2016年4月17日 第58回月例ボドゲ会


 今回の参加者はcerberus氏とOK氏と化夢宇留仁の3人。
まずはcerberus氏オリジナルの「宇宙人特番に現る」のテストプレイでスタート。


 まだ試作段階なので詳細は公開できないが、とりあえずタイトル通りの内容(笑)
まだバランス調整などはこれからというところなのだが、とにかくアイデアが秀逸なので、爆笑必至の名作になりそうな予感はひしひしと。
ぜひ人間関係をぶち壊すような好ゲームに仕上げていただきたい(笑)

 次は今月の奇ゲー「スクールパンチ4A TV番組版 パネルクイズアタック25ゲーム」をプレイ。
恐ろしいことにいまだに続いている長寿クイズ番組のボードゲームで、早押しクイズに解答した回答者がパネルを1つ配置でき、そのパネルでオセロをやろうというもの。
クイズを題材にしたゲームはその骨幹であるクイズという要素をどのように処理するかが問題で、多くはそのままクイズをたくさん用意するか、他のパズルのようなもので代替するのどちらかになる。
このゲームは後者の方で、記憶パズルをクイズの代わりにしている。


 問題カードがあって、そこには6種類の絵柄が描かれている。
それを全員で眺めて、記憶できたと思ったらカードを裏返す。
その人は自分の8枚の絵柄の内6枚を使って、カードと同じように並べる。
正解ならパネルを1枚置けるというわけ。
失敗するとその後2問の間解答権が無くなる。
画像は答え合わせの様子。



 パネルが25枚全部置かれたらゲーム終了。自分の色のパネルが多い人の勝利。
とりあえずプレイしてみたのだが・・・・
ちょっとおじちゃんにはきついかも(汗)
まず見ての通り解答カードの絵柄が地味すぎ(汗)
それに慣れないと間違いが多発するのだが、それで2問休みというのがなかなかハード。
正直言ってパネルを25枚全部置くまでプレイするには結構な精神力が必要である(汗)


 白の結局OK氏が2枚目のタイルを置いてその間にはさまっていたcerberus氏のタイルをひっくり返して全部白色になったところでOK氏の勝利ということで終了になった。
 う〜〜む。破綻無くちゃんと出来ているゲームではあるのだが、とにかく地味でクイズ番組の雰囲気が味わえないのは痛いかも。当時のゲームにそこまで言うのは酷というものだが。

 次は「グレン・モア」をプレイ。
このゲームは買ってソロプレイをしてみたのがもうずいぶん前になるが、面白かったのでぜひボドゲ会でプレイしたいと思っていたのだが、なぜか機会を逃してプレイできないままだった。
その間ルールを読み直してみたのも何回もあり、今度こそはと思いつつもやはりなぜか機会無し。
ところが今回プレイすることになったのはいいのだが、そういう時に限ってうまいことルールを忘れているのだ(汗)



 ゲーム開始時の状態。
このボード上をくるくる回ってタイルを手に入れ、自分の領地を広げていく。
しかしゲームこの時点ですでにルールミス(汗)
実は3人プレイの場合は4人目のダミープレイヤーを参加させるルールだったのだ(汗)
これは1ラウンド目の途中で気付いたので、2ラウンド目から第4のプレイヤーに入ってもらった。
 手番は最後尾にいるミープル(人形)のプレイヤーで、どこでも好きなタイルの上に移動し、そのタイルのコストを支払って入手する。
最後尾にいる限りはその人の手番が続くので、同じプレイヤーの手番が連続することもある。

 入手したタイルは即座に領地に接続する。
接続されたタイルとそのタイルに隣接したタイルはその効果を発揮し、リソースや得点を生み出す。
タイルを配置する時にはすでにあるタイルに縦か横で隣接していなければならず、かつ黒いミープルとも隣接(これは斜めでもOK)していなければならないのがユニーク。
黒いミープルを補充したり移動させたりするタイルもある。
また川や道の描かれたタイルはその絵が繋がるように配置しなければならない。
 タイルは毎手番補充される。タイルの山は3つあり、1つの山が無くなる毎に得点を集計し、最後の山が無くなったら終了である。



 新しく赤色のミープルが増えているが、これが忘れていたダミープレイヤーである。
彼はランダムに移動してタイルを取っていってしまう。今回は仕方がないので2ラウンド目のみ2回連続移動して怒濤のようにタイルを取っていっていた(汗)
画面右に並んでいるカードは特定のタイルを取った時にもらえるもので、様々な特典がある上に直接勝利得点にも影響する。
ちなみにボード中央は「倉庫」であり、ここでリソースの売り買いが出来る。
しかしここでリソースを売るためには、その前に誰かがリソースを買ってコインを置いていなければならない。

 化夢宇留仁の領地。
石、羊、小麦、木を産出し、それを市場や肉屋で勝利点に変換している。
市場がいい感じに働いて高得点を生み出したが、後半人手(ミープル)が足らなくて領地を広げるのに苦労した。


 OK氏の領地。
石、羊、牛、木を産出。
ボーナスタイルも獲得し、ミープルもすでに3人に。
やたらに木を貯め込んでいる。

 こちらはcerberus氏の領地。
石、小麦、木を産出し、ボーナスタイルが多く、ミープルも3人いる。
OK氏共に後半伸びるタイプ?



