2012年9月29
第5回月例ドミ会

 「カルダモン」というお店でカツカレーを食べてから開催。
参加者は化夢宇留仁、AKI氏、シイタ毛さん、アラカワ氏の4名。


 恒例のパクリゲームは、AKI氏のリクエストで「ばるば☆ろっさ」に。
基本的には「ドミニオン」と変わらないのだが、「くにとりっ!」と同じく部隊を配備できるのと、勝利条件を得る方法のメインにロシアの都市への攻撃が追加されている。



 とりあえずセッティング。
結構めんどくさい。
特に部隊カードの1種類を除くということになっているのだが、「ドミニオン」のようにランダマイザーが用意されていないのはきつい。
いちいち全部のカードから1枚抜き出してシャッフルなぞやってられない。


 「ドミニオン」の「属州」にあたるのが、画面奧の青いカード「都市」。
「ドミニオン」と違ってこちらは描くカードに固有の名称があり、最後は必ず「モスクワ」がめくられるようになっている。その「モスクワ」が陥落したらゲーム終了である。
獲得方法は「ドミニオン」のように単に購入するというものではなく、都市の防御力以上の戦力を提示する必要がある。
つまり戦争なのだ。
 ちなみにこの日のためにソロプレイをしてルールの復習をしていた化夢宇留仁だが、慣れていないと全然都市が減らずにゲームが終わらなかったので、今回は都市カードを半分にしてプレイした。



 ゲームは淡々と進んだ。
とりあえず前の「くにとりっ!」であったカードの絵柄が美少女とそうでないのとが混じっていて中途半端というのは、今作では全て美少女の絵柄になって統一感が出た。
しかしそのせいでパッと見どのカードも同じに見える上、相変わらずカードの字が小さいので、カードの効果を確認するだけで一苦労なのだ。
 なんとか戦力が整ってきて都市攻めが始まると、ますます1人の手番が長く(汗)
しかも都市の攻撃の結果、せっかく苦労して配備した戦車が山札に戻されてしまう場合が多く、さらにゲームを長引かせる(汗)。
画像はAKI氏から化夢宇留仁につけられたお邪魔カード「泥濘」。
これがあると戦車や砲の支援を一切受けられなくなる。さらに長引くゲーム(笑)。
 結果 化夢宇留仁27、AKI氏24、アラカワ氏19、シイタ毛さん14
都市を落とした数はAKI氏と大差ないのだが、勝利ポイントのついた戦車を多く購入していた化夢宇留仁が少し上回った。

 「ばるば☆ろっさ」はウォーゲームのフレーバーをうまくシステムに落とし込んでいて、悪くないゲームだと思う。
しかしどうもプレイヤー4人は多すぎるようだ。
カードを全て覚えた2人対戦なら熱く戦えそうだが、そこに至るまでプレイできるかどうかは疑問・・・(汗)


 さて本番。
「値切り屋」「宿屋」「弟子」「航海士」「銅細工師」「密偵」「見張り」「闇市場」「玉璽」「ブドウ園」
 ●闇市場デッキ
「中庭」「村落」「ハーレム」「香辛料商人」「礼拝堂」「記念碑」「金貸し」「投機」「囲郭村」「研究所」「宮廷」「バザー」「鉱山の村」「宝の地図」「国境の村」
 いきなり「闇市場」登場。
しかも「闇市場」デッキの15枚の中には、1枚だけあってもどうしようもない「宝の地図」が(笑)。



 やはりここは「闇市場」を買うかどうかがポイントである。
「闇市場」を買わなくても「弟子」「見張り」があるので圧縮して戦うことができる。
しかし「闇市場」デッキには強力な「礼拝堂」「宮廷」がある上に、アクションブースト系カードが5種類も入っている。
元のサプライにも「宿屋」があるが、カードが減ってゆくので使いにくい。
「闇市場」購入決定。

 ゲームは混沌とした展開になった。
化夢宇留仁は「礼拝堂」を手に入れ、圧縮を進める。
人気だったのは「値切り屋」で、売り切れそうな勢い。特にアラカワ氏が大量購入。
もう一つ決め手に欠ける感じだった化夢宇留仁は、後半から「弟子」を買いまくって「弟子」で「弟子」を廃棄する作戦に出た。
シイタ毛さんも同じ作戦らしかった。
終盤「弟子」が「弟子」をクビ作戦が効を成し、「属州」を数枚購入したところで終了。

