2011年2月27日
第8回月例ゲーム会
冗談のような忙しさのため、2ヶ月以上も空いてしまった。
新年初めのゲーム会は、いつもの隠れ家でテノムフ氏、αさん、cerberus氏と。 |
最初はテノムフ氏の持ち込みの、「はやぶさ君の冒険」
このゲームは最近話題になった小惑星探査機をテーマにしており、「はやぶさ」の探査を成功させるのが目的の協力型ゲームである。
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ゲーム開始状態。
AからBまで並んでいるのがはやぶさの4つのイオンエンジンがどれだけの推力を生み出したかを表すエリアで、ここにイオンエンジンカードが合計8推力分配置されると10億キロを飛んだことになる。
10億キロ進むと、全てのイオンエンジンカードは山札に戻され、またボーナスカードとトラブルカードも追加されて新しく山札が作られる。
つまりデッキ構築の要素もあるという、いかにも今風のシステム。 |
手順としては、全員でイオンエンジンカードを1枚いっせいに出し、同じアルファベットが出てないカードのみ噴射成功となって推進力エリアに配置される。
この辺バッティングの要素も。
その後全員手札を補充するが、その時手札内にトラブルカードが2枚になったらただちにそのどちらかのトラブルを発生しなければならない。
トラブルには様々な種類があり、それを眺めているだけでもはやぶさの航海が如何に困難だったかが分かる。
で、この時のゲームだが、バッティングシステムがあるのでエンジンが1つでも停止すると全然進めなくなると予測されたので、とにかくエンジンだけは止めないように調整。
なんとか小惑星いとかわに到着したら、なんとあるふぁさんが1/6の確率のサンプル採集に成功!
帰途についてからもエンジンを止めない作戦が効を成し、なんとそのまま無事帰還してしまった。
非常に難度の高いゲームだと聞いていたのだが、まさか最初の1回でクリアするとは。 |
次にプレイしたのは、ボックスアートがこのところテレビでよく顔を見るカダフィ大佐っぽいということで(笑)、「モルゲンランド」
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このゲームはアラビアンナイト的な世界を舞台に、財宝を手に入れてそれを使ってアーティファクトをたくさん手に入れるのが目的。
今回はフレーバーが多い方が楽しそうだったので、最初から魔法の絡む上級ルールでプレイした。
ゲームは全員が1から9までのチップ(3は無いので全8枚)をボード上に配置し、それぞれのエリアで一番大きな数字を出したプレイヤーがそのエリアの恩恵にあずかるということを繰り返すシステム。
それだけ聞くと単純だが、エリア間でいろいろな要素が絡み合い、駆け引きが発生するようになっている。
画像は横からなので見にくいが、右が地下洞窟で、ここにドラゴンの財宝がある。
ドラゴンの財宝エリアは5つの部屋に分かれており、その部屋毎にチップの強弱を見て、誰が財宝を手に入れたかを決定する。
中央は街で、ここで魔法を手に入れたり、アーティファクトを使用する回数を増やしたり、財宝を増やしたり、スタートプレイヤーの権利を取ったり出来る。
ちなみにスタートプレイヤーは数字チップが同点の場合に勝ちとなるので結構重要である。
左が宮殿で、ここでアーティファクトが手に入る。
しかしアーティファクトを手に入れるためには門番を負かさなければならないので、ここで強力な数字チップを使うことになるケースが多い。
門番を通り越したら宮殿内の好きな部屋でアーティファクトの取り合いに参加できる。
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門番突破!
