2016年4月17日 第57回月例ボドゲ会
|
なんと今回の参加者はcerberus氏と化夢宇留仁の2人だけになってしまった(汗)
しかしいい機会だと考え、普段出来ないようなゲームをやってみようということになった。
ちうわけで最初は「ダウン・イン・フレイムズ」という半分ウォーゲームなカードゲームをプレイしてみた。
このゲームはれっきとした空戦ゲームで、テイスト的にはウォーゲームに近い、つまりシミュレーション要素のウエイトが高い。
しかしそこは現代のゲームでもあり、プレイアビリティもよく考えられており、なにより盛り上がるようにできている。 |
まずはそれぞれが自分の乗機を選ぶ。
110枚のカードからそれぞれ1枚だけカードを選び、残りの108枚は使用しない。
これだけで普通のゲームの感覚からするとびっくりだが、戦闘級ウォーゲームの感覚からすれば当たり前のことである(笑)
画像はゲーム開始直後、化夢宇留仁の零戦21型が、cerberus氏のYak-1の背後をとって追尾状態になったところである。
始まった途端にジャンケンで先攻をとられ、背後に回られたcerberus氏は納得がいかないところだが、これは説明を簡単にするために同高度で始めてしまった化夢宇留仁のミスと、ウォーゲーム的にはその辺があまり考慮されていないというところでもありそう。
自分の手番にはアクションカードを出すことで、相手を攻撃できるポジションをとり、攻撃を行って撃墜することを目指す。
アクションカードはこれまた110枚あって(笑)、毎ターン開始時に自機の中央左側の数字分ドローできる。
零戦21型なら2-1となっているので、2枚ドロー。
ちなみにこの数字はその機体の馬力を表しており、馬力が大きければその分手札が増え、できることも増えるというわけ。
アクションカードの例。
左上の空戦機動の数字が、現状からどれだけポジションを優位に変更できるかを示している。
空戦機動ではなく、テキストの能力を使用することもできる。
相手がカードをプレイしたら、手番であろうがなかろうがそれに対して対応できるカードを(持っていれば)出すことができる。
それがカード下部に書かれているリアクションの部分で、例えば右のカードであれば「シザース」「ヨーヨー」「急旋回」に対応し、相手の意図を砕くことができるのだ。
リアクションに対するリアクションも可能で、これを繰り返すことで激しいドッグファイトが表現されるというわけ。
攻撃に関しても全く同じで、リアクションが出来なければダメージを受けるということになる。 |
プレイ中に実際に化夢宇留仁に来た手札(笑)
バレル・ロールの天才(笑)
|
零戦の機銃により、Yak-1が損傷状態になっている。
Yak-1は高度を変更して逃げるが、零戦が追いすがり、優位な状態に。
攻撃カードには連射数が記されており、その連射数を満たさなければそのカードをプレイできない。
零戦の連射数は0で、優位な状態だと+1の修正がつくので、連射数1までのカードなら出すことができる。
敵機を一機に撃墜するような強力なカードは連射数が2以上のものが多いので、それを出したければまずは敵機の背後について追尾状態(+3修正)になる必要がある。
逆にYak-1は連射性能が1あるので、正面から向き合った状態からでも射撃ができたのだが、今回は運が悪かった。
てな感じで今回はYak-1が撃墜されて終了。
全然このゲームの面白さを伝えきれなかったので、またぜひプレイしたい。
|
次は発売したてのほやほや「ラブクラフト・レター」をプレイ。
カナイ・セイジ作の「ラブ・レター」のスピンアウト作品で、これの他にバットマン版や指輪物語版、マンチキン版(笑)なども存在する。
基本システムは元ゲームと同じだが、本ゲームではそこに「狂気能力」というルールが加わっている。
自分の捨て札に「狂気カード」が置かれたら、以降強力な「狂気能力」を使用できるようになるが、使用する毎に捨て札の「狂気カード」と同じだけドローして、その中に「狂気カード」が混じっていたらただちに脱落する。
そもそも「ラブ・レター」がどんなゲームかと言えば、基本的に手札が1枚で、自分の手札の番号がばれてしまったら脱落するというのが基本システムである。
いかに自分の手札の番号を気付かれずに、他のプレイヤーの手札を推理するかが重要なのだ。したがってカウンティングは当然前提のゲームである。 |
先攻の化夢宇留仁の最初の手札は「イスの偉大な種族」だった。
他のプレイヤーを1人選び、密かにその数値を比べて、小さい方を脱落させる能力がある。
なにしろ他に手札がないのでこれを使うしかない。
結果、cerberus氏の手札の方が数値が小さかったので脱落。化夢宇留仁の勝利♪
って、cerberus氏の手番が無いままいきなり終わりましたけど(汗)!?
仕方がないので再戦。
今度の化夢宇留仁の手札は最も枚数の多い「探索者」
他のプレイヤーを1人選び、1以外の数値を宣言し、その数値と手札の数値が一致した場合は宣言されたプレイヤーは脱落する。
「2」と宣言。
cerberus氏の手札は「ウルタールの猫」で、数値が2だったので脱落。化夢宇留仁の勝利♪
って、またcerberus氏の手番が始まる前に終わりましたけど(汗)!?
