2005年1月29日
フライトリーダー 基本ゲーム
金欠で始めたオークションだったのに、いくつか欲しい物を見つけて思わず落札してしまい、赤字になったお馬鹿な化夢宇留仁。
その赤字の原因の一つが「フライトリーダー」である。
前から欲しかった「エア・スペリオリティー」とセットで安かったのだ(笑)。
で、とりあえずソロプレイのしやすさからまずフライトリーダーの説明書を読み始めたのだが・・・これは・・・面白い(汗)。
久しぶりに説明書を読んでいるだけでワクワクさせられた。これは昔007RPGの説明書を読んだ時以来かも(笑)。
ほとんど内容を知らず、エア・スペ目当てで落札したのだが、どうもこっちの方が面白そうな気配である♪
ちうわけで今回は基本的な飛行ルールと射撃ルールだけで行う基本ゲームをやってみることにした。
敵味方とも2機ずつ同じ機体を選ぶのだが、互角になるような機種を選ぶように書かれているが、どれがどれやらさっぱりなので、無作為に選んでみた。
するとアメリカ海軍のF-4Bと、NATOのミラージュF-1の対戦ということになった。
どういう状況なのかよく分からないが、どうせシステムの練習用なのでまあよしとする(笑)。
指示に従ってマーカーをセットし、マップ上の東西にそれぞれの機体を配置。
ところでこのゲーム、最初のセットアップが結構大変である。
まずマップがでかい。
ヘックスサイズは約1kmもあるのだが、1ターンは30秒と長いこともあり、ジェット戦闘機の速度でゲームをするにはこのくらいは必要なのだろう。
しかし広い。炬燵ゲーマーの化夢宇留仁にとってはほぼ限界サイズ。
しかもマップとは別に航空機状態表示カードというのが1ゲームに最低2枚必要で、これの上にマーカーをいくつも置いてプレイする必要上、更に多くのスペースが必要になる。
もはや炬燵に乗せるのは完全に不可能である(汗)。
否応なしに化夢宇留仁の生活事情がうかがえて切なくなるのであった(笑)。
●1ターン。
このゲームはまず各機体のイニシアチブ値を決定する。
イニシアチブ値は速度と高度の合計から算出され、高いものから行動するシステムである。
しかし今回は敵も味方も全機同速(7)同高度(10)で始めてしまったので、サイコロで決定する。
ちなみにこのゲームではサイコロは10面体を使用する。
最初に行動するのはF-4B3号機からになった。
(今回マーカーを探す関係上、F-4Bは3,4号機、ミラージュは2,3号機が参加している。)
まず航空機状態表示カード上で、機体の行動を設定する。
とにかく接近してみようということで、アイドル状態だったスロットルをミリタリーに入れる。
スロットルがミリタリーに入ったので、燃料を1消費。
機動は直進で高度変更も無し。
加速表で参照すると、F-4Bは通常加速能力なので、速度が1増加。
最初に設定してあった速度7から8に上昇。
ここまでが航空機状態表示カード上での作業。これで問題がなければマップ上のユニットを実際に移動させる。
今回は旋回も高度変更も行っていないので、設定された速度8でひたすら前進する。
次はミラージュ3号機・・・という感じで、全機行動が終了すれば1ターンが終了する。
ちなみに戦闘は移動中に敵が射界に入ればいつでも行える。
射撃してから更に移動を続行し、まだ射界に入っていれば更に射撃を行える。
ただし1ヘックス1kmなので、機関銃なら同一ヘックス、キャノン砲なら1ヘックス。ミサイルでも3〜4ヘックスしか届かないが。
今回参加しているF-4Bは基本的にミサイルしか装備していないので、外部キャノン砲を増設しているということにしている。
ミラージュ3号機もミリタリーに入れて直進。速度8に。
ミラージュ2号機はアフターバーナーに点火してみた。同じく直進で速度は10に。一気に超音速に突入。
