2005年2月2日
EWE バルジ大作戦
掲示板でのリクエストにしたがって(笑)、エポックのバルジ大作戦のプレイ記録を紹介する。
EWEとは、エポックが発売していた初心者向けの手軽なウォーゲームシリーズで、金属製のマップに磁石入りのユニットを使い、電子装置による戦闘結果(笑)という子供心を刺激する要素まで含んだ懐の深いシリーズである。
ちなみにレック・カンパニーは関係ないらしい(笑)。
ルールは実にシンプルな作戦級で、マストアタックのスタック無し。
初期配置はジークフリード線を境に自由配置になっているのだが、ゲームになれない内は箱の裏にある配置例通りにせよと書かれていたので、その通りにする。
確か前に2〜3回はやったことがあるのだが、もう完璧に忘れているのだ。
なにしろ電池が液漏れしていて、わざわざ買いに行ったくらいである(笑)。
ドイツ軍歩兵ユニットが1個足らなかったので、予備ゴマを使用している。
勝利条件は、ドイツ軍がマップの北と西にある突破ヘックス(はみ出してる黄色いヘックス)から3ユニット突破、または5ターン終了時に勝利ポイントの多い方の勝利となる。
要するにドイツ軍は史実通りマップ外の北西にあるアントワープを目指せばいいわけだ。
ちなみにユニットに書いてあるのは戦闘力で、移動は両軍とも移動力は歩兵が4。戦車部隊が5である。
●1ターン
ドイツ軍ターン
初期配置では連合軍のユニットは少ないが、この後ぞくぞくと現れる。しかも東以外のどこから現れるか分からないのでたちが悪い。
配置をよく見て、作戦を決定。
全軍北に集中して突破する!なんか史実と違うような気もするが(笑)。
攻撃結果は、北が引き分け、南は敵殲滅。
この引き分けは痛い。大きく勝敗を左右する戦いである。
またこの戦闘で、このゲームの戦闘結果表の特徴に気付いた。
恐ろしくオーバーキルに出来ている。
しかし気付いただけで、それの対策を考えなかったのがこの後大きく響くのであった・・・。
連合軍ターン
ミュール川を無視してくるとは非常識なドイツ軍である。
こっちも北方へ移動し、守備を固める。
早速増援も3ユニット到着。
ついでに攻撃した2箇所の戦闘は大成功で、敵の戦車部隊を2ユニット殲滅した。
●2ターン
ドイツ軍ターン
バルジ大作戦なのに、序盤からバルジも作れずに返り討ちにあっている(汗)。
どうも全面的に攻めた方がよかったらしい。
最初の戦闘の時に戦闘結果表がオーバーキルだと書いたが、このゲームでは包囲はあまり必要ない。なにしろ戦力比2:1で50%の確率で敵を殲滅できるのだ(汗)。
仕方がないので、増援の2ユニットを中心に、南回りで突破地点を目指す部隊も編成することにした。少しでも敵を分散させないと、勝ち目がない。
戦闘では敵2部隊を殲滅。
しかしまだ敵陣深くに入った部隊はない。
連合軍ターン
南を突破しようとしていた敵戦車部隊は、増援の2ユニットが守備に回った。
サンヴィットから後退するのは少し残念だったが(都市占領はドイツ軍の勝利ポイントに加算される)、戦線から突出してはなにもならない。
戦線を構築しつつ、北では敵戦車部隊を殲滅。
ドイツの反攻作戦はこんな程度か(笑)?
●3ターン
ドイツ軍ターン
とにかく2:1の戦力比で攻めまくる。それしかない(笑)。
結果は敵3ユニットを殲滅。
中央に大穴が開いた。これで南の攻撃も成功していれば言うこと無かったのだが。
連合軍ターン
被害は大きかったが、後退しつつ防御線をはる戦力は残っていた。
また5ユニットの増援が到着し、バックアップも万全に。
もはや勝利は目前か?
●4ターン
ドイツ軍ターン
どうも突破は難しそうだ。
こうなったら敵を攻撃して攻撃して攻撃して勝利ポイントを稼ぐのみ(汗)!
結果敵3ユニットを殲滅。
しかしやはり戦線は崩れそうにない。
連合軍ターン
防御線は張り直したが、どうも被害が大きすぎるような気がする。
なにしろ敵を殲滅しやすいゲームバランス・・・防御だけでは駄目かも(汗)。
●5ターン
ドイツ軍ターン
もう最終ターンか。
とにかく攻撃をしかけるだけ。
結果は敵3ユニット殲滅。
連合軍ターン
もはや防御線を張る必要はないが、それにしても残り5ユニットしかいないというのはどう考えても被害が大きすぎる(汗)。
なんとか一部で反撃させ、敵戦車部隊を殲滅したが、勝利ポイントで負けたかな???
勝利ポイント
ドイツ軍
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突破(0ユニット) |
0
|
都市占領(1箇所) |
3
|
敵殲滅(12ユニット) |
12
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合計 |
15
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連合軍
|
敵戦車殲滅(4ユニット) |
12
|
敵歩兵殲滅(0ユニット) |
0
|
合計 |
12
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予想通りドイツ軍の勝利だったが、意外なことに僅差である(笑)。
やはり基本的にはドイツ軍は突破しないと勝てないゲームなのだろう。
今回のように連合軍が戦闘結果表の影響を考慮せずに防御に徹したりしない限りは(汗)。
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