2012年9月16日
第21回月例ボドゲ会

 AKI氏宅にて開催。
今回はON氏のリクエストで「アグリコラ」をプレイする予定なのだが、なぜかON氏がなかなか来ないので、化夢宇留仁、テノムフ氏、αさん、AKI氏、OK氏の5人で、軽いゲームをして待つことに。

 「ドブル」は、円形のカードに描かれたいくつかのイラストの、共通するものを素早く見つけるゲーム。
5つのミニゲームが収録されているが、今回はその中から「タワーリングインフェルノ」と「井戸掘り」をプレイ。



 全55枚のカードに、50種類以上のマークの内8種類が描かれている。
全てのカードは、必ず他のカードと1種類だけ同じマークが描かれている。
 なんだか数学的にそんなことが可能なのかと疑いたくなるが、同じマークを複数合致させれば可能か。


 「タワーリングインフェルノ」では、全員が1枚の山札でスタート。
共通山札の1番上のカードと同じマークを自分の山札の一番上のカードの中で見つけ出し、それを宣言すれば共通山札の一番上のカードを獲得して、自分の山札の一番上に置ける。
これを繰り返してたくさんカードを獲得したプレイヤーの勝利である。

 リアルタイムゲームの特徴として、始まってしまえばとにかく夢中で余計なことを考えている暇は無い(笑)。
カードのマーク探しは簡単そうに見えて、サイズが違っているのがくせ者で、はまると全然見つからない。
 結果 テノムフ氏14、OK氏&化夢宇留仁12、AKI氏11、αさん6
この手のゲームは得意不得意が大きく影響するのだが、やってる間はとにかく夢中というのが楽しい。
また同じマークを最速で見つけた時の一瞬の爽快感もいい感じ♪


 プレイしたもう1つのミニゲーム「井戸掘り」は、さっきと逆に、自分の山札を中央の山札に重ねてゆき、早く自分の山札をなくした人が勝ちというもの。
 結果 AKI氏1番、テノムフ氏2番、化夢宇留仁3番、αさん4番、OK氏5番。

 微妙にルールはちがえど、結局やってることは同じ。
やっぱり面白いが、他にもいくつかミニゲームがあるのだが、そこまでして違うルールを用意する必要があるかこれ???


 まだON氏が来ないようなので、もう一つ軽いゲームをということになり、「カリマンボー」登場。
 実はサッカー選手であるサイのマンボーと、謎の動物カリの練習場に紛れ込んでしまった探検家がプレイヤー一行。


 初期配置。
赤がAKI氏、オレンジが化夢宇留仁、ベージュがαさん、緑がテノムフ氏、青がOK氏で、最後尾にいるのがサイのマンボー。トップにいるのが変な動物カリ。
ボードのそこかしこに散らばっている茶色のものは象のうんこである(笑)。



 ゲームは各プレイヤーが一斉にカードを公開して進められる。
一番大きな数字を公開したプレイヤーのコマから進めるのだが、進む方法はとにかく先頭に行くというもの。
もし移動開始時点ですでに先頭にいたら、移動できない。
また同じ数字を公開したプレイヤーが複数いたら、一番後方にいるプレイヤーのコマのみ移動する。
変わっているのは、NPCであるカリにも同じカードが用意されているというところ。
カリもプレイヤーと全く同じルールで移動するのだ。


 で、問題の象のうんこだが、踏んだら-3点である。
もしカリがうんこを踏んだら、その時一番後ろにいるプレイヤーが-3点である。
 更にマンボーの手前のマスが空いたら、マンボーは手前の背中に向けて突進し、突進されたマス数分、突進されたコマがマイナス点を喰らう。
カリが突進されたら、やはり最後尾のプレイヤーがその点数をマイナスされる。
 こうしてカードが無くなるまでプレイしたらゲーム終了で、マイナス点の少ない人の勝ち。


 ゲームはとにかく緑のテノムフ氏がうんこを踏みまくって大爆笑だった。
もう絶対に踏まないと誓ったり、逆にうんこを踏むように動いてみると言ってみたり、どうしようが必ずうんこの上に(笑)。
おそらく移動後80%はうんこの上だったと思う(笑)。
 結果 OK氏-9、AKI氏-12、化夢宇留仁-16、αさん-18、テノムフ氏-40
テノムフ氏の堂々の結果に注目(笑)。
ほんとにうんこが好きなんだから(笑)