最後のF-4B4号機も、それを見てアフターバーナーに点火するが、通常加速能力なので速度は2しか上がらず、速度9に。
編隊ルールは基本ゲームでは関係ないので、みんな好き勝手に行動している(笑)。
これで1ターン終了。敵はまだ遠い。
●2ターン。
全機同高度なので、イニシアチブは速度順になる。
最初のミラージュ2号機はスロットルをミリタリーに戻し、2ポイント降下。
速度が2上がり、12に。
マップ上では10ヘックス前進。残りの速度2は高度変更分である。
この辺は初めて現代空戦ゲームを触る化夢宇留仁には実に新鮮である。
2次元移動と高度変更が同じシステム内に収まっているので、実に分かりやすい。
そしてこのシステムだと、マップ上では一切動かないが実は高度を変更している垂直上昇や垂直下降が表現できる。 なんだかジェットっぽくてかっこいい。
まあブルーマックスで複葉機に垂直上昇されたら気味が悪いが(笑)。
次のF-4B4号機はなるべくミサイルでけりを付けたいので(ミサイルは基本的に敵と同高度か敵より低い高度から射撃する)、ミリタリーに戻して高度を4下げる。
速度が音速を超えて11になり、マップ上では7ヘックス前進。
3号機は高度を3下げて速度10で前進(マップ上では同じく7ヘックス)。
ミラージュ3号機も高度を4下げて前進。速度は11に(やはり7ヘックス前進)。
●3ターン。
今回は速度と高度がバラバラなので、各自合計値を算出する。
F-4b3号機=(高度7、速度10)17
F-4b4号機=(高度6、速度11)17
ミラージュ2号機=(高度8、速度12)20
ミラージュ3号機=(高度6、速度11)17
意外に同じポイントが多かった(汗)。同数のところはサイコロで決定。
今回敵と接近することになるが、射撃は敵の後方(後半球)からしか出来ないので、多分不可能だろう。
これからドッグファイトに入りそうだ。
ミラージュ2号機は2ポイント降下しつつ右旋回。速度は14に。
11ヘックス前進してから、右旋回(旋回に移動力消費は無い)し、最後に1ヘックス前進。
ミラージュの速度14での旋回までの必要直進距離は5なので、余裕をもった緩旋回で速度低下は無し。
次のF-4B3号機だが、よく見るとさっき移動したミラージュをキャノンの射界に入れられそうである。
間抜けな化夢宇留仁の予測は早くも瓦解(笑)。
早速そのように計画。ミサイルの射界にも入るが、命中率が低いのでガンを選択。
1ポイント降下しながら右旋回に設定。
速度は11に。
しかしこれではガンの射程に入れない(汗)。
スロットルをアフターバーナーに変更。速度は13に。これでOK。
F-4Bの旋回能力はE。超高速機のミラージュ(B)より遙かに劣るとは情けない(汗)。
この旋回能力では、旋回の前に7ヘックス前進する通常旋回では目標を通り過ぎてしまう(汗)。
仕方がないので2箇所で急旋回(通常よりも直進距離が1少なくてすむが、速度が2低下する)。
これでなんとか高度変更も入れて13全て使ったところでミラージュの後方につけた。
しかしなんたることか、このままだと次のターンにマップ外に離脱してしまう(汗)。
勝利条件はポイントによる。
撃墜時には2ポイント。マップ外へ出た場合は1ポイント。
ここは撃墜に賭けてみよう。
エリア後方で同高度。内側旋回で基本確率数8。
これに外装ガン使用で-1の修正が付き、最終的に1D10で7以下で命中&撃墜である。
出た目は7。あわれ化夢宇留仁の判断の甘さのせいで、ミラージュ2号機は撃墜されたのであった(笑)。
残されたミラージュ3号機は、敵をガンの射程には入れられないが、ミサイルならどうか考える。
ヘックス数的には、最高速度の15でちょうど敵の後方2ヘックスというベストなポジションにつくことが出来る。
しかし途中で旋回を2回行い、次ターンでマップから離脱しないためには最後にもう1回旋回の必要がある。
可能だろうか?
