2005年1月25日
ドイツ戦車軍団 エル・アラメイン(3)

ロンメルに勝ち目は無いのか?

 前回のドイツの敗北は、少なからず化夢宇留仁に衝撃を与えた。
互角のゲームバランスだと思いこんでいたのに、サイの目が悪くなかったドイツ軍が負けてしまったからだ。
そこでもう一度、今まで試したことのない作戦で挑戦してみることにした。

 これまで北東の道路を目指せば、サイの目さえよければドイツが勝てると思いこんでいた。
ところがいざそのような展開になると、イギリス軍は部隊をスライドさせて、なんとか戦線を張り直せてしまう。
3ターン終了時にイギリス軍の戦線に穴が無ければ、ドイツ軍に勝ち目は無いのだ。
そこで今回は、北東へ向かう部隊は最小限とし(それでも英軍は戦線を張らざるを得ない)、マップ中央のアラム高地の陣地を狙ってみることにした。
北西と北東、それに中央部を攻撃されれば流石に英軍の戦線も切れるのではなかろうか。

 初期配置である。

●1ターン目/1942年8月31日午前。
ドイツ軍ターン。
 最初は前回と同じように移動。
南西で敵2部隊を殲滅。
北西では敵を陣地から撤退させたが、包囲されそうだったので追撃は行わなかった。

イギリス軍ターン
 最初のターンは移動力半分というルールがいきなり響いた。
移動力が足らず、撤退させられた部隊の守っていたところに代わりが入れない。
仕方なくその周辺は全体的に後退して防御線を張り直すことに。
 南東に配置されていた第7装甲師団第7旅団は、前回北東に逃げても包囲されて殲滅されたので、今回は東へ移動。

●2ターン/1942年8月31日午後。
ドイツ軍ターン。
 ここからの1日(2ターン)が正念場である。
計算外なのは東に逃走した敵装甲部隊で、こいつのせいでうかつに北東に攻められなくなってしまった。北と南から簡単に包囲されてしまうのだ。
今の内に殲滅しておきたいところだが、移動力の限界でぎりぎり包囲が出来ない(汗)。
仕方がないので北東はいったん忘れて、アラム高地方面に全力で攻撃する。
あの装甲部隊が西に突っ込んでくる可能性もあるが、イタリア軍も防御線をはるくらいは出来るだろう。
 戦果はまずまずで、北東で敵部隊を殲滅し、更にアラム高地のすぐ南東でも敵を殲滅。
敵の防御線2箇所に大穴を空けた。

イギリス軍ターン
 全軍後退して防御線を張り直す。
前回の経験で、DE(防御側全滅)が続けざまに出るくらいでないと、戦線を張るのが不可能になることは無いと分かっているので、まだ余裕がある。
気がかりなのはあまりにも敵がアラム高地に肉迫しているということだが、前進守備であればとにかく1ターンは時間が稼げる。
東に逃走していた装甲部隊は北上して防御線を作った。

●3ターン/1942年9月1日午前。
ドイツ軍ターン
 やはり戦線に穴を空けるまでには至らなかった。3:1の戦力比でAR(攻撃側後退)が2箇所出てしまったのが悔やまれる。
しかしそれらが防御側後退の結果でも戦線は張られていただろう。
全てDEだったなら別かもしれないが。
望みは薄いが、全軍に攻撃命令。
 結果はもう一つで、再び3:1の戦力比なのにARが2箇所も出てしまった(泣)。
これでアラム高地と北東の芽はほぼ無くなった。
あとはエル・アラメインに肉迫した部隊の成否にかかっているが、ここも英軍が防御線を張るのに必要な戦力が残っていれば、占領の可能性は無くなる・・・(汗)

イギリス軍ターン
 更に後退して防御線を張り直す。
エル・アラメインもなんとか守りきった。

 やはりドイツ軍は勝てなかった。
3:1でARが4回も出たのは大きかったが、それとて防御側後退では勝てなかったような気がする。
全てARと同じ確率(1/6)のDEなら勝ったかもしれないが、やはりイギリス軍がちゃんと防御線を張る限りはドイツに勝ち目のないゲームと言えそうだ。
「持っている」コーナーのコメントを加筆しなければ (汗)。


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