 ON氏がまだ来ないので、次も簡単なゲームと言うことで「キング・オブ・トーキョー」をプレイ。
 みんな大怪獣になって、東京で暴れ回って一定の勝利ポイントを稼ぐか、他の怪獣を倒せば勝利。


 基本はサイコロゲームで、6つのサイコロを振り、2回まで振り直し可能。
結果には攻撃、回復、エネルギー、勝利ポイント3種の6種類があり、攻撃の目の数だけ他の怪獣にダメージを与える。
回復は自分の体力を回復させる。
勝利ポイントは1から3までの数字で、同じ数字が3つそろえばその数字分の勝利ポイントが手に入る。4つ以上そろったら追加分だけ+1される。

 最初の攻撃に成功したら、東京に上陸。上陸した時点で1勝利ポイントを得られる。
自分の手番を東京にいるままで開始できれば、2勝利ポイントを得られるが、東京にいる間は東京にいない怪獣から袋だたきに合う上に、サイコロの回復の目が効果を表さない。
逆に東京からはそれ以外の怪獣に一斉に攻撃も出来るのだが。


 更にエネルギーを消費すれば、様々な能力やイベントを発生させるカードを手に入れることが出来る。
画像のそのほんの一部。
このカードの内容が、作者はアメリカ人だが、日本の特撮映画に精通しているのがよく分かって楽しい♪



 ゲームは序盤は化夢宇留仁が他にダメージを与えて先行したのだが、すぐに東京から引きずり下ろされた。
その後も激しい戦いが続き、みんな傷ついて下手に東京に入れない状況に。
その間にコツコツと勝利ポイントを貯めていたAKI氏のイカっぽい怪獣。
 なんとか差を詰めようと、化夢宇留仁のメカゴジラっぽい怪獣が東京へ。
渾身の攻撃でαさんとOK氏の怪獣を倒した。
その後も東京に居座って全員を倒そうとするも、AKI氏の怪獣が身につけている「飛行」能力が強力で、ダメージを与えられず、逆にこっちが苦しくなってきたので脱出。
結局AKI氏のイカ怪獣が勝利ポイント20に達して勝利した。

 怪獣の体力は基本10しかないのに、この人数でやったら東京にいたら自分の番が回ってくるまでに最高24点のダメージを食う可能性がある。
基本は勝利ポイントを稼ぎつつ、高度な能力を身につけてから勝負に出るべきゲームのようだ。
しかし攻撃に成功して東京にいる怪獣が脱出してしまうと、自動的に自分の怪獣が東京に上陸してしまうので、その辺の駆け引きも面白い。
 基本的にサイコロゲームはある程度のポテンシャルがあると思うが、このゲームもその例に漏れず、面白かった。


 途中で死んでしまって待ち疲れてαさんが眠ってしまった。
そしてON氏はまだ来ない(汗)。
仕方がないのでおっさん4人で「ニワトリのしっぽ」をプレイすることに。
本来はシイタ毛さんとαさんがいるのを考慮してのチョイスだったのだが(笑)。



 神経衰弱ゲームである。
コースと同じ絵柄のタイルが裏返されて置かれている。
自分の目の前のタイルと同じ絵柄をめくればそのタイルに進み、更にタイルをめくることが出来る。
他のニワトリを追い越したら、そのニワトリのしっぽを奪える。
全員のしっぽを奪ったら勝利。

 予想はしていたが、化夢宇留仁にはこのゲームは全然無理(汗)
全く覚えられず、進んでも1〜2歩(汗)
運良く最後までしっぽを付けていたが、最後にテノムフ氏に奪われ、しっぽを全部そろえたテノムフ氏の勝利となった。

 名作と名高い本ゲームだが、まさに噂通りの面白さだった。
後半に行くに従って、タイルを覚えてどんどん後方から迫ってこられるのが恐ろしい。
しかしほんとに記憶力に自信がない大人はゲームにならない(笑)。
これは子供と一緒に全力でプレイできる好ゲームである。


 αさんは起きてきたが、ON氏はまだ来ない(汗)
仕方がないのでAKI氏所有のニムトをプレイする。
画像は化夢宇留仁所有の日本語版だが、プレイしたのは旧版。
中身は同じだが。



 いつやっても面白いニムト。
化夢宇留仁はいつもの通り慎重にカードを選び、明らかに回収しなければならない時には回収順が1番にならないように中途半端に高めのカードを出して対応。

勝ち点 1回目 2回目 3回目 合計
化夢宇留仁 -15 -1 -11 -27
テノムフ -12 -12 -17 -41
α -3 -31 -9 -43
OK -31 0 -19 -50
AKI -23 -26 -17 -66

