Modeling and painting
化夢宇留仁の
プラモデル& フィギュア塗装

 ハセガワ1/72 セスナ A-37A/B ドラゴンフライ。
今年10月末あたりに近所のジョーシンで購入し、11月10日に製作を開始、本日12月30日に完成。
A-37/AとA-37/Bの選択式だが、Bを選択。理由は塗装が迷彩じゃなかったから(笑)
 購入動機がBf109で迷彩塗装に苦労したし、今度は簡単に出来て塗装も単純で楽に完成しそうなジェット機を・・・というもので、値段も安く、目に止まったのがこれだったのだ。
しかし飛行機プラモデルに詳しい人ならわかると思うが、これは完全に初心者がよくはまる罠(笑)

 値段が安いキットというのは、往々にして古いキットの確率が高い。
そして古いキットは3Dキャドなどなかった頃に作られているのではめ合わせがよくないものが多く、更に古いキットは再販を繰り返して金型もくたびれているので元の精度も落ちているのだ。
その結果バリは多い、はめ合わせはずれているでヤスリとパテが大活躍(汗)で、しかも凸モールドなので下手にヤスリをかけるとモールドが消える(汗)
飛行機キット初心者にはなかなか厳しい作業が続き、Bf109の方が全然楽だった〜〜〜〜〜っとなったのであった(汗)

 パイロットフィギュアが2人ついているのは嬉しかったが、モールドはだるだるな上に2人の形状が全く同じ(汗)
しかしA-37はキャノピーがでかくてコックピットがよく見えるので、せめて頑張って塗装。

 なかなかいい感じになった。
しかしやっぱり少しはポーズくらいは変えればよかったな(汗)

 で、キャノピーの塗装だが、Bf109のときに助かったので再びお助けマスキングを購入。
しかも間違えて2種類同じキット用のものを購入してしまった(汗)
ところが片方は全然サイズが合っておらず、使い物にならなかった。
ではもう1つの方はと言うと、サイズはピッタリだったが・・・貼れなかった(汗)
いくら伸びるとはいえ、こんな3次元曲面にきれいにシールを貼るのはフリーハンドでフレームだけ色を塗るより難しい(汗)
その商品はそれも考えて中央部分はヌキになっており、フレームに追従しやすく設計されてはいたのだが、やっぱり化夢宇留仁には全然無理(汗)
そう言えばそのヌキのために切り抜かれた中央の部分だが、上記の使い物にならなかったシールとほぼ同じ形状だった。
どうやらいい加減な会社が他社製品をコピーするときに内側のラインのみコピーしたようだ。酷すぎ(汗)
※あとで箱などを片付ける時によくよく見てみると、上記デカールは曲面に貼りやすいように2つに分割されていたもののようだった。
なにしろ説明書がついているわけではないので、こういうのに慣れていない化夢宇留仁が早とちりしてしまったようだった。

  

 ちうわけで仕方なく部分マスキングして塗装を繰り返し、なんとか右の写真の状態になった。
しかしこれは機内用の色なので、同じ場所に今度は機体色を塗るのだ。もちろん同じように部分マスキングを繰り返して(汗)

 んで機体の製作だが、とにかく合わない(汗)
非常に単純なモナカ割りの燃料タンクさえ、削っただけでは足らずにパテが必要になったりする(汗)

  

 今回はパイロットもいるし、Bf109の時に予定した通り、飛行姿勢で製作した。
しかしキットが飛行姿勢も選べるようになっているわけではないので、脚は作らずフタを閉めていた。
こう書くと脚を作らなくていいので楽そうだが、そんなことを想定されていないフタの方がきれいに閉まってくれるわけもなく、また閉めるためにはそのフタを中から支えてくれるパーツも必要になるので、実は作業量は増えていたりする(汗)

 また飛行姿勢で作ったからには台座がいるわけだが、お腹に3mm穴なんかを開ければ簡単ではあるが、それだと手で持ってブンドド(笑)した時に興ざめなので、胴体と翼下面の間を少し削ってネオジム磁石を2個縦に並べて接着し、台座の方には小型の低頭ビスを2個ねじ込んだ。
これでガッチリくっついて回転もしないし機体のお腹も綺麗にできるという素晴らしいアイデアだと思ったのだが、どうも直径3mmのネオジム磁石では小さすぎて力不足だったらしく、くっつきはするが傾けると落ちるという微妙な結果になった(汗)
 ところで豆知識。瞬間接着剤がついたネオジム磁石どうしがくっつくと、もう絶対に取れません。
ほんとに取れないんだよ・・・(泣)

 ところで上の写真の機体の背中にある大きな黒い突起だが、古いキットならでは?の奇妙な現象が起きていた。

 説明書によれば、上記突起は胴体左右のパーツと一体になっており、胴体と同じく左右に分割されている。

  

 ところが実物には突起は影も形も無い。
頭がくらくらしてきたが、ランナーをよく見てみると、端っこに用途不明のパーツが(笑)
多分金型製作時に設計が変更されたとか、なんらかの情報の行き違いがあったのだと思うが、金型を直せとは言わないまでも、せめて説明書を修正しろよ。
一体今までこのままで何度再販してきたんだ(笑)?

 ちうわけでなんとか形になったわけだが、頼みの塗装も実は細かい塗り分けがそこら中にあり、そっちもBf109と変わらいくらいの手間がかかったのだった(汗)

 そうそう機首のミニガンの銃口はピンバイスで開けた。
ネオジム磁石以外の改造はそれだけである(笑)

下にしいているのはウォーゲーム「フライトリーダー」のマップである。
この機体はベトナムでの地上攻撃に活躍したのだが、このゲームはベトナムも舞台になるのでちょうどいい感じ。

 デカールが変なところについているのは見てはいけません(汗)

 とりあえずパイロットもいい感じで収まったし、苦労した分完成した喜びは大きかった。
それにしてもデカールのシルバリングがひどいな・・・(汗)

20201230


ハーベイ・ウォルターズ LIST 1/35 牛

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