2015年2月10〜11日 シミュレーション入門1
「バルジ大作戦」をソロプレイしてみた


 前回代打の「バルジ大作戦」のあまりの展開に腰が砕けていた(笑)化夢宇留仁だったが、ブログでこのゲームを何度かプレイされているのを紹介されていたマイケルさんに、ユニット欠品の状況を説明して図々しくもユニットのデータを教えてほしいとお願いしたところ、快く応じてくださりそれどころかわざわざ撮影して画像まで送っていただき、めでたく欠品ユニットを自作してプレイできるようになったのだった♪
マイケルさんほんとうにありがとうございます〜〜〜〜(泣)

マイケルさんのブログ
マイケルの戦いはまだまだ続く



 初期配置。
ホビージャパンの「バルジ大作戦」と比べるとお世辞にも美しいとは言えないマップだが、視認性は非常によい。
ドイツ軍が緑色でアメリカ軍がグレーというのはあまりにも分かりにくいが(汗)


 こっちがHJ版。なかなか美しい。
視認性はあまりよろしくないが。
ほぼ同じ地域をほぼ同じスケールで表しているのだが、地形の解釈が異なるのが興味深い。
ちなみに今回の「バルジ大作戦」はドイツ軍は一定範囲内で自由配置である。
連合軍は第9装甲師団のみ、サンビットかバストーニュのどちらに配置するかを選択できる。
今回はより前線に近いサンビットに配置してみた。


 ドイツ軍の攻撃。
このゲームは手順は一般的な移動・攻撃を繰り返すもので、戦闘解決も戦力比を使用する非常にオーソドックスなものである。敵ZOCからの離脱もでき、戦闘はメイアタックである。
ただし機械化ユニットは道路にそってしか森ヘックスに進入できず、味方ユニットであってもその上を通過することは許されない。
 上の画像は1ターン目のドイツ軍の攻撃の様子である。戦力比のマーカーは最近の国際通信社のものから流用。これは実に便利。


 戦闘結果。
北部では主に退却だったが、南部で壊滅の結果が出て、大きく突破口が開いた。
次の連合軍ターンでは動けるユニットはわずかに2(笑)なので、次はドイツ軍の大規模な突破になるだろう。

2ターン(1944年12月17日)
 とりあえず2ターン目に進めてよかった(笑)
このターンから両軍とも続々と増援が現れる。
右の画像はこのターンのドイツ軍の増援である。
左上の黒いユニットが紛失していたものをマイケルさんにいただいた画像を元に自作したもの。
ほんとにありがとうございます。



 ドイツ軍の移動終了と攻撃計画。
思ったよりも前進できなかった。
というのも、バルジのゲームの特徴でもあるのだが、なにしろ森を抜けての戦いなので渋滞が発生しやすく、特に戦車部隊が道に沿ってしか森に入れないので、そこに敵ZOCも絡んでくるとそうそう簡単には前進できないのだ。
ちなみにマップ上にある「占領」マーカーは本来勝利得点に関わる都市に置くもので、化夢宇留仁が勘違いしていただけ。


 2ターン目の連合軍ファイズ終了時。
ドイツ軍は戦闘後前進によってバストーニュの北東にある街クレルボーを占領した。
 連合軍は北部は後退しつつ戦線を形成している。
中央部から南部にかけては、その前のドイツ軍の攻撃の結果の大穴を埋めるには至っていないが、増援部隊が駆けつけている。
ドイツ軍としては右上にいる黒いSS装甲ユニットに中央に飛び出して欲しいところなのだが・・・


3ターン(1944年12月18日)
 ドイツ軍移動終了&攻撃計画。
攻撃は2カ所だけだが、北部の要塞都市サンビットを包囲攻撃している。
これが成功すれば一気に前進できるのだが。
結果一応攻撃は成功したものの、サンビットの米第9装甲師団は1ステップロスで踏ん張った。
クレルボー西の戦いはEXで痛み分けになってしまった(汗)


