マフィア!
男が車に乗り込むと、いきなりその車が爆発!
その男のマフィア人生を描いたおバカマフィア映画パロディ作品。
主にゴッドファーザーのパロディー映画なんだけど、まあまあ。
この手の流れのない不条理コメディの中では出来はいい方かな?
20030302
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ
石油王キング卿の巨額の現金をテロリストから取り戻したボンド。しかしその現金に仕掛けられた爆弾により、キング卿は暗殺された。
次にはキング卿の娘エレクトラが狙われると予測され、ボンドは護衛のために娘のいるカスピ海へ。
その娘は過去に誘拐された経歴があった・・・。
少々期待が高すぎたせいか、いまひとつなところもあったが、全体的にはよかった。
「痛みを感じない男」はもっと見せ場があってもよかったと思う。身体能力はいいとしても、精神の妙なところの描写がもっとほしかった。
ハイテクボートは文句無しに楽しめた。
しかし全編の中で冒頭の小事件が一番派手というのはいいのだろうか(笑)。
スキーチェイスも面白かったけど、敵の装備がQ顔負けで時代を感じた。
ところでリューウェリンはあの時点で病気だったのだろうか?・・・・と思ったら交通事故(汗)。
予想していたかのような交代劇。流石Q(汗)。
20030308
ナインスゲート
珍しい古書の秘密を解くように依頼された収集家のコルソは、世界各地を飛び回り本の持ち主を探し出すが、その度に怪事件が発生する。
9つの門を開いたとき、そこには・・・。
前半ちょっと視点を変えた「クトゥルフの呼び声」のシナリオみたいですっごく面白くて、後半どうなるかと思ったら、前半の内容がそのまま続いて、最後オチはどうなるか!?と思ったらエンディングが始まった(汗)!
すごいよポランスキー!
ある意味分かってるというか、オカルトミステリーの面白い部分だけを抽出したらこうなるよ!
・・・と、いうわけで、面白い人には最高に面白いけど、普通ならなんじゃこれは!?と怒り出す映画だった。
化夢宇留仁のお気に入りの一つ(笑)。
20030309
ドラゴンハート
いい加減な騎士ボーエンは、ドラゴンを倒して名を挙げようとするが敵わない。
しかしドラゴンが話の分かる奴だったので、二人で組んで八百長劇を繰り返して日々の糧を稼ぐことに。
しかしやがてそのドラゴンが与えた心臓によって命を長らえた王子の脅威が彼らに迫り・・・。
しょうもない友情ドラマを想像していたが、そしてそれは当たってもいたのだが(笑)、それ以外にも様々な要素があり、意外に骨太なストーリーもよく出来ていて、なかなか面白かった。
最後がイマイチだけど、それまでの展開はおおむねいい感じ。
またドラゴンがしゃべるせいか表情も豊かで人間くさすぎるような気もしたが、それはこの作品の特徴でもあるので仕方がないだろう。
ドラゴンの飛行シーンを始めとしたCGIは見所が多い。
20030313
ナチュラル・ボーン・キラーズ
ミッキーとマロリーのカップルは、気ままに旅を続けながら気が向いたら人を殺し、奪い、愛し合っていた。
やがて彼らはマスコミの過剰報道によって若者達のヒーローとなってゆくが・・・。
なんか「青春かけおち篇」殺人鬼版という感じ。なかなか面白かった。
ある意味すっごいピュアな恋愛映画な印象も。
最後に殺されるカメラマン(?)はちょっと切ないものがあった。
クエンティン・タランティーノ原案で、オリバー・ストーン監督・・・。
見事に暴力的なコンビが作った見事な暴力映画である(笑)。
20030314
オースティン・パワーズ・デラックス
宇宙空間へ脱出していたDr.イーブルが地球へ帰還し、タイムマシンを操って1969年に戻り、冷凍睡眠中のオースティンからパワーの源「モジョ」を盗み出した。