アフターバーナーに点火し、水平左旋回すると、増速値は3。これでは速度14にしかならない。
では1ポイント降下することにする。これで増速4になり、速度は15に達した。
・・・・あ、無理だ。
基本ルールでは機動が旋回しかないので、敵と列を合わせるには多大な移動力が必要だった。
15でも全然足らない(汗)。
仕方ないのでスロットルはミリタリーとし、右旋回してマップ中央へ向かうことにした。
最後にF-4B4号機だが、あれ?またミラージュを射撃できるかも(笑)。
・・・と、思ったが、F-4Bはあまりにも旋回性能が悪く、どうしても通り過ぎてしまうことが判明(汗)。
アフターバーナーに点火して左旋回し、マップ中央へ向かう。
●4ターン。
F-4b3号機=(高度7、速度11)19
F-4b4号機=(高度6、速度13)19
ミラージュ3号機=(高度6、速度12)18
F-4b4号機は左旋回して敵の敵の右翼へ。
マップから離脱しそうなF-4b3号機だったが、速度を下げながら旋回すればなんとかなりそうに思えてきた。
試してみる。
スロットルをアイドルに入れ、急上昇しつつ右旋回。
アイドルでは4ポイントまでしか上昇できないので、高度は11に。
速度は4下がって亜音速の7に。
速度7では旋回能力Eの直進距離は4。
おお、4ヘックス進んでから旋回すれば、なんとか離脱はふせげる♪
しかし速度が落ちすぎなので、上昇を3に変更。高度10に。
4ヘックス前進し、マップ端ギリギリで右に通常旋回で終了。旋回のために速度は更に1低下して6に。
なんだか高い壁に取り囲まれて飛んでるような気分である(笑)。
ミラージュはなるべく小回りに旋回して、F-4bの背後に回りたいところである。
ここまで来て表の見間違いに気付いた(汗)。
加速表は亜音速と超音速に別れているのに気付かず、全部亜音速のところを見ていた。
ま、こういうのに慣れるための基本ゲームだからいっか(笑)。
ちうわけで次のターンからちゃんと見ることにする。
ミラージュは上昇しながら右旋回してマップ中央へ。
●5ターン。
F-4b3号機=(高度10、速度6)16
F-4b4号機=(高度6、速度14)20
ミラージュ3号機=(高度8、速度8)16
F-4b4号機は今のところミラージュと平行に飛んでいる。
左旋回して接近しても背後に回れそうにないので、右旋回して誘ってみることにする。
速度13で、7ヘックス前進して右旋回。更に6ヘックス進んで急旋回。速度は11に。
ミラージュは誘いと分かっていても、ついてゆく。旋回性能も速度もはるかに上なのだから、なんとかなる。
4ヘックス進んでから緩右旋回で残り5ヘックス前進。F-4bと比べると、実に扱いやすい。
F-4b3号機はアフターバーナーをふかして上昇しつつ右旋回。
●6ターン。
F-4b3号機=(高度8、速度6)14
F-4b4号機=(高度10、速度11)21
ミラージュ3号機=(高度8、速度9)17
F-4b4号機はアイドルにして右旋回。超音速だとスロットルをアイドルに入れて水平飛行するだけで3も速度が落ちた。
ミラージュはアフターバーナーをふかして上昇しつつ右旋回。いい位置につけた。
F-4b3号機はアフターバーナーをふかして速度8に増速して直進。まだまだ距離がある。
●7ターン。
F-4b3号機=(高度8、速度8)16
F-4b4号機=(高度10、速度8)18
ミラージュ3号機=(高度11、速度10)21
ミラージュは次ターンに射撃体勢をとるために、速度を落とす。
いい位置につけた。
F-4b4号機はピンチのような気がするが、どうだろう。
下手に速度を上げると後ろにつけられそうなので、減速して右旋回してやりすごしてみよう。
速度は6。3ヘックス前進して右旋回。更に3ヘックス前進して右旋回。速度は5に。
これでミラージュと向き合う形になった。多分射撃されるのは免れただろう。
F-4b3号機はアフターバーナーをふかしてミラージュを追うが、なかなか距離が縮まらない。
●8ターン。
F-4b3号機=(高度8、速度10)18
F-4b4号機=(高度10、速度5)15
ミラージュ3号機=(高度11、速度7)18
F-4b3号機からになった。9ヘックス前進してから右旋回。ようやく戦闘域に戻ってきた。
ミラージュは急旋回を使えばなんとか射撃位置につけそうである。
ミリタリーで1ポイント降下して速度8で、6ヘックス前進して右旋回後、2ヘックス前進してから急右旋回。速度は6に。
これで射撃位置につけた。ガン射撃。後方同高度内側旋回で1D10で8以下で命中&撃墜。
しかしなんとサイの目は10!
