2015年10月3〜4日 エルドリッチホラーをソロプレイ4

 


 今回より拡張セット「失われた知識」を導入してのプレイ。
この拡張セットは今までにも増して難易度が高いルールやカードが追加されている(汗)

 今回のエイシェント・ワンは「イグ」
この拡張セットで追加されたエイシェント・ワンで、破滅トークンのスタート位置が10というスピード勝負を要求する内容。
しかも実はクエストの難易度も今までより高いのだ(汗)


 リーダーはトリッシュ・スカボロー。
表向きは商法を扱う法律事務所員だが、実は暗号解読局のブラック・チェンバー。
 クルートークンが無い状態でアクションを1回消費すれば、クルートークンを1個獲得できる。
彼女と、彼女と同じマスにいる探索者は、クルートークンを消費した時に、ダイスを1個ではなく2個振り直すことが出来る。
所持品「45口径オートマチック」
クルートークンの獲得能力が強力。最初から戦闘力もそこそこあるし、クエスト解決に必要な観察力も4と高いので、万能選手と言える。
 トリッシュはクラスノヤルスク市で他のエージェントと落ち合い、東京に現れた空を飛ぶ翼のある巨大な蛇の情報を聞かされ、面食らっていた。
そんな噂は耳に入ってはいたものの、まさか本当のことだとは。
しかもその蛇は、前々から調査していた太古の邪神イグに関わるものだという。
そう。彼女の属する組織では、近い内に邪神イグが復活し、世界を滅ぼす可能性があるとつかんでいたのだ。
彼女の新しい任務は、翼のある蛇の退治と、その背後にある陰謀の調査である。

 まず彼女は前から目につけていた超自然な事物を研究している学生モイセイを雇い入れた。
彼は世界中の超常現象に詳しく、あらたな情報を見つけ出してくれるかもしれなかった。
ただし少しでも調査に進展があると大騒ぎするので、調査されるのを察知されて隠蔽される可能性もありそうだったが。
※アクションを1消費し、ダイスを振って5か6が出たらクルートークンを1個獲得する。1が出たら一番近くのクルートークンが消滅する。
 更に彼女は、道ばたにいた浮浪者に一言二言話しかけた。
浮浪者は彼女を無視して荷物を持って立ち上がり、何処かへ歩き去った。
その数日後、彼女に道ばたで話しかけてきたのは前とは異なる浮浪者だった。
その浮浪者は、数ヶ月前にウラジオストクから日本へ向けて、大量の蛇が輸送されたという情報を彼女に告げた。その業者は日本の企業で、今「翼のある蛇」によって大損害を被っている企業のライバル企業であった。
※特殊能力によってクルートークンを1個得た
彼女はこのような属する組織にも秘密の情報網を世界中に張り巡らせているのだ。
 更に彼女は、頼りになる仲間達にも連絡を入れた。

 政治家チャーリー・ケインは、票集めのためにサンフランシスコのハースト城を訪問している最中、秘書のクレアから、トリッシュからの電報の内容を耳打ちされた。
彼が政治家という職業を選んだ理由の方がとうとう動き出したのだ。
予想よりも早いとは言え、まだ手を打つ時間はある。
 アクションを1回消費し、まだアクションを行っていない他の探索者にそのアクションを渡すことができる。
 また「助力カードの獲得」アクションを行った時、獲得した助力カードを即座に他の探索者に渡すことが出来る。
 元々影響力が4ある上に所持品の「秘書」で更に+1される上に1個の振り直しもできるので、助力カードの獲得能力が非常に高く、しかもそれを他の探索者に無条件で渡せるので、全員の装備をどんどん強化できる。
アクションを渡す能力も、ここぞという時には非常に役に立つ。
本人はこれと言って秀でたところが無いのであくまで脇役的存在(笑)

 まずは最近酷い寒波に襲われている上、人食いの怪物が出没しているという(ゲートが開いて「ノフ・ケー」が出没している)情報があるサンフランシスコからは、用事が済み次第さっさと退散。


 トリッシュからの連絡を受けた水夫サイラス・マーシュは、早速船のチケットを手に入れた。
だいたいの船は顔パスで乗せてもらえるのだが、そうはいかない場合もある。
 アクションを1回消費して、海上ルートを1マス移動した後、さらに追加で1アクションを行える。
海上マスにいる時、彼と彼と同じマスにいる探索者はダイスを1個余分に振れる。
所持品「漁網」(戦闘時ダイスを1個振り直せる&敵の攻撃力を1下げる。最低1)
出発地点:シドニー
 とにかく海では強い。正気度と知識が低いので、強い武器を持たせて戦闘で役立てたいキャラクター。


