MOON44

映画/ローランド・エメリッヒ監督
1990年アメリカ・西ドイツ

入手方法/DVD発売中


 地球の植民地であり、重要な鉱石採掘基地でもあるムーン。
そのほとんどは正体不明の敵に奪われ、僅かに残ったムーンの中で、次に狙われるのはムーン44だと予想できた。
同時に鉱石運搬船が次々に行方不明になっており、不審を抱いた上層部は囚人に紛れ込ませて刑事を送り込む・・・。


おもしろさ 2

 エメリッヒの出世作だそうで、どうやら評判もいいようだが、化夢宇留仁にはつまらなかった。
とにかく状況がよく分からないままに物語に突入し、最後までよく分からず終わる。
ドラマも色々詰め込んでいるが、根本的な設定が納得いかないので全然のれない。
未来SFとしても納得のいかない点が多すぎる。
なんで宇宙戦艦が攻めてくるのに大気圏内でヘリコプターで迎撃?なんでわざわざ渓谷内で?
この作品を面白いという人は、そもそもSFをほとんど見ない人ではなかろうか。
マイケル・パレも久しぶりに見たが、キャラはストリート・オブ・ファイヤーそのまんま(笑)。

 そもそも化夢宇留仁はムーン・クライシスと間違えて借りたのだ(笑)。


トラベラー度 3

 設定はそれっぽいところが多いのだが、とにかく説得力が無さすぎる。

 

レフリー度
 世   界 3  辺境の基地で横流しに精を出している司令官というのはそれっぽい。
 ストーリー 4

 一工夫でシナリオに出来そう。

 フレーバー 2  少年達のナビゲートによる戦闘とかは面白いが、とにかくSF的整合性に欠けすぎる。

お気楽度 2  暗い画面ばかりでげんなりする。

投稿者/化夢宇留仁 20080427


 


スペースキャンプ

映画/ハリー・ウィナー監督
1986年アメリカ

入手方法/DVD発売中


 子供達がNASAで宇宙飛行士と同じ訓練を体験するプログラム「スペースキャンプ」。
噴射実験時に本物のスペースシャトルを体験していた子供達だったが、トラブルによって実際に打ち上げられてしまい・・・・・・。


おもしろさ 5

 とにかくストレートに宇宙への憧れを描き、後半ではまさに息をもつかせぬピンチの連続で、ドキドキさせてくれる名作。
上記説明文からも、突っ込みどころ満載なのは分かると思うが、そんなのはどうでもよくなる。

 可愛いのか可愛くないのかよく分からないリー・トンプソンや、インディー・ジョーンズのバカ女が印象深いケイト・キャプショーなど、キャストも当時を思い起こさせる面々で、その辺もなんとなく楽しい(笑)。
ちなみに本作は、スターウォーズ エピソード4を見ていないと、理解不能である(笑)。


トラベラー度 3

 NASA絡みなので直接は繋がらないが、規則に縛られていない子供達が主役なので、逆にトラベラーっぽい。

 

レフリー度
 世   界 1  NASA。
 ストーリー 4

 一度はこういうシチュエーションをプレイしてみたい。

 フレーバー 5  スペースシャトルは宇宙船だと再認識。
狭いブリッジや広いカーゴスペース、エアロックの様子など、どれも参考になる。
宇宙ステーションダイダロスも登場。
意外なところでロボット「ジンクス」のデザインや性能もトラベラーっぽい。

お気楽度 5  サクサクっと進む上に後半はジェットコースター。

投稿者/化夢宇留仁 20080504


 


セレニティ

映画/ジョス・ウェドン監督
2005年アメリカ

入手方法/DVD発売中


 超能力を持つ少女リバーとその兄が、施設から脱走し、逃げ込んだのは自由貿易船セレニティ。
セレニティの船長は同盟に反抗する退役軍人のマルで、彼は二人を追い出そうとするが・・・・。

 テレビシリーズ「FireFly」の映画化作品ということだが、元が日本語では観れない(汗)。


おもしろさ 4

 テレビシリーズが元ということで、世界やキャラクターの紹介が最小限にとどめられているので分かりにくいところはあるが、ポイントは押さえていて楽しめる。
特に宇宙船やエアラフトの飛行シーンは1カット1カットが実に工夫が凝らされていて感動物。これに比べたらスターウォーズなど話にならない出来。
実は強い船長や、人間兵器リバーのエビぞり斬りの殺陣もいい(笑)。
劇場未公開になってしまったのは実に残念。
DVDのジャケットも極めて出来が悪く、内容を全然伝えていないのも残念。


トラベラー度 5

 トラベラーの1キャンペーンの映画化と言っても問題無さそうな内容。
船内の様子などもそのまんまな感じ。

 

レフリー度
 世   界 4  「同盟」は帝国に比べると圧政すぎるが、それ以外はまあそのまんまな感じ。
 ストーリー 5

 転がり込んでくる超能力者。もめるクルー達。助けてくれる牧師、ハッカー、情報屋。隠された研究基地など、まんまトラベラーシナリオ(笑)。

 フレーバー 5  宇宙船やエアラフトの描写、自由貿易船の行き当たりばったり感、などなどなど。

お気楽度 4  ちと分かりにくいところがある。

投稿者/化夢宇留仁 20080518




我が月は緑

小説/今日泊亜蘭
早川書房1995年10月10日(文庫版) /800円(上下巻共に)

入手方法/古書店で探してください。
入手方法コメント/購入難です


 2019年,謎の科学者集団『脳髄共和国』が,人類の武装廃絶が成されなければ,地球を破壊すると脅迫してきた。『脳髄共和国』の正体を求める任務を帯びた者たちが次々と消息を絶つ中,国際刑事中山弓ノ助は月に降り立った。国際色豊かな月面世界で彼が見たものは!果たして『脳髄共和国』はいずこに?