 3ターン連合軍移動終了時。
増援の追加と後退で、バストーニュの前に綺麗に南北に繋がる戦線ができた。
しかしまだまだ薄いので、突破は容易いはず。


 4ターン(1944年12月19日)
 ドイツ軍の怒濤の前進と攻撃計画。バストーニュまであと少し。


 米第9装甲師団は壊滅。サンビットはドイツ軍に占領された。
バストーニュ北東での戦いは連合軍部隊を退却させたが、バストーニュ占領には至らず。


 連合軍の移動終了時。
バストーニュには強力な装甲師団に入られてしまった。


 5ターン(1944年12月20日)
 ドイツ軍の移動終了&戦闘計画。
攻撃力が足らず、攻撃実施はバストーニュの南のみ。それでも1-1(汗)
しかしここだけはなんとか突破したい。


 しかし攻撃結果は無情にもA1で攻撃側後退だった。
次の連合軍フェイズで、大量のイギリス軍が北西より登場。
彼らが合流して戦線を構築する前に突破しなければドイツ軍にこれ以上の前進の目は無い。


 6ターン(1944年12月21日)
 ドイツ軍の移動終了&戦闘計画。ここでぐずぐずしていても状況がよくなるとは思えないので、全方面で全力攻撃。
しかしなんたることかこのフェイズでの攻撃はサイの目1が出まくり、1-1、2-1ではA1、4-1でもEXという散々な結果に(汗)



 とうとうイギリス軍が戦線に参加してきて、逆襲に転じた連合軍。
そしてイギリス軍よりも最悪な事態が。
すっかり「ドイツ軍の突破」ルール(ドイツ軍ユニットが盤外突破することによってVPを得る)を忘れていた化夢宇留仁なのだが、それはいいとして、突破しておかないとそのヘックスは連合軍の増援登場ヘックスとしての機能を失わないのだ。
おかげで北部も南部もいきなり戦線後方から現れた敵によって包囲される始末(汗)


 7ターン(1944年12月22日)
 慌てて突破できるところは突破し、反撃を行うドイツ軍だが、もはや戦場は大混乱である。


 連合軍の反撃。秩序もなにもない壮絶な殴り合いになってしまった(汗)
さらに南東からの連合軍増援の進入により、南部のドイツ軍全体が包囲される危険も(汗)
ドイツ軍が占領していた南部のVP都市であるディーキルヒもエヒタナハも連合軍に取り返された(汗)
 北部で2-1の包囲攻撃を受けていたSS装甲師団はサイの目に助けられてなんとか英米連合軍を撃退。
しかしZOC to ZOC移動は禁止されているので脱出もままならず、このままでは風前の灯火か(汗)



 8ターン(1944年12月23日)
 このターンより天候が回復し、連合軍は航空支援が可能になる。
ドイツ軍にとってはますます厳しい展開。
とにかく前進できるところはして、突破口を探すしかない。
北部では敵を逆包囲しての5-1攻撃が成功し、SS装甲師団は脱出に成功した。
南部でもう1ユニット突破。この突破によって米装甲師団ユニットの登場を阻止できた。


 連合軍の移動終了&攻撃計画。
北部ではさっき包囲から逃れたばかりのSS装甲師団が爆撃されまくっている(汗)
南東部でもあり得ない場所で包囲攻撃されているドイツ軍ユニット(汗)


 このターン終了時よりVPの確認が行われ、場合によってはそのまま終了となる。
結果 VP=7 連合軍の決定的勝利
そりゃそうだ(笑)

 ちうわけで大ポカだらけで全然まともなゲームにはならなかったが、変化に富んだ展開がとても楽しめたので、近々もっと落ち着いて(笑)再戦してみようと思う。
しかしやはりこのユニットの色は無いわ〜〜〜。
ゲーム中何度ドイツ軍と米軍を間違えたことか(汗)

20150429


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