2010年12月16日・18日
車検とゲーム

 化夢宇留仁の小学校からの友人のA君はホンダのセールスマンである。
このほど化夢宇留仁の車が車検を迎えることとなった。
今までは近所のホンダですませていたのだが、今回はなんとA君がわざわざ三重県から代車に乗ってやってきて、車検を終えたらまた持ってきてくれるということになった。
 ちうわけで16日は早めに会社を切り上げて帰り、串カツ屋で飲んだあとで軽くゲームでもということになったのだった。


 最初は「カルカソンヌ」。
実はA君は中学高校時代、化夢宇留仁とよくウォーゲームで遊んでいたのでゲーム初心者というわけでは全然ないのだが、彼のゲーム脳は当時のままで止まっているので(笑)、とりあえず誰でも楽しめそうなこのゲームを選択した次第。


 ざっくりルールを説明し、早速プレイ開始。
まだ感覚のつかめないA君を尻目に、どんどんコマを置いて得点を重ねる化夢宇留仁。
化夢宇留仁は手加減を知らないのだ(笑)。


 しかしA君も勘をつかんできて、反撃に出てきた。
流石に伊達にウォーゲーマーだったわけではない。
 だが化夢宇留仁の大人げなさも並ではなく、A君の配置していた都市に侵入し、得点を削りにかかる(笑)。



 終盤の様子。
結局A君はしっかり草原にもコマを配置し、結局いい勝負になってきた(汗)。
 記録を残すのを忘れたが、最後はなんとか化夢宇留仁が勝った。
しかしギリギリだった(汗)。


 次はせっかくなので中学時代にA君と狂ったように遊んだ(笑)バンダイの「宇宙戦艦ヤマト」をやってみることに。
シナリオは最もバランスがよくて楽しめた記憶のある「デスラーの救援要請」をセレクト。
これはテレビスペシャル「新たなる旅立ち」のエピソードで、暗黒星団帝国の艦隊に襲われているデスラーの艦隊からヤマトに救援要請がくるというもの。
序盤は圧倒的な暗黒星団帝国の攻撃をしのぎ、ヤマトが到着(8ターン目)してから反撃に転ずるのがデスラー側の典型的戦術。



 初期配置。ガミラス側(上の黄緑色のユニット)が先に配置し、その後暗黒星団帝国が配置を行う。
A君がガミラスを担当・・・なのだが、いきなりやる気満々の配置状況(笑)。
上記の通り、シナリオの典型的戦術からすればあり得ない配置である。
すっかり忘れているということもあろうが、ガミラスが敵艦隊を蹂躙するところが見たいのだろう。化夢宇留仁も暗黒星団帝国担当なのにやっぱり見たい(笑)。
しかし配置はクレバーに(笑)。
 暗黒星団帝国の配置は、脚の速い護衛艦×8と巡洋艦×6を先行させ、戦艦プレアデスは後方でアウトレンジ攻撃に徹し、更にその後方には鈍足でまともな攻撃力を持たない巨大空母が控える。
 ちなみにガミラス艦隊はデスラー艦、デスラー戦闘空母、三段空母×3、ガミラス艦×6という陣容。
デスラー艦は原作には登場していないのだが、どうやら後述の瞬間物質移送機の絡みでシナリオに登場することになったらしい。
 それにしてもウォーゲームというやつは、こうして配置が完了しただけでワクワクさせられる♪


 そしてガミラス軍は逃げるどころか正面から暗黒星団帝国に立ち向かい、双方艦載機も全機発艦していきなり大混戦に(笑)。
ガミラス艦隊は艦載機を瞬間物質移送機で最前線へ送り込む・・・のはいいのだが、双方接近しているので普通に飛んでいっても届く(笑)。
やはりこのシナリオはガミラスは後方のボード内に逃げ込みつつ、瞬間物質移送機で艦載機を送り込んで敵艦隊にダメージを与えながらヤマトの到着を待つべきだろう。
 そんな感じで暗黒星団帝国の思うつぼな展開だったのだが、ガミラス艦が思った以上に強力で、こちらの護衛艦が2隻も撃沈されてしまった。
しかし地力に勝る暗黒星団帝国がじわじわとガミラスを追いつめる。
ちなみに画像ではデスラー戦闘空母は突っ込んできたのですでに宇宙の塵と化している(笑)。