おもしろさ 5

 前作『光の塔』の続編。まさに『月面科学冒険大活劇』。出てくるキャラクターがみんな立っている。また,月面都市の描写がまた秀逸。


トラベラー度 4

 

 

レフリー度
 世   界 4  
 ストーリー 4

 探索ものアドベンチャーとして参考になるがNPCの管理が難しい。

 フレーバー 4  トラベラーは英語圏のフレーバーがベースであるが,この作品には様々な国の言葉が程よくミックスされ,異国情緒溢れる雰囲気を醸し出している。例えば 浮走艇(フロクトン),月都市(ルナウタス),巨脳(マグノヘルヴ),甲羅絮(カラバッハ)などの 単語がある。
 また,月面のような無酸素・低重力の衛星世界の設定の参考になる。

お気楽度 3  文体が独特なので慣れるまでが大変。

投稿者/masakiさん




宇宙兵ブルース

小説/ハリイ・ハリスン/浅倉久志訳
早川書房昭和52年6月15日(文庫版初版)

入手方法/古書店等


 田舎惑星で農業にいそしんでいたビルは、その体つきから徴募係軍曹に目をつけられ、帝国軍兵士に徴用される。
その後のビルの生活は一変し、理不尽な境遇を強いられることになるが、彼は強く生き抜いてゆく・・・・・・。


おもしろさ 3

 よくできている。描かれた年代を考えると、点数は4。
とにかく理不尽で自由意志が通用しない世界を、ユーモアで包んで執拗に見せることで、一種の迫力を生んでいる。
痛快さとはまったく逆のところにある。


トラベラー度 3

 トラベラーの徴募システムも似たようなものだと思うと、世界の見え方が変わってくる。

 

レフリー度
 世   界 4  帝国制の肥大し尽くした世界。
 ストーリー 3

 これをシナリオ化すると、レフリーがプレイヤーにぶち殺される(笑)。

 フレーバー 3  古い作品なので細かい描写は利用しにくいが、なかなか思いつかない視点が参考になりそう。

お気楽度 5  読みやすい。しかし内容は滅茶苦茶(笑)。

投稿者/化夢宇留仁 20080721




4000億の星の群れ

小説/ポール・J・マコーリィ/嶋田洋一訳
早川書房2005年7月15日初版


 謎の異星人と交戦中である人類は、恐るべき科学力で改造された惑星を発見。
それと異星人との関連を確かめるため、テレパシー能力を持つ天文学者ドーシー・ヨシダを派遣する・・・。


おもしろさ 2

 買った覚えもないのに本棚に立っていたので読んでみた。よくあることである(笑)。
しかし表紙からして化夢宇留仁の好みではないので、なんで買ったのかほんとに不思議(汗)。
 で、上記の通りそれほど乗り気でもなかったためか、テレパシー能力によって人と上手くつきあえない主人公には少々イライラし、メインの改造惑星の謎にもあまり興味を持てなかった。
その奇妙な生態系は少し面白かった。


トラベラー度 3

 やってることはトラベラーらしいことが多いが、雰囲気が違うような。

 

レフリー度
 世   界 3  連絡がとれなくなって退行していた植民地の文明を再興。あらたに版図を広げている人類。帝国制ではない。
 ストーリー 4

 偵察局の任務として始めれば、すんなりとシナリオ化できそう。

 フレーバー 4  自転速度の遅い改造惑星の描写、異星生物、奇態な異星人とその生態。恒星をも自由にする超技術。

お気楽度 2  少し読みにくい文章。なんとなく辛気くさい雰囲気(汗)。

投稿者/化夢宇留仁 20080817




シービュー号と海底都市

小説/ポール・W・フェアマン/高橋泰邦訳
創元推理文庫1968年6月8日初版


 アメリカの最新技術と巨費を投じて建設された原子力潜水艦シービュー号は、謎の竜巻の調査に向かう。
しかし調査途中で呼び戻され、大統領直々に新たな使命を託される。
地球の水全てが奪われようとしている・・・・・!?


おもしろさ 5

 表紙に惚れて買ったのだが、期待を裏切らない面白さ。
冒頭からシービュー号のはったり効きまくりの解説でしびれる。
「その戦力たるや、たとえもし合衆国全土がこの地球の表面からとつぜん吹き飛ばされることがあっても、単独で優に全面報復ができるほどのものだった。」
しびれる〜〜〜〜〜〜!
その後の展開もまさに王道アドベンチャーで、しかも活躍するのがおやじばかりで化夢宇留仁のツボ押しまくり(笑)!


