ボード。ルネッサンス時代のイタリアが舞台。
とにかくボードがでかいメルクリンの後だと愕然とするほどボードが小さい(笑)
5人ゲームではこのボード上の5つのエリアを支配するか、3つの連続したエリアを支配すれば勝利である。
ゲームはまず支配権を争うエリアが決定され、その後各自手札を1枚ずつ出していき、全員がパスするまでそれを繰り返す。
最終的に出しているカードの戦力合計が高い人がそのエリアを支配する。
カードには単純に戦力となる「傭兵」以外に、様々な効果のある特殊カードがある。
画像の右側にあるのは地味だが非常に重要な能力を持った「かかし」カードである。
と言うのも、このゲームのキモとなる部分が、支配エリアの取り合いと手札の補充タイミングが切り離されているというところなのだ。
手札が補充されるのは、1人以外の手札が0以下になった時、である。
つまりその条件が満たされるまでは手札の補充無しで次々と支配エリアの取り合いが繰り返されることになる。勿論支配エリアの取り合いに使用されたカードは全て捨て札となる。
すると下手に最初にカードを出し過ぎると、後で他の人がエリアを少ないカードで支配するのを指をくわえて見ているはめになるわけである。
そこで効いてくるのが「かかし」カードで、このカードを出せばすでに場に出している「傭兵」カードを再び手札に戻すことができる。
つまり今回は望みが無いと思えば、次の戦いのために戦力を引き揚げさせることができるのだ。
最初に争うエリアは最年少のGO氏が決定。
まずは様子見で端っこのトリノが選ばれた。GO氏から順番に、各自カードを出してゆく。
化夢宇留仁は端っこで隣接しているエリアも2つしか無いトリノに魅力を感じず、初手からパス(笑)
なにしろ手札の温存が重要なゲームなのだ。
かくしてトリノは紫のGO氏のものとなった。
そして次の争奪戦エリアはミラノに決定。
ここをGO氏に取られるとリーチとなり、しかも隣接エリアが5つもあるので勝ったも同然状態になるので、絶対取らせるわけにはいかない。
ちなみに画像の白いコマは「司教コマ」で、「司教」カードを出した人が置ける。
「司教」カードはなかなか強力で、出した時点でその時全体で一番高い戦力を持った「傭兵」カードが全て廃棄され、更に上記「司教コマ」を配置できる。
「司教コマ」の置かれたエリアは争奪戦エリアに指定できなくなるので、誰かのリーチを阻止するなど、状況によっては非常に大きな影響を与える。
激しい戦いの末、ミラノは赤の化夢宇留仁が支配することとなった。
その後イタリア全土で激しい戦いが繰り広げられ、支配エリアが確定していったが、その後もパスばかりしていた化夢宇留仁がモデナを支配したところで一気に佳境に。
周囲のどこかの1エリアを化夢宇留仁が支配したらゲーム終了である。
しかも化夢宇留仁は他ではパスをしまくっていたので、まだ手札にも余裕があった。
結局化夢宇留仁がパルマを支配し、勝利条件を満たして勝利した。
ゲーム後このゲームはバランスが悪いとか面白くないとかの意見が。
いやいやいやそんなことないでしょ!
というわけで再戦することに。
今回の戦端はフィレンツェで開かれた。
ボード中央に位置する最重要エリアの1つだが、化夢宇留仁はやはり緒戦で戦力を消耗するのを嫌い、早々にパス。
結果黄色のAKI氏が支配した。
次の争奪エリアはフィレンツェの北のモデナになった。
ここもAKI氏に取られてしまったらほぼ勝利確定のスーパーリーチだが、流石にみんなそれは許すまいと思っていたところ、逆にみんな化夢宇留仁が絶対止めると読んだらしく早々に脱落していき、仕方なく化夢宇留仁が真っ向から勝負する羽目に(汗)
なんとか確保。
しかしここでの戦力消耗は痛かった・・・
そして次はどうでもいいナポリ。化夢宇留仁は完全スルー(笑)
ナポリはグレーのcerberus氏が支配。
次はナポリの北西のローマ。
端っこ始まりとは言え、ここもcerberus氏に取られると4エリアと接したリーチになるので、やはり取らせるわけにはいかない。
ローマは激しい戦果に包まれ、結果青のOK氏が支配した。
次の争奪地はナポリとローマに接するスポレトとなった。
ここはcerberus氏にもOK氏にも取られるわけにはいかないので、仕方なく化夢宇留仁が確保。AKI氏とGO氏には華麗にパスされた(笑)
しかし次の戦地マントヴァは化夢宇留仁のスーパーリーチエリアなので、放ってはおけないはず。
案の定戦いは激しさを増し、カードがずらずら並んだ。
しかし化夢宇留仁はここで無理せずみんなが消耗したところで次回以降に一気に逆襲する方針に切り替え、「かかし」でどんどん「傭兵」を回収してからパス(笑)
マントヴァは黄色のAKI氏が支配した。
次はアンコーナが戦場になった。
アンコーナはナポリの北に接しており、グレーのcerberus氏としては絶対に取りたい場所である。
化夢宇留仁も取ればリーチだが、そろそろ戦力が乏しいのと、cerberus氏がリーチになっても勝利するにはウルビーノを支配するしかなく、流石にそこはみんながよってたかって邪魔するはずなので、そこそこ戦ったところでパス。
そしてウルビーノの戦い。
ここでcerberus氏が温存していた戦力をぶち込んできた。
まさか10の「傭兵」に加えて10の「ヒロイン」2枚出しとはあまりに桁外れな戦力(汗)
最後に化夢宇留仁の手札に残ったカードは、戦場の全ての「傭兵」の最も高い戦力に+3する「春」が2枚(汗)
こうして2回目はcerberus氏の勝利で終わった。
やはり1回目と違って全員キモ部分を理解していたので、実に熱い戦いだった。
出すカードの1枚1枚に緊張感が伴い、実にしびれる。
化夢宇留仁的にはここ最近プレイした中では最もお気に入りゲームになった♪
ここでSRさんが参加。
あまり時間が残ってなかったのでなにか軽いゲームをということになり、「勝利への道」をプレイ。
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