アイリスバルブ
アスラン人
アナガシックス
アンチハイジャックプログラム
ヴァルグル人
宇宙港
宇宙旅行チケット
エアラフト
Xボートシステム
ATV
ガスジャイアント
貴族
クレジット
クロース
研究基地
磁気ライフル
ジャンプ
重水
神経銃器
政府指定商船
戦闘アーマー
ゾダーン人
ソロマニ人
太古種族
拿捕許可証
宙域、星域、星系
宙港街
帝国の1年
偵察局
トラベラー協会
トラベル・ゾーン
排水素トン
反重力ベルト
ファスト・ドラッグ
フュージョンガン
辺境戦争
ボディピストル
メーザー通信
メガコーポレーション
傭兵チケット
ランサナム
アイリスバルブ
カメラの絞りのような構造の、頑強な開閉装置。
気密性も高く、エアロックなどで主に使用されている。
アスラン人
帝国の銀河辺境・回転方向に位置するアスラン帝国の支配階層種族。
猫科の動物を人間サイズにして直立歩行させたような姿をしている。
戦闘的な種族で、男性は土地の所有を最高の名誉とし、女性はドライな思考を特徴とする。
帝国に帰化したアスラン人も多く、貴族に列せられた者もいる。
アナガシックス
抗老化剤。
継続して飲むことで老化を停止できる。高価。
貴族位に位置するものは、権力の固定を阻止するためか、その使用を禁じられている。
アンチハイジャックプログラム
宇宙船におけるハイジャック発生を想定した対処プログラム。
各部屋のモニターから全てのドアのコントロール、生命維持装置にいたるまで操作可能。
通常起動には上級船員しか知らないパスワードが必要な上、フライトレコーダーにも記録される。
ヴァルグル人
はるか昔に太古種族が地球の犬を遺伝子操作して生まれた知的種族。形態的には直立した犬。
性格的にも犬らしいところは根強く残っており、主人と決めたらどこまでもついてゆくかと思えば、そのカリスマに不満を観じるやいきなり興味を失ったりする。
帝国に隣接して広い領土があるが、性格的に一つの国家にまとまるのは不可能で、敵対行動をとっても海賊規模止まりが多い。
宇宙港
TRAVELLER世界では、宇宙港をA〜E、Xの6ランクに分けている。
Aが最も設備が整っており、恒星間宇宙船の建造も可能。
Bだと星系内宇宙船までが建造できる。
Cランクでは宇宙船の建造はできず、燃料も低純度しか供給できない。ただし軌道上設備は通常整っている。
Dになると、低純度の燃料の供給と簡単な修理しか行えない。
軌道上の設備も通常は無い。
Eは惑星上に整地したスペースがあるだけ、というものが多い。要するに着陸できるだけ。
X、宇宙港は存在しない。
宇宙旅行チケット
第3銀河帝国では、恒星間旅行の代金を3種類のチケットを発行することで設定している。
●特等チケットは快適な旅を約束するが、価格は10000クレジットと高価である。
●1等チケットは特等チケット用専用室の空室待ちで、優先順位が低くなる分価格も8000クレジットに押さえられる。
●2等チケットはコールドスリープチケットである。
旅は一瞬で終わるが、少しだが蘇生しない可能性がある。リスクが多いが船内スペースやエネルギーの節約ができ、価格は500クレジットと安い。
上記のチケットは、通常ジャンプ1回分の代金となる。1回のジャンプでどれだけ飛んでも価格は同じ。
このチケットと言うより手形に近いシステムは、ともすれば高騰する輸送代金の安定をはかるために帝国が制定したものと思われる。
チケットは宇宙港で購入でき、ある程度価値の安定したものであるから、除隊時の恩賞にも用いられる。
このチケットが通用しない船舶は正規の船ではないといえる。
→詳細
エアラフト
乗用反重力機器の総称。
大きく分けて開放型と密閉型がある。
惑星重力下でないと推力を得られないが、それでも軌道上までくらいなら上昇可能。
一般に使用されている機種はスピードが120k/hほどに押さえられているものが多い。
他に背中に背負って使用する半重力ベルトなどがある。
密閉型エアラフト
Xボートシステム
小型で高いジャンプ能力を持った宇宙船(最大ジャンプは6パーセク、約18光年)、Xボートによる通信ネットワーク。