トラベラー度 3

 全然違うのに、なんとなくトラベラーっぽいのは描かれた時代によるものか?

 

レフリー度
 世   界 1  現代(今はもう過去/汗)地球が舞台。
しかし敵は遙か恒星間の距離を隔てた異星人とその科学技術、そして宗教。
 ストーリー 4

 換骨奪胎でシナリオ化可能。
高性能潜水艦内蔵のキャンペーンとかも作ってみたい♪

 フレーバー 4  超高性能潜水艦、古来より異星人とコンタクトする謎の一族、超巨大質量の恒星間移動、熱線銃による戦闘。

お気楽度 5  古いのに現代風で読みやすい。それに文庫で200ページくらいしかない。

投稿者/化夢宇留仁 20080926




彷徨える艦隊
旗艦ドーントレス

小説/ジャック・キャンベル
早川書房2008年12月28日/882円

入手方法/書店でお求めください。
入手方法コメント/購入しやすいです。


 100年前の戦闘で乗艦を脱出し,冷凍睡眠を経て100年後の友軍に救出された英雄「ブラックジャック・ギアリー」。
そして,いきなり敵の罠に落ち,絶体絶命のピンチで指揮権を委譲されたギアリーは練度不足の艦隊を率いて,自国領までの撤退を目指す事となる。
100年間続く星間戦争は当初の目的も曖昧なまま,双方の疲弊を招き,モラルは低下し,決着の見通しさえ立たない。そんな中,100年前の英雄に期待を膨らませるもの,疑惑の眼差しで服従しないもの,統制の取れない思惑の入り乱れる艦隊を,時には理屈で納得させ,また叱咤することで何とか導いていく。また,謎の第三勢力の影が゜見え隠れするが。


おもしろさ 4

 宇宙艦隊戦が好きな人は是非。宇宙船戦闘ではなく,艦隊戦が魅力。相対距離と無線通信のタイムラグもリアル。


トラベラー度 4

 

 

レフリー度
 世   界 4  まだ良く世界が分かりかねるので続刊に期待。宇宙海軍の世界は上手く表現されている。
 ストーリー 3

 2等寝台で眠っていたキャラクターが100年後に発見されるとか,面白いのでは。 

 フレーバー 4  宇宙船同士のコミュニケーションや宇宙海軍の組織などのイメージを造るためには是非。

お気楽度 3  淡々と進むのでお気楽に。

投稿者/masakiさん




冷食捜査官1

コミック/とり・みき
講談社2008年11月21日/619円(税別)

入手方法/書店でお求めください。
入手方法コメント/購入しやすいです。


 食料統制法により,自然食品を食することは禁止され,人々の食事は合成食品だけであった。しかし,汚染物質にまみれた自然食品を欲するグルメや料理人などのニーズの存在が,統制法成立以前に作られた冷凍食品のブラックマーケットを存続させたのである。
主人公は農林水産省の「冷食捜査官」自然食品を求める人々を追い,日夜捜査に挑む。


おもしろさ 4

 とり・みき ワールド全開のため,つぼにはまると特に面白い。


トラベラー度 4

 

 

レフリー度
 世   界 3  サイバーパンク風の荒んだ世界だが,食料統制世界の参考になる。フードランナーっぽくできそう。
 ストーリー 3

 導入は参考にできそうだが,展開が不条理なのでそこをクリアできれば参考にできる。

 フレーバー 3  食料統制と合成食料という表現は参考になる。
●お気楽度  高いものは気楽に読んだり見たり出来、初心者にもお勧め。

お気楽度 3  とり・みき世界に順応できれば大丈夫。

投稿者/masakiさん




断絶への航海

小説/ジェイムズ・P・ホーガン/小隅黎訳
ハヤカワ文庫2005年2月28日/1000円(税別)


 人類の遺伝子情報を載せた移民船クワン・インは、アルファ・ケンタウリに人類の居住に適した惑星を見つけ、そこに人類を発生させた。
それから数十年後、地球からの移民船メイフラワー2世がその惑星ケイロンにたどり着くが、そこで発生した人類は予想もできない世界を築き上げていた・・・。


おもしろさ 5

 相変わらずホーガンの超大風呂敷&超人類賛歌は滅茶苦茶面白い!


トラベラー度 2

 ほとんど出てこないのだが、地球の影が濃い。

 

レフリー度
 世   界 4  惑星ケイロンに築き上げられた世界は、最も異質で最も理想的な社会。一度はトラベラーでも体験したみたい。
 ストーリー 2

 部分的には流用できそうだが、骨子になるストーリーが移民というのがトラベラーの物語に向かないかも。

 フレーバー 5  遺伝子移民、教育用ロボットの思考回路、反物質ドライブとその放射、完全個人主義社会。

お気楽度 3  500ページを越す分厚い文庫本。しかしホーガンだから読みやすい。

投稿者/化夢宇留仁 20090215


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