2005年2月16日
パンドラ号の遭難

 タクテクスの付録ゲーム。元はSPIのゲームである。
生物調査船パンドラ号は12の星系を巡って様々な生物を捕獲したが、ある惑星で事故にあって遭難してしまう。
生き残った乗組員は、なんとかパンドラ号の機能を回復させようとするが、船内には捕獲ポッドから解き放たれた様々な生物が闊歩していた・・・。
 というわけで、1〜5人のプレイヤーが生き残った乗組員となって船内(時には船外も)をうろつき回るゲームである。
今回も勿論例によってソロプレイで、乗組員一人だけが生き残っていたということでプレイしてみた。

 初期配置
 まず船内の各ポッドを裏返しにして配置する。なぜか乗組員はどこがどういうポッドなのか忘れてしまっているのだ(笑)。
 使用するキャラクターは、ランダムに決めて、地表調査担当官ブルント・スクラーリングとなった。
彼の各能力をサイコロを振って決定。
攻撃力(4)防御力(8)修理能力(1)重量(4)運搬能力(3)移動力(6)
防御力が高いのは助かる。
更に彼の初期配置をランダムに決定。
Cデッキ(パンドラ号にはA〜Cの3つのデッキがある)の2番ポッド内であった。

 発見チェック
 まず自分のいる場所になにがあるかを確認する。
ポッドは標本生物ポッドだった。
更になにか落ちていないかサイコロを振ってチェック。
ここにはロボットの修理に使うロボットキット、生物に麻痺攻撃が行える麻痺棒が落ちていた(ランダムで決定される)。
結構ついてるでないの♪

 移動フェイズ
 とりあえず移動は行わず、このポッドから出た先の通路(チューブ25)を窓から見てみた。
サイの目は5。なにもいないようだ。

 反応フェイズ
 反応をするべき生物やロボットが見つかっていないので、なにも無し。

 獲得フェイズ
 もちろん落ちていた道具を手に入れる・・・と言いたいところだが、ロボットキットは重すぎて持てなかった(汗)。仕方なく麻痺棒を手にする。
ちゃんと機能するかチェックすると、残念なことに壊れていて使い物にならなかった(サイの目5)ので捨てた。

 装備フェイズ
 ロボットキットを使おうにもロボットがいない。

 麻痺回復フェイズ
 誰も麻痺していない。

 機能喪失フェイズ
 パンドラ号の状態自体が分からないので、喪失もなにも無し。

 以上で1ターンが終了である。今後もこの手順で進めてゆくことになる。

 ブルントはチューブに出て、向かいのポッド5内を覗いてみた。
そこはパワーポッドだった。
もしパワーポッドが壊れていたら致命的である。背筋に冷たいものを感じながら、よく見てみたが、どうやら正常に機能しているようだった(状態7)。
そこには他になにも無いようだったので、隣のチューブ14を覗いてみた。
 チューブ14にもなにもなかったので、中に入って、ポッド4の中を覗いてみた。

 ポッド4はコンピューターポッドだった。
幸いコンピュータも正常に機能しているらしい。これで少なくともパンドラ号の機能回復の可能性ができた。
コンピューターポッドにも他にはなにも無かったので、突き当たりのポッド7を覗いてみる。

 ポッド7はナビゲーションポッドだった。
しかしパッと見で大きなダメージを負っているのが分かった。機能停止までは達していないようだが、明らかに修理の必要がある。
そしてそこには装甲ロボットがおり、麻痺ガンが落ちていた。
 ロボットの状態はいつ確認すればいいのだろうか?装備と同じく獲得フェイズしか確認出来ないとすると、そのロボットが凶暴化していた場合非常に危険である。
しかしルールブックには特に記述はないようなので、仕方なくそれに従うことにした。
 ポッド7に入る前に、残ったポッド1を覗いてみた。
ポッド1は標本生物捕獲ポッド2だった。 他にはなにもない。
武器でも落ちていないかと期待したのだが、仕方がない。
とにかくナビゲーションポッドを修理しなければならないので、ポッド7に入ることにした。

 ポッド7に入った。
ここでロボットが凶暴化している場合は襲いかかってくる可能性があるので、ロボットの状態を確認する。
装甲ロボットは損傷は受けているものの、凶暴化はしていないようだった。
ほっと一息(汗)。
このロボットを使いたいところだが、コントロールするためにはリモート・コントロール・ポッドを発見しなければならない。
 今度は麻痺ガンを確認する。
麻痺ガンは損傷を受けていたが、使用は可能だった。しかしいつ壊れるか分からないので、出来れば修理しておきたいところであるが、残念ながらブルントの修理能力は最低の1である。道具を見つけてからでないと壊してしまう可能性の方が高い(汗)。
仕方がないのでとりあえず麻痺ガンを拾っておく。
同じ理由でナビゲーションポッドの修理も諦めた。

 チューブ25に戻ってまだ行っていないチューブ36を覗いてみた。
ここで初めて動くものを発見した。標本生物のマザーである。 床にはコンピュータ司令装置と、スキャナーが転がっていた。
装具はどちらも必要だし、どちらにしてもこの先のチューブをぬけないと、どこへも行けない。
マザーはこちらに気付いた。体当たり攻撃をしかけようとしているが、区画が違う。
こういう場合どうすればいいのかルールブックに載ってないぞ(汗)。
 仕方ないのでオリジナルルールを考える。
「通常の攻撃の場合は移動してくるが、体当たり攻撃の場合はエアロックが開かない。」
ということにした(笑)。
 しかしとにかく中に入らなくてはならない(汗)。
チューブ36に入った。
マザーの反応チェックをやりなおす。
やっぱり体当たり攻撃だった(笑)。
 マザーの攻撃力は9。体当たり攻撃で倍になって18(汗)。ブルントの防御力は8。
ブルントは吹っ飛ばされて2のダメージを受けた。
同時にブルントも反撃。マザーが通常攻撃ならばダメージは与えられないが、体当たりなので防御力が1/2になっており、なんとか相手になる。
防御力1/2は切り上げとも切り捨てとも書かれていないので、切り上げに決定。
なんとか1ダメージを与えた。
続く装備フェイズでブルントは麻痺ガンを発射。
また体当たりで吹っ飛ばされ(ダメージ3)ながらも、マザーを麻痺させるのに成功した。
ブルントの残り体力はわずか1である(汗)。
そして麻痺ガンは予想通り壊れてしまった(泣)。

 泣けてくることに、装備フェイズの次が麻痺回復フェイズである(汗)。
サイコロを振ってみると、見事マザーは麻痺から回復した(笑)。

 よろよろとチューブ25から逃げ出すブルント。マザーが追いかけようとするが、ブルントの移動力の方が大きかった(戦闘中にも離脱可能というルールでプレイ)。

 これからどうすればいいのか(汗)?
どう考えてもマザーと戦って勝ち目はない。しかし行き場はあそこしかない。
そんなことを考えている間にもマザーがエアロックを開けてこっちに入ってくるかもしれない。
う〜んう〜ん・・・・・・・・・・・

 と、いうわけで、今回のゲームは終わり(笑)。
どうもルールに未整理な部分が多く、疑問に感じるところが多かった。
ルールブックを見直して、少し手直ししてやる必要がありそうである。


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