外してしまった(汗)。
F-4b4号機は焦るがどうしたら逃げられるのか、さっぱり分からない(汗汗)。
向こうの旋回性能がよすぎる(汗)。
え〜っと・・・ラインをずらして同じ方向を向けばいいんじゃないかな???
アイドルで1ポイント降下。速度5で、4ヘックス前進してから左緩旋回。
これでどうだ?
●9ターン。
F-4b3号機=(高度8、速度9)17
F-4b4号機=(高度9、速度5)14
ミラージュ3号機=(高度10、速度6)16
F-4b3号機は左から回り込む作戦。
速度10で5ヘックス前進し、左旋回後に5ヘックス前進して今度は右に旋回。速度は9に低下。
ミラージュの旋回性能は予想以上だった。
現在の速度6なら、旋回前の必要直進距離は2で済んでしまう(汗)。つまり急旋回を行うなら1ヘックスの前進後に旋回できてしまう。
こんなに性能のいい機体だったとは、全然知らなかった(笑)。
アイドルで1ポイント降下しつつ、1ヘックス前進後、右旋回。1ヘックス前進後、右旋回。1ヘックス前進後、左旋回。2ヘックス前進後、左旋回。速度は4に低下。
なんとこれでF-4b4号機の真後ろについてしまった(汗)。
最高の位置だが、F-4b3号機の位置を見て、計画変更。
次で撃墜されては困るので、移動を1ヘックス前進後に右旋回して3ヘックス前進に変更した。
これでもF-4b4号機の後方エリアにはつけることができる。
移動力を1残した状態でガン射撃。今回も8以下。
出た目は5。F-4b4号機は撃墜された。
ミラージュは残った1移動力で前進。
●10ターン。
F-4b3号機=(高度8、速度10)18
ミラージュ3号機=(高度9、速度4)13
一騎打ちになった。
この調子ではいずれ撃墜されてしまいそうなので、F-4bも速度を落とし、旋回性能を上げる。もちろんどんなに頑張ってもミラージュには敵わないが。
アイドルで1ポイント上昇し、速度を6へ。しかしこれでも旋回前の直進距離は3ヘックス(汗)。
今回はどうあがいてもミラージュを射界に捕らえられないので、接近して右旋回のみ。
まさかこれでも撃たれるのか(汗)?
ミラージュはミリタリーで水平右旋回。
速度は5に上がり、2ヘックス前進後右旋回、更に2ヘックス前進後右旋回、そして1ヘックス前進後に右急旋回。
速度は失速ギリギリの3まで落ちたが、見事F-4bを射界に収めてしまった(笑)。
8以下で命中。出た目は3。
哀れF-4bは撃墜されたのであった・・・。
その後ミラージュは悠々とマップ東端から脱出。燃料も半分以上残っていた。
まさに飛行訓練と言った感じで、高度変更の分も移動してしまったりと、ミスもあったがだいたい感じはつかめてきた。
それにしてもF-4って、飛行性能ショボいのね。まあ古い機体だから仕方がないが。
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