリオになってるような気がする(汗)。
・・・と思ってたら最近オークションで見かけたが、2万円以上の値で落札されていた(汗)。
クトゥルフ・コンパニオン
シリーズ初のサプリメントと呼べる内容で、追加ルール、新しい種族、シナリオ2つにキーパーズ・スクリーンのセットである。
化夢宇留仁は持っていないのだが、やはりスクリーンがあるのと無いのとでは雰囲気が全然違う。
やはり買っておくべきだった・・・(泣)。
2006.8.9
なんともありがたいことに、このほどすなふきんさんにプレゼントしていただいたので、シナリオを紹介。
地底の脅威
北ミシガンの町で地震が発生。 その地震は通常の自然現象ではなかった。
調査を進める探索者は、恐るべき怪物と遭遇することに・・・。
ほんの5ページのショートシナリオだが、オーバーキルということでは群を抜く。あれを倒さないといけないのはきつすぎるのでは(汗)。
四つの神殿の谷
南アフリカのジャングルを舞台に繰り広げられる冒険行と、不気味な神殿の秘密を描く、インディー・ジョーンズばりのアドベンチャー。
雰囲気満点のシナリオだが、ボリュームもあるので気合いを入れてプレイしたい。
クトゥルフ・バイ・ガスライト
ヴィクトリア王朝時代のイギリスを舞台にしたサプリメント。
相変わらずの凝った内容で、様々な資料に加えて当時の新聞風のおまけなど、実に楽しませてくれる。
タイム・トラベルに関する追加ルールも併記しているが、これはH・G・ウェルズの「タイム・マシン」の存在があるからこそだろう。
ウェルズもそうだが、このサプリメントの大きな目玉として、シャーロック・ホームズをゲームに登場させることができる。
日本人にとって当時のイギリスと言えばホームズくらいしか思い浮かばない人がほとんどであろうから、これは楽しく、かつ無くてはならない要素であろう。
ヨークシャーの怪事件というビッグボリュームのシナリオも用意されている。
イギリスの田舎町、ヨークシャーでホームズと共に事件を捜査するという内容で、ワクワクすること請け合いである。
なんかボリュームの割にネズミがうろうろするばかりで地味な印象の内容だったが(汗)。
ただし化夢宇留仁は、相変わらず大量の情報を管理できる自信がもてず、まだプレイできないでいる・・・(泣)。
アーカム・ホラー
例外アイテム。クトゥルフの世界を扱ったマルチプレイ・ボードゲームで、プレイヤーはアーカムをうろつき、異世界からの侵略の兆候を見つけてはつぶしてゆく。
もちろんSANチェックなど、クトゥルフの代表的なルールも備わっている。
化夢宇留仁は一度だけプレイしたことがあるが、どうもその時の印象ではあまり出来のいいゲームではなかったような気がする。
コレクターズ・アイテムかな。
ニャルラトテップの仮面
世界を又に掛けたキャンペーンシナリオ。
「ニューヨーク」「ロンドン」「カイロ」「ケニヤ」「上海」の5冊のブックからなる。
実に出来がいいと評判のキャンペーンで、またNPCと資料が多いのでも有名。
化夢宇留仁は持っていないので定かではないが、少なくともキーパーをする自信は無い(汗)。
最近オークションで見かけたが、25000円以上の値で落札されていた(汗)。
@2c氏による解説をみる
クトゥルフ・ナウ
クトゥルフの呼び声を現代社会を舞台にプレイするためのサプリメント&シナリオ集。
現代的な新技能や火器が追加され、その他の装備もより強力になった。特に銃器関係は強力なものを手に入れれば下級の独立種族程度なら粉砕できる・・・・かもしれない(笑)。
法医学についての資料もあり、時代毎にどのような医療や捜査が行われているかが解説されており、読むだけでも面
白い。
オプションとして、戦闘時の部位命中判定ルールが付け加えられている。
このルールを使えば攻撃の命中時に身体のどの部分に当たり、どのようなダメージを与えたかが判定できる。
しかしほとんどの場合、このルールによって強大な怪物はより強力になり、PCにはより凄惨で具体的な死に方が増えるものと思う(笑)。
シナリオ集には現代ということを意識した内容のものがそろっている。
海底の都市
小型潜行艇に乗ってアトランティスを探す冒険に。
クトゥルフには珍しい派手なシチュエーションである。
しかし化夢宇留仁がキーパーをしたときには、PCがよりによって普通の会社員と寿司屋の店主(笑)という設定で、長期間の冒険 に出るには怪物よりも強力な実生活という障害があるのだと思い知った(笑)。
奈落の悪夢
最先端の科学によって、禁断の扉が開かれる・・・。