情報は設定されたコースに沿って分岐しながら、リレー式に次々とXボートからXボートへと渡され、広大な銀河帝国中に広がってゆく。
第2帝国はこれの整備開発が成されず、自然消滅してしまった。
ATV
全地形車両。
TRAVELLERのATVは、装甲車のようなごつい車のイメージが強い。他にもあるはずだけど、ルールブックで書かれていたのがそんなタイプだった。居住性も高く、長距離走行に向く。
キャタピラ型と車輪型がある。
ガスジャイアント
水素、ヘリウムなどが主成分の高密度巨大ガス惑星。
太陽系でいうところの土星、木星。
リプレイで登場するリジャイナは、ガスジャイアント「アシニボイア」の衛星である。
貴族
銀河帝国は封建制を敷いている。
各星系にはそれぞれ政府がおかれ、帝国貴族が治めている。
したがって、銀河帝国における貴族は飾りではない。爵位に応じた権力を着実にもっている。
帝国というからにはもちろん皇帝も存在する。
1105年時の皇帝は、ストレフォン・アルカリコイである。
クレジット
帝国のお金の単位。Crで表される。
1Crは1〜2ドルくらいの価値。
日本円に換算するなら100〜200倍の計算になる。
Mcrという単位も使い、メガクレジットと呼ぶ。1,000,000Crが1Mcrである。
日本円にすれば1Mcrは約1〜2億円。
クロース
防弾衣類でできている強靭なボディ・スーツ。
TRAVELLER世界で着たまま往来を歩いてもあまり変じゃない防具では最強。レーザーに対しては効果
がないが、下に対レーザー用防具のリフレックを重ね着すれば、一応あらゆる攻撃に対処できる。(超能力を除く)
研究基地
TRAVELLERでは、帝国政府など、公式機関が出資して作られた秘密研究を行う施設をそう呼ぶようだ。
帝国が作った基地にはアルファ、ベータなどの通しナンバーがついている。ただし帝国自体が規模が大きすぎて、歴史に埋もれた基地も多い。
研究基地ガンマもその一つらしい。
磁気ライフル
高電圧による磁気で弾丸を加速する武器、いわゆるレールガン。
TRAVELLER世界では一般に手に入る武器としては最高の貫通力を持つ。
人間が携帯できるのは磁気ライフル、磁気ピストルの2種。
ジャンプ
いわゆるワープ。超光速航法。
ただTRAVELLERでのジャンプは、距離に関わらず開始から終了まで約1週間かかる。その間はジャンプスペースという特殊な空間を進む。
TRAVELLER世界では超光速通信はないので、このジャンプが最速の通信手段でもある。
TRAVELLER世界でのジャンプは単位をパーセク(1パーセクは約3光年)で表し、例えば1度にジャンプできる距離が2パーセクなら、「ジャンプ2」と表記する。
今のところジャンプの最長距離は6パーセクという事になっている。
ジャンプは重力場の影響を強く受ける。従ってジャンプに入る場所、同じく終了する場所は惑星などの重力場からなるべく離れていなければ事故の確率が高くなる。
一般に安全にジャンプを行うには近くの惑星の直径の100倍の距離が必要とされている。
10倍の距離があれば、少しの危険でジャンプ可能。ただし整備など他の面で問題があるとそうはいかない。
10倍より距離が小さいと、事故確率が非常に大きくなり、絶望的ジャンプと呼ばれる。
ジャンプで事故が起こった場合、ジャンプ期間の変化、ジャンプアウト地点の移動などの軽い結果もあるが、最悪の場合船は破壊される。
重水
トラベラー世界の高テクノロジーのエンジンは、主に核融合を使用している。
その代表的な燃料が重水である。
重水燃料は純度の高いもので1排水トンあたり500クレジット、低いもので100クレジットで購入できる。
海水や、ガスジャイアントのガス雲をすくいとって精製しても得ることも出来る。
政府指定商船
正式に郵便物を運ぶことができる契約。
1回の航海ごとに25000クレジットを受け取ることができるが、 船倉の5排水素トンを郵便物専用に割り当て、指定の航路を定期的に行き来、武装とその専用クルーなど、様々な条件がある。
神経銃器
一種のテレパシー銃。目標の脳の神経活動を破壊し、麻痺や死亡を引き起こす。
