2005年1月20日
ドイツ戦車軍団 ダンケルク

 「ドイツ戦車軍団」に入っている2番目のゲームが、このダンケルクである。
1940年のドイツ軍によるアルデンヌの森を越えてフランスを攻撃する作戦を扱っている。
戦史に詳しい人ならご存じだろうが、ドイツ軍が最も華々しい勝利をあげた戦いの一つである。
これをまた一人でやる(笑)。

 マップは東から進攻してきたドイツ軍が、フランス、ベルギー、イギリスの連合軍と対峙したところから始まるが、すでにドイツ軍の主力はアルデンヌの森深く進入してミューズ川の手前まで迫っている。
対する連合軍の主力は中央以北に集中しており、ミューズ川の対岸を守るのは貧弱な歩兵部隊のみである。
この辺は史実通りで、連合軍の戦略的ミスが反映された形になっている。

 ドイツ軍の目的は敵軍の殲滅と、敵逃走経路の封鎖である。6ターン終了時に、これらのポイントの合計が勝利条件である35以上であればドイツ軍の勝利となる。
ただしドイツ軍で殲滅されたユニットがあれば、その戦力の2倍が先述のポイント合計から差し引かれることになる。
基本的にはどんどん攻めてゆけばいいのだが、連合軍はマップの西と南に連絡路がひければ生き残ってしまい、更に北岸の港からもある程度の戦力が逃走する。
 化夢宇留仁はこのゲームはほとんどやったことがなく、前にやったときの内容はまったく覚えていなかった。
そこで頭を真っ白にして作戦を考えてみた。
北部のベルギー軍(薄オレンジ色)と、英軍(オレンジ色)が固まっている辺りは防御線が厚く、突破するには時間がかかりそうである。下手をしたらそのまま膠着状態になりかねない。
南の方はフランス軍の歩兵がいるだけで、突破は簡単である。
エル・アラメインと違って敵に突破されると負けるということもないし、思い切って北にいる装甲部隊は全て南下させてみることにした。
うまくいけば回り込んで敵軍のほとんどを包囲できるはずである。

 1ターン目/1940年5月14日
ドイツ軍ターン。
 作戦通り実行。
  攻撃の結果、ミューズ川付近では予想通り敵を撤退せしめ、渡河に成功。
しかし河のこちら側の南端部で孤立しているフランス軍歩兵軍団の除去には失敗してしまった。非常に邪魔だ。

連合軍ターン。
 いきなり南方の守備隊はちりぢりになってしまい、防衛線は崩壊している。
連合軍は、アントワープをはじめとした北岸の湾岸都市の死守と、ドイツ軍の西への進攻をどこかで止めたいところである。
しかし南方の戦力はあまりにも乏しい。
とりあえず少しずつ後退しつつ、南からの援軍に期待をかけるしかない。

 2ターン/5月16日。
ドイツ軍ターン。
 ドイツ軍はどんどん南から進攻。
北の方も敵の部隊をじりじりと後退させている。
このままゆけば南方の封鎖も出来そうである。
しかし南端部の敵歩兵軍団は、またしても排除に失敗。
邪魔すぎる(汗)。
・・・とか思っていたが、実はドイツ軍は致命的なミスを犯していた・・・。

連合軍ターン。
 南からイギリス軍の第4歩兵軍団が援軍に駆けつけてくれた。
まだ戦線には達していないが、手薄な南方が増強されたのは心強い。
 北方では大きな戦果をあげることに成功した。
アントワープ近くに進攻してきていたドイツ軍歩兵軍団の包囲に成功。
フランス軍とイギリス軍による共同作戦による攻撃は大成功に終わり、敵部隊はちりぢりになって四散したのだ。

 3ターン/5月18日。
ドイツ軍ターン。

 前日のミスは大きな代償につながってしまった。
戦力4の歩兵軍団が除去されたおかげで、勝利ポイントが-8される。
今まで壊滅させた敵戦力合計は2。開始時点よりも勝利から6ポイントも遠ざかったことになる(泣)。
もはや奇跡でも起きない限り勝利は難しいかもしれない(汗)。
とにかく北方の戦力を増強しないと、もっと被害が増えそうである。
 とにかく南方の主力はマップ中央へ向かい、北方は戦力を集中する。
しかし・・・