コロラドの湖の近くで行われていたある研究は、予想を遙かに上回る恐ろしい展開に。
色々な偽情報がばらまかれており、真の問題点が分かりにくくなっているが、分かってしまったら予想以上に強大な相手に遭遇する可能性も。
異次元の殺人者
地球に帰還したスペース・シャトルのアトランティス号には、ある物体を同乗させていた。
スペース・バンパイアのような始まり方だが、乗ってきたのはバンパイアよりもやっかいな相手である(汗)。
キーパーには、このシナリオをプレイする前に絶対に読んでおかなければいけないある「本」が指定されている珍しいシナリオでもある。
悪魔のロックバンド
あるハード・コア・ロックバンドの演奏は人々を魅了し、大人気に。 しかし彼らの演奏のあるところでは奇怪な事件が次々に発生していた。
そしてロックバンド「神の迷い子」の全国ツアーが始まる・・・。
なんかゲゲゲの鬼太郎で似たような話があった(笑)。
総じてクトゥルフ・ナウのシナリオはボリュームがあり、PCは現代科学で強力になっているが、それ以上に敵も強力になっている感じである。
情報管理もボリュームが増した分大変で、キーパーにも気合いが必要なシナリオ集と言える。
アーカムのすべて
クトゥルフ神話を語る上で外すことが出来ないのが、アメリカ東海岸のマサチューセッツ州にあるアーカムという架空の町である。
様々な小説や映画などにも登場するし、勿論アーカムが舞台のシナリオもあった。
このサプリメントはそのアーカムを詳細に解説したもので、アーカムを舞台にしたシナリオ集と、アーカムの地図、そしてアーカムの地方紙アーカム・アドヴァタイザーが一部付属している。
アーカムの資料は恐るべきボリュームを誇り、主要な施設をはじめとして主要な住人の解説まである。また多くの事件の鍵になるであろう高名なミスカトニック大学に関しても詳細な説明がある。
シナリオ集
生半可な知識は・・・・・・
ミスカトニック大学キャンパスで学生フランク・チャールトンの死体が発見された。
検死の結果、彼は死んでから30時間以上もたっていると判定されたが、彼は数時間前に女子学生を襲っていた。
その謎は過去に大学に在籍していた医学生が握っていた・・・。
まとまりのいいショートシナリオ。化夢宇留仁でもなんとかキーパーする事が出来たが、ゲームに出てくるボヘミアンがどういう集団かよく分からなくて困った(汗)。
野生の丘
真夜中のアーカム上空に火の玉が。
アーカムの町は色めき立つが、実はそれは恐るべき客であった・・・。
ウルトラセブンに出てきそうな話である。 展開的にもウルトラセブンがいてくれれば助かるのだが(笑)。
殺人リスト
アーカム北西の、ミスカトニック・バレイで連続殺人事件が。
200年以上前からたまってきたアーカムの膿が表面に吹き出し始めていたのだ。
夜のしじま
古い館の取り壊し中に、壁に塗り込められた骸骨が発見された。
しかしその館に隠された秘密はそれだけではなかった・・・
なかなか切ないストーリーのシナリオ。化夢宇留仁は1890年代のイギリスに舞台を移してキーパーしたことがあるが・・・・・・どうなったのかよく覚えがない(汗)。
13の恐怖
タイトル通りのショートシナリオ集。
このセットでは有名なホラー映画を題材にしており、元を知っていればニヤリとすること請け合いである。
シナリオタイトルは以下の通り。
「アンクルティモシー」「血の誓い」「メネシスは襲う!」「忘れられた谷」「ミイラの花嫁」「人形師」
「古代術師の復活」「地獄のハネムーン」「帰ってきたのは死人」「スォーミング」「深海の落とし子」
「トリックオアトリート」「恐怖の惑星」
化夢宇留仁は持っていないのだが、友人の秋山氏のキーパーで「帰ってきたのは死人」をプレイした。
いわゆる「ゾンビ」シナリオで、実に面白かった♪
黄昏の天使
日本オリジナルのキャンペーン・シナリオ。
現代日本を舞台にプレイするためのサプリメントも付属している。
シナリオ内容は日本各地を舞台に、強大な邪神の復活を防ぐというものらしいが、化夢宇留仁は持っていない(泣)。
話によるとストーリーが進むにつれ、PCも強力な呪文を覚えてゆき、だんだん戦隊ヒーローもののようなノリの展開になるらしい。
う〜んやってみたい。
クトゥルフスーパースクリーン
ファイリング可能で、チャートなどを最新のものに付け替えながら使用できるスクリーン・・・
らしいのだが、実物を見たことがない(泣)。
スーパースクリーンシリーズという名目で、他のゲームと共に一斉に発売されたものの1つらしく、情報も少ない。
どこかに落ちてないかな〜(笑)。