 後半やはりミープルがいなくて取りたいタイルを取れないという状況が起き、仕方なくミープルを追加する化夢宇留仁。
しかし後半のミープル追加タイル取得は単なる1回休みに近いかも(汗)

 化夢宇留仁領地最終形。
肉屋が2枚もあるのに、最後近くまで牛の確保ができず、後半はボロボロ(汗)
やはりミープル不足が痛かった・・・。


 OK領地。
後半市場を獲得しまくって大もうけ。


 cerberus領地。
ミープルの多さを活かして、好きなように領地を拡張。
ボーナスタイルもどんどん取っていた。

 結果はcerberus氏62、OK氏55、化夢宇留仁35(汗)
やはりミープル確保は大切。
 ところで点数計算でもルールミスが多数(汗)あり、その中でも最後の決算でタイルが多すぎると大きく減点されるのを見逃していたのが大きかった(汗)
そこで今回はそのルールは無しで計算(汗)
なんとかちゃんとしたルールで再戦したい。


 次はクニツィア先生の「レス・パブリカ」をプレイ。
制限の多い中でカードを交換し合い、文明や都市を造っていくゲーム。



 最初に配られるのは民族カードと僧侶カード。
民族には「ングロサクソン、ゴート、フン、ランゴバルディ、ヴァイキングの5種類があり、それらの内1種類が5枚集まると村が出来る。
村ができると文明カードを補充できるようになり、これも錬金術、建築、交易、製鉄、造船の5種類があり、この内1種類を5枚集めると街が出来る。
また僧侶カードは2枚集まると教会ができる。
文明カードには本という特殊カードもあり、これも2枚集めると図書館ができる。
村、教会、街には勝利得点があり、図書館を建てると文明4枚で街を造ることができるようになる。
ちなみに街の得点は早い者勝ちで、だんだん下がるようになっている。

 特徴的なのはカードの交換ルールで、手番には欲しい、または渡したいカードの名前2種類までと、その枚数しか伝えることができない。
またカードを2種類にした場合は、ANDとORのどちらかで告げる。
手番以外のプレイヤーがその申し出に対して断るか、渡すまたはもらいたいカードを宣言していき、手番プレイヤーがそれらの中から条件を選択する。
問題は各カードの枚数が少ないとうことで、民族カードと文明カードは各12枚ずつしかないし、僧侶カードと本カードは5枚ずつしかないのだ。
したがって自分の集めたいカードと、他のプレイヤーが集めてそうなカード、それにそのカードの残りの枚数を考えつつ、慎重に取引を進めなければならない。

 ゲームはOK氏が先行し、cerberus氏が図書館を作ってそれを追うという展開。化夢宇留仁はしょんぼり状態に(汗)
結果はOK氏42、cerberus氏26、化夢宇留仁27ということになった。
化夢宇留仁はぼんやりしていたのか、てっきり図書館カードで派手に都市を並べ始めたcerberus氏がトップと思いこんでしまい、それが取引に影響した結果OK氏の1人勝ちを後押ししてしまうことに(汗)
次の機会があればもっと慎重にプレイしたいところ。


 次は前回唖然とする展開を見せた「ラブクラフト・レター」をプレイ。
今回は前回の反省をふまえ、3点先取で勝利を決めることにした。



 今回はめでたくcerberus氏の手番も回ってきた(笑)
ゲームはやっぱり最初の1手番で終了することもあったが(笑)、それなりに続くこともあり、その場合はなかなか熱い駆け引き・・・と言うほどでもないが(笑)、選択のシビアさにしびれることができた。


 結果は以下の通り。

  1 2 3 4 5 6 7 結果
cerberus         3
OK           2
化夢宇留仁           2

 cerberus氏の見事な逆転勝利で幕を閉じた。
ところで「エイボンの書」の狂気能力「あなたはゲーム終了時まで脱落しない」が強すぎると思うのだが、そういう仕様ということでいいのだろうか???
ちなみに今回は通常の脱落はしないが、発狂による脱落はするというルールでプレイした。

 ここでOK氏が帰宅。
残った2人で次はどうしようかということになり、再びこれを(笑)
レース・フォー・ザ・ギャラクシー

 化夢宇留仁の開始時の手札はこんなのに。
とにかく進歩(笑)!
とりあえず「投資信託」で進歩を効率化し、その後「レプリカントロボット」を導入し、入植の効率化を図る方針で。

 しかしそもそもうちは軍事国家だった(汗)
なんだか初っぱなから方針が定まらないが、なんとかなるか???

 こんな感じになった。
やはり「レプリカントロボット」に頼って通常入植を行い、生産〜消費のラインを太くする方針に決定。

 その頃cerberus連合では・・・「投資信託」と「巡礼ワールド」というからめ手以外は「滅び行く星」と「難民船」の準備型世界のみ(汗)
どう転がるのか全然予想がつかない(笑)



 いい感じに生産と消費の世界がそろってきたので、そろそろ本気で経済起動!

 cerberus連合は安価で交換できるカードをそろえていたのに、肝心の引きが弱く、強いカードを引けずに頭を抱えた末にとりあえずあるカードを出さざるを得ない状況に。

  VPチップ ワールド ボーナス 合計
化夢宇留仁 24 12 8 44
cerberus 8 14 3 25

 最終的には化夢宇留仁の経済が廻りまくってVPチップを使い果たして終了した。


 このゲームは交渉要素が無いので、どれだけ頑張っても引きが弱ければどうしようもないという点は動かない。
今回はcerberus氏がそれにガッツリはまってしまったようだった。
カードゲームの宿命とも言えるが。

 ちうわけで5月のボドゲ会は終了。
今回は非常に準備不足が目立ち、申し訳なかった。
やはりボドゲ会直前にスターウォーズ新作のDVDをかけたりしてはいけない(笑)

20160605


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