2015年3月4〜7日 バルジ大作戦(EP/CMJ)をソロプレイしてみた


 名作と名高いエポック版「バルジ大作戦」が国際通信社から箱入りで再販され、気になっていたのだが、3月頭のボードゲームマーケット大阪で発見し、我慢できずに購入してしまった。
ちなみに他にもコマンドマガジンとゲームジャーナルの中古などを買い、結局2万円以上使ったのだった・・・(汗)

 というわけで早速ソロプレイしてみた♪
が、よく分からなくなって中断(汗)
その2日後ルールを再確認して仕切りなおしてみた。
しかしパッケージデザインは旧エポック版の方がよかったな〜〜〜〜〜。



 初期配置・・・って全然見えないな(笑)
相変わらずのエポック節で、配置は一定条件内で基本的に自由である。
付属のブックレットにベスト配置とかいろいろ紹介されていたが、とりあえず今回は気の向くままに(笑)
マップもユニットも渋い色なので写真だと溶け込んでしまう。
肉眼では見にくいことはないのだが。
 ルールは思ったよりも複雑ではなく、むしろシンプルで、「シミュレーション入門1」に入っていたものと大して違わない。
その最大の違いはやはりスケールで、マップが広くユニット数が多い分複雑と言えば複雑である。


 1ターン(1944年12月16日)
お約束のドイツ軍の奇襲から開始。とりあえずは目の前の敵を叩くのみ。


 更にダブルインパルスシステムで機械化部隊のみ、追加で移動と攻撃を行える。
とにかく攻撃(笑)


 ドイツ軍ターン終了時。
北部は連合軍の防御線は切れず、中央から南部にかけては大穴が。
バルジの戦いの基本的な流れと言えるだろう。


 連合軍ターン。
後退して防御線を構築・・・したいが、中央から南部はどうしようもなし(汗)

 2ターン(1944年12月17日)
このターンもドイツ軍はとにかく攻めまくる。
しかしこのターンには連合軍に大量の増援がやってくる。
彼らが防御線を完全に構築する前に連合軍を反撃不可能なまでにボロボロにしたいところであるが・・・。



 ドイツ軍第1移動終了&攻撃計画。
北部にいる装甲部隊はぜひ南下して中央を突破したいのだが、このゲームでは所属軍の違いによる制限が厳しく、4ターンまではそれぞれの担当範囲から出ることさえ許されないので、そうはいかない。
仕方なく目の前の敵を攻撃する。
中央をぬけた部隊は北西をにらみつつ、バストーニュを目指す。
 またこのターン、ドイツ軍には2つの特殊な増援がある。
1つはハイテの空挺部隊だが、今回はこれといった降下地点が見いだせなかったので、次ターンに持ち越し。
2つ目はスコルツェニー特別部隊で、これは通常の第150装甲擲弾兵旅団として使ってもいいし、アメリカ兵に変装した6個のコマンド部隊として使ってもいい。
コマンド部隊として使用した場合はアメリカ軍部隊を道に迷わせたり(笑)、他のドイツ軍を先導して高速移動を可能にさせたりできる。
非常に面白い存在だが、今回は初めてということもあり、混乱するのをさけるために第150装甲擲弾兵旅団として登場願った。


 ドイツ軍ターン終了時。
今回の攻撃は大きな成果を挙げた。
サンビット、バストーニュともに目の前だがまだ占領には至れていない。
しかし盤上のアメリカ軍ユニットは北部の一部を除けばバラバラに孤立し、部隊としての機能もしていない有様である。
ドイツ軍的にはほぼ理想的な状態か?

 2ターン終了時。
連合軍の増援部隊がそこかしこから登場してきたが、まだ前線には一部しかたどり着いていない。


 3ターン(1944年12月18日)
ドイツ軍第1移動終了&攻撃計画。
サンビット、バストーニュともに包囲している。
サンビットは包囲はしたものの、占領が足りないのでそのまま敵を孤立させる。
 画面右下では盤外突破した部隊も。
このゲームでもシミュレーション入門1のバルジと同じく、盤外突破でVPを稼げるのだ。
 バストーニュの包囲にはハイト空挺部隊も一役買った。
攻撃のサイの目はピンゾロ。バストーニュはドイツ軍が占領した。


 ドイツ軍ターン終了時。
ドイツ軍が大海原を行くがごとし。


 連合軍ターン終了時。
バストーニュ付近にいた装甲部隊は後退し、増援部隊とあわせてヌシャトゥーの防衛にまわった。
北方でも後退しつつ防御線がひかれたが、中央はマルシェに守備隊がいる以外は相変わらずがら空き(汗)