 順調にカードを回収していたAKI氏が、3回目でピッタリ-66に達して終了。
回収点が最小だったのはαさんの2回が最高だったのだが、平均的に低く抑えた化夢宇留仁の勝利となった。
逆に回収点が最も多かった回は一度も無かったAKI氏だったが、やはり平均的に多かったのがこういう結果につながった。
OK氏はいつも極端だ(笑)。

 とうとうON氏到着(笑)
ようやく本日のメインイベントである「アグリコラ」をプレイすることに。
5人までなので、テノムフ氏とαさん夫婦は共闘ということになった。
「アグリコラ」の説明はこちら


 5人プレイはおそらく化夢宇留仁も初めてだと思う。
やたらにスペースを食うゲームなので、テーブル2つつなげてもいっぱいいっぱいである。
化夢宇留仁は何度かプレイしているが、テノムフ氏はおそらく1回だけ。他は初プレイである。
しかし「小さな進歩」と「職業」ルールは採用。
というのも慣れていないと基本ルールだけでは化夢宇留仁が有利すぎると思ったのだ。通常ゲームであれば、カード次第で初めての人にも勝つチャンスがあるとの考慮。
もちろん化夢宇留仁はいつも通り全力で勝ちに向かうのだが(笑)。

 始めてみると、みんなどんどん「小さな進歩」や「職業」を出してくる。
化夢宇留仁の予想では最初は食糧確保で精一杯でそっちまで気が回らないだろうと思っていたのだが。
とか言ってる間に、「小さな進歩」と「職業」を出していないのは化夢宇留仁だけに。
化夢宇留仁はせっせと畑を耕して小麦をまいて、かまどを手に入れ・・・・・・って、食料の確保で精一杯なのは化夢宇留仁の方である(汗)。

 畑2面に小麦をまいたら、ここらで食料の心配は一段落させて、家族を増やす準備に取りかかる。
前にプレイした時に食料の余裕のある供給にこだわりすぎて、全然開発が進まなかった経験を活かさなければならない。
開発を進めるにはとにかく人手を増やすこと。食料はギリギリでいい。


 壮絶なテーブル上。

 化夢宇留仁農場の様子。
先に厩を建てていたところに柵を作って家畜受け入れ準備完了。
食料はパンを焼いて確保。
家も増築して家族を増やす準備も整った。

 ON農場。
こちらはすでに羊を確保していて、家はすでにレンガに。
「小さな進歩」の「石臼」と「かご」それに画面には写っていないが、「離れのトイレ」それに「職業」の「レンガ運び」を出している。
「かご」は木材を取る時に2つ残すことで食料3を得ることができるというもので、開発準備と食糧確保を同時に出来るのだから強力である。
「石臼」はパンを焼いた時に追加で食料2が得られるというものでこれまた強力だが、ON氏の農場には畑が無い(笑)。
「離れのトイレ」は2勝利点。
「レンガ運び」は6〜14の残りラウンドに1個ずつレンガを置き、そのラウンド開始時に入手できるというもの。


 AKI農場。
家を増築し、畑を1面耕している。
やはりカードはたくさん出していて、「スパイス」「調理コーナー」「焼き串」それに「骨細工」の4枚。
「スパイス」は鍋マークのカードで野菜を調理すれば食料を1追加で入手できるというものだが、野菜はまだ出てきていない。
「調理コーナー」は「調理場」の上位バージョン。
「焼き串」は家畜を食料にした時、食料を1追加で得ることができるというもの。
そういえば家の中にペットの羊が1匹いる(笑)。
「骨細工」は猪を食料にするたびに自分の木材2までをこのカードの上に置き、1、4,7,10番目の木材以外は得点になるというもの。
ややこしいが最高10点くらいは取れそうな強力カードである。

 OK農場。
こう書くとOK牧場みたいだな(笑)
 畑1面に小麦をまき、柵の中に羊1匹。
カードは「かまど」「プランター」「収穫手伝い」
「プランター」は家と接する畑に種をまくと、追加で小麦2か野菜1が置かれる。
「収穫手伝い」は収穫時に他のプレイヤーの畑から小麦1をとれる。
とられたプレイヤーは食料2を得る。
OK氏はひたすら私の畑から小麦を盗んでいて、結果食料が1減るということになっていた。腹立たしい(笑)