連合軍ターン。
 なんとドイツ軍がまたも部隊を孤立配置するというミスを犯しており、我が軍はフランス、ベルギー、イギリスの混合軍で包囲攻撃を敢行。
しかし部隊間の連絡がうまくいかなかったのか、今度はこっちが撤退するはめになってしまった。
この戦闘に勝利していれば、ゲームの勝利もほぼ間違いなかったのだが・・・。

 4ターン/5月20日。
ドイツ軍ターン。
 危ないところだった。気をつけようと思った直後に同じミスをやってしまった。
バカなのか。化夢宇留仁はバカなのか。
とにかく最大のピンチは乗り越えたので、北方は防御を固め、南方の主力は北上し、敵主力の包囲にかかる。
この日から各地で戦果の声が聞こえるようになってきた。なんとか勢いを盛り返さなければならない。

連合軍ターン。
 大きなチャンスを逃してしまったが、ポイント的にはまだ勝っている。
それよりそろそろ西南への連絡路を確保したいところなのに、中央部での損害が大きく、ドイツ軍がどんどん進入してきている。
防衛線を張り直そうにも戦力がない(汗)。
頼みの増援2ユニットを南東部から進攻させ、東回りで連絡路を確保しようと試みるが、増援はフランス軍の弱小ユニットだった・・・(泣)。
このゲームでは増援ユニットは、配置してみるまで内容が分からないのだ(汗)。

 5ターン/5月22日。
ドイツ軍ターン。
 アントワープ攻略は諦め、東側の軍を撤退させた。
しかし南方から北上してきた我が軍の主力部隊はすでに敵の背後を捕らえており、今撤退した部隊と共に包囲網を完成させた。
これでアントワープから5戦力は逃走するが、他の敵ユニットは全て投降するはずである。

連合軍ターン。
 主力部隊が完全に包囲されてしまった。
どうやら最初からアントワープを死守する作戦が間違っていたようだ。
このままではポイント的にも敗北してしまう。
こうなったらなんとか敵ユニットを包囲殲滅し、ポイントを稼ぐしかない。
しかし南方の包囲攻撃は失敗に終わり、西の方は包囲自体成功しなかった(図では包囲しているが、これは移動方法の間違いだった)。

 6ターン/5月24日。
ドイツ軍ターン。
 中央部をうろついていた敵の増援部隊に包囲攻撃。
先日は思わぬ反撃にあって撤退することになったが、今回は戦力を増強しているので大丈夫だろう。
結果2ユニットどちらも殲滅に成功。
敵主力の包囲は完璧だし、もはや勝利は目前である。

連合軍ターン。
 現在のポイントは、被害合計が26。ドイツ軍の4戦力の歩兵軍団を殲滅しているので、その倍の8を引くことが出来、それだけなら18ポイントで、敵軍の勝利条件である35ポイントには全然足りていないが、主力部隊29戦力が包囲されていて連絡路がとれていない。アントワープから5戦力分は脱出できるが、それでも24ポイントの加算となり、合計42ポイント。
このままでは敗北である。
もはや手段は無いかと思われたが、たった一つだけ僅かな希望が残されていた。
敵の包囲の薄い部分への決死の攻撃である。
この2箇所の攻撃に成功すれば、包囲されている全ての部隊の連絡路が確保される。
ただしその成功率は、片方が1/3。もう片方は1/6である(汗)。
1/3の方はなんとか成功し、敵は後退した。
もう1箇所は・・・勝利の女神は微笑まなかった。敵の装甲師団は強力で、フランス第4歩兵軍団は撤退するしかなかったのだ。

 こうしてドイツ軍の勝利となった。
序盤で-8ポイントのダメージを受けたときはどうなるかと思ったのだが、後から思えば連合軍は序盤からの作戦ミスでほとんど敗北は運命づけられていたと言える。
今度やるときには連合軍は最初からアントワープは諦め、後退しつつ海岸沿いに防衛線をひく作戦で行こう。
そう言えば史実でもそんな展開だったような・・・(汗)


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