すっかりパワーをなくし、ヘナヘナのオースティン。その彼に英国諜報部から新たな指令が。Dr.イーブルを追って1969年に戻り、彼の世界征服の野望を阻止するのだ・・・。
う〜んイマイチ。イマニ。イマサン。
元気でエロエロなのが取り柄のオースティンがパワーを失ってしまったら、映画自体もパワーを失うということに、製作者はなぜ気付かなかったのだろうか。
しかしヒロインは色っぽくて可愛くていい(笑)。ローラーガール(笑)。
20030315
ホーンティング
睡眠障害を抱えた患者達が古びた館に集められた。
実は恐怖について研究しているマロー教授が、呪いの館という噂のあるヒルハウスで彼らの反応を調べようとしていたのだ。
しかしそこは本物の呪われた屋敷だった・・・。
CGIの展覧会。
脚本、演出ともに最低。とにかくホラー映画になっていない。
いや〜、今考えるとスウィート・ホームはよく出来てたわ(笑)。
怖いとこは怖かったし、音楽はよかったし、NOKKOは可愛かったし(悲鳴がシャウトしてたけど/笑)。
本作はいいとこ無し(汗)!!!
20030316
200本のたばこ
新しい年の一番最初の朝を一緒に迎える相手を探し、独り者たちが夜の街をさまよう。
やがて彼らがたどり着いたのは、やはり等身大でそれなりの相手だった・・・。
内容はこれと言って無し。しかし妙に面白い。
ひたすらだらだらと、しかしせっぱ詰まった時間が流れるのがなぜか心地よい。
アメリカのパーティーが絡んだ内容のない映画って、どれもけっこう面白いような気がする。「待ちきれなくて」とかもよかった。
独りの寂しさというのは誰でも共感出来る感覚だし、パーティーというのはそれを際立たせる場所でもあるから、自然と登場人物に感情移入できるのかもしれない。
ちなみにクリスティーナ・リッチが出演しているのを理由に観たのだが、彼女もボラボラしている登場人物の1人で、特に目立っていると言うことは無かった。
20030317
バッファロー'66
刑務所から出所してきた男が、自分の居場所を探してさまよう。
バレエの練習をしていた女をなんとなく誘拐してしまうが、もちろん状況は好転せず、ひたすらうろうろするばかり・・・。
昨日に引き続き、クリスティーナ・リッチつながりで本作を観た。
う〜んまるで8mmで撮った自主映画。
とにかく異様に集中させてしまうなにかがある作品だった。
クリスチーナは顔は超かわいくて、おっぱいが超色っぽくて、後ろ姿はどう見てもおばさん(笑)。
落ちぶれきったミッキー・ロークがいい味を出している。
実家のテーブルはオズヤスジロウもびっくりだし。
面白かったのかと言えば・・・多分こういう面白さもアリなんだろう。
すごく可愛い映画とも言えるような気がする。
でも最後のリッチは無表情だしな〜。
ああなに書いてるの私(汗)?
それにしてもなんでああもトイレに行きたがる(笑)!?
20030317
ドライビング・ミス・デイジー
人種偏見が根強く残るアメリカ南部。
お金持ちの未亡人デイジーは歳のせいで車の運転が怪しくなり、黒人の専属運転手を雇うことに。
気位の高いデイジーは運転手ホークをなかなか受け入れようとしないが、やがて二人の間に絆が芽生えてゆく・・・。
面白かった。
それにしてもモーガン・フリーマンはすごい。
出てくるとなんでも可能にしてしまうスーパーマンに思えるのに、鼻につくところがない。
劇中印象的だったのは、黒人風の笑い声と、年寄り風の笑い声がすごくいい感じだったこと。実に表現豊かなのにリアルな笑い声なのだ。
ダン・エイクロイドもいい感じだった。
※最近モーガン・フリーマンも鼻につくところがあるように思えてきた(笑)。
20030317