 その後ガミラス艦の体当たり攻撃によってこちらにも甚大な被害が出たが、やはり戦力の差はあがなえず、そこそこ攻撃力のあるガミラス艦は5隻が撃沈。残りの1隻も半死半生。ガミラスに残っている戦力と言える戦力は艦載機のみである。


 ガミラス艦隊は総崩れとなり、後方の三段空母もボロボロに。
 暗黒星団帝国旗艦プレアデスはいよいよデスラー艦を射程に収めるべく前進を開始。
そのあとも一方的に責め立て、ガミラス艦隊を粉砕した。
A君言うにはデスラーは戦闘機で脱出したとのこと。
言われてみればボードの端の方に逃げていく艦載機が(笑)。

これ(笑)。


 そんなこんなでヤマト登場!
艦載機を放出しながら突っ込んでくる。
かっこいいシチュエーションだが、すでに救援するはずだったガミラス艦隊は跡形も残っていない(笑)。
暗黒星団帝国は全艦反転し、ヤマトに狙いを定めた。
しかしヤマトは流石に強い!
具体的に言うと、強力な主砲と、シミュレーション的にあり得ないくらいの高い防御力を持っている(笑)。
艦載機(コスモタイガー2)も強力で、それらの攻撃をまとめられ、旗艦プレアデスはあえなく撃沈されてしまった(汗)。


 しかし暗黒星団帝国艦隊にはまだまだ戦力が残っていた。
ヤマトに群がる攻撃機。
さながら本物の大和のごとし。

 そしてヤマトは宇宙の藻屑となったのだった・・・。

 というわけで一方的な展開になってしまったが、久しぶりのウォーゲーム対戦は実に面白かった。
そしてA君と共感して驚いたのは、その煩雑さ(笑)だった。
昔よくウォーゲームを遊んでいた頃の感覚としてはこのゲームは最も簡単でプレイアビリティの高いゲームだったのだが、今の目で見るとテンポはのろのろとしているし、1ユニットずつの処理が実にうざったい。
しかしそこがまた面白い(笑)。
またウォーゲームをプレイする機会を増やしたいものである。


 その日は化夢宇留仁の愛車に乗って三重県に帰っていったA君だったが、2日後の土曜日、車検を終えた化夢宇留仁カーに乗って再びやってきた。
ここらで最新のボードゲーム事情を教えてやろうと、「ドミニオン」をちょいとプレイ。



 とりあえずは「最初のゲーム」の組み合わせでプレイ。
やってみると予想通り風変わりなシステムに面食らっている様子のA君だったが、ゲームが進むに連れて感じをつかみ、びっくりするくらい堅実な選択をしてくるようになった。
それもその筈A君は普段確率計算バリバリのカチカチ競馬が趣味だったのだ(笑)。
あれよあれよで「金貨」をざくざく並べ始めたA君の様子に化夢宇留仁の余裕は吹っ飛び、こっちもマジ本気モード突入。
終盤ではA君の終了を見越して全面的に勝利ポイント買いにシフトするという初心者とは思えない選択にビビって、化夢宇留仁は「改築」で「属州」をせしめて残りの手札で更に「属州」を購入するという必至の突き離しを慣行(笑)。
結果なんとか38vs33で勝利した。
しかし「属州」1枚で逆転されるギリギリの点差である(汗)。

 というわけで、車検のついでに懐かしく楽しい時間をすごさせていただいたのだった。
ありがとうA君(笑)。

20101226


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