高度なテクノロジーの産物。
生命探知の超能力を持つものは、神経銃器の発射を感知できる。
戦闘アーマー
戦闘用宇宙服。
軍事用。一般市場では手に入らない。
使用にはある程度の訓練も必要。
ゾダーン人
人類種の一種で、第3銀河帝国に迫る規模の連盟を築いている。
多くの場合ゾダーン人は第3銀河帝国と敵対している。大きな戦争も何度か起こっている。
ゾダーン人は超能力を生活、文化、政治に融合させているのが特徴で、幼少の頃からまず超能力のテスト、訓練が行われる。
その結果ゾダーンの文化は嘘のない、そして超能力に応じたはっきりとした階級制度がしかれ、第3帝国とはかけ離れたものになっている。
第3帝国は超能力を禁止しており、(潜在能力的には同じ人類種なので変わらないはず)両者は不信感を募らせあっている。
ソロマニ人
要するに地球人。
TRAVELLERの歴史上、最初に銀河に帝国を築いたのはヴィラニ人という人類種だが、その大帝国を打ち破り、地球政府が銀河を支配した期間を第2帝国、別名「人類の支配」と言う。
第2帝国は広大な版図に比べ、貧弱な通信システムの為に自然消滅し、その後でゲームの舞台となる第3帝国が築かれた。
第3帝国はヴィラニ、ソロマニ両人種で構成されているが、まだ地球が銀河の中心であるべきだと唱える地球人の勢力は根強く、何度かの紛争を経て、地球近辺に自治区が設定された。これをソロマニ自治区と呼ぶ。
地球自体は帝国の管理下にある(MEGATRAVELLERでは、地球人の手に落ちた)。
また、ソロマニ自治区とは別に、ソロマニ連合という広範囲な連合国家が存在する。
これはソロマニ主義に賛同する勢力または経済的に協力し合う勢力で、戦争が起こると大抵はゾダーンなどと協力し、第3帝国と敵対する。
更にソロマニ至上主義と言う思想がある。
これはソロマニ人、つまり地球人こそ銀河を支配するにふさわしい種族だと称える勢力で、過激な手段に訴える者も多い。
ちなみにソロマニは、この時代の太陽の名称、「ソル」からきている。
地球は「テラ」と呼ばれている。
太古種族
人類が生まれる遥か以前に高度な科学技術を持っていた種族。
まだ不明な点が多いが、人類を初めとする多数の種を地球から銀河中にばらまいたのは分かっている。
ドロイン人と関係があるともされているが、未だはっきりしたことは分かっていない。
拿捕許可証
ある政府が敵対する政府の商船に対する襲撃の許可書を発行する場合がある。
この許可証を得た海賊は、私掠船として、発行した政府に対して、公認の身分を得ることになる。
戦時下に発行されることが多い。
宙域、星域、星系
TRAVELLER世界で宇宙空間とそこにある世界の広さを表す単位。
1宙域は40パーセク(1パーセクは約3光年)×32パーセク。
ちなみにTRAVELLERではゲーム簡略化のため宇宙図は平面で設定されている。
宙域は更に4×4、合計16の星域に分けられ、その中に恒星を基準にした星系が散らばっている。
星系はそれぞれ1つの恒星系を表し、星系名は恒星ではなくその中の政府が置かれた惑星または衛星の名前が付いているのが普通。
宙港街
ふつう地上宇宙港のそばにある商店などの並ぶ街をさす。
首都は宙港からある程度離れているのが普通で、宙港街は宇宙港を行き来する人達を目当てに、みやげ物屋などが集まって勝手にできるケースが多い。
帝国の1年
第3銀河帝国の1年は、第2帝国が地球人による支配だった影響で、365日と定められている。
ただしウルー年は無い。
その代わり年初めの元旦001日は、ホリディと制定され、他の曜日には支配されない特別な日になっている。
元旦以外は7日ごとに1週間で区切られ、それぞれの日をワンディ、ツーディ、サーディ、フォーディ、シクスディ、センディと呼ぶ。
これで365日まで7日で割り切れるので、曜日がずれることも無い。
ただし帝国では日を表す時は、上記にあるように3桁の数字で表記するので、曜日が用いられることは少ない。
月に関しては帝国規模では制定されていない。
偵察局
帝国での郵便局&国土庁といえば分かりやすいか?