 東京にゲートが開き、「異次元からの色彩」が登場。
一石二鳥と喜んでいいのかどうか・・・

 まずは戦力強化に努めるが、ダイス目が悪く、なかなか満足行く結果が得られない。

 業を煮やして政治家チャーリーがサンフランシスコに戻ってノフ・ケーと戦ってみたが、1ダメージを与えるのが精一杯で、自身も傷を負った。
やはり政治家に戦闘は厳しい(笑)
 そこにさらに神話カードのイベントによって、全員が悪夢に苦しめられ、正気度が下がり、「狂気」のカードを受け取ったりして、むしろ弱体化していく(汗)


  パラノイアになってしまったチャーリー(笑) は、それを活かして怪しい噂のある精神病院に潜入。
患者の中に「イグの仔ら」と遭遇したと思われる者を発見し、情報収集に成功した。
※クルートークン獲得
しかし政治家がそんなことしてていいのか(笑)


 次の神話カードは「白い帆船」
眠れる魂の乗った白い帆船が、ドリームランドに旅立とうとしている。
船がドリームランドに旅立つのを防がないと、夢と現実の壁が崩れ落ち、全てのゲートが開く。
白い帆船の出発を止めるには、18番の海上マスで観察判定に成功し、クルートークンを2個消費しなければならない。
18番マスはインド洋の南方であり、実に遠い(汗)

 その後しばらく細かい事件や狂気(笑)の対応に忙しく、クエストや噂の解決には一向に回れない状況が続く。


 サイラスが「2連式散弾銃」を手に入れ、ようやく東京の「翼のある蛇」に挑む。
しかしなんたることか、結果は1発発狂(汗)

 さらに悪いことは重なるもので、その前の神話カードの効果で「記憶喪失」になっていた(笑)トリッシュが、今回の神話カードで記憶喪失カードの裏側を見ることになり、そこには「闇との契約」を飼わした記憶が蘇ったと書かれていた(汗)
「闇との契約」は突発イベントの時にダイスを振り、1が出てしまうと契約履行となって、とにかく最悪な事態が起きる。
場合によっては所持品も一切残さず死亡したりもするのだ(汗)

 新しい探索者はダイアナ・スタンリー。
この絶望的な状況を打開できるのか。

 早速チャーター便でエジプトのピラミッド群へ飛ぶダイアナ。
というのもイグの特殊ルールで、突発イベントが起きると探検場所トークンのあるマスにカルト信者が配置され、そのマスのモンスターが2体以上になると破滅トークンが1マス進んでしまうのだ。
非常にやっかい。


 ダイアナはカルト信者を倒したものの、自身も傷を負って「毒」状態になった。
「毒」状態はこの拡張から追加された。
休息アクションを行っても体力も正気度も回復できず、突発イベント時には体力を1点失うという実にいやらしいカードである。

 ダイアナはカルト信者がいなくなったピラミッド群を探検した。
ピラミッド内で未発見の玉座の間を発見!
しかしそこに暗黒のファラオ「ネフレン・カ」が現れたので、逃げ出した。
しかし得るものは多かった(クルートークンを2個獲得)。
次の探検場所は「ツングースカ」になった。

 次の神話カードで、破滅トークンはいつの間にやら6のマスに(汗)
まだクエストを1つもクリアしていないというのに。


 サンフランシスコのノフ・ケーを倒せずにもじもじしていた(汗)チャーリーのところに、突発イベントでブエノスアイレスにいた「ティンダロスの猟犬」が飛んできて戦闘に。
死にはしなかったものの、ノフ・ケーとの戦闘の傷を癒しているところだったのが半死半生に(汗)

 そこにたたみ掛ける神話カード「絶望の大波」
「祝福」カードを捨てなければ体力と正気度-2。
ひとたまりもなく倒れるチャーリー(汗)
これで破滅トークンは5のマスに。

 なんだかもうどうしようもなさそうだが(汗)、とりあえずアカチ・オニール参戦。

 傷を癒したりしてぐずぐずしていたら、もう次の神話カードが。

 破滅トークンが4のマスまで進んだ上、探検場所トークンのあるツングースカがモンスターの巣になってしまった(汗)
 次の星座マスは青で、青のゲートは東京とブエノスアイレスに開いている。
このままだと次のラウンド終了時には破滅トークンが0のマスに到達する(汗)

 トリッシュは遅まきながら「白い帆船」の探索に。
次ターン終了時には帆船が出発して、盤上がゲートで一杯になる可能性が高いのだ(汗)


 アカチは東京へ。
1人で「翼のある蛇」を倒すのは無理だろうが、呪文「レレイの霧」を使えばモンスターを無視して異世界遭遇を行える。
成功すればとりあえずイグの復活は先延ばしにできるはず。