どうも2人でプレイするには無理があるゲームのようだ。
一応2人からOKとなってはいるのだが。
せめて2人の場合は手札を2枚から始めるなど、初っぱなのラッキーヒットでも対応できる工夫が欲しかったかも。
次はどうしようかということになり、迷っていたのだが、cerberus氏がこのゲームを思い出してくれた。
「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」
そう言えばルールを忘れる前に再戦したいと言っていたのだった(笑)
今回は拡張セット1も加えてプレイしてみた。
※実は前のプレイの時点でカードにはこのセットのものも含まれていた。 |
序盤の化夢宇留仁連合。
コストを下げる進歩ばかり出して、消費能力が無い。
コストを下げたのを活かしてこれからガガガッと開発を進めたいところ。
|
見ればcerberus連合は消費能力はあるが、生産能力は無さそう。
気のせいか進歩のたびにカードが増えそうだが(汗)
軍国主義化の気配も。 |
倍以上の規模になったが、いまだに消費能力のない化夢宇留仁連合(汗)
全く同じカードが2枚入っているのはルールミス(汗)
やっぱり軍国主義化が進んだcerberus連合。
オマケではあるが生産地も確保している。しかしやはりまともな生産拠点が欲しいところ。
化夢宇留仁連合は満を持して消費惑星に入植。 |
更に生産&消費惑星を追加して、産業起動!
こちらcerberus連合。
またオマケ惑星が増えている(笑)が、希少元素の生産拠点もできている。
|
VPチップ |
ワールド |
ワールド6+ |
合計 |
化夢宇留仁 |
2 |
20 |
8 |
30 |
cerberus |
4 |
16 |
9 |
29 |
産業起動!と言ったものの、そのすぐ後に終了してしまい、結局VPチップの稼ぎでcerberus連合に負けている化夢宇留仁連合だった(笑)
だいたいルールも慣れてきたので、もういっちょやってみようということに。
珍しく軍国主義化を進める化夢宇留仁連合。 |
と思ったらcerberus連合は開始時点から軍国主義だった(笑) |
化夢宇留仁連合は軍国主義から平和主義にころっと転向(笑)し、外交交渉によって植民を進める。
生産拠点と消費拠点もそろってきた。
軍国主義一直線(笑)のcerberus連合。
今度こそ産業起動でVPチップを稼ぐ化夢宇留仁連合。 |
拡張セットで導入された早い者勝ちタイルもゲット。
このルールはなにを目指せばいいのか明確になるので、初ゲームからでも導入した方がいいと思う。 |
両連合共産業が動き出し、激しいVPチップの取り合いに。
最後はcerberus連合が12個目の植民を行って終了。
|
VPチップ |
ワールド |
ワールド6+ |
ボーナス |
合計 |
化夢宇留仁 |
16 |
20 |
0 |
9 |
45 |
cerberus |
6 |
15 |
14 |
3 |
38 |
今回は産業がうまくまわってVPを稼げたのが大きかった。
さらにやってみる。
幸先よくカードの交換でコストの高い惑星に入植できるカードが来たので、いきなりコスト5でVPチップを1度に2点稼げる消費惑星を配置。
更にVPとカードドローが得られる消費惑星も配置できたので、あとは生産拠点を確保してウハウハ計画(笑) |
cerberus連合も消費惑星2つに生産惑星1つという状態。
珍しく軍事国家ではなさそう(笑) |
産業起動〜〜〜♪
|
VPチップ |
ワールド |
ワールド6+ |
ボーナス |
合計 |
化夢宇留仁 |
22 |
15 |
0 |
13 |
50 |
cerberus |
5 |
11 |
0 |
3 |
19 |
今回は序盤のカードがあまりにもよかった。カードを交換して高コストの世界を配置できるカードが2枚も来たのだ。
やはりシステム上カードの引き運は大きい。
次は気分を変えて「ダッコメンタ・アート」をプレイ。
実はクニツィアの「モダンアート」カードゲーム版のデザイン変更版である。 |
まあなんと言うか・・・
|
1ラウンド |
2ラウンド |
3ラウンド |
4ラウンド |
合計 |
cerberus |
21 |
28 |
42 |
21 |
112 |
化夢宇留仁 |
25 |
30 |
11 |
14 |
85 |
典型的な先攻逃げ切りの失敗例(笑)
ラウンドが進むに連れて得点が上がるのを考えずに序盤にいいカードを出し過ぎた(汗)
そいでまた最後にこれ(笑) |
また外交官で植民を進める化夢宇留仁連合。ちうかこのカード強すぎでは?
清く正しい軍国主義を貫くcerberus連合(笑)
てかやっぱり軍国主義ってその為のカードがたくさん必要で、それと比べると外交官のカードの効率がよすぎると思う。まあ軍事のカードはそれ以外にも生産とかできたりはするが。
|
VPチップ |
ワールド |
ワールド6+ |
ボーナス |
合計 |
化夢宇留仁 |
21 |
18 |
0 |
9 |
48 |
cerberus |
11 |
18 |
6 |
3 |
38 |
それにしても今回はたくさんゲームができてよかった。
たまには少人数でガッツリ遊ぶのも楽しい。
cerberus氏どうもありがとうございました♪
20160505 |