 テノムフα農場。
畑2面に小麦と家3面と、化夢宇留仁と同じような構成。まだ柵が立っていないが、その代わりにカードを「畑守」「脱穀職人」「家畜飼い」の3枚も出している。
「畑守」は「野菜1をとる」「畑1を耕す」「畑1を耕し種をまく」アクションを、他のひとがすでに選んでいても選択できるというもので、非常に強力。
「脱穀職人」はいつでも小麦を食料3にできるが、それを他の人は食料2を出してその小麦を買い取ることで妨害できるというもの。
パンを焼かなくてすむのだからこれまた超強力カードである。他の人に妨害されても結局食料2は手に入るのだし。
「家畜飼い」は新しい牧場を作るたびに、食料1で羊2匹、食料2で猪2頭、食料3で牛2頭を入手できるというもの。
これまたとんでもなく強力なカードである。
テノムフα農場は、出しているカードで言えば間違いなく最強だろう。


 みんな家族も増えて、開発がどんどん進み出す。
その間も化夢宇留仁は元々ろくなものが無かったということもあるが、カードを出しているのが条件というカードが多かったこともあり、「大きな進歩」以外のカードは全く出せていない(汗)。

 化夢宇留仁農場最終形。
結局「大きな進歩」以外のカードは一切出さなかった(汗)。
レンガの家4面、畑4面に小麦と野菜。
牧場3箇所に羊、猪、牛。厩。
未使用スペース1。
5人家族。
 未使用スペースが出来てしまった以外は、まあ悪くない。一通りそろっているのが強み。

 ON農場。
石の家3面、畑3面、牧場2箇所に羊と猪。
未使用スペース5。
3人家族。
 未使用スペースの多さと、家族の少なさが厳しい。
羊は死んでるし(笑)

しかし初プレイでこれなら満点の出来だと思う。

 AKI農場。
石の家4面に畑1面。牧場2箇所。牛1頭。
未使用スペースが4面あるが、カードの効果でペナルティ無し。
4人家族。
 未使用スペースペナルティ無効はそれだけで4点稼いでいるわけなので、非常に大きい。やはりカードは出せるなら出すべきだなあ。

 OK農場。
木の家3面に、畑4面に小麦と野菜。ちうか野菜多いな(汗)。
牧場1箇所に厩。家畜は羊と猪。
未使用スペース6。
3人家族。
 やはり未使用スペースと家族の少なさが厳しい。家も木のままだし。
しかしOK氏も初めてなので、満点でしょう。

 テノムフα農場。
石の家3面に、畑3面に小麦。
牧場2箇所に厩。羊、猪、牛。
4人家族。
なんか猪がアクロバットなことになっているが(笑)、流石は経験者。未使用スペースを残さなかったのはここだけである。
足りない物も野菜のみと、充実している。

  牧場 小麦 野菜 未使用SP 家族 カード ボーナス 合計
化夢宇留仁 3 3 2 4 1 2 1 -1 1 4 15 3 3 41
テノムフα 2 2 3 -1 1 2 1 0 1 6 12 3 0 32
AKI -1 2 1 1 -1 -1 1 (0) 0 8 12 6 0 28
ON 2 2 1 -1 2 -1 -1 -5 0 6 9 5 3 22
OK 3 1 4 4 1 1 -1 -6 1 0 9 3 0 20

 ちうわけで化夢宇留仁がなんとか面目を保った結果になった。
やはり大きなペナルティをもらうと勝利は難しい。
家は最低でもレンガにしたいし、未使用スペースは勿論0。家族は4人以上にはしたい。
まんべんなく得点するのが勝利の秘訣・・・・・だが、何度やっても思うのだが、勝利ポイントの計算法はもっと自由な農場が作れるようにしたいなあ。
羊や野菜など、多ければ多いほど得点が伸びるようにして、無いことに対するペナルティは無しにしたい。
もっと極端な「オレだけのオリジナル農場」を作って勝利したいのだ。
それさえ成されればまさに最高のゲームの1つになると思う。
今度オリジナル計算法を考えてみよう。
現状でも滅茶苦茶面白いゲームだとは思うのだが。


 その後はAKI氏お勧めの、いつもは予約しないと入れない中華屋さんへ。
これがほんとに本格中華で、何度か社員旅行や出張で中国に行った化夢宇留仁だが、完全に本国の高級レストランに並ぶ味だった。
メニューも普通の日本の中華屋さんでは見ないものも多かった。
 ちうわけで大満足の1日だった。
みなさんありがとうございました〜〜〜〜〜〜♪

20120923


 


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ボードゲーム天国