Step.2 新天地への旅立ち Step 2.1 移民船の旅 移民船での人員輸送は、二等寝台による冷凍睡眠が基本である。そして、冷凍睡眠には死の危険が常に付きまとっている。 二等寝台のおける死亡率は実用品としては許容しがたいレベルであり、廃止すべきなのだが、廃止を求める声は大きくない し、移民の懐具合と言う現実もある(妊婦や、15才以下の子供特に小児の冷凍睡眠輸送は、体力的な問題から危険が大きいことが予想されるが、 残念ながらこれも斟酌されることはほとんど無い)。 冷凍睡眠を避けたい移民には、特等チケット、一等チケット、雇用船客、密航(オイ)以外に手段はなさそうなのだが、他にも以 下のクラスや旅行方法がある。 Table. 5 恒星間旅行
にチャーターされた別の船で運ばれると言うこと)。不法移民や、荷物の扱いが心配な人は正規の料金を支払うこと。残念なが ら、貨物輸送の料金を減らす方法は知られていない。 Step.2.2 嫌な受け入れ体制 Step1では受け入れ体制による恩恵を決定したが、ここではデメリットを決定する。こういうものは概して、現地に到着してか ら判るものである。 条件を満たしている限り、必ず全部判定のサイコロを振らねばならない。それぞれについて2D6を振って判定する。不法 移民にはこうした申請を行う資格が無いため、恩恵もデメリットも受けることは無い。政治コード0の世界では、ありがたいこと に貸した金のことを忘れてくれる可能性が50%ある。 Table. 6
そう言うものであり、理不尽であっても結果は受け入れねばならない。不法移民としてそのまま居座ることは可能。実際の ところ、いったん国籍を与えた以上、原住の国民との間に差別をもうけるのは、例え移民側が得をする内容だとしても 許されることではない。しかし、移民絡みでは往々にしてそういうことが起こるので、問題化しやすい。 例) ダニエル・マラク氏、1313番(仮)に到着 1313番に到着したダニエル・マラク氏(ちなみに、冷凍はイヤなのでツーリストクラスでした)は、移民局に出頭。今後の説明を受けました。良い条件とし て、(2D6の結果)住宅支援、農業機械一式、なぜか重火器(50口径の機関銃)、頼れる先輩の支援を受けていました。農地分与が無いことに、ちょっと がっかりのマラク氏です(しかし、彼の資産を考えれば分与されないのが公平でしょう)。さて、問題は嫌な条件ですが…。強制的な貸付はなし。そして、この 嫁/婿不足の世界では…、あっ、出た! 出目10!! 押しつけ女房です! 移民局の担当者は、一人の女性を連れてきて、気の毒そうに言いました。 「マラクさん、あなたはこの人とお付き合いして、ゆくゆくは結婚して下さらねば…。」(ちなみに、資金貸し付けの出目がピンゾロだったので、統計学的にいっ て彼は同性を押し付けられる危機でした) さらに、人材不足でもあるので、年間30日、警察か陸軍で任務につくことを求められました。 Step.3へ進む
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