少し小さいチップが門番で、毎回1から10までのチップの中からランダムに選んで裏向きに置かれる。
プレイヤーの持っているチップは最大9なので、門番が10だったら誰も突破できない。
この時化夢宇留仁は赤色を担当していたのだが、最初に門番を通らずにアーティファクトにたどり着ける「鍵」というアーティファクトを手に入れたので門にはチップを置いていない。
そして勿論他の人が「鍵」を取らないように妨害に勤しんでいた(笑)
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こちらがアーティファクト。
上級ルールではここに配置されているアーティファクトが全て購入されたらゲーム終了となる。
ちなみに本来は宮殿の上にある四角のマスの中に置くのだが、スペースの都合でこうなった。
このゲームはやたらにボードがでかいのだ。
上記の「鍵」のようにアーティファクトには様々な能力があり、どれも非常に強力だが、基本的に1ラウンドに1回しか使用できない。
またアーティファクトを購入するためには、自分の出したチップの枚数分の種類の財宝で、自分の出したチップの合計数の財宝を支払わなければならない。
ここがこのゲームの非常に面白いところで、アーティファクトを手に入れるには他のプレイヤーよりも大きな数字を出さなければならないが、出してしまったらその分の財宝を用意できなければならないのだ。
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ゲームは1回一人で並べてみただけでも経験のある化夢宇留仁が先行したが、途中で財宝を取っている内にアーティファクトを集められて勝利が怪しくなってきたので、最終局面では画のような状況に。
これは最後の1つのアーティファクトを取るために、アーティファクトを2回使える権利を取るために、テノムフ氏と熾烈な争いをしているところである。
苦労の甲斐あってアーティファクトを購入する権利は得られたものの、cerberus氏の魔法によって財産を減らされ、最後のアーティファクトは取り損ねた。
結果アーティファクト数は化夢宇留仁とcerberus氏が8、テノムフ氏5、あるふぁさん3。
化夢宇留仁とcerberus氏は同点だったが、残した財宝数が化夢宇留仁11、cerberus氏4でなんとか化夢宇留仁の勝利となった。
今回は化夢宇留仁もはっきり理解していなかったのと、久しぶりと言うこともあって説明が分かりにくかったようで、反省。 |
「モルゲンランド」がそこそこボリュームがあったので、今度は軽いゲームをということで、手軽なカードゲーム「ピッグ10」をプレイ。
ひたすらカードを出して合計10になったらもらえるという単純なシステムだが、手札が3枚と言うことも手伝って非常にテンポよく進む。 |
カードの絵柄も可愛く、とにかく盛り上がる。
単純なシステムだが、0のカードや+-5のカードがあったり、10をオーバーしてしまうと前のプレイヤーに丸ごとカードが行ってしまうシステムが面白い。
初めて「ニムト」と並ぶパーティーゲームに出会ったかも? |
結果は以下の通り。
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テノムフ氏 |
cerberus氏 |
化夢宇留仁 |
あるふぁさん |
1回目 |
24 |
19 |
19 |
18 |
2回目 |
25 |
27 |
7 |
19 |
とにかくあるふぁさんがバーストしまくるのが面白かった(笑) |
次は「ドミニオン」基本セットが隠れ家にあるのを知っていたので、「錬金術」と「繁栄」を持参し、お披露目と言うことでプレイすることに。
化夢宇留仁も「繁栄」対戦プレイは初である。
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そもそも「錬金術」と「繁栄」の派手派手な展開を紹介したかったのだが、最初のサプライ「冒険者」「民兵」「ブドウ園」「玉璽」「宰相」「村」「地下貯蔵庫」「行商人」「使い魔」「隠し財宝」では「使い魔」が猛威をふるって全員身動きがとれない状況に(汗)。
2回目「市場」「大市場」「大学」「行商人」「隠し財宝」「泥棒」「役人」「公使」「研究所」「改築」ではテノムフ氏の「泥棒」が暴れ出したので、みんなが警戒。
化夢宇留仁などは絶対に盗まれないように「市場」「行商人」ばかり買って、財宝を使わずに「属州」を手に入れようとしたり。
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テノムフ氏 |
あるふぁさん |
化夢宇留仁 |
cerberus氏 |
1回目 |
8 |
6 |
3 |
-1 |
2回目 |
21 |
17 |
29 |
42 |
1回目の勝利ポイントがすごい。cerberus氏にいたってはマイナスである(笑)
如何に「使い魔」が猛威をふるったかが分かろうというものである。
というわけで全然派手じゃない展開になってしまったが、面白かったのでOK(笑)。
ちうわけで今年初めての月例ボドゲ会は終了。その後焼き肉屋さんに連れて行ってもらった♪
今年は去年よりもいっぱいゲームしたいなあ。
20110307 |