 4ターン(1944年12月19日)
ドイツ軍ターン。さらに1部隊が盤外突破を果たし、マルシェ手前の守備隊を包囲攻撃。
しかし守備隊である第82,師団所属の空挺部隊は第1、第2の2回にわたる攻撃をステップロスで耐え切った。

 5ターン(1944年12月20日)
ドイツ軍ターン。
このターンにはイギリス軍の大増援部隊が到着する。
それまでにマルシェを落としておきたいところだが・・・
第1攻撃で手前にいた守備隊をようやく撃破。
さらに第2移動&攻撃でマルシェを包囲して攻撃するが、やはり耐えられてしまった(汗)
 他には北方の敵防御線を南から迂回して突破したのと、南方のヌシャトゥーに向けての攻勢も開始した。
 盤外突破部隊1個追加。

 連合軍ターン。
イギリス軍の増援部隊が到着するが、まだまともに行動できず、後方でぐずぐずしている。
北方では英米が連携して防御線らしきものを作りつつあるが、南方はほったらかし(笑)

 6ターン(1944年12月21日)
ドイツ軍第1移動終了&攻撃計画。
マルシェとヌシャトゥー方面で戦闘。
北西ではユイに陣取ったイギリス軍部隊に装甲部隊多数が詰め寄っている。
マルシェはこのターンも耐えきった(汗)


 6ターン終了時。
北方より米英の連合軍が南下しつつドイツ軍の横っ腹に食いつきつつある。

 7ターン(1944年12月22日)
ドイツ軍ターン。
ぐずぐずしていると逆包囲される危険もでてきたので、北西ユイ近くのイギリス軍部隊、マルシェ、ヌシャトゥー各戦線で全力攻撃。
結果イギリス軍部隊にはステップロスで耐えられたが、マルシェはようやく占領。
ヌシャトゥーも包囲に成功した。
 北方で1部隊盤外突破。
第2攻撃フェイズでイギリス軍部隊を除去。
ヌシャトゥーはまだ落ちない。


 連合軍ターン。
そろそろ本格的な反撃に移る。
北西ユイ近くでドイツ軍装甲部隊を包囲攻撃。
ヌシャトゥーでも西からドイツ軍を逆包囲攻撃。
どちらも敵をステップロスさせた。

 8ターン(1944年12月23日)
このターンより天候が回復し、連合軍は航空支援が可能になる。
またこのターン終了時よりドイツ軍のVPによってサドンデス決着がつく可能性がある。
現在のVPは49で、60以上になればドイツ軍の勝利。35以下になれば連合軍の勝利となる。
 ドイツ軍ターン。
なんとかしてあと11VPを稼ぎたいところ。
ドイツ軍がVPを稼ぐためには、都市の占領、敵ユニットの壊滅、盤外突破の3種類の方法がある。
盤外突破は厳しいので、残りの2つを全力で目指す。
というわけでそこら中で攻撃しまくり、北方ヴェルヴィエも無理矢理占領。
東部からの進行で無理矢理補給線もつなげてVP獲得。
しかし攻撃のサイの目はふるわず、包囲され合っている状況で撤退できずに自爆する部隊も(汗)
結果合計VPは・・・・・・56(汗)
サドンデスならず(汗)

 連合軍ターン。
まずヴェルヴィエに入っているドイツ軍装甲師団の東に部隊を進め、補給線を遮断。これで-10でVP46。
更に各所で攻撃を行い、ドイツ軍部隊数ユニットを除去。
最終結果は・・・29VP。
ドイツ軍サドンデス負け(笑)

 まさかの展開(汗)
両軍とも雲を掴むような状況でドタバタしていたわけだが、まさかこのターンにドイツ軍敗北の結果になるとは思いもしなかった。
 ドイツ軍的にはサンビットを最後まで占領できなかったのが痛かった。
孤立させておけばその内弱体化して占領できるだろうと思っていたのだが、そんな悠長に構えている場合ではなかった。
やはりとれるところはとっておく。それで被害が少しくらい出たとしても、孤立させておくために戦力を割き続けなければならないのだからその方がまだマシだった。
それ以外でもドイツ軍は少しくらいきつそうなところでも、とるべきところは断固としてとる必要がありそうだ。
 連合軍的には今回はただただ状況に対処するばかりで戦術までは全く頭がいかなかった(汗)
 それにしても面白かった。
やはりミニゲームとは違うスケール感と状況のディテール。
ゲーム中のマップを眺めるだけでも楽しい(笑)
もっとやりこんでまともな展開ができるようになりたい(笑)

2015509


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