 結果 化夢宇留仁46、シイタ毛さん39、AKI氏19、アラカワ氏3
なんと!
アラカワ氏は1枚も勝利点を購入していなかった(笑)
そういえば「7しかない7しかない」と言ってよく「金貨」や「値切り屋」を購入していた。
今まで何回プレイしたか分からない「ドミニオン」だが、終了時に「勝利点」に変化が無いのは初めて見た(笑)

 ここでシイタ毛さんは時間切れ。
この後は3人でプレイ。
「行商人」「礼拝堂」「工房」「労働者の村」「会計所」「冒険者」「大広間」「堀」「ならず者」「停泊所」
 「労働者の村」と「行商人」があれば、「行商人」大量購入を目指したくなる。
しかも「大広間」もあるし、ここは早期終了を目指すべき。
チャンスがあれば「ならず者」で得点も欲しい。



 そう思ったのはAKI氏も同じだったらしく、恐ろしい勢いで「労働者の村」と「工房」「行商人」を買ってゆく。
化夢宇留仁は「工房」を1枚しか買っていなかったのだが、AKI氏は4枚も購入しており、その速度差は歴然だった。

 結果 AKI氏8、化夢宇留仁5、アラカワ氏5
完敗。
化夢宇留仁は「工房」をうまく使えた試しがない。
手札で重なるのを恐れるクセがついているらしい。

 「値切り屋」「地図職人」「弟子」「策士」「拡張」「念視の泉」「地下貯蔵庫」「愚者の黄金」「執事」「隊商」
 「策士」があるなら、「策士」ループは検討しなければならない。
しかし仮想コインを生み出すカードはあるものの、アクションブーストが無いので「属州」を買えるだけ仮想コインを並べる方法が思いつかない。
そこで「執事」と「弟子」による強圧縮の上、「愚者の黄金」を集めることにした。



 その結果デッキはペラペラで、手札は画像のようなことに(笑)。
これで17金である。
化夢宇留仁が「愚者の黄金」を集めているのを知って、AKI氏も対応を始めたが、その時はもうデッキはほぼ完成していた。
 アラカワ氏は「策士」と「隊商」を大量購入して得点を稼いでいた。

 結果 化夢宇留仁30、アラカワ氏27、AKI氏21
「念視の泉」「拡張」「地下貯蔵庫」で攻めていたAKI氏は、途中で化夢宇留仁に対抗して購入した「愚者の黄金」が足を引っ張っていたように思う。


 ここで一休みと言うことで再び「ハイパーロボット」(笑)
3点先取のショートゲームで。
前にAKI氏の恐るべき実力を知っていたので、アラカワ氏との戦いかと思いきや、衝撃的な発言が。
「前にAKI氏と引き分けた」
怪物がもう1人(汗)。
そんなんゴジラとキングギドラの対戦にミニラ(化夢宇留仁)が紛れ込んでるようなものじゃね(笑)???



 案の定AKI氏とアラカワ氏が次々に数字を言うのを、指をくわえて見ているしかない化夢宇留仁(笑)
しかし1回だけ、AKI氏が2ケタの数字を言って砂時計をひっくり返した後、化夢宇留仁がロボット1体だけを動かすコースで6を発見し、得点できた。
達人は先に2体以上使うコースを見つけ出すクセがついているらしい(笑)。

 結果 AKI氏3、アラカワ氏2、化夢宇留仁1
1点取れただけでも奇跡だよ(笑)


 「ドミニオン」に戻る。
「香辛料商人」「貢物」「大使館」「道化師」「銀行」「移動動物園」「木こり」「宝の地図」「公使」「泥棒」
 化夢宇留仁は「香辛料商人」を2枚買って圧縮し、「大使館」で財宝を集める作戦でスタート。
 AKI氏はいち早く「銀行」を手に入れるが、直後にアラカワ氏の「泥棒」に奪われる(笑)
しかも2回も(笑)。
更にアラカワ氏は「道化師」で「呪い」も蒔き始める。
 化夢宇留仁は状況から財宝カードを主軸にして圧縮を進めたらえらいことになると判断し、急遽「貢物」と「移動動物園」で仮想コインを集める作戦に方針変更。