Xボートシステムの管理、運営はこの偵察局が行っている。
世界の測量、探索、資源開発、データの蓄積なども偵察局の仕事。
偵察局のキャラクターは、1人で現場仕事ならなんでも出来る万能型が出来やすい。
トラベラー協会
帝国内のA、またはBの宇宙港で宿泊設備を有している民間組織。
入会金や他の収入を投資、運用して利益を会員に還元する仕組み。
入会には審査がある。
協会員はその設備を利用できるほか、2月に一度特等チケットを受け取れる。
トラベル・ゾーン
トラベラー協会が指定する旅行者向けの星系危険度指定。
グリーン、アンバー、レッドの3種類がある。
グリーンは何の問題もない。
アンバーなら、その星系に入る場合には何らかの危険が予想されるので注意を呼びかけている。危険の種類は多義にわたる。
レッドの場合、全面的に進入が禁止される。レッド・ゾーンは偵察局や海軍によって厳しく管理されているようで、この指定に関しては帝国による公式の指定だと受け取れる。多分トラベラー協会と偵察局の間で何らかの取り決めがあるのだろう。
レッド・ゾーン指定は本当に厳しい。戦争時にやむにやまれぬ事情で高級貴族が破っても問題になるくらいである。
排水素トン
TRAVELLERの世界では、ただ何トンと表示されれば、その物体の容積を排水素トンで表していることになる。
重さの場合は、その前に重量など、そう分かるように記述されている。
排水素トンは、重さ1トンあたりの水素の容積を単位にしており、その容積は、水の約13.5倍である。
この記述法はTRAVELLER世界の船や機械の多くが、重水を燃料にしているためである。
水の容積を単位にした表記を用いる場合は、その都度そう明示される。
反重力ベルト
反重力により、浮遊移動できる装備。
名前から受けるスマートな印象とは裏腹に、肩から腰に掛けてごついバックパックを背負う形になる。
ファスト・ドラッグ
服用者の代謝活動を60分の1二引き下げる薬品。
主に宇宙船内での老化抑制、食料などの節約のために利用される。
名前は服用者からはまわりの動きが早く見えることからきている。
価格は200クレジット。(約2万円)
フュージョンガン
TRAVELLER世界で人間が持てる中では最強の武器。
設定では目標に対してレーザーを発射、続いて収束加速されたプラズマがレーザーに導かれて到達、核融合を引き起こすというとんでもない代物。
ルール的には基本ルールのキャラクターのヒットポイントの平均が21なのに対し、フュージョンガンのダメージ平均は52.5である。
とりあえず撃たれたら死ぬ。というか蒸発する。
フィュージョンガンとほとんど同じ構造だが、核融合まではおこさないプラズマガンというものもある。
辺境戦争
5回にわたって行われたスピンワードマーチ宙域を舞台にした戦争。
いずれもゾダーン連盟を中心とした外世界同盟の奇襲に始まり、双方の了解による停戦で終了している。
中には帝国中心部に戦争勃発を知らせる報告が届く前に終わったのもある。それは帝国暦1082年から1084年の第四次辺境戦争で、別 名を偽装戦争と呼ばれている。
第五次辺境戦争は、帝国暦1107年から1110年の間、激しい戦いが繰り広げられた。
ボディピストル
探知機に発見されない素材で作られたピストル。
ほとんどの世界で使用が禁じられている。
メーザー通信
収束性の強い極超短波による通信システム。
盗聴される心配がほとんどなく、通信者を結ぶ直線上にガスなどの障害があっても影響を受けづらい。
メガコーポレーション
TRAVELLER世界で、ある程度以上の規模の大企業をこう呼ぶ。
広い宇宙のこと、その規模のでかさもけた違いで、歴史的にも帝国より前にさかのぼるものも多い。
多くは自分の通商路を確保して、そのあたりの経済を左右している。中には帝国の基盤をになっていると言えるものもある。
傭兵チケット
傭兵の雇用条件、任務の内容などを記した書類で、場合によってはこれがないと現地から回収されないなど危険な状況に陥る。
傭兵にとっては命綱のような書類。
ランサナム
希土類元素の一つ。内部還移金属の1番。
宇宙船のジャンプドライブの内部コイルを作るのに必要。
帝国はランサナムを価格制限して、流通をコントロールしている。