2016年3月13日 第56回月例ボドゲ会


 今回の参加者はOK氏、AKI氏、cerberus氏、化夢宇留仁の4人。
最初はcerberus氏が持ってきてくれた「アルティフィキウム」をプレイ。
ロシアのゲームらしい。



 場に6枚出ているカードと、手札のカードを1枚交換するのを繰り返す変則ドラフト的なアクションの後、手札のカードをプレイしてその効果により、各自が持っているボード上に資源を置いていく。
資源は組み合わせによってなにかが作れたりして、最終的には魔術師などの強力な能力が手に入ったりする。

 立てば右端のカードをプレイすれば、木材を木炭にできる。
中にはこう直接的なものではなく、物々交換的なものもある。
例えば木材から食料にとか。


 持っている資源などは、右下の資源ボードで表す。
左上のは得点トラック。

 資源ボードの最上位には騎士か魔術師がある。
どちらも8点になる上に強力な特殊能力が得られる。



 今回の印象ではやたらに魔術師の特殊能力が強く感じ、騎士を選ぶメリットが無さそうだったが、おそらくやりこめばそうではないのが分かるのだろう。

 結果 cerberus氏71、化夢宇留仁63、AKI氏53、OK氏51

 パッケージのイメージよりもライトなゲームで、でもやりこんで作戦を練る要素はありそうだったので、またプレイしてみたい。

 次は今月の奇ゲー(笑)
「UFOs! 宇宙よりのバーガー」
エイリアン達が地球でハンバーガーチェーン展開でしのぎを削るというバカゲー(笑)。
主にヨーロッパとアメリカを舞台に、都市や街にチェーン店を作って支配範囲を広げていく。
5つの都市を支配すれば終了するが、異なるエイリアン同士が同じエリアにはいると突撃し合って負けた方を追い出し、追い出された方は姿を現してふらふらと飛ぶので地球人に目撃され、その後チェーン展開がしにくくなる。
UFOには通常のチェーン店供給UFOの他に、突撃用UFO、目撃者の記憶を消す洗脳UFOの3種類があり、それらをいつ投入するかという戦略要素もある。



 それぞれの拠点に配置についたUFO。
ちなみに紫がAKI氏、青がcerberus氏、赤が化夢宇留仁、緑がOK氏。

 「コレヨリハンバーガーチェーンテンカイニヨルチキュウシンリャクヲカイシスル・・・」



 世界中に展開して支店を作っていくエイリアン達。
都市は置かれているチップの数値が得点になるが、その数値がそのまま抵抗勢力の数値となり、店を配置するには2D6でその数値以上を出さなければならない。
しかし隣接地域に店があればその分サイの目にプラスできるので、まずは都市の周りに小さな支店を作っていくのがセオリー。

 cerberusエイリアンが体当たりUFOを追加。
ケンカ上等!
その後他のエイリアンも次々にUFOを追加。
こうして原住民の知らぬ間に、地球はエイリアン達の戦場となったのだった。



 各地で小競り合いが発生し、店の乗っ取りも繰り返される。
初期配置が中央近かった青のcerberusエイリアンが活発に行動。
右端の緑OKエイリアンは地味にエリアを広げている印象。
赤の化夢宇留仁エイリアンは青と緑に押さえ込まれる形で少々苦しい。


 終了状態。
結局争いに明け暮れる赤、青、紫を尻目に、都市に着実にエリアを広げた緑OKエイリアンの勝利となった。

  都市 被目撃 支店 合計
OK 32 0 9 41
cerberus 17 -4 8 21
化夢宇留仁 17 -4 3 16
AKI 11 -4 5 12

 なかなか面白かったが、最近のゲームと比べると、サイコロを使うところや特殊なカードが出てこないところなど、古くさい感じも強かった。
せめて特殊能力カードは欲しいかな?

 次は「12季節の魔法使い」をプレイ。
元々はGO氏のリクエストだったのだが、今回急遽お休みということになったが、せっかくルールを読んだのでプレイしてみることに。
 ファンタジー世界の3年間を通じての魔法合戦のゲームである。

 



 本来は9枚のパワーカードをドラフトで選択するのだが、今回はカードの内容を全然知らないのでランダムにした。
毎ラウンドその時の季節に対応するダイスをふって、手番プレイヤーから取っていく。
季節によって手に入る魔力の種類は異なり、また勝利点であるクリスタルに変換するレートも違うので、その時の季節と、これから訪れる季節の条件を把握しておく必要がある。
ダイスによって集めた魔力やリソースを使ってパワーカードをプレイし、更なるクリスタルや魔力を得ることでゲームが進んでいく。


 なんだかよく分からないままカードを選ぶ(汗)
とりあえずカードのラストは美麗。


 中盤のcerberus氏のプレイしているパワーカード。
サイコロのようなイラストの描かれているのは「悪意のダイス」というカードで、取ってきた季節ダイスを振り直した上クリスタル2個をもらえるという強力な効果。
そしてなぜかコストは0(汗)

 プレイしている内に分かってきたのだが、このゲームのカードパワーは非常に大味である。
上記の例でもそうだが、他にもクリスタル20個のコストでクリスタル30個を得る(汗)とか、普通の感覚だとシステムとして破綻しているとしか思えないカードが多い。しかもカードを出すコストを無くすカードというのもあるので、それと併用すれば上記カードはコスト0で30点稼ぐカードである(汗)


 どうもこのゲームのバランス取りは、全ての数字を大きくして振れ幅を大きくすることでその代わりにしているらしい。
しかしそれはコンピュータゲームならありだが、こういうボードゲームではどうかと思わないでもない・・・。

  クリスタル カード ペナルティ 合計
cerberus 89 84 0 173
AKI 52 113 -12 153
化夢宇留仁 29 85 -5 109
OK 22 56 -5 73

 このスコアの数字のでかさ(笑)
プレイ時間の長さもどうやねんポイント。
なぜならOK氏は時間切れで途中からツモ切りロボに交代せざるをえなかったのだ(笑)

 拡張セットも出ていて評判も高い本作だが、残念ながら化夢宇留仁的には大味すぎて再びプレイする気になれないものだった。
実は全然勘違いしているだけだとしたら、是非誰か「こうすればいいんだよ!」と教えてほしい。

 全然関係ないが、この前2回のゲーム中の撮影だが、画質はよくなったものの、ブレによる失敗写真が非常に多くなっていた。
どうもオートで撮ると、ISOを上げるのを嫌ってシャッター速度を下げるようになっているらしい。
仕方がないので今回よりマニュアル撮影に替えてみた。
結果ブレ写真はほぼゼロになったが、ISOも限界まで低くしているせいか、少々暗めの写真になった。最終的にはフォトショで加工しているのであまり関係ないのだが、もう少しなんとかならないか考え中。
ちなみにこれも関係ないが、今回の記事の中で1枚だけニコンD7200で撮った写真も混じっている。

20160504


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