 トリッシュは「白い帆船」の探索に成功し、その出航を防いだ。
 アカチは・・・サイラスと遭遇(汗)
脱落した探索者との遭遇で破滅トークンを1マス戻せることもあるので、確かにその選択もあり。
結果は成功で破滅トークンは5のマスに戻った。


 次の神話カードは突発イベントのない緑だった。
しかし破滅トークンは2のマスに進み、ツングースカはますますとんでもない状態に(汗)
 まだ最初のクエストさえ一歩も進んでないのに・・・・

 その次の神話カード「この世界に再臨する」
アフリカ西部の10番の山岳マスに、モンスターが出現する。
そのマスで観察-1に成功して人数の1/2のクルートークンを消費して解決しない限りは、突発イベントの毎にモンスターが規定数(人数3人なら2体)出現し続ける。
この上まだモンスターが出てくるか(汗)

 アカチが東京に殴り込み!
手に入れてあったアーティファクト「ツカ・ハロト」の力で、「翼のある蛇」に3ダメージを与えたがまだ倒せない(汗)
 その後の遭遇フェイズでアカチ大暴れ!
バンパイアは逃したが、残りの「翼のある蛇」も含めた全ての敵を退治した!

 更に神話カード。
これで破滅トークンは1のマスに(汗)
そして盤上には更に多数のモンスターが。

 なにはともあれ次のクエストに移った。
「蛇人間の復興」
人数の1/2の超自然トークンをそれぞれランダムな場所に配置する。
そのマスに行き、観察-1判定に成功し、クルートークン2個を消費すればその超自然トークンをこのカードの上に置く。
人数1/2の超自然トークンがこのカードの上に置かれればクリア。
超自然トークンはローマとアマゾンに置かれた。
 比較的簡単なクエストだが、このままだとこのラウンド終了時に確実にイグが復活する。
どうしたらいいのだ〜〜〜〜〜〜〜(汗)

 ダイアナは怪物だらけのツングースカに突撃!

 これでもくらえ〜〜〜〜〜!

 すっきりした(笑)
しかし流石のショゴスのみは生き残っている。
このあととどめを刺そうとしたが、やはりショゴスは強く、倒せなかった(汗)

 アカチは東京に残っていたバンパイアと戦うが、返り討ちにあい、残り体力1に(汗)
前の戦いで「翼のある蛇」から毒を受けているので、次の突発イベントが来ると脱落する(汗)

 んで結局アメリカ中央部にイグ復活(汗)
イグは他のエイシェント・ワンと異なり、復活後に探索者が脱落しても、新たな探索者を参戦させることができる。
破滅トークンが10のマスからなので、そのフォローだと思うが、だからと言って復活されても簡単に勝利できると思ったら大間違い(汗)
 とりあえずイグのカードの上には8個の超自然トークンが置かれ、破滅トークンが進むという結果になったらその分だけトークンを捨て、無くなったらゲームオーバーである。

 そして早速アカチが毒で脱落し、超自然トークンが1つ減った(汗)
 イグを倒せば勝利なのだが、その前に3つのクエストはやっぱりクリアしなければならず、それがまだ2つも残っているのだ。
どうしようもない感が半端無い(汗)



 とりあえずポツンとノーマン・ウィザーズ見参(笑)!

 トリッシュはローマで蛇人間の探索に成功。
超自然トークン1個をクエストカードの上に移動した。
これで2つ目のクエストの50%クリア。

 ダイアナはあれから幾度もショゴスとの激闘を繰り返していたのだが、決着がつかなかった。
そして今回ショゴスに更に傷を負わすも、ダイアナ脱落(汗)
これでまたイグのカードの上の超自然トークンが減った(笑)
そしてダイアナがショゴスに負わせた傷は、この次の神話カードの突発イベントで全快したのだった(汗)


 マーク・ハリガン見参(笑)!
とりあえずみんなクエスト達成のためのクルートークン集めで忙しい。

 この次の神話カードで、イグのカードの上の超自然トークンは5個になった。


 マークは銀の黄昏教団に監視されているダイアナと遭遇。
彼女の所持品を引き取ることは出来たが、教団の監視下から救い出すことはできなかった。

 そしてひかれた神話カード「邪悪なものたちは眠らない」
もう1枚神話カードをひいて処理する。
実はこの時点で残りの神話カードは2枚しかなかった(汗)
 残り2ラウンドでは2つのクエストを解決した上イグを倒すのはどう考えても不可能である。
この時点でゲーム終了となった。


 この拡張セット「失われた知識」だが、とにかく難易度が高いの一言に尽きる。
神話カードや地域イベントカードなども追加されているのだが、どれもなかなかえげつない。
その分リターンが大きいカードもあるのだが。
また追加されたエイシェント・ワンのイグだが、今回出てきたクエストカードはどちらも非常に簡単なやつである。生半可な気合いではクリアは難しいだろう。

20160103


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