2010年9月26日 ドミニオン大会の次は化夢宇留仁の都合で中止となったので、久しぶりの月例ゲーム会。 最初は「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」 |
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宇宙版「サンファン」とも呼ばれるこのゲームは、確かに多くの部分が「サンファン」に似ている。 最初にアクションを選び、選ばれなかったアクションはとばされたり、手札が建物にもお金にも生産物にもなったり。 しかしゲームをプレイしている時の感覚は大きく違い、こっちは宇宙SFに出てくる様々な要素を楽しみつつ、中距離走を走っている感覚。 画像右下の緑色のカードと、奧の青色のカードが選ばれたアクション(プレイヤー毎に色が異なる)カード。 緑のカードの脇に並んでいるのが自分の「ワールド」(サンファンで言うところの建物)である。 この「ワールド」や様々な特典をもたらす「進歩」を出してゆき、誰かが合計12枚に達したらゲーム終了で、その時点の勝利点が高い人が勝利する。 |
このゲームにははっきりとした欠点もある。 様々なディテールをアイコンで表そうとしているのだが、そのデザインの出来が悪く、かえって混乱を深めているのだ。 元々ルールに煩雑な面もあるので、人によっては致命的に感じるかもしれない。 それはさておき、化夢宇留仁はソロプレイのみ、テノムフ氏とcerberus氏は全くの初めてという状況でプレイ。なにしろ化夢宇留仁もルールを完全に把握できていなかったので、説明不足も多かった。 それもあって化夢宇留仁が安い世界を並べて生産→消費で得点を稼ぎ、勝利した。 化夢宇留仁63、cerberus氏59、テノムフ氏44 ルールの煩雑さという問題はあるが、やはり正面からSFマインドを楽しめる珍しいゲームなので、今度は全員システムを把握した上で再戦したい。 ちなみに画面の半透明のキューブは、本来のルールではカードを裏返して置いて生産品を表すのだが、世界の情報が隠れてしまってプレイアビリティが下がるので、100均で買ってきた。 雰囲気的にもピッタリだと思うので、これは絶対お勧め! |
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プレイ(?)風景。 4色あるロボットは誰の物でもない。このロボットは直進しかできず、障害物で止まった時のみ違う方向に進める。直進1回を1手数と考え、ボード中央に置かれたチップと同じ絵柄のタイルに一番少ない手数でたどり着く道筋を考える。頭の中のみで(汗) 画像では緑のチップが中央に置かれているので、緑のロボットが画面左の同じマークのところへたどり着く道筋を考える。 他の色のロボットを動かして障害物として使用する場合もある。 これだという道筋を思いついたら、その手数を宣言し、砂時計をひっくり返す。 その砂時計が落ちきるまで、全員新たな手数を宣言できる。 砂時計が落ちたら、一番小さい手数を宣言した人から実際にロボットを動かして正否を確認し、正解であれば中央のチップが手に入る。 例えば画像の場合は、まず青いロボットを左の壁まで動かし(1)、緑のロボットを左(2)下(3)に動かして青いロボットを障害物として止まり、次に右(4)に進めばゴールできる。合計4手。 こうして新たなチップを置いて進め、勝利条件(人数により異なる)数のチップを集めた人の勝ちである。 う〜〜〜んやっぱり女の子には向きそうにない(笑)。 |
「考える人」状態のcerberus氏とテノムフ氏(笑)。 このゲーム(?)のプレイ風景は、こんなポーズで黙り込んでいる時間がほとんど。端から見たら異様な光景である(笑)。 結果はテノムフ氏がこういうパズルが得意だったらしく圧勝。 何回やっても勝てる気がしない(笑)。 テノムフ氏6、化夢宇留仁3、cerberus氏1 (化夢宇留仁の3点の内1点は、ルール説明が足りなかったせいなのでほとんどノーカウントである) プレイ可能人数無限(笑)という素晴らしい特徴も持った本ゲーム。 ゲームと呼ぶのもどうかと思うところもあるが、化夢宇留仁は実に面白かった。 それにしてもあの性能で「ハイパーロボット」と名乗るのはどうかと思う(笑)。 |
この日最後のゲームは「ブルームーンシティ」 化夢宇留仁は前々からソロプレイでも面白くて気に入っていたので、ぜひ対戦してみたかったゲームである。 クニツィアらしさが凝縮したようなシステムで、最初は少々煩雑に感じるが、始めてしまえばテンポよく進むのもいいところ。 |
荒廃したブルームーンシティの建物を、ドラゴンとブルームーンシティの市民の助けを借りて再建。その結果手に入るクリスタルを最も多くオベリスクに捧げたプレイヤーが勝利する。 要するにリソースマネジメントのゲームなのだが、手札であるブルームーンシティ市民の様々な特殊能力、ドラゴンの動向とその鱗によるクリスタルの獲得、建設への貢献と建物の位置関係、手番に行うアクションの選択と、実に多くの要素がちりばめられており、それなのにアクションの制限がうまく働いて煩雑にならないというまさにクニツィア先生の面目躍如と言った内容。 画像はゲーム開始直後で、化夢宇留仁が早速最もボーナスの多い大聖堂の再建に貢献。 |
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手に入れたクリスタルは、ボード中央の市場から画面のオベリスクに捧げることができる。 人数に応じて決められた勝利条件回数捧げ物ができれば勝利である。 捧げ物は最初はクリスタル7個でできるが、次第に必要な数が増してゆき、接戦になるように設計されている。 画面では水色の化夢宇留仁が4回捧げ物をしており、あと1個で勝利条件を満たす状態である。 しかしその後テノムフ氏が追い上げてきて、最後はギリギリの接戦となった。 化夢宇留仁は先行したはいいが手元のクリスタルが心許なく、そのまま逆転されるかと思ったが、最後にテノムフ氏がドラゴンの鱗の最後の1枚を手に入れ、その時の決算で必要なクリスタル11個を満たし、5回目の捧げ物をして勝利した。 化夢宇留仁5、テノムフ氏4、cerberus氏3 |
ちうわけで第6回月例ゲーム会は終了。 20101002 |