すなふきんさんによる細説を読む
クトゥルフの呼び声 エディション5.1
A4変形の書籍の形で発売されたスタートセットのバージョンアップ版。
いくつかのサプリメントに別れて紹介された呪文やモンスターなどのデータがまとめられ、ルールも整理されている。
1920年代アメリカに加え、ヴィクトリア王朝時代のイギリス、現代アメリカと今までの主な舞台はフォローされている。
勿論それぞれの専門のサプリメントには量的にはかなわないが、歴史などを一貫した流れの上で参照できるのは便利。
シナリオも付属している。
屋根裏部屋の怪物
アーカムを舞台にした入門用シナリオ。
死の床にある老人メリウェザーは、過去に仲間達と怪物を召還し、空き家に閉じこめていた。彼が死ねば怪物をつなぎ止めている従属の呪文は解かれ、怪物が暴れ出す。
PC達は彼の依頼でその怪物を異界に追い返すことになるが・・・
悪霊の家
元のスタートセットに幽霊屋敷というタイトルで収録されているシナリオ。
ほんの少し手を加えてある。
気違い男
同じくスタートセットに「狂人の丘」というタイトルで収録されているシナリオ。
少し手は加えてあるようだが、相変わらず内容はハードで、PC全滅率はかなり高い。
死者のストンプ
ジャズをBGMに、人種偏見問題やギャングが絡む1920年代のアメリカを満喫できる1本。
クトゥルフモンスターガイド
モンスター・ウォッチングのための超自然生物ハンドブック
フルカラーでクトゥルフ神話に登場する代表的なモンスターを紹介した本。
見事なイラストで、クトゥルフ神話独特の禍々しく非人間的な雰囲気が伝わってくる。
登場モンスター
アザトース、ビヤーキー、クトーニアン、クトゥルフの落し子、黒い仔山羊、深きもの、ドール、空鬼、古のもの、盲目のもの、(ツァトゥグァの)無形の落し子、ユゴスよりのもの、ガスト、食屍鬼、イスの偉大なる種族、ティンダロスの猟犬、忌まわしき狩人、イタクァ・ザ・ウェンディゴ、ムーンン・ビースト、夜のゴーント、ニャルラトテップ、外なる神々の従者、シャンタク鳥、ショゴス、シュブ・ニグラス、星の精、ヨグ・ソトース
特徴によってそれがどのモンスターなのか見分けるモンスター識別ガイドや、モンスターサイズ比較など、ニヤリとさせられるコーナーもある。
クトゥルフモンスターガイド2
幻夢郷の生物たち
フルカラーのモンスターガイド第2弾は、主に地下世界やドリームランドに生息する忌まわしい生き物を扱っている。
絵柄は前のどこかペーパーバックを思わせるものではなく、図鑑のような雰囲気になった。
識別ガイドも健在。
登場モンスター
アブホース、アトラック・ナチャ、バシリスク、イブの怪物、ブループ、ボクルグ、ブオポス、蝶ドラゴン、土星からのネコ、クラウドビースト、パーグのファイヤーワーム、ノール、大いなるもの、ガグ、ヒーモフォー、ランプ・イモリ、外なる神の幼生、レンのクモ、マガ鳥、レンからの男、カラカルの手下、ヘビ人間、ツァトゥグァ、ヴーニス、ワンプ、ズーグ
化夢宇留仁は大学の卒業制作で、この本には非常にお世話になった(笑)。
クトゥルフ・ハンドブック
山本弘著
クトゥルフの呼び声を楽しむためのハンド・ブック。
クトゥルフ神話の説明に始まり、モンスターガイド、魔道書ガイド、1920年代ガイド、ドリームランド観光ガイド、リプレイ、ロールプレイの指針、付録シナリオといった濃い内容が分かりやすい文章でまとめられている。
ゲームを知らない人に「クトゥルフの呼び声」を紹介したいと思ったら、スタートセットよりもこの本を渡した方がいいと思う。
シナリオタイトルは「黒いピラミッド」。
一風変わった内容だが、ゲームとしてバランスがとれていて管理する情報も少ないので、気軽に楽しめると思う。
クトゥルフ・ワールド・ツアー
様々な舞台を用意しているクトゥルフの呼び声をフォローするムック本。
1920年代アメリカを舞台にしたリプレイ小説、現代アメリカのリプレイ、そして中世日本(!)が舞台のリプレイ&簡易ルールとキャラクター・シート、ヴィクトリア朝ロンドンのリプレイ&ガスライト第2版からの追補(ロンドンの店、ロンドンの霧など)、更にクトゥルフ・ハイパーボレア(!)のルールと世界設定とリプレイ。
付録シナリオとして、現代日本を舞台にした「中国水晶」もあり。
遊び心満載のムックで、特にハイパーボレアはクトゥルフの呪文の出てくるファンタジーと言った感じでなかなか面
白い。魔術師エイボンと冒険が出来るかも(笑)。
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