 結果 化夢宇留仁43、アラカワ氏33、AKI氏23
AKI氏はとにかく「泥棒」被害が大きかった。
化夢宇留仁はまかれた「呪い」も「移動動物園」が効果を発揮するのを助け、いい感じに進められたのが大きかった。
運の要素が強くて使いにくいイメージの「貢物」だが、こんな状況には万能カードとして活躍してくれる。



 「魔女娘」「橋」「隊商」「泥棒」「宝物庫」「ブドウ園」「堀」「原住民の村」「漁村」「工房」
災い「宰相」
 今までやってみてもうまくいった試しのないビッグブリッジ(「原住民の村」と「橋」で一気に「属州」を複数枚購入する作戦)を試してみた。
「工房」も動員して、とにかく「橋」と「原住民の村」を購入しまくる。手札を圧縮しない財宝とアクションブースト補助として「漁村」も購入。
 アラカワ氏は「漁村」「隊商」「工房」「ポーション」をどんどん購入し、「ブドウ園」を集めていた。
「ブドウ園」を使った戦術も、化夢宇留仁が成功した試しのない作戦である。
しかし今思えば、ここはどう考えても「ブドウ園」に分があったかも。
ビッグブリッジはとにかく準備に時間が掛かるので、アクションの取り合いが加速して早期にゲームが終了してしまうと勝利点の獲得ができないのだ。
 終盤やはりアクションカードが枯渇してきて、ゲーム終了が見えてきた。
このままでは3勝利点で終わってしまう(笑)ので、仕方なく未完成のブリッジを発動して「属州」1枚と「公領」2枚を購入。
その直後にゲームが終了した。

 結果 アラカワ氏41、AKI氏27、化夢宇留仁17
上記の2つの作戦は、まだまだ研究の余地がある。



 次がラストゲーム。
「魔女娘」「司教」「市場」「弟子」「支配」「手先」「漁村」「神託」「鉄工所」「宝の地図」
災い「公爵夫人」
白金貨・植民地入り。
 「支配」「宝の地図」とキーになるカードがあるが、ここは「司教」を選択。
「鉄工所」も駆使して「司教」を買いまくり、VPを稼ぐ作戦。
 AKI氏は「魔女娘」「司教」で進め、後半から「宝の地図」を買ってきた。
 アラカワ氏は「漁村」「手先」をどんどん購入し、やがて「ポーション」「宝の地図」も。
このままではえらいことになりそうだと思った化夢宇留仁は、早急に終了させることにした。
「司教」「漁村」が売り切れていたので、最後に3枚残った「鉄工所」を「鉄工所」2枚と「司教」を使ったコインで全部購入。

 結果 化夢宇留仁8、AKI氏6、アラカワ氏-1
結局「白金貨」「植民地」は一切使われなかった(笑)。

  4人プレイ 3人プレイ 2人プレイ
1位 +4 +3 +2
2位 +1 0 0
3位 0 -1  
4位 -2    

勝ち点 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目 合計 勝率 負率
化夢宇留仁 4 0 3 3 -1 3 12 66% 16%
AKI 0 3 -1 -1 0 0 1 16% 33%
アラカワ -2 0 0 0 3 -1 0 16% 33%
シイタ毛 1           1 0% 0%

  プレイ数 1位 2位 3位 4位 勝点合計 勝率 負数 負率
化夢宇留仁 29 18 7 2 0 58 62% 5 17%
cerberus 15 5 4 6 0 17 33% 3 20%
AKI 29 7 13 6 2 16 24% 7 24%
ポル 5 1 3 1 0 3 20% 1 20%
HUK 4 1 1 2 0 1 25% 2 50%
MUK 4 1 1 2 0 1 25% 2 50%
アラカワ 6 1 2 1 1 0 16% 2 33%
VALIS 5 1 1 0 3 -1 20% 3 60%
シイタ毛 3 0 1 0 2 -3 0% 2 66%
MIK 11 0 2 5 2 -9 0% 6 54%

 今回の2回目は、計算終了後にアラカワ氏の得点が4ではなく5ということが分かり、どちらが2位なのか分からなかったので、2人とも2位扱いだが総合成績にはカウントしないことにした。

 お開き後は美味しいイタリアン魚介系飲み屋に連れて行ってもらい、うはうはうへへだったのでした♪
お疲れ様でした。ありがとうございます。
また遊びましょう〜〜〜〜〜〜♪

20120930



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ボードゲーム天国