2005年1月26日
戦車戦 コルスン救出作戦
ホビージャパンから出ていた独ソ戦後半を再現した戦術級ウォーゲーム。
これは発売当時に買って、何度かプレイしていた。
でも忘れていたので説明書を読む(汗)。
当時ルールが難しくなるばかりだった戦術級ゲームの中で、手軽さを売りに登場しただけあって戦車戦のルールは実に易しい。
しかし歩兵が絡むと少々細かいルールが出てくる。
そこで今回はリハビリも兼ねて、一番簡単な戦車しか出てこないシナリオ1「コルスン救出作戦」をプレイしてみた。
ソ連軍はマップ北から進入し、4ターンまでに6両以上のT34が脱出するか、6ターンまでにドイツ軍を全滅させれば勝利。ドイツ軍はそれを妨害すれば勝利である。
最初の配置で全てが決まりそうなシチュエーションだが、やはり4両では全然守りきれない。
結局中央寄りにできるだけ森の中に配置。
イニシアチブを決定。このゲームでは毎ターンの最初にイニシアチブを決定し、イニシアチブをとった方が、射撃と移動の順番を決定できる。
このシナリオではイニシアチブ決定のサイコロに、ドイツ軍は+2の修正がある。つまりそれだけドイツ軍の戦車兵が優秀だということ以外に、待ち伏せで相手が混乱しているというのも含まれているのだろう。
●1ターン
最初のターンのイニシアチブはドイツがとった。
しかしまだソ連軍がマップ上にいないので、移動はソ連が先とした。
ぞろぞろと入ってきたソ連軍。
ちなみに双方の戦力は、ドイツ軍が4号戦車h型4両。ソ連軍がT34/76が12両。
・・・て、これは冥王星会戦か(笑)?
性能差はあれほどではないが、敵うわけがない。
またソ連軍は6両ずつ東西の端から進入を選んだので、ドイツ軍は戦力を分散せざるをえない。
とにかく有効射程にいる戦車はソ連軍に対して臨機射撃(敵の移動中に行える射撃)を行う。
3両の射撃は距離7〜9ヘックスで相手の側面を捕らえており、命中すれば撃破は間違いなかったが、命中したのは1両だけだった。
ドイツ軍の移動。
このゲームでは臨機射撃を行った戦車は自分の移動フェイズには動けないので、今回動けるのは中央の1両のみ。
間に合いそうにないが、とにかく北西へ。
このゲームは射撃フェイズの次に移動フェイズがあるので、このターンはこれで終了である。
●2ターン
イニシアチブはソ連がとった。
T34/76は足が速く、移動力6(ドイツの4号戦車は4)。
ソ連が勝利条件を満たすために、走破すべきマップの縦の長さは20ヘックス。
今回一時停止射撃(移動力の1/3を消費する)を行っても到達ターンは変わらない。
先に射撃することにする。
東側の戦車からは、尾根が邪魔で視線が通らない。
西側の戦車の内側の4両が、敵戦車1両につき2両ずつ一時停止射撃を行う。
内側の2両は外れ。外側の射撃の内1両は命中したが、射程11ヘックスでは相手の正面装甲を貫通できなかった。
ドイツ軍の射撃フェイズ。
相手の方が数が多く、足も速いので、決断が難しいところだ。
特に西のソ連軍は次の移動で森の影に隠れてしまうので、今撃破しないと逃げられてしまう。しかし命中率を上げるために完全停止射撃を行えば、残った敵を追うことが出来ない。
少し迷ったが、完全停止射撃でも命中率は50%で、一時停止射撃では更にサイの目に+1修正されてしまうので、ここは移動は犠牲にして射撃に専念することにした。
1発命中。敵戦車の側面装甲を貫いて撃破した。
移動フェイズ。
イニシアチブを持っているソ連は後で移動を宣言。ドイツ軍が先に移動する。
ドイツ軍は西の2両は完全停止射撃を行っているので移動できない。東の2両はソ連戦車を目指す。
ソ連軍の移動。全力で南下する。
●3ターン
イニシアチブはドイツがとった。
両軍視線が通らないので射撃フェイズは終了。まだ移動中に撃たれる可能性はある。
移動は臨機射撃を避けるためにソ連に先にさせる。
T34速え〜〜〜(汗)。
一応追いはするが、もはやどうしようもないのは明かである。
●4ターン
イニシアチブはドイツ。
先に射撃する。
なんとか視線が通っていそうな西の2両の内1両が射撃。
外れ(汗)。
ソ連も撃たれた戦車が一時停止射撃で撃ち返す。
命中。反転する余裕がなかったのでほとんど装甲化されていない車体後部に命中。
ひとたまりもない(汗)。
移動ファイズだが、どうなろうと残ったソ連戦車が南から脱出するのを止める手段は無い・・・(泣)。
結局T34は10両が南端より脱出。
ソ連の圧倒的勝利である。被害の数ではソ連2、ドイツ1なのだが・・・。
それにしてもこのシナリオ、ドイツが勝つ見込みはあるのか???
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